カテゴリー:環境

太陽光発電2016年末までの記録

貞昌院では平成15年11月から約5Kw、今年(平成28年)1月から約5Kw、合計約10Kwの太陽光発電設備を運用しています。

運用から13年経過し、平成28(2016)年末までの発電実績データを更新しました。
(クリックすると拡大します)

20161229-01

 

発電倍額買取制度が運用されてから、日照時間の多い夏季は電気料金(グラフの黄色丸)がマイナス(黒字)になっておりますが、今年1月から発電容量を倍増したため、余剰電力が増え、貞昌院で使用する電力量の倍以上の電気を生み出しています。


上のグラフから今年の分の電気料金を切り出してみました。

20161229-02

1年のうち、5月が一番太陽光発電量が多くなる時期ですので、電気の基本料金を加味しても毎月4万円以上のマイナス(黒字)となっています。
このように貞昌院としては発電電力が消費電力を上回る、ゼロエミッション寺院としてのエネルギー収支が定着するようになりました。

太陽光発電については、運用から13年を超えておりますが、きわめて順調に推移しております。
 
20070809-0220160128-02_2
(左)平成15年より運用 (右)平成28年より運用

 


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ゼロエミッションから創エネルギー寺院へ
本日より太陽光発電設備(追加設備)運用
太陽光発電2015年前半までの記録

投稿者: kameno 日時: 1:05 AM | | コメント (0)

太陽光発電運用状況

貞昌院では平成15年11月から約5Kw、今年(平成28年)1月から約5Kw、合計約10Kwの太陽光発電設備を運用しています。

これまでの発電実績データを更新しました。
(クリックすると拡大します)

20160612-01

 

5年前に発電倍額買取制度が運用されてから、日照時間の多い夏季は電気料金(グラフの黄色丸)がマイナス(黒字)になっておりますが、今年1月から発電容量を倍増したため、余剰電力が増え、貞昌院で使用する電力量の倍以上の電気を生み出しています。
1年のうち、5月、6月が一番太陽光発電量が多くなる時期ですので、電気の基本料金を加味しても毎月2万円以上のマイナス(黒字)となっています。

太陽光発電については、運用から13年目に入っておりますが、きわめて順調に推移しております。
 
20070809-0220160128-02_2
(左)平成15年より運用 (右)平成28年より運用

 


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ゼロエミッションから創エネルギー寺院へ
本日より太陽光発電設備(追加設備)運用
太陽光発電2015年前半までの記録

投稿者: kameno 日時: 6:56 PM | | コメント (0)

ゼロエミッションから創エネルギー寺院へ

貞昌院では平成15年11月から約5Kw、今年(平成28年)1月から約5Kw、合計約10Kwの太陽光発電設備を運用しています。

20070809-0220160128-02_2
(左)平成15年より運用 (右)平成28年より運用

 

最新の検針票が本日届きました。

結果は
○電力使用量 364Kwh ,電気料金 15,440円(下図のオレンジ色の部分)
○売電電力量 742Kwh ,売電料金 35,616円(下図の水色の部分)

昼間は余剰電力を売電、夜間は太陽光発電が無いので、東京電力より買電していますが、発電施設を拡張して初めての春になりましたが、電力量、料金ともに売電側が大きく超える様になりました。
最新の検針票によると、電気料金は2万円程の黒字となっています。

20120730-03

 

20160427-02

20160427-01

 

このように、発電設備は順調に運用を続けています。

投稿者: kameno 日時: 4:21 PM | | コメント (0)

本日より太陽光発電設備(追加設備)運用

先週設置工事を行った貞昌院太陽光発電設備(追加設備)が完工し、本日東京電力の連携系統確認が終わりました。

ということで、本日より太陽光発電設備の運用が始まります。

平成15年11月より運用 5.544KW
平成28年01月より運用 4.455Kw
--------------------------------------
合計 10KW 未満の規模です。

(10KW未満にする意味は、単価48円の倍額買取が適用される範囲内ということです)

20160128-02

運転開始、午前10時の時点でこれまでの設備、今回の設備ともに3KW以上発電しています。
冬のまだ太陽が低い位置にある条件ですが、順調のようです。

20160128-03

 

貞昌院の太陽光発電設備に係わる大まかな収支を記載します。
平成15年に設置した設備は合計約400万円のうち半額補助をいただいておりますので、負担額は200万円弱。
年間6000Kwhの発電をコンスタントに行っていますので、電力単価を掛けて大まかな収支をグラフ化しました。

20160128-01


今回は補助金なしですが、設置単価はだいぶ低くなりました。
向こう5年間は倍額買取が適用されますので、収支バランスはかなり早い段階でプラスになる予想です。

投稿者: kameno 日時: 12:24 PM | | コメント (0)

太陽光発電設備追加工事

貞昌院では12年前の 2003年11月より 5.544Kwの太陽光発電設備を運用しています。

設置工事の様子はこちら http://teishoin.net/solor/05.html

発電した余剰電力は東京電力に1Kwh単価48円という倍額単価で買い取っていただいていますが、その枠が10kwまであるため、このたび客殿の屋上に4Kwほどの発電設備を追加することにしました。
これにより倍額買取り限度額一杯での運用が可能となります。
(なお、12年前に設置した太陽光発電設備の設備投資額は、すでに売電金額で回収できています)


ということで、今日はまだ雪が屋根に残る中ではありますが、設備工事が行われました。

客殿屋根の陸屋根には防水シートがありますので、防水層に影響が無いよう、シンプルな架台を選択しています。
コンクリート平板をゴム足を噛まして並べていくだけです。

20160119-01

その上にレールを井桁状に固定して

20160119-02

太陽光発電パネルを並べていきます。

20160119-03

パネルの傾斜は10度です。
パネルの設置までは1日で終了しました。

残り配線とパワーコンディショナーの設置工事を行って完工となります。

投稿者: kameno 日時: 11:26 PM | | コメント (0)

国産杉塔婆

七月盆を迎えました。
暑い日が続き、全国的に猛暑日になった所も多かったようです。

お盆の棚経につきましては、お伺いする檀家さんへは日時をお知らせしておりますので、よろしくお願い致します。
また、7月26日の大施餓鬼会(おせがき)の卒塔婆(そとうば)の申込みも現在受付けております。まだお申し込みで無い方は、なるべく早めに戴けると助かります。

 

さて、貞昌院では卒塔婆を外国産のものと国産のものを使っておりますが、今後は徐々に国産の割合を増やしていく予定です。
国産の塔婆は主として東京都多摩地区の杉材を材料としております。

20150713-01

このように、やや赤みがかかった模様が付くことが多いのですが、文字を書けばあまり気にならないと思います。 

日本の森林を守り、林業を元気にすることに少しでも貢献できる国産杉塔婆へのご理解をお願いいたします。
※現在、日本で流通している卒塔婆の9割以上は外国産(北米・中国など)からの輸入木材が使われています。


なお、古い卒塔婆につきましては、墓地入口のゴミ置き場に置いていただければ、後日回収され木材チップとなり、肥料や紙パルプへと生まれ変わります。

まだまだ数日は暑い日が続きそうです。
熱中症には十分に留意したいものです。


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投稿者: kameno 日時: 1:06 AM | | コメント (0)

太陽光発電2015年前半までの記録

貞昌院では、「可能な限りエネルギーを生産し」「不要なゴミを排出しない」ことを目標に掲げ、その一つとして2003年(平成15年)より太陽光発電設備を運用しています。
その実績値を定期的に当ブログ記事にて纏めて精査しています。
発電開始から11年半を経過した今も発電量は順調に推移しています。
それに併せて省エネルギーへの取り組みを進めた結果、太陽光発電設備の発電量と、消費電力量がほぼ拮抗するようになりました。

2015年の半分が過ぎたところで恒例となりました太陽光発電電力量の集約を行ないました。

20150706-01

 

グラフ中「黄色●」は、「買入ー売電」料金であり、実質貞昌院の電気代として負担している金額です。
ここ数年、日照時間が長い月(5月など)はマイナス(黒字)となっています。
東電へ売却する余剰電力量の売電単価がkwhあたり24円⇒48円に、倍額買取になったことが理由の一つです。 

これからも定期的に推移を精査していきます。

投稿者: kameno 日時: 11:29 PM | | コメント (0)

芝生駐車場1年2か月目

貞昌院参詣者用駐車場の一部を芝生駐車場にしてから1年2か月が経過しました。
特に土日は多くの方がこの区画を利用されますが、特に芝生の擦れなども無く、順調に生育しています。
秋も深まり、だいぶ黄色くなってきました。
20141103-02
↑2014年11月2日

 

20140717-01
↑2014年7月17日

20140520-02
↑2014年5月20日


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↑2013年9月10日(施工時)

芝生駐車場区画にはグラスミックスという「耐圧基盤土壌」路盤材を敷いています。
これにより、車両が上に乗っても芝生の根の部分の空気層が失われず、圧密沈下を起こさないようになっています。

 

芝生駐車場のメリットとしては
●環境にやさしい
・吸音効果
・夏季の気温低減(ヒートアイランド低減)
・1㎥当たり保水性60リットル、雨水浸透能力1㎡たり50リットルが期待できる。

●心理的効果
・屋外で遊ぶ機会が増える(体育活動の活発化)
・心身への影響 登校拒否の減少、ストレス発散
・怪我の防止・減少
・光反射の減少

 

というものですが、特に今年はゲリラ豪雨が多かったため、雨水一時貯留の意味合いが大きかったと感じます。

 

 


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芝生駐車場その後
駐車場整備工事(完工編)

芝生養生中

投稿者: kameno 日時: 8:57 AM | | コメント (0)

太陽光発電11年目の記録

貞昌院では、「可能な限りエネルギーを生産し」「不要なゴミを排出しない」ことを目標に掲げ、その一つとして2003年(平成15年)より太陽光発電設備を運用しています。
その実績値を定期的に当ブログ記事にて纏めて精査しています。
発電開始から満11年を経過した今も発電量は順調に推移しています。
それに併せて省エネルギーへの取り組みを進めた結果、太陽光発電設備の発電量と、消費電力量がほぼ拮抗するようになりました。

11年目に入った太陽光発電設備の月ごとの発電電力量をグラフ化しました。
(わかりやすくするために、今年を青で着色しています)

20141102-02


今年は前半、特に3月から6月にかけて例年に比べて発電量が多かったようです。
また、7月以降もこれまでと同等の発電量をキープしています。
システム自体は11年間何の不調もなく運転を続けています。

10月は日本列島を縦断する台風が続き、またゲリラ降雨のような土砂降りもありましたが、発電量の低下は見られませんでした。
発電パネルは、自然降雨によりパネルの汚れが洗い流され、綺麗になります。
降雨後の晴天の日は発電量がぐんと伸びるのはそのためです。
メンテナンスが不要ということは有難いことです。

 

恒例となりました太陽光発電電力量の集約を行ないました。

20141102-01

グラフ中「黄色●」は、「買入ー売電」料金であり、実質貞昌院の電気代として負担している金額です。
ここ数年、夏場の日照時間が長い月にはマイナス(黒字)となっています。
これは、グラフ中に記載しているとおり、東電へ売却する余剰電力量の売電単価がkwhあたり24円⇒48円に、倍額買取になったことが理由です。 

今年も残すところあと2か月。
これからも定期的に推移を精査していきます。

投稿者: kameno 日時: 10:21 AM | | コメント (0)

グリーンカーテン2014

夏の刺さるような日差しを和らげてくれるグリーンカーテン。
貞昌院でも様々な植物を利用しています。
客間には、藤棚が活躍してくれています。

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台所とベランダはゴーヤ。
これに加えて、昨年からパッションフルーツが加わりました。

20140823-01

パッションフルーツは多年草なので、どんどん大きくなっています。
丈夫で手間いらずなのも魅力的の一つですね。


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投稿者: kameno 日時: 8:36 PM | | コメント (0)

芝生駐車場経過報告

関東地方では梅雨明けが発表され、本格的な夏を迎えました。

思い返せば、去年の夏は異常なほど暑かったですね。
特に8月12日には、高知県四万十市で国内観測史上最高の41.0度を観測しました。

貞昌院では、ヒートアイランド現象の低減に向けて、駐車場整備工事に合わせて芝生駐車場の区画を新たに設置しました。

↓現在の様子です。
20140717-02

芝生駐車場に当っては、大きく2つの工夫をしています。

(1)駐車場区画は通常奥行きが5メートルですが、うち芝生区画部分を4メートルとして、1メートルアスファルトの部分を設けました。

駐車の際の切り返しによる芝の擦切れや、駐車時の前面タイヤの荷重の影響を無くすことを目的としています。

(2)芝生駐車場には、メッシュ状のプラスチック保護材を用いることが多いのですが、貞昌院ではこれを用いず「耐圧基盤土壌」を敷き詰め、その上に芝を張りました。

メンテナンスの容易さや、全面に芝が張られた状態が維持できることが理由です。

芝生駐車場設置から約一年が経過しようとしておりますが、以上2点の効果があってか美しい芝生を保持しています。
特に春先からの生育はとても旺盛です。

20140717-01

 


駐車場は、コンクリートやアスファルト、砂利等のものがほとんどです。

しかし、コンクリート、アスファルトの場合には太陽熱の40%が反射、50%が舗装路面に蓄積されます。
地面が土の場合は、太陽熱の30%が反射し、30%は地中に蓄積されます。

さらに、その土の表面を芝生などの植物で覆うと、太陽熱の反射は20%、地面への熱の蓄積は5%と、大幅に下げる事ができます。
地上気象観測法で芝草の上で気温を観測することを規定しているのは、反射熱、蓄積熱の影響を最小限にするためです。

また、植物には、気孔からの蒸散作用により、地中の水分を空気中に水蒸気として放出し、気温を下げる効果もあります。

芝生駐車場のメリットとしては
●環境にやさしい
・吸音効果
・夏季の気温低減(ヒートアイランド低減)
・1㎥当たり保水性60リットル、雨水浸透能力1㎡たり50リットルが期待できる。

●心理的効果
・屋外で遊ぶ機会が増える(体育活動の活発化)
・心身への影響 登校拒否の減少、ストレス発散
・怪我の防止・減少
・光反射の減少

などなどが挙げられます。
芝生の生育状況については今後も経過を見ていきます。


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芝生駐車場その後

駐車場整備工事(完工編)

芝生養生中

投稿者: kameno 日時: 11:49 AM | | コメント (0)

ゼロ・エミッション寺院へ-太陽光発電設備11年目の夏

昨日のブログ記事の続きです。

日本のエネルギーのほとんど全て化石燃料に頼らざるを得ない状況にある今こそ、エネルギーの消費者一人ひとりが「エネルギー資源が何処からやってくるのか」を知り、エネルギーを大切に使うことを心がけることが求められています。


貞昌院では、「可能な限りエネルギーを生産し」「不要なゴミを排出しない」ことを目標に掲げ、その一つとして平成15年より太陽光発電設備を運用しています。
その実績値を定期的に当ブログ記事にて纏めて精査しています。

発電開始から11年経過した今も発電量は順調に推移しています。
それに併せて省エネルギーへの取り組みを進めた結果、太陽光発電設備の発電量と、消費電力量がほぼ拮抗するようになりました。

20140627-04

貞昌院の電力収支グラフの推移を見ると、特に春から夏に掛けて買入電力量と発電電力量が逆転している事がわかります。
太陽光発電は太陽が出ていない夜間は発電しませんから、その間は電力会社から電力を買い入れることとなります。
逆に、昼間は太陽光発電力が消費電力を上回り、余剰電力を売電することが出来るのです。

その様子は下のようになります。
20120730-03

買入電力量(オレンジ色の部分)と売電電力量(水色の部分)が同じ面積になった場合、仮に余剰電力を蓄電して夜間に使用することができれば完全に電力の自給自足ができることになります。
しかし、現実には電力を蓄えることは難しいので、電力会社との連携系統として必要なときに買入れ、余剰を売るという契約が主流となっています。
(余剰電力の発生時刻は電力需要が高い時刻と一致するので、ピーク電力の低減に寄与することができます)

 

11年目に入った太陽光発電設備の月ごとの発電電力量をグラフ化しました。
(わかりやすくするために、今年を青で着色しています)

20140627-03

3月から6月にかけて例年に比べて発電量が多いですね。
昨年の夏は、四国の四万十市で最高気温が更新されるなど、日本全体が猛暑に見舞われました。
太陽光発電の実績を見ると、今年の春から初夏にかけての発電量の多さが目立ちます。
発電量は日射量に概ね比例しますから、日射の多い初夏であったことがグラフから読み取れます。

昨年は夏の暑さも厳しかったですし、台風による水害も多かった年でした。 
日射量の変動を見ると、どうやら今年の夏も暑そうです。

恒例となりました太陽光発電電力量の集約を行ないました。

20140627-01

グラフ中「黄色●」は、「買入ー売電」料金であり、実質貞昌院の電気代として負担している金額です。
ここ数年、夏場の日照時間が長い月にはマイナス(黒字)となっています。
これは、グラフ中に記載しているとおり、東電へ売却する余剰電力量の売電単価がkwhあたり24円⇒48円に、倍額買取になったことが理由です。 

 

 

最後に、東京電力でんき家計簿のグラフです。

20140627-02

今年も省電力につとめた成果が現れ、昨年に比べて電力使用量が低めに推移しています。 

 

今年の後半以も定期的に推移を精査していきます。

投稿者: kameno 日時: 7:34 PM | | コメント (0)

オオキンケイギクに注意

貞昌院境内墓地の一角にあざやかな黄色い菊が咲いていました。
20140523-01

とても美しい花ではありますが、この菊は特定外来種に指定されており、旺盛な繁殖力により固有の生態系に多大なる影響をあたえることが懸念されています。

環境省のホームページに詳細が掲載されています
もしも見かけたら、結実する前のこの時期に根っこから引き抜いて天日で数日置いておくことが有効です。


和名 オオキンケイギク
科名 キク(Compositae)
学名 Coreopsis lanceolata
英語名Lanceleaf tickseed
原産地北アメリカ(ミシガン~フロリダ、ニューメキシコ)原産である
特徴 キク科の多年生草本で、高さは0.3~0.7m程度である。温帯に分布する。路傍、河川敷、線路際、海岸などに生育する。
開花期は5~7月。頭状花。虫媒花。痩果をつける。
ホソバオオキンケイギク、アラゲオオキンケイギクを区別する文献もある。
定着実績1880年代観賞用、緑化用に導入。全国的に逸出している。
被害状況
  ■生態系に関わる被害
  • 天竜奥三河国定公園にある天竜川では、1976年に確認されたオオキンケイギクが最近急速に分布を広げ、代表的な帰化植物としてお花畑を形成し、上流のほぼ全域でみられるようになった。それとともに長野県固有のツツザキヤマジノギクや、カワラニガナ、ツメレンゲ、カワラサイコなどの河川敷固有の植物が減少または消失している。さらにタコノアシやミクリなどの貴重な植物への影響も懸念されている。
  • 岐阜県木曽川でオオキンケイギク等の外来植物を選択的に除去したところ、カワラヨモギ、カワラマツバ、カワラサイコ等の河原に固有の在来種が回復したことから、在来植物の衰退の主要な原因の一つは、外来植物の侵入であることが示された。
  • 長野県南箕輪村の半自然草地の調査では、オオキンケイギクが優占する群落では一年生草本が少なくなっており、オオキンケイギクによる下層の光環境の悪化が考えられた。
  • 強靱な性質のため全国的に野生化し、河川敷や道路にしばしば大群落をつくっており、在来生態系への影響が危惧されている。
備考
八重咲きの矮生種がふえ、鉢植えや花壇に利用されていた。
強健で冬期のグラウンドカバー効果が高く、花枯姿が汚くないなどの理由で、ワイルドフラワー緑化で最も多く使われたものの一つである。道路の法面緑化等に近年大量に使用されるようになった。緑化用のポット苗としての生産・流通があった。
増えすぎを防ぐためには、梅雨時に刈り払いを行い、結実を防ぐことが必要である。
河川の土手等に黄色い花を一斉に開花することから、地域の住民に親しまれている場合がある。

この他にも特定外来種は何種類もあります。
http://www.env.go.jp/nature/intro/1outline/

 

外来生物被害予防三原則

~侵略的な外来生物(海外起源の外来種)による被害を予防するために
1.入れない ~悪影響を及ぼすかもしれない外来生物をむやみに日本に入れない
2.捨てない ~飼っている外来生物を野外に捨てない
3.拡げない ~野外にすでにいる外来生物は他地域に拡げない


普段から関心を持って生物たちと向き合う必要がありますね。

投稿者: kameno 日時: 3:01 PM | | コメント (0)

ワンウェイ型カーシェアリング「チョイモビ」

最近、横浜の中心部でこのようなかわいい車を見かけたことはありませんか?

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このかわいい車は超小型の電気自動車「NISSAN New Mobility CONCEPT」です。
高齢者や単身者世帯の増加といった社会背景や、乗用車の近距離移動・少人数乗車の使用実態に着目した、持続可能かつ効率的で使い勝手のよい移動手段を実現させるため開発されました。
そのスペックは

● 定員:2名
● 全長×全幅×全高:2340mm×1230mm×1450mm
● 車重:500kg
● 最高速度:約80km/h
● 航続可能距離:約100km

といったもので、ちょっとした普段使いとしては充分なスペックといえましょう。

 

昨年10月から、横浜市と日産自動車が社会実験として、横浜市中心部とみなとみらい地区を中心に、ワンウェイ型カーシェアリングを始めました。
カーシェアリングの拠点は、今のところこのような感じです。

20140202-01

 

ワンウェイ型カーシェアリングの良い所は、普通のカーシェアリングと違って、乗車場所と返却場所が自由に選べるということです。
さらに、スマートフォンで、その場で近い場所の車を選ぶことができ、無人で貸出→返却が可能なため、まさに思い立った時に好きなだけ気軽に借りることができるのが特徴です。
料金は 1分間20円(保険料、電気代込み)。
気軽に乗れる料金設定も良いですね。
ただし、制約事項もあって、横浜市外には出ることができず、また高速道路は走ることができません。


乗車定員は2人。
横に乗るのではなく、前後に一人づつ乗る形となります。

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乗車すると、ゴーカートのような運転感覚。
でもとても静かですので、人の近くを通るときは警告音を鳴らしながら走ることを推奨されます。
注目度は大きいですね。
みんな振り返っていきます。
(※乗車中の撮影は厳禁なので、動き出す前に撮影しています)

20140202-02

なお、運転のためには1時間ほどの講習を受けて、「鍵」の代わりになるカードの交付を受ける必要があります。
このカードをかざして、初めて電源が入るのです。

20140202-08

 

 

「チョイモビ」のコンセプトは、次の映像をご覧いただければわかると思います。

(ワンウェイ型カーシェアリング 2013年10月11日、超小 NISSAN New Mobility CONCEPT )

 

今のところ、チョイモビ会員は、4,000人ほど、車両は50台ほどだそうです。
社会実験の動向次第では、さらに拡充が図られることでしょう。

なかなか面白い取り組みですね。



チョイモビ公式サイト
投稿者: kameno 日時: 9:11 PM | | コメント (0)

2013年太陽光発電の総括

貞昌院では平成15年より太陽光発電設備を運用しており、定期的に太陽光発電の実績値を纏めて精査しています。
毎年年末恒例となりました太陽光発電電力量の集約を行ないました。

2013年までの実績値です。

20131227-02
(註)東京電力による電力量の検針日は26または27日です。

グラフ中「黄色●」は、「買入ー売電」料金であり、実質貞昌院の電気代として負担している金額です。
ここ数年、夏場の日照時間が長い月にはマイナス(黒字)となっています。
これは、グラフ中に記載しているとおり、東電へ売却する余剰電力量の売電単価がkwhあたり24円⇒48円に、倍額買取になったことが理由です。 

次に、月ごとの太陽光発電パネルの生み出す発電電力量をグラフにしてみました。
(上図の緑色棒グラフ部分のみをグラフ化したものです)

20131227-01

今年の夏は、四国の四万十市で最高気温が更新されるなど、日本全体が猛暑に見舞われました。
太陽光発電の実績を見ると、今年の春から初夏にかけての発電量の多さが目立ちます。
発電量は日射量に概ね比例しますから、日射の多い初夏であったことがグラフから読み取れます。

夏の暑さも厳しかったですし、台風による水害も多かった年でした。 
熱帯化の進行が懸念されます。

 

なお、今月末までに、発電した電力量の総量は 59,340Kwh となりました。
単価24円/Kwh換算で 1,424,160円分、
単価48円/Kwh換算で 2,848,320円分の経済効果を生み出したことになります。

 

太陽光発電パネル設置から10年間の年間発電量の推移がこちらです。

20131227-04

太陽光発電設備の耐用年数は、発電パネルは30年、パワーコンディショナは10~20年とも言われています。
今のところ、設備の劣化は認められません。
メンテナンスに負担がかからないところが、太陽光発電の大きな利点ですね。

 

太陽光発電設備を設置してから、電力消費についても配慮するようになりました。
特に東日本大震災以降は、節電に心がけています。

東京電力のでんき家計簿で昨年の電力使用量と比較すると、昨年よりも、より節電できているようです。

20131227-03

 

 
エネルギーの消費者一人ひとりが、「エネルギー資源が何処からやってくるのか」を知り、エネルギーを大切に使うことを心がけるということは大切なことです。
常に 五観の偈 のこころを忘れないで使いたいものです。

来年以降も定期的に推移を精査していきます。

投稿者: kameno 日時: 1:05 AM | | コメント (0)

芝生養生中

今年の夏は暑かったですね。
日本列島全体が熱気に包まれ、特に八月盆直前の8月12日には、高知県四万十市で国内観測史上最高の41.0度を観測しました。
この記録に関して、「芝草を植えて風通しのよい柵で囲む。芝草は時折刈り込み、雑草を取り除き地面の状態を一定に保つように維持する」とする地上気象観測法に則っていないと指摘されています。
つまり、観測されたアメダスの周囲がアスファルト舗装になっていて、それが何らかの影響を与えているのではないか、という「ギワク」です。

 

コンクリートやアスファルト舗装は、太陽熱の40%を反射して周囲の温度を上げ、50%は舗装路面に蓄積されます。
コンクリートやアスファルトに囲まれた都市部がヒートアイランド現象により、猛烈に気温が高くなるのはそのためです。
蓄積された熱は夜に放出され、熱帯夜の原因になります。

-----------------------------------------
このたび整備した貞昌院駐車場には、芝生駐車場の区画を設けました。
新しく貼られた芝生を、現在養生しています。

20130913-01

コンクリート、アスファルトの場合には太陽熱の40%が反射、50%が舗装路面に蓄積されます。
地面が土の場合は、太陽熱の30%が反射し、30%は地中に蓄積されます。

さらに、その土の表面を芝生などの植物で覆うと、太陽熱の反射は20%、地面への熱の蓄積は5%と、大幅に下げる事ができます。
地上気象観測法で芝草の上で気温を観測することを規定しているのは、反射熱、蓄積熱の影響を最小限にするためです。

 

また、植物には、気孔からの蒸散作用により、地中の水分を空気中に水蒸気として放出し、気温を下げる効果もあります。

芝生駐車場のメリットとしては

●環境にやさしい
・吸音効果
・夏季の気温低減(ヒートアイランド低減)
・1㎥当たり保水性60リットル、雨水浸透能力1㎡たり50リットルが期待できる。

●心理的効果
・屋外で遊ぶ機会が増える(体育活動の活発化)
・心身への影響 登校拒否の減少、ストレス発散
・怪我の防止・減少
・光反射の減少


などなどが挙げられます。
その点については今後検証していきたいと考えています。

 


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投稿者: kameno 日時: 12:28 AM | | コメント (0)

暑かった夏の太陽光発電記録

貞昌院太陽光発電設備は、平成15年11月に運用を開始し、運用開始から10年目の年に入っています。

今年の夏は記録的な猛暑が続きました。
これまでの太陽光発電実績値の推移を元に検証してみましょう。
(判りやすくするため、今年2013年のデータは青色にしています)

20130912-04

まずは運用開始から10年間の月別発電量グラフを見てみます。
これまで大きな故障もなく順調に発電を続けていることがよく分かります。
今年は1月から8月にかけて、これまでの年よりも発電量が高めに推移しています。
すなわち、それだけ日照量が多かったということを意味しています。
日照量が多い分、気温が高めに推移する主因となっているといって良いでしょう。

次に、電力会社からの買い入れ電力量の推移です。

20130912-05

2003年11月に太陽光発電を運用しはじめました。
それ以降、買入電力量が大幅に削減されています。
また、2011年3月の東日本大震災により、計画停電など電力需給に大きな影響が出ました。
以降、客殿広間の完全LED化や、庫裏冷蔵庫の更新など節電に向けた取り組みを行ないました。
その成果が上のグラフに如実に現われています。
東京電力から購入している電力量は、今年2013年は例年に比べてかなり低く推移しています。
さらに、今年は太陽光発電量が高めに推移していますので、差し引きの電力コストは大幅に低減しています。

 

逆に、電力会社に売っている電力量(余剰電力量)の推移を見ると、この↓ような感じで推移しています。

20130912-02

 

 

 
最後に、これまでの総括のグラフです。
20130912-01

倍額買取制度の恩恵もあって、グラフ中、黄色丸(電気料金の収支)が黒字になることが当たり前になって来ました。
秋から冬にかけては日照時間が短く、太陽光発電量が少ないことや、照明や暖房に使用する電力量が増えるために黒字にはなりませんが、3月以降、夏の時期は電気基本料金を加算しても黒字を実現できています。

 

貞昌院の太陽光発電設備は運用開始から10年目を迎えましたが、これまで部品交換やメンテナンスなど全く無しでここまで運用してきました。
発電効率の低下も今のところ見られません。

今後も推移を見守っていきます。

投稿者: kameno 日時: 9:33 AM | | コメント (0)

今年のグリーンカーテン

猛暑を少しでも涼しく過ごす工夫として、グリーンカーテンを活用しています。

昨年までの様子はこちら

20130722-03

ゴーヤ、藤、アサガオ、葡萄などをグリーンカーテンとして育てています。
今年も順調に育っています。

今年からは新しい仲間が加わりました。
20130722-04

パッションフルーツです。

日当たりの良い場所(2階南側ベランダ)のグリーンカーテンとして植えました。
ぐんぐん成長しています。

グリーンカーテンは見た目にも涼しくていいですね。

 

境内にはウバユリとヤブカンゾウが咲き始めました。
暑さもこれからが本番です。

20130722-0220130722-01

投稿者: kameno 日時: 10:59 AM | | コメント (0)

廃油回収棚が新しくなりました

貞昌院で天ぷら油などの廃油を回収しています。
皆さまの御協力により、いつも多くの油をお持ちいただき感謝いたします。

廃油回収場所は、貞昌院駐車場の手桶棚です。
このたび、手桶棚を改修し、廃油回収場所が新しく生まれ変わりました。
(場所は変更ありません)

写真は今日の廃油回収場所の様子です。

20130709.jpg



定期的に廃油回収を行っており、油は精製されてバイオディーゼル燃料(軽油)として生まれ変わります。
20100629-01 201100401-04

 
これからも継続的に油の回収を行なっていきますので、不要・使用済み油がありましたら貞昌院までお届けくださいますようお願い致します。

投稿者: kameno 日時: 1:14 PM | | コメント (0)

太陽光発電設備15年保証

貞昌院では平成15年11月より太陽光発電設備を運用しています。
つまり、運用から10年を迎えました。

太陽光発電設備の耐用年数は、部材によって異なり、例えば発電パネルは30年ほど持つといわれています。
おそらく、一番早く寿命を迎えるとしたら、インバーターでしょう。

製造メーカーのシャープでは製品10年保証を5年延長するサービスを開始していましたので、さっそくお願いしました。

延長保証に際し、設備の点検をいただきました。

20130615-02

今のところ、インバーターをはじめ、全ての部材は正常に稼動を続けています。
異常も見つかりませんでした。

ただ、発電パネル裏のコードをとめるケーブルタイが劣化していたので、交換いただきました。

貞昌院の太陽光発電設備は、10年目を迎えてもトラブル無く順調に発電を続けています。
今後も推移を見守っていきたいと考えています。

投稿者: kameno 日時: 9:19 AM | | コメント (0)

太陽光発電運用開始から10年目へ

貞昌院太陽光発電設備は、平成15年11月に運用を開始し、運用開始から10年目の年に入りました。
満開の桜の花が太陽光発電パネルに写り込んでいます。

20130329-01

今年の春は、1月に何度かの降雪があったものの、日照時間はやや多くなりました。
そのために気温も高めに推移し、桜の開花もかなり早まったと考えられます。
※判りやすいように、今年の実績値グラフを青にしています。

運用開始から10年間の月別発電量グラフを見ると、これまで大きな故障もなく順調に発電を続けていることがよく分かります。
やはり、今年の春の発電量は多めですね。

20130329-02

昨年暮れから今年に掛けて、客殿広間の完全LED化や、庫裏冷蔵庫の更新などを行ないました。
その成果が下のグラフに如実に現われています。
東京電力から購入している電力量は、今年は例年に比べてかなり低く推移しています。
さらに、今年は太陽光発電量が高めに推移していますので、差し引きの電力コストは大幅に低減しました。

20130329-03

 

これまでの総括のグラフです。
倍額買取制度の恩恵もあって、グラフ中、黄色丸(電気料金の収支)が黒字になることが当たり前になって来ました。
秋から冬にかけては日照時間が短く、太陽光発電量が少ないことや、照明や暖房に使用する電力量が増えるために、黒字にはなりませんが、3月を超えると黒字化を実現できます。

 

20130329-04

 


貞昌陰太陽光発電設備が9年間で生み出した電力量は、5万4641KWhとなりました。
電気料金単価を24円/KWh とすると、131万円分の電力を生み出したことになります。


貞昌院の太陽光発電設備は運用開始から10年目を迎えましたが、これまで部品交換やメンテナンスなど全く無しでここまで運用してきました。
発電効率の低下も今のところ見られません。

今後も推移を見守っていきます。

投稿者: kameno 日時: 10:01 AM | | コメント (0)

蛍光灯LED化備忘録

貞昌院の客殿は昭和40年代に建てられました。
照明は蛍光灯が使用されています。
この既設の蛍光灯は、40W × 2灯が16セット設置されていますので、全灯すると 1,280Wの電力を消費することとなります。

この照明をLED化いたしました。
20130125-0120130125-02
松下電工の懐かしいロゴマークが見えます。
製造年は昭和42年と記載されています。
これまでよく使用に耐えてくれました。感謝。


既設の40W2灯が設置されている灯具のうち、1つを撤去し、そこから配線を直結しLED灯具を設置していきます。
もう1つの灯具は配線を切断し、使用しないこととします。

LED直管の消費電力は23Wです。

20130125-03 
(左)23WLED  (右)40W蛍光灯

つまり、従前の 40W蛍光灯 2灯 ⇒ 23W LED 1灯 とした訳です。

20130125-04

工事はどんどん進んでいきます。

20130125-05

それに従い古い蛍光灯灯具・安定器がどんどん取り外されていきます。

20130125-06

工事は無事終了しました。

これまで全灯した場合 1,280Wであった消費電力は、LED化によって 368Wとなりました。

外観・明るさは従来とほとんど変わりません。

 

このように、LED照明は、エネルギー効率が高く、消費電力が低く抑えられるため、二酸化炭素削減、さらに高耐久性による経済性を兼ね備えています。

しかし、蛍光灯をLED化するためには、注意するべき項目があります。
蛍光灯にはグロー式、ラピットスタート、インバーター式という3種類があり、それぞれの方式によってLED化する際に工事の内容が異なってくるということです。
配線直結化などの工事が必要な場合には電気工事士による施工が必要となります。
また、新しく更新するLEDにも様々なタイプがあります。
そのあたりを理解したうえでLED化を検討しないと、節電ごころか最悪の場合、器具そのものを破壊するばかりでなく、火災になる可能性もあります。
充分に留意することが肝要でしょう。

投稿者: kameno 日時: 2:52 AM | | コメント (0)

太陽光発電2012年の総括

ことしもいよいよ1日と少し。
明日は大晦日ですね。

貞昌院では平成15年より太陽光発電設備を運用しており、定期的に太陽光発電の実績値を纏めて精査しています。
2012年、今年最後の総括をしてみます。


20121230-02
(註)東京電力による電力量の検針日は26または27日です。

グラフ中「黄色●」は、「買入ー売電」料金であり、実質貞昌院の電気代として負担している金額です。
ここ数年、夏場の日照時間が長い月にはマイナス(黒字)となっています。
これは、東電へ売却する余剰電力量の売電単価がkwhあたり24円⇒48円に、倍額買取になったことが理由です。 

次に、月ごとの太陽光発電パネルの生み出す発電電力量をグラフにしてみました。
(上図の緑色棒グラフ部分のみをグラフ化したものです)

20121230-01

今年の夏から秋にかけて晴天が続き、日照時間が長かったことが発電量が高い値で推移していることから判ります。
残暑も厳しかったですし、大きな台風もやってきましたね。
熱帯化が進んでいるのでしょうか。

なお、今月末までに、発電した電力量の総量は 53,049Kwh となりました。
単価24円/Kwh換算で 1273,176円分、
単価48円/Kwh換算で 254,6352円分の経済効果を生み出したことになります。

 

前にも書いたことがありますが、自然エネルギーによる発電設備を設置することの意義は単に環境に負荷をかけないシステムであるというだけではなく、環境の変化を感じ取ることができるシステムであるであるというところにあると思います。
水道の蛇口を捻れば水が出る、コンセントにプラグを繋げば当たり前のように電気を利用できるということはどういうことなのか、それぞれのエネルギー資源が何処からやってくるのかを知るということは大切なことです。
電気や水を使う前にも 五観の偈 のこころを忘れないで使いたいものです。

来年以降も定期的に推移を精査していきます。

投稿者: kameno 日時: 7:52 PM | | コメント (0)

太陽光発電設備運用満9年

貞昌院太陽光発電設備は、平成15年11月に運用を開始し、運用開始から9年が経過しました。
今年の8月は、ほとんど雨が降らず、記録的な日照時間となりました。
発電パネルの月毎発電量の推移を見ると、2012年の黒いグラフは8月から11月にかけて、それまでの年に比べて高い発電量となっていることが分かります。

20121130-03

貞昌陰太陽光発電設備が9年間で生み出した電力量は、4万848KWhとなりました。

 

次に、東京電力の「でんき家計簿」の電力使用量のグラフです。
8月以降は、東日本大震災により節電に努めた昨年とほぼ同じ電力で抑えることが出来ました。
貞昌院は、同じ契約容量のほかの契約者と比べて、かなり低い電力使用量となっていることが分かります。

 

20121130-01


これまでの総括のグラフです。
倍額買取制度の恩恵もあって、グラフ中、黄色丸(電気料金の収支)が黒字になることが当たり前になって来ました。
ただし、秋から冬にかけては日照時間が短く、太陽光発電量が少ないことや、照明や暖房に使用する電力量が増えるために、さすがに黒字にはなりません。

20121130-02

 

貞昌院の太陽光発電設備は運用開始から9年以上経過しましたが、これまで部品交換やメンテナンスなど全く無しでここまで運用してきました。
発電効率の低下も今のところ見られません。

今後も推移を見守っていきます。

投稿者: kameno 日時: 1:56 AM | | コメント (0)

過去最大の発電量を記録

運用開始から約9年が経過した貞昌院太陽光発電設備。
8月27日に検針が行なわれた電気使用量と購入電力量のおしらせから、8月の電力料金収支をチェックしてみます。
(右写真は8月14日の発電パネルの写真

20120902-09

20120902-05

今月(平成24年8月分)は、東京電力に支払う金額が18,173円(基本料金を含む)、東京電力から降込まれる金額は20,256円。
約2,000円の黒字となりました。
電力会社からの買入電力量は昨年同月に比べて1%の減少。

20120902-10

猛暑であったこと、昨年が東日本大震災後初めての夏だったことを考えあわせても、昨年以上の節電が出来たことは大きいことです。

さらに特筆すべきは、2003年11月に太陽光発電設備を稼働してから、過去最高の発電量(2つ下の図の水色+黄色の部分)を記録したということです。

20120902-04

今年の8月は、ほとんど雨が降らず、記録的な日照時間となりました。
横浜地方気象台の観測データを見ると、今年8月の日照時間は通算で273.3時間にも及んでいます。
つまり、一日あたり平均8.8時間以上の日照ということになります。

20120730-03

 

また、余剰電力(上図の水色の部分)についても、例年の8月の記録に比べて格段に大きな値となりました。

20120902-03

これまでの総括のグラフです。
倍額買取制度の恩恵もあって、グラフ中、黄色丸(電気料金の収支)が黒字になることが当たり前になって来ました。

20120902-11

 

これまで、貞昌院の太陽光発電設備は運用開始から9年ほど経過しましたが、部品交換やメンテナンスなど全く無しでここまで運用してきました。
発電効率の低下も今のところ見られません。

今後も推移を見守っていきます。

投稿者: kameno 日時: 8:46 PM | | コメント (2)

川崎メガソーラー発電所

貞昌院の太陽光発電設備設置でお世話になったスカイテックの友の会による川崎メガソーラー見学会が行われました。

川崎メガソーラーは東京電力と川崎市による「浮島太陽光発電所」(平成23年8月運転開始)と、東京電力による「扇島太陽光発電所」(平成23年12月運転開始)から成ります。
20120828-21

このうち、浮島太陽光発電所と、発電所に隣接する「かわさきエコ暮らし未来館」の見学をしました。

20120828-02

こちらが「かわさきエコ暮らし未来館」です。
首都高速湾岸線、浮島インターを下りて数分の場所にあり、交通アクセスの便利な場所にあります。
エントランスを入ると、川崎市全域の航空写真が印刷された床が目に飛び込んできます。

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手前に見えるのが浮島。浮島ジャンクション付近に紺色の太陽光発電パネルが見えます。
それが「浮島太陽光発電所」です。
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まずは3階の研修施設で概要の説明を受け、その後建物の屋上へ。
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天気にも恵まれ、遠くまで良く見渡すことができました。

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隣接する浮島太陽光発電所を見渡すことができます。
発電所の直ぐ向こうが羽田空港です。
飛行機が頻繁に離発着しています。
並行する2滑走路からの2機同時離陸を楽しむこともできます!

20120828-06
東側を見ると、東京湾アクアラインの風の塔が見えます。
海ほたると反対から見ると、このような形をしているのですね。

20120828-01

このあたりは工場プラントも多いので、夜景はさぞかし綺麗なことでしょう。

いよいよ太陽光発電所の近くに行きます。

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はるか彼方まで太陽光発電パネルが続きます。
南向き、角度は10度で設置されています。

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工事中、東日本大震災に見舞われましたが、液状化も発生せず、その年に無事運用にこぎつけました。

 

浮島太陽光発電所は、最大出力7,000kWであり、年間の発電電力量は約740万kWhが見込まれています。
浮島と扇島の両地区で、合計出力約2万kWのメガソーラーとなり、発電量は一般家庭の約5900軒分の年間使用電力量に相当します。


かわさきエコ暮らし未来館には、さまざまな環境展示がなされています。
子ども目線で、特に小学校高学年の児童が楽しみながら学ぶことができるようにさまざまな工夫がなされています。

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館内の自動販売機も電力量計が設置されていたり、LED照明、ヒートポンプなど、様々な節電の工夫がされているようです。
どうせなら、ペットボトルではなく、リターナブル瓶にすれば、なお環境に優しいものになるでしょう。

20120828-03

この敷地には、川崎市全域からのゴミが集まる処理場もあり、ゴミの分別作業を見ることもできます。
横浜とはゴミの分別の仕方、出し方が異なりますね。
分別作業の様子も違います
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そして、なんとペットの火葬も行なっているということで、施設の片隅には犬猫慰霊碑がありました。

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浮島太陽光発電所 本日(8月28日)の発電記録は 38,619kwh 、一般家庭4,098軒分の電力量だったそうです。
ホームページから発電の実績値を毎日確認することができます

 


半日の見学でしたが、とても有意義な見学となりました。
ご丁寧な案内を頂きました「かわさきエコ暮らし未来館」の皆様、ありがとうございました。

投稿者: kameno 日時: 11:29 PM | | コメント (0)

プリウスPHV10days(13)

プリウスPHVを10日間試乗する貴重な機会を得て、無事試乗期間を過ごすことが出来ました。
順次レポートを書いて参りましたが、10日間の記録をまとめてみます。

表は、e-Connectに記録された1日ごとの記録です。
行末に記事リンクがありますので、当該日の詳細はリンク先をご参照ください。

日にち
走行距離
燃費
ECO運転スコア
給油
充電
主な走行ルート・行先
記事リンク
第1日
146 km
35.9 km/l
71/100
  ゲートブリッジ・首都高湾岸線 (1) (2) (3)
第2日
184 km
31.5 km/l
66/100
  ○△ 東名高速・箱根・西湘バイパス (4)
第3日
70 km
34.5 km/l
74/100
  横浜横須賀道路・佐島 (5)
第4日
139 km
30.0 km/l
68/100
  浅草・ソラマチ・ゲートブリッジ (6)
第5日
199 km
30.1 km/l
64/100
  東名高速・御殿場 (7)
第6日
130 km
33.7 km/l
78/100
  東京グランドホテル・東京タワー (8)
第7日
597 km
26.7 km/l
28/100
20 liters ○△ 新東名・大井川鉄道・豊橋 (9)
第8日
94 km
48.0 km/l
84/100
  ○△ 海老名・横浜市内一般道 (10)
第9日
37 km
660.7 km/l
99/100
10 liters ○△ 横浜市内一般道 (11)
第10日
108 km
42.3 km/l
77/100
27 liters 海ほたる・アウトレットパーク (12)
合計
1,704 km
  57 liters 38kWh    

充電の凡例 ○=自宅での夜間フル充電 △=外出先での一部充電

10日間で1,700km以上の運転をすることが出来ました。
その中で、気づいた点を列挙します。

 

■好印象を持った点

・街中走行の燃費が想像以上に良い。
・普通の車、ノーマルプリウスでさえもブレーキにより捨てられているエネルギーを、きちんと回生・充電し再び使うことができるということは素晴らしい。
・トルク感のある力強い走りは、横浜のように坂の多い街では特に威力を発揮します。
・HEMSとの併用よって、PHVの価値はさらに高まるでしょう。(スマートハウスとPHVのハイブリッド化)
・EV走行、HV走行をスイッチ一つで切替えることができるので、条件にあった走行モードを気軽に選択できる。
・なんと言っても、走行距離の制限から開放されるということで、ストレス無くドライブが楽しめます。

PHVは、万人向けの万能車と感じる。
電気自動車としても、ハイブリッド車としても、どのような運用方法も可能。
特に、エンジンを積んでいることにより、走行距離の制限から解き放たれているということは、気軽に遠出しようという気分にさせてくれる。

 

■改善してほしい点
(1)視界に関して

・フロントガラスが曇りやすい。特に外側下部に水滴が付着する。 これは早急に改善する必要があると思う。
・普段ノアに乗っているため、最初は運転席の視野が狭く感じた。
・サイドミラーの視野角が狭いように感じる。

(2)充電に関して

可能であれば、急速充電にも対応して欲しい。
プリウスPHV程度の電池容量であれば、3相200Vの急速充電器を用いて数分で半分以上の充電が可能ではないか。
高速道路などの急速充電器を利用できると便利だと感じる。
(それを敢えて採用しなかったのがトヨタの答えだとは思いますが)


・充電容量がもう少し欲しい

満充電でEV走行可能距離は19~21kmの間だった。
バッテリーは経年劣化も心配されるため、EV走行可能距離があと10kmほどあると嬉しい。

・G-Stationについて
ディーラーの使いやすい位置に設置し、直ぐに使える状態にして欲しい。
セルフで使えるようにして欲しい。
充電時間の制限をかける場合でも、満充電できるよう最低90分にして欲しい。

(急速充電が採用されていればなお良かった)

外出先での充電設備設置を増やすこと、運用方法に課題が残る。
PHVであるがゆえに、ロングドライブの途中で充電ができなくても支障はない。
開発時のコンセプトとして、夜間の自宅での充電、外出先では宿泊先での充電さえきちんと行えればPHVとしての役割を果たせると想定しているのではないかと思える。
モニター期間中に、自宅以外で何箇所か充電したが、満充電できたことは一度も無かった。 また、ここに設置されていれば・・・という場所に設置されていないことが多く、G-stationの設置や運用に関してあまり積極的ではないのかという印象も受けた。
充電に時間が掛かるG-stationの場合は、宿泊施設やゴルフ場、アウトレット、遊園地等々に、もっと積極的に設置を働きかける必要があるのではないだろうか。

充電料金、充電設備の順番待に関するルール付けが必要
現在はPHVの普及がそれほど進んでいないが、今後、急速充電機能を持たないプリウスPHVの充電車が充電器を占有してしまうという事態が起きる可能性がある。
充電希望者と実際に対応できる施設とのバランス、充電の順番待ちへの対応を明確化しておく必要があると思う。

充電ケーブルを目立つ色に
充電の際に、ケーブルを足に引っ掛けそうになった事があった。
また、充電中は車の傍を離れることになるので、不要な事故を避けるために黄色など目立つ色にする必要があるのではないか。

充電ケーブルの悪戯、盗難対策
充電の際に、ケーブルを放置して車を離れることに不安が残る。
第三者がケーブルを持ち去ったり、悪戯できないような対策を考えて欲しい。

電源コードの収納について
掃除機のコードのように、コードが車体本体に収納される仕組みには出来ないだろうか。

(3)インテリアについて
・ルームランプが電球であるので、LEDにして欲しい。

(4)ギヤ比について
・高速道路では100キロ制限の流れに乗った運転をすると、極端に燃費が悪化するので、ギヤ比をもう少し高速走行に適するよう調整して欲しい。。


■その他

・車の接近を知らせる効果音が、家族曰く「ビール瓶を横から口で吹いたような音がする」「お化けが出そうな音」など・・・まあ、気づかせるという役割はきちんと果たしていると思います。
・車に酔いやすい子どもが、プリウスPHVでは全く大丈夫だった。快適な乗車環境というのは非常に嬉しいことです。

 

・カタログの燃費表記について
PHVのカタログ上複合の燃料消費率 61.0kmという数字は、EV走行部分の電気代がゼロとして計算しているので、誤解が生じるのではないでしょうか。
例えば、プリウスPHVのカタログやサイトには、

20120723-01
Point3「例えば、平日は通勤や買い物などEV走行距離の範囲内を電気自動車として使えば、環境にも配慮でき、ガソリン代も節約できます」「ガソリン代ゼロ

という表記がありますが、確かにガソリン代はかからないけれど、実際には相当の電気代がかかることを明記する必要があると思います。
通常の電気料金使用した場合、モニター期間の100km走行当たりHV走行でのガソリン代は505円、EV走行での電気代は284円(つまりガソリンの半分以上のコスト)でした。
※今回の試乗記では書きませんでしたが、仮に太陽光発電の余剰電力(買取単価48円/kWh)をPHVの充電に使った場合は、ガソリンのコストよりも高くなります。

----------------------

プリウスPHVを現段階で買うかというと、今乗っているノアがまだ最初の車検を迎えていないこともあり、正直なところまだそのようには思っていません。
けれども、来訪者向けの充電ステーションをお寺の駐車場に設置しても良いかな~と感じるようになりました。
プリウスPHVを購入するよりも、充電ステーション設置のほうが現実味を持っています。

----------------------

最後に

いろいろと書きましたが、プリウスPHVは、ユーザーのユーティリティーファクターがどのようなパターンでも柔軟に対応できる万能の車です。
EV充電設備設置が不十分な現段階では、最も現実的な落とし所として、いかにもトヨタらしい選択だと感じました。
今はまだまだ珍しい車ですが、数年後にはきっと当たり前のように街で見かける車になっていることでしょう。


プリウスPHV10days試乗キャンペーンは、毎日が新しい体験でいっぱいの充実した楽しい期間でした。
エンジンを積んでいる電気自動車というプリウスPHVは、プリウスと電気自動車の良い所を融合させて、電気自動車の走行可能距離の問題を見事に克服しています。
走行距離の制約が無いことで、ストレス無く安心してロングドライブを楽しむことができます。
もう一歩先へ足を伸ばしたり、もう一箇所回ってみたり、というように行動範囲を広げてくれる楽しい車です。
その魅力を、多少なりともお伝えすることができたら嬉しいです。
すべての方々に感謝の意を表し、試乗記を締めくくります。
ありがとうございました。

投稿者: kameno 日時: 12:05 AM | | コメント (0)

プリウスPHV10days(12)

第10日― 海ほたる・アウトレットパーク

プリウス試乗モニター最終日を迎えました。
夜通し降った雨によってプリウスPHVが水滴に包まれてしまっています。
20120722-01
けれども、リアガラスの下部には水滴がついておらず、視界が確保されています。
最初は見づらいと感じていたリア視界ですが、このような配慮がなされているのかも知れません。


午前中は法事等があったため、それらが終わった午後から最後のドライブに出かけることにしました。
行き先は、今年オープンしたばかりの三井アウトレットパーク。
首都高湾岸線、アクアライン、海ほたるを通るルートです。

首都高速湾岸線や、アクアラインには、長距離の海底トンネルがあります。
アクアラインは海ほたるの西側の9.6 kmもの区間がトンネル(アクアトンネル)です。
自動車道路のトンネルでは、排気ガスの処理が大変。
トンネル上部には巨大換気扇が忙しく回っています。

微力ながら環境貢献としてEV走行の余力を残しておき、アクアトンネル区間はEV走行で通りました。
20120722-02
※固定カメラで撮影しました

そのアクアトンネルを掘り進んだシールドマシンの先端部分がオブジェとして海ほたるに展示されています。

20120722-04
直径14.14mもあります。大きいですね~

20120722-03
神奈川県方面を眺めると、ラグビーボールを半分にしたような形の風の塔を望むことができます。
風の塔は、アクアトンネル内の排気ガスを換気するための通気口です。
今日は少し視界が悪く、霞んで見えます。

もしも、この道路を走る車が全てEV車ならば、巨大換気扇も風の塔も不要だったはず。
・・・などと考えながら、アクアラインを抜けると、もうアウトレットパークは目の前です。

駐車場は満杯というわけではなく、多少余裕がありました。
駐車場案内の方が、「充電設備がP5エリアにありますよ」ということなので、早速そちらへ行ってみます。
・・ありました。
普通充電器と書いてありますし、説明板にも「電気自動車及びプラグインハイブリッド車の充電以外の用途には使用なさらないでください」と記載があります。
20120722-12
ところが、コネクターの形がプリウスPHVには適合しないのです。
(つまり、普通充電器に急速充電器のプラグがついているという状態)
残念ながら充電することはできませんでした。

20120722-05 20120722-11

こんなにEV車のスペースが取ってあるのに、もったいないですね。
それに車を移動しないと><
20120722-06
総合案内所の方に伺ったところ、「プリウスPHVに対応する充電器を設置する予定はありません(ニッコリ)」ということでした。
アウトレットこそ、プリウスPHVの充電にはもってこいの施設だと思うのですが、本当に残念に思います。
20120722-0720120722-08
アウトレットパーク自体は、ステージショーがあったり、フードコートで食事をしたり、楽しむことができました。
そうこうしているうちに、いよいよプリウスPHVの返却時間が迫ってきます。
アクアライン、首都高湾岸線を元に戻り、ガソリンを満タンにして引渡店ディーラーへ。
(洗車している時間が無く、引渡しディーラーさんの洗車機を使わせて頂きました。感謝いたしますm(__)m)


ちょうど、引渡しの時にお会いした担当2氏が待っていてくださったので、車のチェックと、モニター期間の感想書類等々をお渡し、インタビュー撮影をして終了。
最後の最後の時間まで、プリウスPHVのドライブを堪能させていただきました。

トヨタのプリウスPHV10days試乗モニターキャンペーンの皆様には本当にお世話になりました。
また、この間充電器を利用させていただいたディーラーの皆様、期間中に立ち寄らせていただいた多くの皆様方、本当に有難うございました。

20120722-10

最終日の走行距離は 108km、燃費は42.3kmでした。


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投稿者: kameno 日時: 9:22 PM | | コメント (0)

プリウスPHV10days(11)

第9日― プリウスPHVの燃費は?

土・日のお寺には、法事などでお寺参りに居らっしゃる方が多いので、参拝者用の駐車場には多くの車が駐車しています。
20120721-04
その中に、モニター車のプリウスPHV。
その目立つ「存在感」から、眺めていく方も多く、法事の合間にお話しさせていただいたり。
宣伝効果はバッチリですね。

・・・・ということで、第9日は法事と、夕方からの役員会があったため、その合間に横浜の事務所に往復する程度の運転でした。

満充電の状態から、国道1号線を通って横浜駅にほど近い事務所へ。
この事務所には、週2日通っています。
貞昌院から事務所までは、道のりで14kmほどですから、満充電から一般道を使って、大体EV走行距離5~6kmを残して到着します。
事務所で用事を済ませた後、最寄りのディーラーで充電をお願いし(ここのディーラーでも制限時間60分でした)、みなとみらい地区を経由して帰路へ。
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プリウス試乗モニターも残り2日となりましたので、途中ランドマークタワーと記念写真。
さらに、戸塚区の日産リーフに乗っている寺院へ寄り、リーフと記念写真。

20120721-0320120721-01

本日の走行距離 37km、燃費は実に660.7km、ECO運転スコアは99点になっていました。

走っていて感じたのですが、横浜のように、坂が多い市街地の走行にはプリウスPHVはぴったりだと思います。
アクセルを踏めばスムーズかつ静かにに加速しますし、そのトルクのある加速感は実にここち良いものです。
下り坂での減速も、回生ブレーキが適度に効きます。運転に違和感は感じません。
特にエコ運転を心がけることはせず、普段通りの運転を行なっているのですが、それでも今日、燃費がこれまでよりもダントツに良かったのは、ほとんどEV走行だったからです。


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ここで、これまでのプリウスPHVの燃費についてまとめてみます。
燃費とは「料消率」の略です。
これを表すのに普通は km/liter のように、燃料1リットルあたり何km走ることができるか、というように表記します。
けれども、個人的にはこの表記はあまり好きではありません。
liter/100km というように、ある一定の距離を走るために どれだけの燃料が必要か、どれだけの燃料を消費したか、というほうが、より直感的に判りやすいと感じるからです。
「低燃費」という表現も、値が小さいほうが「低燃費」になるために、よりしっくり来ます。

 

まあ、その話は置いておいて、プリウスPHVのカタログ上の燃料消費率は61.0kmと記載されています。
これには、但し書きがあり、複合燃料消費率と書いてあります。
・EV走行での燃費 (∞ km/liter)
・HV走行での燃費(31.6 km/liter)
それをベースに、通常使用においてEV走行、HV走行がどれくらいの割合で運転されるかを想定し(これをユーティリティーファクターといいます)、プリウスPHVの場合は EV走行の割合を 0.483(=48.3%) として算出した数字です。
つまり、プリウスPHVの燃費  =  31.6 / (1 - 0.483) = 約61.0 km/liter と計算されています。
(参考:プリウスPHVカタログ P47)

プリウスPHVは、このユーティリティーファクターによって、燃費は大きく変わってきます。
第9日の走行のように、ほとんどEV走行であれば、燃費は無限大に近づきます。

20120721-05
第9日を終えた時点で、EV走行比率は
EV走行 16% 271km
HV走行 84% 1,406km
でした。
ユーティリティーファクターは 0.16 ということになります。
結構遠出をしたことと、充電は基本的に夜間の自宅のみ、外出先での充電は数回(外出先では満充電までの充電はほとんど行なわなかった、というより出来なかった)ということがユーティリティーファクターが小さい原因です。
実際の使用は、第9日のような使用をする日が多くなると想定されますので、ユーティリティーファクターはカタログ値に近づくと思います。

燃費という観点から言うと、カタログの値は燃料消費の部分のみしか考慮していません
実際には自宅で充電する場合にはEV走行部分にも電気代という費用(この費用は決して無視できません)が掛かっています。
外出先で充電する際にも、有料の施設を使った場合には、その料金がプラスされます。

私の場合には、電気料金の時間別料金契約にはしていません(こちらの東京電力との契約内容を参照)ので、1kWh当たりの電気料金は約22円。
また、近所のガソリンスタンドでのガソリン代は134円/literでした。

ちなみに、電気料金 6.09kWh が134円となり、それが、ガソリン1リットル(134円)に相当すると考えられますので

モード
割合
走行距離
消費量
電気/燃料代
100km当たり
電気/燃料代
燃費換算
EV走行
16 %
271 km
35 KWh 電気代= 770円 284円 /100km 47.2 km/liter ガソリン換算
HV走行
84 %
1,406 km
53 liter 燃料代= 7,102円 505円 /100km 26.5 km/liter
全走行
100 %
1,677 km
  電気+燃料代 = 7,872円 469円 /100km 28.5 km/liter ガソリン換算
(kamenoモニター期間第1~9日までの記録より算出)

ということになります。

EV走行部分にも、当然に電気代という費用が掛かります(意外に掛かっているのですね)ので、プリウスPHVの購入検討をされる方は、

・EV走行をどの程度の割合で使用するか(ユーティリティーファクター)
・電気料金は 1kW/h当たり幾らで契約しているか(時間別料金契約をしていれば、単価はさらに変わってきます)

というあたりを検討の一つに加えると良いのではないかと思います。

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蛇足:
満充電になるために100Vの電源で3時間、上記データから推測するに、充電の際には毎回
35(kWh) ÷ 271(km) × 20 (満充電時EV走行可能距離km) = 2.58 Kwhの充電がなされていると計算できます。

カタログのバッテリー容量は4.4kWhですが、バッテリーの状態や必ずしも容量0の状態から充電するわけではないため、この程度の値になるのでしょう。
従って、一回充電あたりの電気代は、22 (円/kWh)× 2.58 (kWh) = 56.8 円程度となります。

時間別電気料金を契約して、深夜料金を適用する場合には
9 (円/kWh)× 2.58 (kWh) = 23.2 円程度。

太陽光発電の余剰電力を使って充電する場合には、貞昌院の場合には売電単価は48円なので 
48 (円/kWh)× 2.58 (kWh) = 123.8 円程度となります。



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投稿者: kameno 日時: 11:13 PM | | コメント (0)

プリウスPHV10days(10)

第8日― G-Station雑考

昨日から一転、気温が10度以上下がり、涼しい一日となりました。
今日は、近隣の用事を済ませることと、現在夏期休務中の横浜の事務所の事務処理を済ませる一日でした。

ということで、今日は市内の一般道路を利用する比較的短距離の移動が中心となります。
夜の間満充電にしていましたので、朝はEV走行可能距離19kmからスタート。

EVモードでの走行は、実にスムーズですし、加速の滑らかさも申し分ありません。
減速時の回生ブレーキの音も、電車っぽい響きで、個人的に好きな音質です。

いくつか用事をこなして、昼前に横浜の事務所へ。
カーナビの充電スポットを検索すると、事務所から徒歩3分程度の場所にトヨタの系列販売店があり、そこに200Vの充電設備「G-Station」が設置されています。

早速訪問し、充電を行いたい旨を伝えると、G-Stationの場所に案内していただきました。
・・・ところが、充電設備の電源が入っておらず、起動に10分ほど待つこととなりました。
20120720-02 20120720-01
起動し始めたのは良いのですが、エラーランプ「充電器に異常が発生しました」が数分間つきっぱなし。
ディーラーの方々がいろいろと原因を探っています。

営業開始と同時にこのような機械は、予め起動しておくべきではないかと感じましたが、副店長さんによると、充電を希望される方が来てから電源を投入することにしているそうです。
ちなみに、これまでどれ程の方が利用されているかを尋ねると、今年3月以降の利用者は「2~3名程度」とのことでした。
この程度の利用では、希望があって初めて電源を入れるという運用も致し方ないというところでしょうか。

なお、90分後に充電できたかどうかを確認したところ、G-Stationは満充電表示になっていたのですが、プリウスPHVのインパネには途中で充電を中止した旨の表示が出ています。
20120720-0620120720-07
EV走行可能距離も14km程度しかありません。
その理由は、翌日判明したのですが、こんなところにありました。
20120720-10
カーナビで当該ディーラーの詳細画面をよく見ると(PHV Drive Support会員に限り1回1時間無料)という記述があります。
つまり、G-stationのタイマー設定で、1時間で自動的に切れるようになっているのです。
検索すると、他にもこのような制限を設けているG-stationはたくさん有りました。
最低限、満充電になる90分まで使えるようにしたほうが良いのではないでしょうか。

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横浜の事務所から帰る際に、もう一つのディーラーに立ち寄ってみました。
しかし、カーナビの充電スポット情報ではG-Stationが設置されているはずなのですが、見当たりません。

ディーラーの方に聞くと、なんと、洗車機の奥隣に設置しているということです。 
20120720-04
↑写真の車がたくさん駐車してある、その一番奥です。
試しにそこへ行ってみると・・・有りました!
20120720-05
しかし、このG-Stationを利用するのは相当大変です。
前に止まっている車を最低5台は退かさないと充電できそうにありません。

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ディーラーを回って感じたことは、店の方々が充電のために親切に動きまわってくださるのはありがたいのですが、いちいちディーラーの方々に出てきて頂いて、充電装置を起動してもらったり、車を移動してもらったり・・・
そんなことをしていただいた上で、90分掛けて20km走行(場合によっては7割程度)の充電を行うことに少し気が引けます。
外出先のディーラーにふらっと立ち寄って充電しようというモチベーションはかなり低くなるのではないでしょうか。
そのことが、冒頭のような半年間の利用者2~3名という結果に繋がっていると感じます。


このような充電装置の運用は、日産や三菱では考えられないことです。
リーフやアイミーブは電池容量が低下した際に充電できないことは走行不能に直面する死活問題ですから、もし、このような充電装置の運用をしていたら、利用者からクレームが殺到することでしょう。

プリウスPHVは充電しなくても全く問題にならないという、PHVの特徴がもたらした結果が顕著に現れています。
充電装置に立ち向かう姿勢は、メーカーによる考え方の違いをも表しています。


もう一つ、今は問題になっていない事案ですが、例えば職場や自宅の近くにディーラーがあるとして、そこに毎日のように充電のために訪れるユーザー(頻回者)が現れた場合、どのように対応するのでしょうか。
どの程度なら容認できるのか、出来ないのか、そのあたりの線引が微妙な所です。
ディーラーの副店長さんにざっくばらんに聞いてみましたが、明確な答えは得られませんでした。
近い将来にきっと問題になることですので、ルール付けをきちんと明示しておいた方がよさそうです。

<希望 >
カーナビに掲載され場所が公開されているような充電設備は、
(1)見やすい場所、使いやすい場所に設置してあったら嬉しい。
(2)せめて営業時間内は予め電源を入れてあり直ぐ使えたら嬉しい。
(3)せっかくカード認証式を採用しているので誰もがセルフで使えるようになると嬉しい。
(4)使いたい時に使えるように、ユーザーの数に見合った適切な充電設備の設置をお願いします。
(5)せめてトヨタのディーラーでは、満充電できるよう1時間の制限は外して欲しい。



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ところで、トヨタのサイトも見ると、この G-Station の充電設備は、一般向けにも販売しているようです
Type Aは330,000円(税別)、人感センサー・音声ガイド付きのType Bは498,000円(税別)。

電気自動車・PHV向けの公共充電器があったら便利だな~、というよりあるべきと感じる場所はたくさんあります。
まずは、ホテルや旅館など。
朝チェックアウトの際に満充電になっていたら嬉しいですね。
レストラン、ショッピングセンター、コインパーキング、ゴルフ場、遊園地、美容院・床屋、パークアンドライド施設等々、「携帯電話充電器」のように、気軽に充電できる設備が増えていくことを期待しています。

 


あと、これは業界のこととなりますが、葬祭式場に設置すると良いかも知れません。
住職さんは電気自動車に理解のある方が多く、電気自動車やPHVを所有される方の割合は多いと感じます。
1時間以上葬祭式場の駐車場に止めさせていただくことになるので、その間充電できたら有難いです。

その意味では、参拝客が多く訪れる寺院の境内に設置しても良いでしょうね。
貞昌院の駐車場にも 「一般向けの充電設備」 を設置しようか、と真剣に考えているところです。

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今日は、近郊の街乗り中心の運転でした。 
20120720-08 20120720-09
坂のアップダウンがあっても、きちんと電気を回生して再利用していることもよくわかります。
ナビゲーションに良いアクセル操作だと褒められました^^)


本日の全行程約 94km、平均燃費は 48.0kmでした。


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投稿者: kameno 日時: 6:51 PM | | コメント (0)

プリウスPHV10days(9)

第7日― 新東名で愛知県へ

今日は毎週木曜日に開催している早朝坐禅会の日。
早朝とはいえ、かなり気温が高くなっています。
暑い一日となりそうです。
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今日は、愛知県の渥美半島へ荷物を運ぶ用事がありますので、午前中からプリウスPHVにて出発。
モニター期間の中でおそらく一番長距離を走る一日となりますので、20リットルだけ給油を行いました。
給電口は右側、給油口は左側に付いています。
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東名高速道路・横浜町田インターから一路西へ。
途中、御殿場ジャンクションから今年4月14日に開通したばかりの新東名を使いました。
新東名は、道路規格は第1種第1級(設計速度120km/h)で造られていますが、将来的には、現在道路構造令には無い設計速度140km/hへ移行することを念頭に置いた設計がなされています。
そのため、車線幅も広く、曲線も勾配もかなり緩やかです。

20120719-03
※固定カメラで撮影しました。
(遠くに風力発電設備が立ち並んでいます)

このような道路ですが、制限速度は100km/hです。
途中でスピード違反で捕まっている車を何台も見ました。
ついウッカリすると、いつの間にか制限速度を越えてしまいますので、運転は特に慎重に行う必要がありますね。


サービスエリアも新しく施設も充実しています。
例によって、プリウスPHVは急速充電器を使用することは出来ません。
まあ、譬え充電できたとしてもEV走行可能距離が20kmでは、高速道路では直ぐに使い果たしてしまいます。
長距離を利用する高速道路では、充電することを初めから意図していないということなのでしょう。
20120719-12

新東名は東名高速に比べて内陸部を通っています。
休憩中、ナビの地図を見ていると、島田金谷インターが大井川鉄道の線路脇であることに気づきました。
時刻表で検索すると、ちょうど通過する時間帯とSLが通る時刻がピッタリになりそうです。

大井川鉄道のSLはまだ見たことが無く、せっかくの機会なので一度島田金谷インターで降りてみました。  

  20120719-1720120719-04
途中駅に停車しているSLに出会えました!

このSLは、C11 190号機。
帰宅してから調べてみると昭和15年製造され、昭和49年熊本で引退となった車両でした。
その後個人所有されていたものを、大井川鉄道が平成13年に購入、鉄道技師たちのリペアによって見事復活したものだそうです。

20120719-05
プリウスPHVとC11 190号機。
駅を出て直ぐの河川敷の駐車場で待っていると、程なく先ほどのSLが列車が通過。
運転手さん、乗客の皆さんたち手を振ってくれました。

プリウスPHVは、スマートエントリーキーで運転席に乗車し、電源ボタンを押してDレンジに入れると、直ぐに始動します。
まるで、家電製品を使うが如くすんなりと運転することができます。
対して、SLはエネルギー効率も悪いし、日常の整備点検、運転開始まで多くの人手と技術力を必要とします。
調子が良い時も悪い時もあります。
けれども、その人間臭さも捨てがたいものです。
この世が、便利で効率的なものばかりだったら、どんなにつまらない世の中になってしまうことでしょう。

誰でも何の気遣いもなく、運転できる車。
それはそれで素晴らしいことだと思いますが、物足りないと感じる人も少なからず居るのではないか、便利さと引換に失ったものもあるのではないか・・・とSLを眺めながら、そんな思いが頭をよぎりました。

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20120719-06
この近辺は茶どころだけあって、道路脇には茶畑が広がっています。
道路脇の作物に排気ガスを出さない車は良いですね。


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渥美半島へ向かう途中でもう一箇所、豊橋のお寺へ立ち寄らせていただきました。
ここの方は3月からプリウスPHVに乗っているユーザーでもあります。

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記念に2台並べて撮影。
プリウスPHV購入とともに、200Vの電源も設置されているので、充電させて頂きました。
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事前に話を伺っておりましたが、インパネのメーターを見て改めて驚きました。
EV走行比率 EV 85%:HV 15%です。
これまで1543km走っているにもかかわらず、ガソリンは11リットルしか消費していません。
ほどんど、EV走行可能距離圏内の近隣への使用ということで、このような使い方もあるのだな~と感心することしきり。
とても参考になりました。

ちなみに、今回のプリウスPHV10daysモニターでのEV走行比率は、最終日に総括したいと思いますので、結果をお楽しみに!

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豊橋市は路面電車のが活躍している街でもあります。
路面電車と車が共存する街って、なんだか素敵です。
20120719-11 
横浜では、高度経済成長期に道路にあふれる自動車たちに押されて、路面電車の姿が消えてしまいました。
けれども、最近は徐々に低床車両の登場など路面電車が見直され始めています。
横浜にも復活すると良いと思っています。
特に、環状2号線の磯子~上永谷~東戸塚~新横浜のルートがあると嬉しいのですが…

 

第7日は走行距離もさることながら、初めて走った新東名、初めて見た大井川鉄道、その他プリウスPHVについても様々なことを学んだ一日となりました。
20120719-01 

本日の全行程約597km、平均燃費は26.7kmでした。


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投稿者: kameno 日時: 11:54 PM | | コメント (0)

プリウスPHV10days(8)

第6日― 通勤時間帯に都心へ

貞昌院の太陽光発電設備工事を行なっていただいたスカイテックのTさんが定期的なメンテナンスのために来訪されました。
太陽光発電設備を設置してから9年が経過し、今のところ大きなトラブルもなく、順調に発電を続けてくれています
⇒太陽光発電と電気自動車に関する考察は後日まとめる予定です。

 20120718-02
スカイテックの社用車は、プリウス(ノーマル)です。
PHVとは同じように見えて、違いは数多くあります。
やはり興味津々。スイッチ類を中心に色々試してもらいました。
電池容量が違うだけで、これだけ性格が変わるのだということに感心されていました。

20120718-04

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その後、会議のため東京へ。
 
充電は、予め満充電になっています。
環状2号線⇒磯子C⇒首都高湾岸線を通り、港区の事務所へ向いますが、通勤時間帯に掛かっているため、断続的な渋滞が続いています。
首都高に入るところまでEV走行とし、首都高湾岸線に入ってしばらく、EV走行可能距離約10キロを残してハイブリッド(ECO)モードに切り替えました。

今日一日はベッドタウンから都心へ通勤で使った場合に近い運転となります。
通勤に使う場合にはどの程度の燃費になるのか、参考データを取ってみます。
また、文末に総括データを掲載しています。

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往路、到着した段階で毎分燃費をチェックしてみると、断続的な渋滞にかかわらず、なかなか良い結果が出ています。
特に意識した走りをしているわけでは無いんですけどね。

20120718-08

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東京グランドホテルに到着。
建物の正式名称はソートービルといいます。 
 
20120718-06

ソートービルでは、職員の皆さんを中心に節電に取り組んでいます。
例えば、ロビーの電球を全てLEDにしたり、事務所内の蛍光灯を20%ほどの間引きし、昼休みは消灯したり。

20120718-07

また、ピークカット・ピークシフトの取り組みとして蓄熱式空調システムを利用し、夜間電力を利用し蓄熱槽に冷水を蓄え、昼間の空調に利用しています。
さまざまな工夫を行いながら節電への意識を促し、日常の業務に徹底させています。
このような一人ひとり、一社一社の行動が積み重なって、社会全体では大きな結果として表れていくはずです。

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会議も終わり、東京タワーの前を通り、午後は藤沢の寺院へ。
一昨日に東京スカイツリーとのコラボ写真を撮りましたので、今回は東京タワーを背景に。

20120718-01

今日の走行ルートはこのような感じでした。

20120718-09

10日間のモニター期間も折り返し。
試したいことはたくさんありますので、できる限り走ってみたいと考えています。
本日の全行程約130km、平均燃費は33.7kmでした。


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投稿者: kameno 日時: 12:17 AM | | コメント (0)

プリウスPHV10days(7)

第5日― 山道走行と富士山の夕焼け

いよいよ梅雨明け!
雲ひとつ無い空が広がっています。

 20120717-02
ピーカンは、タバコのピース缶の青が語源という説もあり、この空の色を見れば納得です。
抜けるような青空。昨日以上に暑くなりそうです。

今日は朝は子どもが病院へ定期健診、その後は民生児童委員協議会の一日研修と定例会がありました。
朝の病院は、プリウスPHV送迎しました。
片道5キロ程度なのでEVモードで充分事足り、太いトルクのお陰で細い坂道も楽に登っていきます。
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民生児童委員の日程を終え、折角の好天なので夕方の時間を利用して富士山に沈む夕日を見に出かけました。
今日は箱根の乙女峠でダイヤモンド富士が見られるはずです。

20120717-21
※カシミール3Dにてシミュレートしてみました。

・・・しかし、途中、東名高速道路・足柄SAから箱根の山を見上げると・・・

(※時間を縮めたタイムラプス撮影をしてみました)

強い南風によって雲がめまぐるしく通過しています。
足柄SAからは西方向に見えるはずの富士山も見えません。
はたしてこのような天気で乙女峠からダイヤモンド富士を見ることはできるのでしょうか。

乙女峠までは、敢えて少し遠回をして、険しい山道を通ってみます。
国道138号(箱根裏街道)を深沢東まで登り、ここから県道401号で長尾峠を越え、県道736号で乙女峠へ。
(文末地図参照)
長尾峠の近辺では、足柄SAから見えた雲の中のドライブとなりました。
20120717-03
※固定カメラで撮影しています。

20120717-04
長尾峠を越え、乙女峠まで到達した時点での毎分燃費。
ひたすら県道401号を登り、5分前に峠を超えた瞬間から回生ブレーキにより蓄電を行なっていることがよくわかります。
ハイブリッド車であることを忘れさせてくれるほど自然な運転感覚です。特別なことを意識することは何もありません。
エネルギーモニターは頻繁にエネルギーのやり取りを表示しているのですが、影でそのような複雑なやり取りをしていることは全く感じさせないというのは凄い技術だと感じます。

乙女峠では富士山と裾野に広がる御殿場市街が一望できます。
日没後は雲が一時的に薄くなってきました。

20120717-20 20120717-07
プリウスPHVの後窓にも夕焼けが美しく反射しています。
ダイヤモンド富士の瞬間は見ることができませんでしたが、流れる雲が幻想的な光景を創り出しています。

20120717-06

 

(※時間を縮めたタイムラプス撮影をしてみました)

薄暗くなっていくとともに、御殿場市街の街明かりが灯りはじめます。

20120717-08

また少し雲が増えてきました。
美しい光景を堪能した後は、再び御殿場方面に下り、自宅へと向いました。

20120717-01 
本日の全行程約199km、平均燃費は30.1kmでした。


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投稿者: kameno 日時: 11:46 PM | | コメント (0)

プリウスPHV10days(6)

第4日― 浅草・スカイツリー・ゲートブリッジ

今日は海の日。朝から青空が広がり、陽射しがサンサンと降り注いでいます。
暑い一日になりそうです。

20120716-02

昼から、浅草にあるゲストハウスの管理をお願いしているサクラハウスさんとの打ち合わせのため、東京へ。

20120716-03
満充電のはずですが、EV走行可能距離が18kmしかありません。
プリウスPHVは学習機能を持っているため、リチウムイオンバッテリーの状態、または、エアコンの使用状況や運転方法、道路状況によってEV走行可能距離が変わるということです。
つまり、実走行に近い数字が表示されるのですね。カシコイ!


今回は東京への通常の通勤使用としての距離・条件が近いので、どのようなデータになるかも楽しみです。
また、せっかくなので、子どもも一緒にドライブも兼ねて、帰りに東京スカイツリーとソラマチ、ゲートブリッジを通ってきました。
浅草のゲストハウスについては、こちらを御覧ください。

下町にゲストハウス構築中
ゲストハウス下町にオープン
風評を吹き飛ばせ!#smile_japan

サクラハウスの方も、プリウスPHVを見るのは初めてのようで、派手なラッピングにまずビックリ。
給電口からの充電をしてもらいました。ツイッターはこちら(7月16日)
20120716-00 20120716-08
東北牧場の有精卵(青玉子・赤玉子)をいただきました。
有難うございます!

ゲストハウスの打ち合わせは順調に終わり、浅草から言問橋を渡って東京スカイツリーへ。
20120716-0620120716-16
やはり高いですね~!
ソラマチの駐車場は待ち時間無しで入ることができました。
しかし、ソラマチの中は人の波で溢れています。

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見て回るだけでも飽きないですね。
プラネタリウムや水族館などもありますので、時間があればもっとじっくりと回ってみたいものです。
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スカイツリーの展望デッキの整理券はとっくに配布終了。
上に登るのは、しばらくして落ち着いた頃にトライしたいと考えています。
とりあえず、プリウスPHVとスカイツリーのコラボレーションを。

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東京スカイツリーから一般道の明治通りを南下して、同じく今年完成したばかりの東京ゲートブリッジへ。
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東京ゲートブリッジは若洲地区と中央防波堤とを結ぶ全長2,993m、海面からの最大高さで87.7mの巨大な橋です。
下を大型船舶が通過できるよう、また、上空の羽田空港へ離発着する航空機に支障が無いよう、吊り橋や斜張橋ではなく、このようなトラス橋となりました。
形が向かい合った恐竜に見えることから恐竜橋という愛称もつけられています。

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東京ゲートブリッジは、歩行者用道路も併設されており、都心のビル群を一望する素晴らしい景色を楽しむことができます。

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空には虹も出ていました。
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本日の全行程約130km、平均燃費は30.0kmでした。 
インパネには5分おきの燃料消費率、ナビでは1分おきの詳細な燃費が表示されるので、とても参考になります。


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プリウスPHV10days(5)

第3日― HEMSとスマートハウス

プリウスPHV10daysモニターに選ばれてから、というより、予てから行ってみたい場所がありました。
それは「スマートハウス」の展示場です。

スマートハウスとは、情報通信網を使い、エネルギーの創出・消費が制御された建物のことをいいます。
昨年から本格的に販売が開始されたばかりで、まだ耳に馴染みませんが、これまでの省エネルギー・創エネルギーに優れた「エコ住宅」をさらに高次元に進化させたものと言えます。
スマートというのは、「スリム」「痩せた」という意味に捉えられがちですが、本来の意味は「賢い」という意味です。

スマートハウスは主要建築メーカーから発売され始めていますが、せっかくなのでトヨタのスマートハウスの展示場を訪問することにしました。
検索すると、三浦半島・佐島なぎさの丘にあるようです。

プリウスPHVは、丁度万充電状態。
EVモードにて横浜横須賀道路を南に向けて走ります。
25km程走ったところでEV走行可能距離が0となり、そこからはハイブリッドモードにて運転。


到着!
佐島なぎさの丘は、京浜急行が新しく開発している住宅地で、入居が始まったばかりです。
その中で、トヨタホームの住宅が並ぶ一角にスマートハウスがありました。
スマートハウスについては、こちらもご参照ください


20120715-03 20120715-13
どうです?まるでプリウスPHVが、初めから展示場で用意されていたかのようでは無いですか?
やはり、スマートハウスにはPHVが似合いますね。
もちろん、200Vの充電装置も備え付けられています。

※ただし、このプリウスPHVがHEMSに登録されていないので、実際は通電されておりません。
※充電出来なかった><。


このスマートハウスの屋上には太陽光発電パネルが設置されています。
玄関を入ると、正面には太陽光発電と東京電力側からのメーターとブレーカー、そして分電盤が目に入ります。
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20120715-02
この建物は、佐島の海を望む絶好の場所にありました。
日当たりもバッチリです。

ダイニングキッチンに備えられている装置。
20120715-05
中央に見える画面がHEMSです。
HEMSはホームエネルギーマネジメントシステムの略です。
スマートハウスの中核技術となるもので、建物内のエネルギー機器や電気製品、PHV車などをネットワーク化し、エネルギーの需給が最適化されるよう管理するシステムです。
ちなみに左端はIpad、下にはスマートフォンが接続されています。

20120715-0620120715-07
(左)このように各部屋の電力使用状況がリアルタイムで把握できます。
(右)乗って行ったプリウスが登録していないため、連携していませんが、HEMSによってどのように充電するかが管理されています。


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丁寧な説明をいただいたトヨタホームのHさんには本当にお世話になりました!

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さて、将来の日本エネルギー供給について考えるときに、確実に再生可能エネルギーの割合を高めていくことが求められます。
しかし、再生可能エネルギーによる発電設備は、電力会社の火力発電、原子力発電、水力発電などと異なり、小さな発電システムが分散して存在します。
そして再生可能エネルギーのうち、太陽光発電や風力発電のような、自然エネルギーにより発電する電力は、発電量が一定せず、時々刻々と変化してしまう特徴があります。 
よって、この安定しない電力を、電力網に還元するときに、いかに平準化するかということが大きな課題となるわけです。

それらをいかに効率的に管理し、周波数や電圧を一定に保ち高品位な電力を供給することができるのか、それが再生エネルギーの割合を高めるカギとなります。
そのためのシステム作りが早急に求められているのです。


そこで、HEMSのような建物毎にエネルギー管理を行うシステムを連携させることにより、再生可能エネルギーを電力系統として問題なく扱えるようにするようコントロールする技術構想が進められています。
いわゆるスマートグリッド電力網です。

太陽光発電、燃料電池、蓄電池、PHV、電気自動車、様々な家電製品をHEMSにより最適化し、さらにHEMS同士の連携によってスマートグリッドを形成していく。
このようにスマートグリッドへの第一歩がスマートハウスと言っても過言ではないでしょう。
そして、プリウスPHVの特性を最大限に活かすことが出来るのも、スマートハウスなのだと感じます。

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佐島では夏祭りが行なわれており、丁度なぎさの丘案内所前にもお神輿がやってきました。

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帰りの行程は三浦半島西海岸を北上していきます。
海風が爽やかで実に心地良い。
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海岸沿いには関東大震災、元禄大震災の津波の位置を示している建物もありました。
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穏やかに見える海は、豊かな恵みをもたらしてくれますし、時には人間の手の及ばないほどの被害をもたらします。
そのことを常に忘れてはならないでしょう。

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本日の全行程約70km、平均燃費は34.5kmでした。
(4人乗車)


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プリウスPHV10days(4)

第2日―夕方の箱根ドライブ編

モニター初日は曇天から夜半には雨模様の天気でしたが、2日目は青空を望むことができました。
貞昌院屋上の太陽光発電パネルがキラキラと輝いています。
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夜間コンセントに繋いでいたので、バッテリーは満充電となりました。

今日は七月盆の中、午前中の法事と棚経。
昼過ぎまでは市内近隣を少し運転しては棚経、また少し運転しては棚経という運転スタイルでした。
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法務が一段落し、子どもたちと箱根までドライブ!
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環状2号線⇒保土ヶ谷バイパス⇒横浜町田ICから東名高速に入ります。
高速道路のSAには、このようにEV急速充電サービスポイントが設置されています。
20120714-0820120714-07
写真は海老名SAのもの。
しかし、残念なことにプリウスPHVは急速充電には対応していないため、この充電サービスを利用することができません。
やはり日産リーフや三菱アイミーブなどのように純粋な電気自動車が優先されるべきなのでしょう。
なお、NEXCO中日本のサイトによると、EV急速充電サービスの利用にあたっては事前登録が必要で、現在のところ1回あたり100円の料金がかかるということです。


海老名サービスエリアでは明日の朝食用にメロンパン、マンゴーパンなどを購入。
東名下りをひた走ります。
なお、ここまでは、東名高速に乗るまではEVモード、東名高速に入ってからはハイブリッドモードで運転しました。
高速巡航性能も申し分なく、登坂車線のあるような上り坂の区間ではエンジンとモーターが力を合わせている様子がインパネでよくわかります。

御殿場ICで東名高速を下り、乙女峠を登ります。
通常のプリウスに比べて、PHVはバッテリー重量が40Kg増加して80kgとなっています。
しかし、そんなことを全く感じさせない力強い走りが印象的です。

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乙女峠では雲の中となり、視界が悪い中の運転でした。

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乙女峠の乙女の鐘と、名物の金太郎の銅像。
金太郎のおしりを撫でると良い子に育つそうです。
おしりがピカピカに光っていました。
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乙女峠を越え、仙石原へ。
ススキが青々と繁っています。
秋には このように一面見事なススキの穂となります。

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元箱根で一休み。
ここは数々のドラマを産んできた箱根駅伝の折り返し地点でもあります。
どんよりした天気ですが、どうやら雨は大丈夫そうです。

ここから、箱根駅伝復路のコースをたどって横浜に戻ります。
途中、お玉ヶ池の国道1号線最高標高地点(874m)の辺りでEV走行可能距離がゼロに。

ここから、一気に下り坂となります。
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発電した電気をどんどん蓄えていっています。
まさにプリウスPHVの真骨頂を発揮しています。

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並行して走る箱根登山鉄道では、紫陽花列車を運行していました。
紫陽花の見頃は、もう終わりに近いようですね。

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箱根湯本に到着するころには、EV走行可能距離が10kmを越えました。
まだまだ充電は続きます。

【ちょっとした計算】
国道最高標高地点(874m)から箱根湯本(108m)の標高差は 766m
プリウスPHVの重量は1410kg、人間とガソリン等の重量を含めて1500kgとします
国道最高地点と箱根湯本での車速は同じとします

両地点での位置エネルギーの差
U=mgh=1500(kg)×9.8(m/s)×766(m)
=11,260,200(kg・m^2・s^-2)
=3.130…(kWh)

箱根湯本に到着した時点でプリウスPHVのバッテリーが5割程充電されたとして、回生された電力量
E=4.4(kWh)×0.5=2.2(kWh)

よって、位置エネルギーの 70%ほどが回生された ことになります

 

それほど意識した走行でもなく、また観光バスや他の車も多く走っている条件の中で、7割ものエネルギーを回収し、再び使うことができているということは驚きです。
ノーマルのプリウスは電池容量が少ないため、せっかく回生ブレーキにより発電した電気のうち、蓄電容量を超えた分は残念ながら熱として捨ててしまうことになります。
(もちろん、ほとんどの車は、ブレーキによって、全部のエネルギーを捨ててしまっていることになります)
このように箱根を下る車一台一台が、それぞれ3kWhを超えるエネルギーを熱として捨ててしまっています。
これは箱根に限らず、どの道路でも同じ。
走っているほとんどの車の運動エネルギーと位置エネルギーが無駄に捨てられているのです。
しかし、プリウスPHVは、これらの回生電気を効率的に貯めて再利用することが出来ます。
これこそがプリウスPHVの真骨頂といえるでしょう 。

小田原を過ぎてから西湘バイパスに入り、ハイブリッドモードに切り替えましたが、EV走行可能距離は、ずっと10km台をキープしていました。
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西湘バイパスでは、燃費はずっと30~40km/l で推移しています。

自宅手前20キロほどになった所で、EVモードに切り替えました。
丁度自宅に到着した時に蓄電池をほぼ使いきりました。

今回のドライブは、市街地、高速道路、登りの山道、下りの山道、バイパスなど様々な要素があるコースを走りました。
だんだんとプリウスPHVに合った運転が分かってきたような気がします。
全行程約185km、平均燃費は31.5kmでした。

20120714-04

 


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投稿者: kameno 日時: 12:09 AM | | コメント (0)

プリウスPHV10days(3)

第1日―夜のドライブ編

夜に地域の会合があったため、その間自宅コンセントから充電。

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給油口にあたる充電口を夜間開くと照明が点るのはちょっとした心遣いですね。



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約2時間の充電でEV走行可能距離が15kmになっていました。

 

横浜駅近辺での用事を済ませるついでに、夜の運転を試してみます。

20120713-23
ヘッドライトはロービームとクリアランスランプにLEDヘッドランプが採用されています。
色温度が高く、視認性に優れており、とても見やすいライトです。

ただ、室内ランプが電球なのは意外でした。
せっかくなので、こちらもLEDにしたほうが良いように感じます。
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運転中特に気になったことがあります。
運転中、フロントガラスに曇りが生じています。
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これは、ガラスの内側ではなく、外側に付着している曇りです。
この日は今にも雨が降りそうな蒸し暑い夜でした。
走行中、気流の流れの影響で空気中の水分が水滴となり、この部分に付着するのでしょうか。


雨が降っていないにもかかわらず、ワイパーが必須でした。
20120713-26
一般道を可能な限りEV走行で走ってみました。

ODOを見ると、出発してから21kmでEV走行可能距離がほとんどゼロになりました。
ここからはハイブリッド走行(ECOモード)となります。
夜間、エアコン、ヘッドライトを点けて、一般道を走行している条件でありましたが、当初の走行可能距離よりもずっと長い距離を走ることが出来ています。

この後、国道15号線を北上し、平和島から、東京湾に新しく出来た「東京ゲートブリッジ」を渡り、若洲を抜けて首都高速湾岸線に入り、横浜へ戻るルートを通りました。

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東京ゲートブリッジは深夜0時までライトアップされています。
恐竜に譬えられるように独特の形状が目を引きます。
(固定カメラにて撮影)

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ハイブリッドモードになってからのエネルギーモニターを見ると、エンジン、モーター、蓄電池の間で頻繁に電気のやり取りを切り替えている様子がわかります。
見ているだけでとても楽しいものです。
5分おきの燃費もリアルタイムに更新されてデータが表示されます。

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約2時間、約96km(うちEV走行21km)の夜のドライブでした。

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自宅に戻ってから、eConnectを確認すると、今日1日の走行距離は146km
ECO運転スコアは1日分で 71/100と表示されていました。


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プリウスPHV10days(2)

第1日―充電編

折角のPHVの特性を活かすために、充電について色々と試してみました。
まずは、自宅周辺の充電設備について。

eCconnect アプリを使うと、周辺の充電設備が表示され、便利です。
※なお、私のアンドロイド環境(Xperia Mini Pro SK17 + イオンのb-mobile SIM)でも問題なく動作しました。
※ただ、画面サイズの関係で、下部が少し欠けて表示されています。(これは仕方ないかな・・・・・)



早速検索すると、徒歩圏内に
(1)トヨタカローラの引渡し店
(2)Timesパーキング
(3)イエローハット

が見つかります。
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(1)トヨタカローラの引渡し店
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こちらでは、あくまでも整備工場内の充電ステーションということで、一般の方は基本的に使用できないそうです。
このあたりは充電設備の整備拡充が求められますね。


(2)Timesパーキング
徒歩圏内にある駅前のコインパーキングです。

20120713-12
電源コードも設置されています。
TOYOTAのロゴが入っていますので、トヨタが設置したものでしょう。
しかし、残念なことに駐車エリアに一般車が駐車していたため、使用することができませんでした。
もしも電気自動車で、バッテリー残量が少ない場合には本当に困るだろうな~。
因みに、充電のためにはコインパーキングを利用することが前提です。
駐車料金は1時間400円、深夜は1時間100円です。
プリウスPHVは急速充電に対応していないため、それなりの出費と待ち時間を覚悟する必要があります。

 

(3)イエローハット
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この店舗も、徒歩圏内にあります。
受付カウンターで「充電をしたい」旨を申し出ると、3階の駐車場でご自由にどうぞ!ということでした。
メンバーズカードの提示も必要なく、しかも無料です。電圧は100Vです。

20120713-14
ただ、若干の注意が必要です。
まずは、電源コードは自前のものが必要であるということ。
これについては、今回は200V用のコードに加えて、オプションの100V用のコードも積んでありますので、利用には問題がありません。
第2点はイエローハット港南店の電圧は100Vであるため、プリウスPHVでは満充電までに約3時間を要するということ。
もしもフル充電をしたいのならば、その間、駐車上に留めておいて置かなければなりません。
第3点は、自前の電源コードをそのままに、車を離れなければならないこと。
まあ、電源コードを持ち去る人や、いたずらをする人は居ないでしょうけれども、少し心配です。

今回、イエローハットでは、買い物の間の約1時間弱を充電時間として利用させて頂きました。
充電によってEV走行可能距離は 0km ⇒ 4kmに伸びましたが、現実問題として、外出先での商業施設やサービスエリアでの100V電源による充電は現実的ではないと考えます。
上のTimesパーキングでも感じたことですが、逆に自分のプリウスPHVが長時間電源設備を塞いでいて、本当に必要な電気自動車の充電が出来なかったなどということも無いとは限りません。

今後電気自動車の普及が進んでいく中で、将来的に考えなければならない課題は多いようです。

 

●やはり、自宅での充電が前提

20120714-02
今回のプリウスPHVには100V用、200V用の2種類のコードが積んでありますが、思いの外長いコードがついていることは嬉しい誤算でした。
お寺の物置小屋の外壁に、外用コンセントがついており、ここに繋げることができたのです。
物置小屋の電源は電圧が100Vですが、アースもついており20Aまでの容量がありますので、そのまま利用することができます。


7月13日はお盆の初日。
檀家さん廻りなどもあり、その際もプリウスPHVを利用させて頂きました。
夕方に戻ってきて、再び充電。
自宅駐車場に電源設備があることがプリウスPHVの本領を発揮させる大前提であるということをつくづく実感しました。

2時間ほど充電してから、運転に慣れるために夜のドライブへと出かけてみました。
⇒続きは次のブログ記事 プリウスPHV10days(3)

 


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投稿者: kameno 日時: 11:50 PM | | コメント (0)

プリウスPHV10days(1)

第1日-引渡し・ファーストインプレッション

 

トヨタ・プリウスPHV10daysモニターに応募したところ、なんと当選!

prius03
当初は、8月下旬の期間で当選だったのですが、事務局の手違いがあったとのことで、7月中旬のモニターとなりました。
簡単な自己紹介ですが、私は横浜の禅寺・貞昌院の副住職、kamenoと申します。
個人的なスケジュール(今はお盆の期間です)の関係でどの程度乗ることが出来るかわかりませんが、折角の機会ですので期間内にいろいろと試してみたいと思います。

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いよいよ引渡しの日がやってきました。
引渡し場所は、いつもお世話になっているトヨタカローラの地元店です。
店では担当のお二方が既に待っていてくださっていました。
事務的な手続き、車両の説明、モニターとしての注意事項など40分ほどの説明を受けた後、モニター車の点検と説明。

20120713-10
電源コードとコンセントの大きなラッピングが目につきます。
これまでのプリウスPHV10daysモニターの方々の車をイメージしていたのですが…実に目立ちます。

丁寧な説明を終えて、担当二氏に見送られて引渡し店から出発。

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スタート時点の ODOメーターは 3,933km。
EV走行可能距離は 14.5km となっています。
引渡し店から自宅までは直線で 3km程なのですが、少し遠回りをして、国道1号線~戸塚~舞岡経由で帰ってみました。

20120713-31 

横浜は、細い道、アップダウンが多いので、坂を登るとEV走行可能距離がみるみる減少していきます。
逆に、下り坂では回生装置により走行可能距離が伸びていくのですが、全てEVモードでの運転、2人乗車、エアコン使用という条件のため、当初の走行可能距離表示より若干短い距離(約12km)を走り自宅に到着した頃にバッテリーを使い切りました。
電気自動車では、この走行可能距離とにらめっこしながら「あと何キロ走ることができる」と気にしつつ運転しなければならないことを考えると、PHVの一番のメリットが浮かび上がってきます。
坂道が多い都市部の走行では、走行可能距離があまりアテにならないという印象も受けましたので、バッテリー残量によって自動的にハイブリッドモードに移行するPHVは実に安心感が高いと感じます。


お寺に到着。
やはり、このデザインは目立ちますね!

prius02

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さて、EVでの運転をしての印象ですが、まずは静粛性の高さと加速のスムーズさ、そしてトルクの高さに驚かされます。
現在はノアに乗っているのですが、エンジンが動いていないということはこれだけ違うのかという驚きがあります。

しかし、良い点ばかりではなく、最初に運転席に座って感じた印象は、「視界が悪いな~」というものでした。
私の身長は172センチ程ですが、前後左右の視界の狭さが気になります。
このことは、引渡しの際に、担当者も言っておりました。

試しに、自宅に到着してからどの程度の範囲が見えていないのかを確認してみると・・・
20120713-1720120713-15
↑写真左が運転席からの左方向の視野。右が前方の視野です。
パイロンは、下部まで見える場所に設置しています。

20120713-1820120713-16
車の外から確認すると、これだけ広い範囲が見えていないことがわかります。
また、サイドミラーも空力抵抗を考慮してなのか、見える範囲があまり広くありません。
運転する際には、この点を心しておく必要がありそうです。
特に左折の際には注意が必要だと感じました。

10日間、安全運転でいきましょう!



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投稿者: kameno 日時: 11:35 PM | | コメント (0)

ぷくぷくスマホ防水ポーチ

週刊誌『週刊アスキー8月7日増刊号(7月2日発売)』に、とても面白い特別付録がついています。

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その名も「ぷくぷくスマホ防水ポーチ」
これがなかなか使えるのですよ。

20120709-05
Xperia mini pro を防水ポーチに包んでみました。

さっそく、貞昌院の蹲、水琴窟、そして池を撮影してみました。

 

本格的な夏を目前としています。
日本には五感を駆使して暑い夏を涼しく過ごす工夫を伝統的に行って来ました。
その一つが禅庭園に見られる蹲(つくばい)や水琴窟(すいきんくつ)です。

特に水琴窟は、江戸時代の茶人、小堀遠州が考案した洞水門から改良されてきた日本独自の装置です。
まさに水滴を知りつくしたエキスパートが受け継いできた伝統といえます。

貞昌院の水琴窟については、これまでのブログ記事をご参照ください。
1/fゆらぎ 水琴窟
水琴窟の音の出るしくみ
水琴窟設置しました
電子音が溢れているけれど
発車メロディーの原点は禅寺にあり

投稿者: kameno 日時: 11:14 AM | | コメント (0)

廃油回収を継続しています

貞昌院の「廃油回収BOX」に、いつも廃油(使用済み天麩羅油等)をお持ち寄りくださりありがとうございます。

今日の廃油回収棚の様子。
お持ちいただいた皆様、有難うございました。

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定期的に廃油回収を行っており、油は精製されてバイオディーゼル燃料(軽油)として生まれ変わります。
20100629-01 201100401-04

 
これからも継続的に油の回収を行なっていきますので、不要・使用済み油がありましたら貞昌院までお届けくださいますようお願い致します。

投稿者: kameno 日時: 9:51 AM | | コメント (0)

太陽光発電と電気のシェイプアップカルテ

日本中、すべての発電所で停止されている原子力発電所を再稼働するかどうか、首相の判断も近いようです。
果たして、どのような判断がなされるのでしょうか。

いずれにしても、この夏に向けて、十分な電力供給は望めないかもしれません。
昨年に引き続き、節電が求められます。

 

貞昌院では、平成15(2003)年より太陽光発電設備を運用しており、定期的に太陽光発電の実績値を纏めて精査しています。
東京電力の5月の検針票が届きましたので、今日(5月28日)までの分でまとめてみます。

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太陽光パネルの生み出す電力量が一番大きいのは4月から5月にかけてとなります。

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また、空調も使う必要があまりないので、結果的に電気代の収支は大きく黒字の方向にシフトします。
2012年4月は、使用電力料金17,134円(うち、基本料金6,825円)、売電収入20,640円ですので、3,506円の黒字。
2012年5月は、使用電力料金18,841円(うち、基本料金6,825円)、売電収入17,280円ですので、1,561円が電気代。

という感じになります。

電気代収支は、売電電力の倍額買取が始まってから、黒字(つまり、電気代の収入が料金を上回る)月が出てきました。

20120529-05

 

冒頭のグラフのうち、直近の部分を切り出したものがこちらです。

20120529-04

 

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ところで、東京電力では、電気のシェイプアップカルテというサービスを行なっています。
直近2年分の電気料金をグラフ化して提示してくれるものです。
例えば貞昌院ではこのようになりました。

20120529-01

東日本大震災直後、徹底的に節電につとめた、その状況を維持し、さらなる節電を行うことはとても大変です。
昨年並みの水準を保つのがやっと。
しかし、同じ契約容量の平均の使用量(赤い折れ線)に比べて、貞昌院の使用電気代がかなり低い事がわかります。

この理由は、太陽光発電設備によって、創エネルギーを行なっていることと、節電につとめた結果が表れたものだと考えています。

太陽光発電設備も、これまで故障無く順調に運転を続けています。
発電量の劣化は、まだ認められないようです。

自然エネルギーによる発電設備を設置することの意義は単に環境に負荷をかけないシステムであるというだけではなく、環境の変化を感じ取ることができ、節電のあり方に直接向かい合うことができるシステムです。
水道の蛇口を捻れば水が出る、コンセントにプラグを繋げば当たり前のように電気を利用できる、という状況に慣れてしまうと、エネルギー資源の大切さや、エネルギーが何処からやってくるのかということへの感心も薄れてしまいがちになります。

電気のシェイプアップカルテは、気軽に使用電気量の動向を知ることができる一つの手段ですので、活用してみてはいかがでしょうか。

投稿者: kameno 日時: 12:43 AM | | コメント (0)

太陽光発電2011年度の総括

200812025-01.jpg

早いもので、もう平成23(2011)年度の期末を迎えました。
ソメイヨシノの開花もまもなくです。
 

貞昌院には平成15(2003)年より太陽光発電設備を運用しており、定期的に太陽光発電の実績値を纏めて精査しています。
3月末までの記録速報はこちらです。

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一昨年(2010年)2月から、倍額買取制度が適用され、KWhあたり48円で東京電力に売電しており、その電力は他の電力需要のために融通されています。
この倍額買取により、貞昌院の電気料金負担(グラフ中「黄色●」の「東京電力から買入れている電気代ー売っている電気代」)が少なくなりました。

「東京電力から買入れている電気代ー売っている電気代」の部分を抜き出して、グラフにしたものが次の図です。

20120329-02

初夏から夏場に掛けては、電気基本料金を含めて「電気代がマイナス=電気料金が収入超過」が当たり前になっていることが判ります。
(なお、昨年と今年、2月の電気料金が増えていますが、その理由は本堂で行われた演劇による臨時電力需要のためです)


2010年2月からの倍額買取制度により、電気料金として東京電力に支払っている電気代収支は、初夏から夏に掛けてはマイナスとなっています。
つまり、冒頭に書いたように電気代は黒字。
2011年は、節電の効果もあり、貞昌院は、お寺全体としての電力料金に関して年間を通した電力収支もほとんどゼロとなりました。

太陽光発電設備は設置から8年経過しましたが、これまで故障無く順調に運転を続けています。
発電量の劣化は、まだ認められません。

設置以降、発電電力量の総計は 40,848 Kwhとなりました。
KWhあたり48円として計算すると 1,960,704円。
KWhあたり24円 として計算しても 980,352円分の電気を生み出してきたことになります。

 

今後とも継続的に報告していく予定です。


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投稿者: kameno 日時: 12:55 PM | | コメント (0)

屋根貸し制度と曹洞宗メガソーラー

京浜工業地域には火力発電所が点在していますが、稼働率が高まっていることもあり、今朝も白い水蒸気の煙を勢いよく吐き出していました。
風のある日は、その煙が一列の雲となっています。
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電気事業連合会の資料による電源別発電電力量の実績および見通しを見ると、2009年では原子力発電が29%。
東日本大震災発生前の計画では、原子力発電の割合を2019年度には41%にまで高める計画でした。

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しかし、震災以降、日本各地の原子力発電所は稼動停止を余儀なくされ、その分の電力をを他の発電施設によって賄わなければならなくなっています。

そのため逼迫する電力需要に追いつくために既に廃止が決まっている火力発電所を再稼動させたり、新たなガスタービン発電所を設置したりということで、冒頭の写真のような光景が当たり前になりました。
一昨年まで世間に溢れていた「温室効果ガス(CO2)」排出削減というキャッチフレーズはすっかり影を潜めてしまいました。

さらに、火力発電所のフル稼働により燃料費がかさみ、コストの負担が増加しているという報道もあります。
⇒電力、燃料費1兆円増 火力急増で7社赤字

原子力発電所の新規建設は、恐らく困難でしょう。
しかし、現在ある原子力発電所については、無条件で廃炉という暴論は避け、冷静に震災の教訓を踏まえた上で徹底的に安全面での改善を図り、寿命を迎えるまでは稼動させる必要があると考えます。
また、事故を起こした原子力発電所の廃炉に向けた手続き、事故発生後の処理の方法など、現在の日本ならではの経験を充分に蓄積して、世界各各地に設置されている原子力発電設備の安全運用に生かすことが大切でしょう。
とにかく事故の収束と除染を徹底的に行い、その経験、教訓を生かすこと、それが今の日本に課せられた役割であり、生き残る道であると思います。


 

さて、もう一つの方向性は、自然エネルギーへの転換の促進です。
震災以降、太陽光発電がさらに注目され、普及の勢いが加速しています。
一昨年前から始まった倍額買取制度もその後押しをしています。

ただし、太陽光発電設備を設置する場合に一番の障壁となっていることは、「初期投資」の負担が大きいということでしょう。
ざっくりした計算で、向こう15年~20年分の電力料金の負担を先行投資するわけですから、資金にある程度余裕があり、かつ自然エネルギーに対する熱意がある程度無いと導入のモチベーションには繋がりません。

 

そこで、今日の記事のタイトルの「屋根貸し制度」が今年の大きなトピックスとして挙げられます。
屋根貸し制度については、これまでも構想があったようですが、先日枝野幸男経済産業相による制度創設の発言により、より具体化してきました。

屋根貸し制度とは、一言で言うと 「発電会社が各家庭の屋根を賃借し、そこに発電会社がパネルを置けるしくみ」ということです。

 

(1)発電会社にとっては 太陽光発電設備を設置する広大な場所を確保でき、売電収入も得ることが出来る。
(2)各家庭にとっては、屋根を賃貸資産として活用でき、賃料が入る。初期投資も不要。
(3)社会全体としては、自然由来の発電電力量が増え、その分原子力発電設備、火力発電設備の負担が軽減する。

という、一石三鳥(win-win-win)の仕組みです。

 



さて、この「屋根貸し制度」を一歩進めて、一つの提言を行っています。

以下は 私が2007年度の曹洞宗総合研究センターの学術大会で発表した際のまとめと提言です。


 


■まとめと提言

環境問題への意識の高まりとともに、太陽光発電設備の全国における累計設置発電容量は、2004年までに住宅用、公共産業用合わせて113.2万キロワット(総合資源エネルギー調査会調査)と、急速に増大している。また、新エネルギー利用等の促進に関する特別措置法に基づく基本方針に掲げる導入目標において、2010年に482万キロワットという設定がされている。

このような背景のもと、「グリーンプラン」の実践として、全国の曹洞宗寺院に新エネルギーによる発電設備、特に太陽光発電装置を導入していく事例が増えている。これまでは、寺院個々の「点」としての活動であった。しかし、その設置事例が増えていくにしたがって、それぞれが連携して「面」としての情報として体系化することは重要である。

特に、全国に1万4千もの寺院と多くの檀信徒をもつ曹洞宗は、環境施策においても大きな力を発揮する事ができるだろう。寺院の有する境内地を活用するだけでも計り知れない可能性を持っている。
宗門が主導率先し、各寺院・檀信徒が連携して新エネルギー導入を推進していく事は、「グリーン・プラン」の実践として重要な案件である。また、その情報を宗門がリアルタイムに把握し、発信していくことにより、その価値をさらに高めることができる。

そのために、新エネルギー設備導入にあたり、初期投資費用の補助や、技術的導入の指針、宗費減免や褒章制度など、普及推進に向けた具体策を実現させていくことは重要な施策といえよう。これまでの実績を踏まえ、今後どのようなことが可能かを列挙する。

(1) 新エネルギー発電設備導入に際する具体的なガイドラインを作成する。
(2) 公益法人・非営利法人に対する公的補助は、営利企業や一般住宅に比べて優遇されているが、その利用に関する情報を寺院に向け発信する。
(3) 全国寺院に発電設備がどれだけ設置運用されているかを把握し、発電実績を集約して体系付けて公表する。
(4) グリーン電力証書システムを活用し、化石燃料削減・ CO2排出削減などといった価値を全国レベルで具体化させる。
(5) 新エネルギー発電設備に関する補助金を曹洞宗独自に設定する。
(6) 宗費減免や褒章制度を宗制として定める。
(7) 宗門各機関や寺院がISO14001の認証を取得することをめざして活動を展開する。


このうち、(5)(6)をより具体化させたものとして、宗門独自の「屋根貸し制度」推進を図ることも有効な手段だと考えます。
つまり、屋根貸しを各寺院の単位で行い、家庭よりも単位設備規模の大きな制度として深化させるわけです。

 

日本全国には、曹洞宗の寺院だけで、1万5千か寺ほどあります。
(他宗派を含めると7万か寺ほど)

その一か寺あたりの土地面積を1万5千m2とします。
すると、15,000 m2×15,000 か寺=225,000,000 m2 となり、約2億2千万m2もの面積にもなります。
この土地全体に降り注ぐ太陽光のエネルギーは、ピーク時には約2億2千万 Kwにも達します。
東電の夏の最大電力需要予測は、約6千万Kw強ですから、それを軽く賄うに余りある太陽光エネルギーが日本全国の曹洞宗寺院境内に降り注いでいるわけです。

もちろん、境内地全てに太陽光発電設備を設置することは現実的ではありませんので、もう少し現実に即した計算をしてみましょう。
一か寺あたり、仮に平均10kwの太陽光発電設備を設置したとすると、発電ピーク時には10kW×15,000 か寺=15万kwになります。

総体的に曹洞宗メガソーラーとも言える設備になります。

東電の夏の最大電力需要の2.5%を曹洞宗寺院だけで生み出すことが可能となります。

各寺院にとって、屋根を賃貸資産として活用でき、賃料が入り、初期投資も不要となれば、かなり理解が得やすいのではないでしょうか。

その推進の中心を宗門が全国寺院と連携して担い宗費減免や褒章制度を宗制として定めることとにより、経済的な負担も無く新エネルギーの普及に貢献できると考えます。
今年がその絶好の機会であるといえましょう。

 


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投稿者: kameno 日時: 10:57 AM | | コメント (0)

太陽光発電2011年の総括

早いもので、もう師走。今年残り1ヶ月ほどになりました。

貞昌院には平成15(2003)年より太陽光発電設備を運用しており、定期的に太陽光発電の実績値を纏めて精査しています。

20111202-01

ありがたいことに、昨年(2010年)2月から、倍額買取制度が適用され、KWhあたり48円で買い取られています。
そのために、それ以降グラフ中「黄色●」の「東京電力から買入れている電気代ー売っている電気代」料金が極端に下がっています。
貞昌院で負担する電気料金が、電気基本料金を含めて「電気代がマイナス=電気料金が収入超過」が当たり前になりました。

 

今年は東日本大震災の影響で、日本中が節電ムードとなりました。
貞昌院でもこれまで以上に(無理のない範囲で)節電につとめ、消費電力も例年よりかなり下がりました。

計画停電および節電効果もあって、3月から11月にかけて、いずれも昨年同月の消費電力よりも下回っています。
特に夏場の費電力の低下は顕著です。

 

20111202-04

 

最近3年間の貞昌院全体の電気料金「東京電力から買入れている電気代ー売っている電気代」の推移をグラフにしてみました。

20111202-03

2010年2月からの倍額買取制度により、電気料金として東京電力に支払っている電気代収支は、初夏から夏に掛けてはマイナスとなっています。
つまり、冒頭に書いたように電気代は黒字。
2011年は、節電の効果もあり、貞昌院は、お寺全体としての電力料金に関して年間を通した電力収支もほとんどゼロとなりました。

太陽光発電設備も、これまで故障無く順調に運転を続けています。
発電量の劣化は、まだ認められません。

20111202-02

既に設置運用から8年が経過しようとしています。
これまで故障も無く順調に発電を続けてきました。
太陽光発電設置に貞昌院が負担した金額は190万円(総額380万円のうち半額は助成金)ですので、既に設置に係る費用はほぼ回収されたことになります。

今後は、グリーン電力買取も始まりますので、さらに発電電力買取額が増える見込みです。

自然エネルギーによる発電設備を設置することの意義は単に環境に負荷をかけないシステムであるというだけではなく、環境の変化を感じ取ることができるシステムであるであるというところにあると思います。
水道の蛇口を捻れば水が出る、コンセントにプラグを繋げば当たり前のように電気を利用できるということはどういうことなのか、それぞれのエネルギー資源が何処からやってくるのかを知ることは大切でしょう。

 

このような↓流れもあります。


「脱原発」アピール…城南信金、東電と契約解除

城南信用金庫(本店・東京都品川区)は2日、東京電力との契約を解除すると発表した。
自然エネルギーによる発電などを手がける電力供給会社「エネット」(東京都港区)から購入する。原子力発電に頼らない「脱原発」の姿勢をアピールする狙いだ。
城南信金は来年1月から本店など契約電力が50キロ・ワット以上の77店舗で、エネットとの契約に切り替える。2010年度に約2億円だった電気代が、約1000万円減る見込みという。
(読売新聞 12月2日)

 


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投稿者: kameno 日時: 9:56 AM | | コメント (0)

太陽光発電2011年前期の総括

早いもので今年も既に半分以上経過しました。
梅雨も明け、夏本番です。

貞昌院には平成15(2003)年より太陽光発電設備を運用しており、定期的に太陽光発電の実績値を纏めて精査しています。
昨年末に「太陽光発電2010年の総括」を行なったのに引続き、今年最後の総括をしてみます。

20110722-03

(註)東京電力による電力量の検針日は26または27日となっておりますので、2010年の12月分は27日を以って締めています。


昨年(2010年)2月から、倍額買取制度が適用され、KWhあたり48円で買い取られています。
そのために、それ以降グラフ中「黄色●」の「東京電力から買っている電気代ー売っている電気代」料金が極端に下がっています。
貞昌院で負担する電気料金が、電気基本料金を含めて「電気代がマイナス=電気料金は収入超過」になったことは大きなことです。

 

次に、昨年同月との消費電力をグラフにしてみました。

20110722-01

今年2月には、貞昌院本堂で演劇が行われたため、その分消費電力が昨年同月に比べて増えています。
そして3月11日の東日本大震災。
計画停電および節電効果もあって、3月から6月にかけて、いずれも昨年同月の消費電力よりも下回っています。
特に3月、4月の消費電力の低下は顕著です。

 

最後に、太陽光発電設備設置以降、貞昌院全体の電気料金「東京電力から買っている電気代ー売っている電気代」の推移をグラフにしてみました。

20110722-02

太陽光発電設備を設置する前は、3万円~4万円程度の電気料金がかかっていました。
太陽光発電を開始してからは、概ね1万5000円程度。
倍額買取が始まってからは、電気料金がマイナス(黒字)になることも珍しくなくなりました。

既に設置運用から8年が経過しようとしています。
これまで故障も無く順調に発電を続けてきました。
太陽光発電設置に貞昌院が負担した金額は190万円(総額380万円のうち半額は助成金)ですので、既に設置に係る費用はほぼ回収されたことになります。

今後は、グリーン電力買取も始まりますので、さらに発電電力買取額が増える見込みです。

 

自然エネルギーによる発電設備を設置することの意義は単に環境に負荷をかけないシステムであるというだけではなく、環境の変化を感じ取ることができるシステムであるであるというところにあると思います。
水道の蛇口を捻れば水が出る、コンセントにプラグを繋げば当たり前のように電気を利用できるということはどういうことなのか、それぞれのエネルギー資源が何処からやってくるのかを知るということは大切なことでしょう。


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節電対策・4月分の結果

投稿者: kameno 日時: 2:39 PM | | コメント (0)

サッカーボール型のすごいヤツ

20110720-01
なでしこJAPANは、女子サッカーの歴史を塗り替えました。
今日のブログ記事は、サッカーボール型の「すごいヤツ」が世界中のエネルギー供給需給を「塗り替える」というものです。

このたび、三菱化学が東京大学「ERATO中村活性炭素クラスタープロジェクト」の技術を応用して、エネルギー変換効率10%を超える試作品を世界で初めて成功した というニュースが入ってきました。

現在普及している太陽光発電パネルは、半導体を製造する際に発生するシリコンの余りを結晶化してガラス基板でサンドイッチした形のものです。
ガラスの重量がありますので、パネル全体の重みもあり、既設の屋根に載せるためには、それぞれの屋根構造にあわせた架台を設置する必要もあり、これが結構大変だったりします。
貞昌院の設置事例はこちら


これに対し、塗布変換型有機太陽電池は、液体を現場で「塗る」ことによって設置が完了します。
塗った後加熱してしばらく放置すると乾いて固まり、それが「半導体」の役割を果たしますので、そこに配線を施せば太陽光発電パネルの完成です。

主な特徴は 

・エネルギー変換効率が10%を超え、結晶シリコンの太陽光発電パネルと比べても遜色が無い
・材料も簡単に手にはいるものばかりのため、安価に製造できること。製造コストが10分の1程度になる
・「塗る」だけなので、どんな形状の屋根でも壁でも、また布地のような曲がる素材であっても対応できる
・厚みが1ミリ程度、重量の負担もほとんど無い
・製品寿命は現段階で10年ほど

という特徴を考え合わせれば、これまでの太陽光発電の常識を塗り替える重要な技術であることがわかります。

 

では、具体的にどのようなものなのかを簡単に見てみましょう。
結晶シリコンの太陽光発電パネルが発電を起こす仕組みは半導体として結晶シリコンを用いますが、塗布変換型有機太陽電池も、フラーレン誘導体「SIMEF」を半導体として利用します。

フラーレンとは、最小の構造が多数の炭素原子で構成されるクラスターの総称であり、冒頭のサッカーボール型の図が、炭素原子が多数集まってできているフラーレンという分子構造です。
そのうち、一番左のものがベーシックなフラーレンC60、一番右が塗布変換型有機太陽電池に利用されるフラーレン誘導体「SIMEF」です。
主要原料にテトラベンゾポルフィリンを用い、n型半導体としてフラーレン誘導体を組み合わせることにより、塗布変換型の有機薄膜太陽電池が実用化にむけて大きな前進をしました。

20110720-02

フラーレンは、さまざなま化学修飾を施すことにより、トルエンのような有機溶媒に溶かすことができます。

テトラベンゾポルフィリンは、その前駆体がトルエンなどの有機溶媒に溶けやすいので、どんな曲面にも塗布することが可能です。
塗布後、加熱することにより結晶化し固まります。
これが良好な半導体特性を有する発電パネルになるのです。

 

・フラーレン
・テトラベンゾポルフィリン
・塗布変換型有機太陽電池

このあたりのキーワードはとても重要なキーワードです。
今後耳にすることが多くなることでしょう。

 

 

三菱化学では、国内工場で年間3-5メガワット分の生産を始め、2015年には年30メガワット規模まで拡大する予定だそうです。

塗布変換型の有機薄膜太陽電池は数年のうちに各方面での応用、普及が進んでいくことでしょう。

 


 

地球に降り注ぐ太陽光のエネルギーは膨大です。
どれだけ大きなエネルギーであるかを見ると、例えば、日本全国にある寺院の数は約7万か寺。
仮に一か寺あたりの土地面積を1000m2とします。

1,000 m2×70,000 か寺=70,000,000 m2

この土地全体に降り注ぐ太陽光のエネルギーは、ピーク時には約7000万KWにも達します。
記録的猛暑だった2010年夏の東京電力管内の最大電力供給量は6000万kWでしたから、それを賄うに余りある太陽光エネルギーが全国の寺院境内に降り注いでいるわけです。

太陽光発電はメンテナンスがいらない、クリーンな発電装置として注目されていますが、私は、一番の特徴は電力消費のピークカットに貢献するということであると考えています。
日本の電力消費のピークは、夏場、特に学生が夏休みに入る丁度今の時期の昼過ぎ(エアコンの電力消費時)に来ます。
夏の日射の多い時は太陽光発電の電力生産のピークでもあるわけです。
つまり、太陽光発電設備がある程度普及する事により、電力消費のピーク値が押し下げられ、その分だけ過大な火力・水力・原子力の電力発電施設投資が不要となります。

 

図 夏の最大電力を100としたときの電力需要の比較(東京電力資料)


 



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投稿者: kameno 日時: 7:13 AM | | コメント (0)

節電対策・4月分の結果

先月同時期にブログ記事 エネルギー源分散のメリット で、節電効果の速報を掲載しました。
その際は、電力量測定期間の前半が震災前、後半が震災後であったため、節電による効果がどれくらいであったか正確な比較が出来ませんでした。

電気使用量のおしらせ4月分が届き、震災後の期間での比較ができましたので、その結果をご紹介します。


貞昌院では、日頃から節電には努めていましたが、 東日本大震災に伴う計画節電を機に、電力消費をさらに見直して、可能かつ無理のない範囲で節電につとめてきました。
まずは、使用電力量と余剰電力量のお知らせです。

201100428-03 201100428-02

電気代(電力使用による請求予定金額は、基本料金を含めて 13,724円となっています。
対し、東京電力が買い取る購入予定金額は 22,080円です。
従って、8,356円の黒字です。


どれだけの節電となったのかを視覚的に表すために昨年2010年と今年2011年で比較したグラフを作成してみました。
昨年2010年・今年2011年の「4月分」の比較です。なお、対象期間は2010年、2011年それぞれ 3月28日~4月26日の30日間です。

201100428-04

電力会社からの買電量(左オレンジのグラフ)が昨年同期と比較してだいぶ減っていることがわかります。

使用電力量は約4割減、余剰電力量は 実に6割増となりました。

 
まだまだ節電の余地があったのですね。

 

使用電力量とは、下図でいうところのオレンジ色の部分、余剰電力量は下図でいうところの水色の部分の電力量です。

solor-image

 

節電により、図中の「貞昌院で消費する電力量」の線が下がると、水色の「余剰電力を電力会社に売電」の面積が増え、オレンジ色の「電力会社より買電」の面積が減少することがわかります。
それが冒頭のように結果として表れました。

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今年夏は再び計画停電が予測され、教区の中ではお施餓鬼法要を繰下げて暑さのピーク時を避けて行おうかという話も出ています。
思えば、一昔前先代住職の時代には、夕方近くになって随喜方丈さんが集まり次第法要打ち出しということでした。
自然に逆らわない智恵なのでしょう。
今年はそれに従うのも良さそうです。

 

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客殿から見る藤の花が見ごろを迎えました。

201100428-05

投稿者: kameno 日時: 8:27 AM | | コメント (0)

1/fゆらぎ 水琴窟

貞昌院茶室の前に水琴窟を設置しています。
ここには、裏山からの自然の湧水が導かれ、滴る水滴により美しい音が響いています。

坐禅の時、お茶会の時、心静かに耳を澄ますと、庭からかすかに水琴窟の音が聞こえてきます。

東日本大震災からまもなく1ヶ月。
心痛むニュースが毎日のように続いています。

このような時でも、サクラは例年通り咲いていますし、水琴窟は普段どおりの音を奏で続けています
今朝、水琴窟の音を録音しました。是非お楽しみください。
(最初の部分はシジュウカラの鳴き声とのコラボレーションになっています)

ここをクリック (WMAオーディオファイル)

 

水琴窟は、江戸時代の茶人、小堀遠州が考案した洞水門から改良されてきた日本独自の装置です。
まさに水滴を知りつくしたエキスパートが受け継いできた伝統といえます。

20080321-03.jpg 20080321-04.jpg 20091025-01.jpg

貞昌院に設置した水琴窟の構造は、浅い受け皿で一旦水を受け、中央の穴から少しづつ流れる水が、受け皿の裏側において大小さまざまな大きさの水滴を形成するしくみです。
落下した水滴は水琴窟内を約40センチほど下の水面に衝突して音を発生させます。

201100408-07201100408-05201100408-06



この音が瓶の内部で反響し、残響音が水琴窟の音となります。

 


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水琴窟設置しました
電子音が溢れているけれど
発車メロディーの原点は禅寺にあり
投稿者: kameno 日時: 4:08 PM | | コメント (0)

エネルギー源分散のメリット

ここのところ、各方面より貞昌院に設置している太陽光発電についての問合せが相次いでいます。
3月11日に発生した大震災の影響で、電力会社の電力供給力が失われ、東北から関東にかけて幅広い地域で行われている計画停電への対策、そして震災復興支援のために節電・創エネルギーへの貢献のためというのが主な動機のようです。
今日の記事では太陽光発電を含めたエネルギーの源について考えてみます。

貞昌院でも、これまでに計画停電が何回か行われました。
また、電力消費をさらに見直して、可能な限り節電につとめています。

その結果が「東京電力からの電力量のおしらせ」の数値として現れはじめました。
201100330-04 201100330-05

昨年2010年・今年2011年の「3月分」の比較です。なお、対象期間は2010年、2011年それぞれ 2月26日~3月27日の30日間です。
2011年は、震災発生からの期間が16日間含まれています

 

201100330-03201100330-01

電力会社からの買電量(左オレンジのグラフ)が昨年同期と比較してだいぶ減っていることがわかります。
これまでも、出来る限り節電に努めていたのですが、まだまだ節電の余地があったのですね。

また、余剰電力量(右 水色のグラフ)はかなり増えました。
この量は、太陽光で発電した電力が貞昌院で使い切れずに東京電力に還元し、他の家庭・事業所に送っている電力量です。

一日の太陽光発電電力量と貞昌院で消費する電力量のイメージ図(下図)を併せてご覧いただくとわかりやすいと思います。
solor-image

 

節電により、図中の「貞昌院で消費する電力量」の線が下がると、水色の「余剰電力を電力会社に売電」の面積が増え、オレンジ色の「電力会社より買電」の面積が減少することがわかります。
それが冒頭のように結果として表れました。

 

■オール電化の弊害

太陽光発電設備を導入する際には、「オール電化」を薦められることがあります。
オール電化は、ガスコンロを電磁調理器に、給湯器を深夜電力を利用したエコキュートにすることにより、電力料金が安くなるというものです。
火を使わないため火災の危険性が少ないということで、高層マンションで積極的に取り入れられるなど、かなり普及してきました。
しかし、計画停電によって、全ての機器が使えなくなり、さらに高層マンションではエレベータ、給水も止まり、日常生活に大きな影響が出ています。
エネルギー供給源を一元化したことによるデメリットといえます。

 

■エネルギー源は分散するべき

貞昌院では、敢えてエネルギー源を分散しています。
ガスコンロはプロパンガス、風呂の給湯は貯湯式の灯油ボイラーです。
太陽光発電・プロパンガス・灯油ボイラーの組み合わせは、災害時にはとても強いということを実感しています。
計画停電時でも、コンロや風呂は通常通り使えます。


町内会、地区民生委員を骨格とした「災害時支援者委員会」でも、都市ガスエリアにある町内会館にプロパンガスボンベとコンロを災害備品として昨年揃えました。
プロパンガスの機動性の良さは抜群です。

 

■将来に向けて

貞昌院では、数年前より灯油ボイラーによる給湯器を燃料電池へ置き換えることを検討しています。

pi.gif
(図はエネファームのサイトより)

燃料電池はエネルギー効率が極めて高い特徴があります。
例えば火力発電所の発電効率は約40%程度であり、送電ロスを併せると3割程度の効率となってしまいます。

対し、燃料電池であれば発電効率は飛躍的に高まります。
太陽光発電+燃料電池という組み合わせにより、電力会社からの購入電力昼間・夜間を通してほとんど無くなることでしょう。
(つまり、電力に関して完全に自立できる)


今後は日本全体でエネルギー供給政策の抜本的見直しがなされることでしょう。
国民全体でよくよく考えていかなければならない問題です。

 


■関連資料

曹洞宗総合研究センター平成18 年度 第8回学術大会 発表原稿
「太陽光発電設備設置の意義について」(PDF)

■関連ブログ記事
計画停電にそなえ
全国の寺院に太陽光発電があると
エネルギー供給構造高度化法と燃料電池

投稿者: kameno 日時: 11:21 PM | | コメント (0) | トラックバック (1)

ハマグリ調査から食を考える

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雛祭りにちらし寿司と潮汁をいただきました。

潮汁に欠かせないハマグリ。
ここ数年、近所のスーパーに並んでいるハマグリは小さいものが多くしかも高価です。
大きなハマグリは貴重です。
今年は大船駅前商店街の鮮魚店で伊勢湾産の大きなハマグリを購入することが出来ました。


店頭に並ぶ蛤を継続的に広く調査すると、環境問題も見えてきます。
昨日回ってきたメーリングリストに「日韓共同干潟調査団ハマグリプロジェクトチーム」と「アジアの浅瀬と干潟を守る会」によるハマグリ調査協力依頼がありました。
このプロジェクトチームでは2005年から毎年、雛祭りの時期にハマグリの店頭調査を行なっています。


私たちは,雛祭りの時期に,国産ハマグリと輸入ハマグリの流通・消費状況を調べ,
商品名・産地表示の適正さも調査しています.
以下の要領で,調査に御協力いただければ幸いです.
調査日は,3月3日前後の,いつでもけっこうです。

必要最低限の情報:
調査日,調査地,店舗名,標準和名(種の名前),商品名,産地表示,100gあたり
の価格(もしくはパック価格:個数と価格),調査者

標準和名(種の名前)が分からない場合は不明でけっこうですが,写真がある場合は
同定致します.

凡例
2008年3月3日
神奈川県藤沢市鵠沼海岸,相鉄ローゼン鵠沼店
シナハマグリ,はまぐり,中国産,93円/100g,1パック 360g/15個
チョウセンハマグリ,はまぐり,茨城県産,g値段表示なし,1パック 580円
(本体552円)/1個
調査者:山下博由

協力していただける方は,以上のような情報を
wildsea**almond.ocn.ne.jp 山下宛て送って下さい. 注)**は@に書き換えて下さい。



ということで、早速協力させていただきました。


蛤は古来から食材としてのみならず、平安時代に流行した貝合せの遊びや、碁石としても利用されており、日本文化に根付いています。
日本各地の砂浜や干潟で広く収穫される身近な存在だったのです。
201100303-03
(図は「沈黙の干潟―ハマグリを通して見るアジアの海と食の未来―」日韓共同干潟調査団ハマグリプロジェクトチームより)


しかし、高度経済成長期における海岸の開発、干潟の現象により、蛤の漁獲量は減少の一途を辿っています。

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(図は「沈黙の干潟―ハマグリを通して見るアジアの海と食の未来―」日韓共同干潟調査団ハマグリプロジェクトチームより)



戦後まもなく1947年には3万トンを超えていた漁獲量は、1980年には2千トン、2000年には2千トンも割り込んでいます。
ここまで減少すると「不可逆的な減少のサイクル」に入ってしまい、絶滅への道を辿ってしまうようです。
残念ながら、これが日本のハマグリの現実です。

そうなると、ハマグリを海外から求めることになります。
日本では主に朝鮮半島や中国から大量のハマグリを輸入するようになりました。
現在では、流通するハマグリの90 %以上が外国産となっています。

鮮魚店やスーパーでは雛祭りの直前に大量のハマグリを仕入れ、雛祭りキャンペーンを行っています。
見かけ上、潤沢なハマグリが供給されているように見えます。

 

店頭に並ぶほとんどは外国産に成り代わり、そういった「食材の種」が変わっていることになかなか気付きません。
しかし、その裏側には副次的に引き起こされる自然の荒廃があるということを知っておく必要があるでしょう。

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(図は「沈黙の干潟―ハマグリを通して見るアジアの海と食の未来―」日韓共同干潟調査団ハマグリプロジェクトチームより)

日本のハマグリは一様に個体群の規模が小さくなり、存続に危機的な状況にあるといえます。
また、個体数を確保するために行われている外来種の蓄養や放流も在来種への影響が懸念される事項です。
その意味で、日本のハマグリは先日のブログ記事に書いた「限界集落」の状態に陥っているといえます。
その状況が日本からアジア各国に広がっています。

 

このような問題はハマグリだけではありません。
ハマグリ調査を窓口として、様々な問題が見えてきます。

 

功の多少を計り 彼の来処を量る」(食事の前にお唱えする「五観の偈」より)
この一椀の食物は、たとえ一粒のお米、一茎の菜といえども、それが耕作され、種蒔かれて・・と限りない人々の手を経て、いま自分に与えられていることを思い、感謝していただきましょう・・・・

食材がどのように作られ、食卓に運ばれてきたのか、思いを巡らしながら食事をいただくことも大切なことだといえます。

 

はまぐりの ふたみに 分かれ行く秋ぞ
『奥の細道』大団円

いつまでもハマグリをいただくことができますように。

投稿者: kameno 日時: 10:13 AM | | コメント (2)

太陽光発電2010年の総括

ことしも残すところ3日ほどとなりました。
いよいよ年の瀬押し迫ってきた感が強くなりました。

貞昌院には平成15年より太陽光発電設備を運用しており、定期的に太陽光発電の実績値を纏めて精査しています。
昨年同時期に「太陽光発電2009年の総括」を行なったのに引続き、今年最後の総括をしてみます。

20101228-02

(註)東京電力による電力量の検針日は26または27日となっておりますので、2010年の12月分は27日を以って締めています。

 

 

今年特筆する事項としては、グラフ中「黄色●」の「買入ー売電」料金が極端に下がったことが挙げられます。
夏場にはマイナスとなっています。
これは、東電へ売却する余剰電力量の売電単価がkwhあたり24円⇒48円に、倍額買取になったことが理由です。
倍額買取制度により「青●」の売電電力料金が跳ね上がりました。
これにより夏場には電気基本料金を含めて「電気代がマイナス」になったことは大きなことです。

 

次に、月ごとの発電量を設置8年分のグラフにしてみました。

20101228-01


2010年を表す今年の漢字はでした。

それを象徴するように2010年のこげ茶色の棒グラフは6月、7月、8月、9月・・・とコンスタントに高い発電量を示しています。
それだけ日照が多かった今年の夏でした。
残暑も厳しかったですね。

ちなみに気象庁発表による東日本夏期(6月、7月、8月)の各年の平年比によると、

2003年  -0.6
2004年  +1.3
2005年  +0.8
2006年  +0.4
2007年  +0.4
2008年  +0.5
2009年  +0.1
2010年  +1.8

だったそうです。
同様に、平年に比べて特に気温が高かった2004年には7月の、2005年には6・8月の日射量が多いことが判ります。

自然エネルギーによる発電設備を設置することの意義は単に環境に負荷をかけないシステムであるというだけではなく、環境の変化を感じ取ることができるシステムであるであるというところにあると思います。

水道の蛇口を捻れば水が出る、コンセントにプラグを繋げば当たり前のように電気を利用できるということはどういうことなのか、それぞれのエネルギー資源が何処からやってくるのかを知るということは大切なことでしょう。

投稿者: kameno 日時: 9:22 AM | | コメント (0)

グリーン電力用電力量計設置


貞昌院太陽光発電設備のに新しい電力量計が設置されました。
今回設置した電力量計は太陽光発電設備で発電される総電力量を「電力会社の規格に則った」計測器で測ることにより、その分をグリーン電力として「認証」される仕組みです。


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↑こちらが、既に設置している電力量計。余剰電力として貞昌院から東京電力側に流れた電力量を計測します。
上の図でいうところの、水色の部分の電力量です。
単価48円/kwhで買い取っていただいています。
余剰電力は、周囲の他の家庭・企業で自動的に消費されます。

 

20101106-05

↑こちらが今回設置した電力量計です。
発電設備のインバーターに直結して設置してあり、上の図の水色+黄色の部分の電力量、すなわち発電された総量を計測するものです。

2つの発電量により、黄色の部分の電力量が正確に測定され、黄色い部分をグリーン電力として約10円/kwhで、他の企業から買い取っていただく仕組みです。
一言で言うと、環境貢献をしたいと考えている企業が、通常の電力料金に環境付加価値分のプレミアム(グリーン電力証券)を上乗せして電力料金を支払うことにより、その分をグリーン電力の再生可能エネルギーを消費したものと見なされるという制度です。

詳細な仕組みは以前 グリーン電力による環境貢献 で書きましたので、併せてご参照ください。

投稿者: kameno 日時: 9:35 AM | | コメント (0)

豊かな水と森を守るために

資源が無いと言われる日本ですが、 資源大国 日本 で指摘したとおり、「淡水」という貴重な資源を豊富に有しているとともに、国土面積の66%を占める森林という資源も併せて有しています。
森が水源となって、豊かで美しい水が生み出されている訳ですから、水と森は密接な関係にあります。

この豊かな資源が、危機に瀕しています。
日本の国土は、3分の2が森林に覆われています。世界の中でもこれだけの森林に恵まれている国は数少ない素晴らしい国です。でも、実態は、開発や拡大造林のためにその多くが破壊され、自然の広葉樹林をスギ・ヒノキに植え替えた人工林が次々とでき、それが、林業の不況等で放置され、荒廃の一途をたどるという状況に陥っています。

木材需要は、安さと安定性という経済的判断のみにより、安い外材を大量に消費する構造となっているのです。
(この構図は木材のみならず、食料品、衣料品など他の品目にも当てはまりますね)

 

国内の林業の現状を見ると、国土面積の66%は森林ではありますが、1960年の木材輸入自由化以降、木材自給率は減少を続け、自由化以前 86.7%だった自給率は 2005年には20.0%と激減しています。国内の木材生産量は約3分の1にまで減少し、林業就業者数に至っては約6分の1に減少しています。

木材の資源は増えているのに、外材に押されてしまい国内産木材の需要が無くなっているのです。

戦後急速に増えた人工造林は、育てた木を伐採して、その後植樹し、再び育て利用する資源循環サイクルの中で生産される資源です。
この循環がうまく回っている限りは自然破壊を招くことはありません。
しかし、国内産木材需要が激減したことにより、伐採はおろか、下草刈りや間伐、枝打ちなどの維持管理すらままならない状況となっています。
森は荒れ、材木の商品価値も失われてしまい、さらに状況が悪化するという負のスパイラルが発生しています。

 

最近、クマ、イノシシ、シカなどが街に出没し、人を襲ったり畑を荒らすニュースが頻繁に流れています。
これも森林の荒廃に原因があることは明確でしょう。


さらに深刻な問題が発生しています。
中国やオーストラリアなどの外資が日本の森と水を大規模に買い漁っているのです。


日本の森と水、むさぼる外資 埼玉や山梨でも山林買収を打診


埼玉や山梨、長野、岡山県など全国各地の水源に近い山林について、中国などの外国資本が買収の打診をしてきていることが、東京財団がまとめた「グローバル化する国土資源(土・緑・水)と土地制度の盲点」と題した調査報告書で明らかになった。類似した事例は昨年、三重県大台町、長野県天竜村でも確認され、林野庁が調査に乗り出す事態にもなった。

報告書は外国資本進出の背景に、水資源などの資源獲得競争がグローバルに展開されている世界的潮流があると指摘。「日本の土地制度には、国土を守る意味で多くの問題がある」と警鐘を鳴らしている。
報告書によると、ほとんどが森林で占められる5ヘクタール以上の土地取引は、平成20年の統計で、10年前に比べ面積で倍以上、件数で1・5倍の増。また、具体的な事例を並べたうえで、山林買収は事実関係の把握が困難とも指摘した。

背景として、世界の水需給の逼迫(ひつぱく)が予測され、日本の「水」が狙われている可能性に言及。特に中国の水需要が2004年までの7年間で4倍以上伸びており、日本から水を調達するために買収に触手を伸ばしている可能性を指摘している。
また、今後、環境問題の取り組みが世界的に強化されるなかで、二酸化炭素(CO2)吸引源とされる森林やその生態系に新たな価値が付加されるとにらむ期待投資で森林売買が加速する可能性も指摘した。
報告書では、日本の土地制度が諸外国に比べて極めて強いとも指摘。いったん外国資本に所有されると、それを手放させることが難しいため、事前の実態把握と事前届け出など諸規制を提言している。
また、水源林以外にも、香港資本や豪資本の買収によって地価上昇率が3年連続全国一となった北海道ニセコ町の例や、廃屋化したホテルなど買収、更地化して分譲マンションを建設中の長野県白馬村での豪資本の動きを例示。公益や安全保障などの観点から、国土資源(土地・森林・水)を守るために十分な備えが諸外国並みに必要だと説いている。
(産経新聞 2010.3.29)


 

放置され荒廃の一途をたどる森林を買い取ってくれるということは、一見魅力的なことかもしれません。
しかし、水源の森を二束三文で外資に買い取られてしまうことは、後々どれほどの損害ももたらすのかをよく考えなければなりません。
気がついてみると、日本の資源である森も水も全て失っていたという状況だけは避けたいものです。

 

外国人土地法
第1条では、日本人・日本法人による土地の権利の享有を制限している国に属する外国人・外国法人に対しては、日本における土地の権利の享有について、その外国人・外国法人が属する国が制限している内容と同様の制限を政令によってかけることができると定めている。ただし、第1条に基づく政令はこれまで制定されたことはない。

また、第4条では、国防上必要な地区においては、政令によって外国人・外国法人の土地に関する権利の取得を禁止、または条件もしくは制限をつけることができると定めている。第4条に関しては1926年(大正15年)に「外国人土地法施行令」(大正15年11月3日勅令第334号)が定められていたが、太平洋戦争終戦後の1945年(昭和20年)、「司法省関係許可認可等戦時特例等廃止ノ件」(昭和20年10月24日勅令第598号)によって廃止されている。施行令では、国防上重要な地域における外国人による土地の取得に関して、陸軍大臣、海軍大臣の許可を得ることを義務づけていた。

終戦後は長い間使われることのなかった法律であるが、韓国資本による活発な対馬の土地買収などが明らかになり、2008年(平成20年)ごろから日本の領土を守るため行動する議員連盟などがこの法律に注目した。しかし、政府は2009年(平成21年)11月・2010年(平成22年)6月、この法律の活用は検討していないとの答弁書を決定している
(ウィキペディア「外国人土地法」項)


公益や安全保障などの観点から、国土資源(土地・森林・水)を守るために十分な備えが必要でありますが、国や地方公共団体においては、
・外資による土地の売買を規制する外国人土地法関連法、条例等の整備
・人工造林から広葉樹・照葉樹を中心とした天然林への転換

を早急に推進していただくことを求めます。


私たちにも出来ることはたくさんあると思います。
日常の暮らしに国産材の製品をどんどん取り入れて森を育てる「木づかい運動」もその一つでしょう。


寺院においては、「塔婆」を環境問題を考える教材とすることも出来ます。

塔婆を国産材、さらに言えば間伐材を用いることも一法です。
塔婆の原料としては、白木のお位牌やお棺、祭壇・・・・白い美しい木肌が当然という風潮があります。
そのために、白木のままでも木目が目立たず、においがあまり無い、墨乗りがよいモミの木が好まれてきました。
けれども、国産のモミがほとんど採れなくなり価格が高騰したため、国産のモミから、外国産のモミやトドマツにシフトしています。

結果として、塔婆として使われている木材の 80%が輸入材となっています。

 

・価格が若干高い
・間伐材を用いる際には節模様、もしくは節穴が発生する
・杉材の場合は、赤い木肌模様が生じる

というデメリットもありますが、逆に、国産材を用いて、地産地消を行なっているという理由を明示してすれば檀家さんからの理解も得やすいでしょう。
一寺院のみの運動では難しくても、地域の寺院が連携することにより塔婆製材業者の協力も得られるはずです。

 

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全国で7万もある寺院が行動することにより、日本の森を守る大きな力となることでしょう。
日本の資源を守り、環境問題を考える際に、塔婆はもってこいの教材なのです。

 


追記

政府の行政刷新会議(議長・菅直人首相)は2010年10月30日、特別会計(特会)を対象とした「事業仕分け第3弾」で、約1兆3千億円の借金を抱える国有林野事業特会(農林水産省)について、特会を一部廃止して一般会計に移し、負債部分は区分経理を維持すると判定しました。
仕分け人からは林野庁を解体すべきとの意見も多く出されています。

国有林野事業特会は、木材販売の収益などを財源に、国が保有する森林などの管理・経営や治山対策を行っている特別会計です。
この特会で管理する森林面積は758万haに及び、実に日本の国土面積の約2割を占めます。白神山地や屋久島などの世界遺産も含まれているのです。

大丈夫でしょうか・・・・・


■関連ブログ記事
卒塔婆を中心とした循環システム

投稿者: kameno 日時: 12:54 PM | | コメント (2)

太陽光発電量で振り返る今年の夏

8月末に、太陽光発電量から夏の暑さを検証したブログ記事を書きました

今年の猛暑は9月以降も続き、10月になってもミンミンゼミが鳴いているという状況でした。
こんなことは今まで無かったことです。

下の図は、貞昌院に設置している太陽光発電設備による発電量を、2004年~2010年の6年間、7月15日から9月30日まで実績値を累積してプロットしたものです。 9月も日照時間が長かったことを太陽光発電量が如実に示しています。

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各年のデータを比較してみると、今年2010年の赤い線が8月後半から9月末まで勾配を緩めることなく累積値を伸ばしていることがわかります。 例年は8月後半になると、一旦勾配が緩くなる時期があるのですが、今年はそれがありません。
結果、今年の夏から秋にかけて、発電量の累積値はダントツで高い結果となりました。

発電量は地面に降り注ぐ日射量にほぼ比例しますので、いかに日射量が例年に比べて多かったのかがよく判りますね。

投稿者: kameno 日時: 1:40 AM | | コメント (2)

鉛入りガラスのゆくえ

来年7月に予定されている地上デジタル放送への完全移行が大々的に宣伝されています。
家電エコポイントの効果もあいまって、テレビの売れ行きが好調なようです。

売れているテレビはほぼ液晶テレビが100%。
ブラウン管テレビから液晶テレビへの入れ替えが進んでいます。

ということは、不要になったブラウン管のテレビが大量に排出されるわけで、リサイクル業者の倉庫はこのように大量のリサイクル待ちの家電であふれていました。処理しても処理しても次から次へと運び込まれてきます。
エアコン室外機も大量に持ち込まれていますね~
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一旦話が脱線しますが、家電リサイクルによって古いブラウン管テレビをリサイクルする場合、3000ポイントのエコポイント(税金からのプレゼント)が付きます。
大抵は、新型テレビを買った家電量販店や電気屋さんに引き取ってもらうことでしょう。
家電量販店や電気屋さんに引き取ってもらうと、リサイクル料+指定引取場所への運搬費が加算されますから5000円前後の請求となります。

もしもテレビの運搬が可能であれば直接 指定引取場所 に持って行ったほうがオトクです。
手続きは簡単。
郵便局の窓口で「家電リサイクル券」を請求し、その場でリサイクルするテレビのメーカー名と画面のインチ数に基づいたリサイクル料を振込みます。
振込印の押されたリサイクル券とテレビを 指定引取場所 に持ち込めば、それで終わりです。

例えば、14インチテレビをリサイクルした場合は郵便局に1785円の振込。これで3000円分のエコポイント(税金からのプレゼント)がもらえます。 運搬の部分を自分で行なうことによって、3000円程度の運搬費を浮かすことができ、1215円余計に税金からのプレゼントが貰えるのです。
これからブラウン管テレビを排出する予定の方は、是非ご自分で持ち込むことをお薦めします。

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さて、話を元に戻します。
家電リサイクル法では、業者に対し廃棄されたブラウンガラスの55%を再資源化することが義務付けられています。 (ブラウン管テレビの重量の大部分はブラウン管ガラスの重量です)

このブラウン管ガラスが曲者です。
ブラウン管の仕組みは、電子銃により加速された電子を蛍光体にぶつけることにより光が発生するというものです。この光が発生したときに付随してにエックス線が発生してしまいます。ブラウン管の宿命ですね。
発生したエックス線が視聴者に届かないようにするために鉛入りのガラスを使って防御しているのです。
ブラウン管CRTを日常使っているオフィスでは、「防磁エプロン」を着用することが義務付けられました。これもエックス線を含む電磁波対策の一つです。

このようにエックス線対策のためにブラウン管のガラスには、15~25%の鉛が含まれています。
リサイクルする際に、ガラスから鉛を取り除くことが出来れば良いのですが、簡単にはいかないようです。
結果、ブラウン管ガラスはブラウン管としてしか再資源化できません。
日本では既にブラウン管テレビは殆ど生産されていませんから、家電リサイクル法に基づくリサイクル率を達成するためにアジア新興国への輸出に頼るしかなくなります。
厄介者を海外に押し付ける仕組みはどうかと思いますし、またアジア新興国でもブラウン管離れが進んでいますので、今後大量に発生する鉛ガラスの処理方法が問題となりそうです。

【格言】 地デジ対策はブラウン管テレビから液晶テレビへの置換えとは非なることを知るべし。
【要望】 家電メーカーには是非地デジに対応した薄型ブラウン管テレビを生産して欲しい。
廃棄されたブラウン管ガラスの有効利用にはこれが一番。


■蛇足

鉛入りガラスは、意外にも身近なところでも使用されています。
特に、食器として使われているということはあまり知られていないと思います。

一番の顕著な例は「クリスタルガラス」です。
そもそも、クリスタルガラスの定義そのものが酸化鉛の含有率により決まっています。
酸化鉛の含有率が30%を超えるガラスが「フルレッドクリスタル」(レッドlead=鉛)、酸化鉛の含有率が24%を超えるガラスが「レッドクリスタル」と定義されています。

鉛の含有量が上がるほどガラスの透明度と屈折率が高くなり、高級感が増します。
また、鉛により比重が大きくなり、ガラスを弾いたときに良い音が出るため、よく、ワイングラスを弾いて独特の音を楽しむ方がいらっしゃいますが、良い音がするほど鉛が多く含まれているということです。
その鉛の含有率はブラウン管のそれを超えるということも知っておくべきでしょう。

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もちろん、ガラスに酸化鉛として封印されている分には人体には影響はなさそうですが、美しいものには「毒」があるということです。



■関連ブログ記事
大量廃棄社会からの脱却

投稿者: kameno 日時: 8:39 AM | | コメント (0)

酷暑鮮明・熱帯夜続く

暑の夏鮮明・熱帯夜が過去最多、8月平均気温も記録更新の見通し/横浜

横浜の今夏の熱帯夜(最低気温25度以上)が42日に達し、過去最多となったことが30日、横浜地方気象台のまとめで分かった。海老名で県内観測史上最高気温を観測したほか、県内各観測所でも8月平均気温の記録を塗り替えそうで“酷暑”を印象づける夏となった。
同気象台によると、これまで横浜の熱帯夜の最多日数は1999年の37日。ことしの8月は8~10日の3日間を除くすべての日で25度以上となり寝苦しい夜が続いている。真夏日(最高気温30度以上)は9日を除く29日間。今夏の猛暑日(同35度以上)は計4日で2001年と同数となっている。
海老名では8月17日に37.4度を観測し、1962年の37.0度の記録を塗り替えた。8月の月平均気温も各観測所で軒並み記録更新しそうで、横浜は28.54度(29日まで)で95年の記録を0.04度上回っている。辻堂、小田原、三浦でも過去最高となる可能性が高い。
また、横浜と海老名の8月の気温を比較すると、奇妙なデータが浮かび上がった。最高気温で海老名が横浜を上回った日が21日あった一方、熱帯夜となった日数は横浜が27日で海老名(15日)を上回った。
この理由について、横浜地方気象台は「都市部のヒートアイランド現象が考えられる。夜にエアコンを使うことで室外機から放出される熱も影響しているのでは」と分析。同気象台によると、9月以降も残暑が続き、平年気温より高くなる日が多くなりそうだ。
(神奈川新聞 2010年8月31日)


今年はどうしてしまったのでしょうか。
桜の花の季節の異常な寒さも記憶に新しいところですが、7月盆の頃の梅雨明け以降、猛烈に暑い日が続いています。

貞昌院太陽光発電設備の発電量データからも客観的にその事実が裏付けられました。

20100831-01

上の図は、各年における7月15日から8月31日までの太陽光発電量を累積したデータです。

発電設備設置以降7年分のデータを比較してみると、今年2010年の赤い線が8月後半になっても勾配を緩めることなく累積値を伸ばしていることがわかります。
例年は8月20日を過ぎると暑さも一息となるのですが、今年はそんなことも無く、7月半ば~8月終わりまでの累積発電量はダントツで高い結果となりました。

発電量は地面に降り注ぐ日射量にほぼ比例しますので、いかに日射量が例年に比べて多かったのかがよく判ります。

気象台によると、9月以降もまだまだ暑い日が続く見込みとのことです。
くれぐれも暑さ対策は怠らないようにしたいものです。

投稿者: kameno 日時: 11:12 AM | | コメント (2)

太陽光発電倍額買取の忘備録

昨年11月1日から「エネルギー供給事業者による非化石エネルギー源の利用及び化石エネルギー原料の有効な利用の促進に関する法律」(平成21年法律第72号)施行令により、新しい太陽光発電の新たな買取制度がスタートしました。

この買取制度は、住宅用太陽光発電システムの買取単価が48円/kwh(これまでの倍額)となるというものです。
貞昌院は法人契約のため、この住宅用太陽光発電の倍額買取の対象にはならないと思っていましたが、嬉しい誤算で現在倍額買取の恩恵を受けています

この倍額買取は、一度倍額買取対象になれば以降最低10年間は倍額で余剰電力を買取ってくれる制度です。
貞昌院の場合は2009年から2019年までは倍額買取の対象になるということです。

今後、法人契約で太陽光発電設備を設置する場合でも、規模が10kw未満であれば、倍額買取の対象になるはずです。 (設置を検討されている方は各自実際に関連部署にお問合せください)

実は、この倍額買取制度には意外に知られていない注意事項があります。

それは、倍額(48円/kwh)で買取りを行なう契約は、平成22年度までに太陽光発電設備を設置した方のみが対象ということです。

この期限までに太陽光発電設備を設置し、電力会社と契約を行なった方には向こう10年間倍額買取が保証されます。
しかし、この買取単価は平成23年3月以降に太陽光発電設備を設置した方には48円よりも低い単価が適用されます。買取単価は年度ごとに低減される方向で見直されて行くことになっているのです。

まとめると、次のようになります。

・太陽光発電設備を設置以降10年間は、余剰電力を同一の買取単価で電力会社が買取る。
・余剰電力買取単価は、2011年3月迄設置分は向こう10年間48円/kwh
・それ以降に設置した設備からの買取は、設置年度に応じて各年度の単価を適用する。

 

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■追記1
太陽光発電設備設置に際しての国や地方自治体ごとの補助制度についてはこちらが参考になります。
併せてご参照ください。 ⇒国・自治体が実施する太陽光発電の補助金制度(平成22年度)

■追記2
太陽光発電設備の補助金の終了、倍額買取金額の低減に伴って、確かに今が「設置の好機」ではありますが、それゆえ様々な業者が売り込み合戦を展開しています。
設置を検討される方は、冷静な態度で、複数の業者を比較検討し、また評判を聞いたりして信頼の置ける業者を選定することが肝要です。


■関連サイト
太陽光発電の新たな買取制度について(東京電力)

投稿者: kameno 日時: 9:38 AM | | コメント (0) | トラックバック (1)

グリーン電力による環境貢献

貞昌院太陽光発電設備から発電された電力のうち、使いきれずに余った電力は東京電力にkwhあたり約48円で買い取っていただいています。
それは図で表すと水色の部分となります。

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これをさらに拡大し、黄色い部分まで環境貢献のために利用するグリーン電力という制度があります。

太陽光発電など、再生可能エネルギー(新エネルギー=風力発電/太陽光発電/水力発電/バイオマス発電など)によって発電された電力は「電力そのもの」の価値の他に「クリーンな電力」であるという「環境付加価値」を有しています。
この「環境付加価値」を証券化し、市場で取引可能にした制度がグリーン電力制度です。

政府インターネットテレビ [グリーン電力証書の仕組み〜新しいエネルギーへの転換] に判りやすく解説されていますので一度ご覧いただくことをお勧めします。⇒こちら

 

例えば、太陽光発電による電力を利用したい企業・人にとって、全ての方が太陽光発電パネルを設置できる環境にあるとは限りません。
設備投資をするだけでもかなり負担となります。

そこで登場したのが「グリーン電力」制度。かいつまんで言うと、通常の電力料金に環境付加価値分のプレミアム(グリーン電力証券)を上乗せして支払うことにより、消費電力総量のうち、グリーン電力証券分の電力量が再生可能エネルギーを消費したものと見なされるという制度です。

上乗せされた電力料金は発電事業者(例えば太陽光発電設備を設置している事業者)に渡り、それが発電設備の維持費や発電設備を増設する資金へと還元されます。

 

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新エネルギーを生み出す側(発電事業者)と、利用する側(需要家)の双方のメリットが合致することにより成り立つ制度なのです。
認証は財団法人 広域関東圏産業活性化センター グリーン電力基金事業推進室により行なわれます。
双方にはグリーン電力証書が発行され、新エネルギー普及促進のための貢献を示すことができます。

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貞昌院も今年からグリーン電力に発電事業者として参加する予定です。
ただし、グリーン電力発電事業者となるためには、数十~数百Kwh単位の大きな発電事業者であることが条件となっているために、太陽光発電設備を設置している寺院数十か寺が共同で参加する必要があります。

■参加要綱
・上図黄色い部分を正確に測定するための電力メーターは事業者負担(4万円程度)
・グリーン電力は「権利」を提供するだけなので、これまでどおりの電力消費で変わりなく行なえる
・黄色い部分の電力量に応じ、KWhあたり9円~10円前後の金額がグリーン電力料金として還元される

ということで、現在仲立ちとなるNPO法人の働きかけにより、近隣の寺院とともに参加者がとりまとめられているところです。
メーター分の先行投資が必要となりますが、これは概ね1年~2年で回収できる計算となります。

 


 

■追記

ここまでは、主に太陽光発電設備を有する側の内容ですが、太陽光発電設備を設置しなくてもグリーン電力を利用したい側からの参加方法も記載しておきます。
太陽光発電設備など、新エネルギーの発電設備を設置しなくても、新エネルギーによる電力を消費しているということを公的に宣言できる制度です。

(1)普段使っている電気を自然エネルギーにする

自宅や事業所などで使う電気の一部、または全部を自然エネルギーにすることができます。
もちろん、太陽光発電や風力発電の設備を設置することがその方法の一つですが、それと同じ効果をグリーン電力によって行うことが可能です。
月々の電気料金に上乗せした額を支払い、太陽光発電等の自然エネルギー発電を委託し「グリーン電力証書」の発行を 受ける形で、消費する電力を自然エネルギーの電力に変える仕組みです。

(2)自然エネルギー事業に出資する

各地域の電力会社が主体となり、一口○○円として、太陽光発電など地域の自然エネルギー発電事業への出資を募る試みです。
いわば一口オーナー制度です。
出資したお金は事業に運用され、出資者は事業の収益から配当を受けることができます。

(3)グリーン電力で生産された製品を買う

グリーン電力証書のシステムを利用して、様々な企業が自然エネルギーで作られた製品やサービスなどを提供しています。
それらには認定ロゴが明示されています。
グリーン電力で生産された製品を積極的に購入することも環境貢献の一つといえましょう。

 

■ここからは提言

曹洞宗宗門も全国の寺院も連携して積極的にこの制度を利用するべきだと考えます。
もしくはさらに一歩進めて、宗門内でグリーン認証制度を新たに作り、クリーンエネルギーを使いたい寺院が出資し、クリーンエネルギーを設置可能な寺院に助成を行い、宗門全体的としてクリーンなエネルギーを生み出し活用するという仕組みを宗務庁が仲立ちとなり構築しても良いと考えています。
まさに宗門の掲げるグリーンプランの実践となりうることでしょう。

 


■関連リンク

グリーン電力基金
財団法人 広域関東圏産業活性化センター グリーン電力基金事業推進室

投稿者: kameno 日時: 2:38 AM | | コメント (0)

生まれ変わる油たち・植林支援

貞昌院に常時設置されている「廃油回収BOX」に、ご家庭で使用した残り油や賞味期限を過ぎた油をお持ちいただいています。

檀家さんや料理屋さんにお参りの度にお持ちいただいているので、だいたい毎月これくらいの量になります。
20100629-01 
写真は今日の回収BOXです。
これらは、定期的に回収され、バイオディーゼル燃料として車の燃料に蘇ります。
油回収の対象は檀家さんに限りません。
不要な食用油がありましたら貞昌院までお届けくださいますようお願い致します。


7月26日には貞昌院恒例の大施餓鬼会法要が営まれます。
(法要の前に特別公演も予定いたしております。ご案内は近日中にさせていただきます)
法要でご供養させていただく卒塔婆に、今年も植林支援シールを貼らせて戴いております。
一枚一枚にシリアルナンバーが刻印されており、その番号が植林される苗木の番号と一致します。
つまり、一本の塔婆で一本の苗木がそだつことになります。
20100629-02
この活動はSOTO禅インターナショナルによって進められている事業で、2009年度に約2万5千本、2010年度に約2万5千本・・・と既に5万本を越える植林がなされました。
今年の貞昌院の卒塔婆にはNo.68637番からのシールが貼付されます。

⇒苗木の植樹、生育状況はGNCの公式ブログGNCモンゴルのブログにてご覧いただけます。

 

太陽光発電以外のちょっとした環境貢献の報告でした。



■関連ブログ記事
廃油回収と植林支援シール
貞昌院に「油回収BOX」を常設します
塔婆供養で植林支援?植林を担う人材育成
モンゴルの植林地を訪ねて
塔婆供養で植林支援中間報告
投稿者: kameno 日時: 1:15 PM | | コメント (0)

今夏もキャンドルナイト

キャンドルナイトin 大船観音?平和のあかりをココロに灯す?

【日程】 2010年6月20日(日) 18:00?20:00 

17:00 開始
17:10 慰霊法要・採火式
18:00 原爆の火の由来について(神奈川県原爆被災者の会)
18:30?キャンドルを順次点灯
18:30?会場内でスローな楽器の演奏
     キャンドルに囲まれて坐禅など、思いおもいのスタイルで

candlenight_in_ofna.jpg


演奏者
中島直人:シルクロード・オーボエ(管子:かんづ)/フレームドラム
◎小林美鈴:ハルモニウム(インド手漕ぎオルガン)
◎小池新太郎(クラリネット)

【入場】 無料・(キャンドル点灯を希望される方はキャンドル代実費500円)
【場所】 大船観音寺 〒247-0072 鎌倉市岡本1-5-3 (JR大船駅西口徒歩5分)
【主催】ゆめ観音実行委員会 
    ※荒天の場合は事務所内と観音胎内において行います。



【趣旨】
大船観音は、街を見守る高台の上にあります。その境内には広島原爆の残り火が大切に受継がれ「原爆の碑」の中で燃え続けています。 
そこで、今年も「100万人のキャンドルナイト」(でんきを消して、スローな夜を・・・)の一つとして、夏至直前の日曜日に開催いたします。
キャンドルナイトの目的は、環境対策への関心を集め人々のエコ生活を促進するものでありますが、大船観音寺での開催にあたっては次のような独自の特色があります。それは・・・

(1)平和の灯火を広げます。
会場となる大船観音寺には、広島原爆の残り火「平和の火」が大切に灯されています。
平和の火がキャンドルナイトの火として広がります。

(2)大船観音寺の夜間開放
平常時、大船観音寺は夕方に閉門してしまいます。夜の大船観音寺境内を散策、参拝できる貴重な機会です。観音像前舞台は芝生となっており、大船の街を一望できるテラス席でも、自由なスタイルでゆったりとした時間を過ごすことができます。

(3)資源を有効に利用します。
普段の使用で余ったロウソクを集め、キャンドルナイトに利用します。また、キャンドルのホルダー(ガラスの容器)は、家庭から廃棄されるものを利用します。

(4)観音胎内ギャラリーへのコースを設けます。
大船観音寺には「縁結びの桜」があり、丘の上にある境内から眺める大船の街の光はとても美しく輝きます。
灯りに照らされた観音像の胎内までの参拝コースを歩き、好きな場所で願いごとやメッセージをキャンドルに書きながらディスプレーを楽しむことができます。

(5)その他
大船観音のキャンドルナイトでは、スローな時間を楽しんでお過ごしいただくための仕掛けをご用意しています。



横浜Walker 6/22号に掲載されました。

candle_2010.jpg



■参考

国立天文台天文情報センター暦計算室による2010年6月20日(日)の日の入り時刻は 19:00。
日没時、月齢7.7の半月がほぼ真南に見えるはずです。


■昨年冬の様子はこちら
キャンドルナイトin大船2009冬報告

投稿者: kameno 日時: 11:32 PM | | コメント (0)

電気料金がマイナスに

20090710-03.jpg
貞昌院では平成15年11月より太陽光発電設備を運用しています。

太陽光発電設備から発電された電力は寺院内電力の消費に回され、使い切れなかった余剰電力が東京電力側が購入してくれる仕組みとなっています。


発電量、東京電力購入電力量は当然に毎月変化しますが、前に、太陽光発電の醍醐味は5月にありの記事で書いたとおり、概ね5月において発電量、東京電力購入電力量がピークとなる傾向にあります。


晴天率も多く、日照時間が長くなること、そして昼が長い分照明など電力消費も抑えられるため、この時期が一番電気代が抑えられるというわけです。


丁度5月分の検針結果が届きましたので、これまでの実績値をグラフにしてみました。

20100529-01.jpg

適度な降雨によるロータス効果もあって、メンテナンス無しでも発電量は落ちることなく順調に推移しています。


さらに・・・・・

昨年11月より始まった「倍額買取制度」の実質運用が平成22年1月から適用されることとなったため(詳細は太陽光発電買取制度の嬉しい誤算参照)、東京電力の買取単価が24円⇒48円へと大幅に上がっています。

20100529-02.jpg


そのため、貞昌院が実際に負担している電気料金(グラフ中の黄色○)が、今年に入ってから激減していることがわかります。

今月(平成22年5月)は、ついにマイナスとなりました。
即ち、東京電力からの入金額が、東京電力へ支払う電気代を電気基本料金6,825円を含めても上回る結果となりました)


ありがたいことです。

20100529-03.jpg

経済的にムリをせずに環境貢献できる制度は良いですね。
新エネルギーの発電設備がますます普及していくことを願います。

投稿者: kameno 日時: 10:03 AM | | コメント (6)

クロマグロ国際取引の禁止を

今月22日開かれる欧州連合(EU)漁業相理事会において地中海と大西洋のクロマグロについて国際取引の禁止についての合意がなされる見通しとなりました。
クロマグロの国際取引禁止は昨年モナコが提案していましたが、スペインやギリシャ、フランス、イタリアなど漁業国の反対で否決。
ところが、今回はフランス、イタリアが支持に回ったことで、ヨーロッパ諸国の多くは取引禁止の流れとなりそうです。
EUでの取引禁止が決れば、来月カタールで開かれるワシントン条約締約国会議でクロマグロについて審議・採決されることになるはずです。


ここで、日本はどのような対応をとるのでしょうか。
恐らく、「国際取引の禁止」に強硬に反対していくことでしょう。


しかし、果たしてそれが得策なのかを考えるに、寧ろ、逆にここで日本は一旦引いて「クロマグロの国際取引禁止」に賛成し、むしろ提起主導して欲しいと思っています。


では、なぜ「国際取引の禁止」が日本にとって得策だと思うのか。
その理由を列記してみます。


maguro.jpg

マグロの日本国内における消費は実に年に50万トン以上となります。
日本は世界の総漁獲量のほぼ25%を消費しており、うち輸入量は30万トンとなっています。
特に、クロマグロは8割近く、ミナミマグロに至っては、ほぼ全量が日本で消費されています。

例えば、東大西洋クロマグロは、漁獲可能量が約2万tに削減されたにも拘わらず、実際は違法・無報告・無規制を含めて5万t以上が漁獲されています。
もちろん、その殆どが日本向けに輸出されています。
つまり、資源の枯渇をまねく上に、地中海諸国の違法漁業者の私腹を肥やすことになっています。


また、地中海における畜養も問題です。畜養とは若いマグロを捕まえて、生簀で成長させてから輸出することです。
比較的価格が安くなるため、一皿○○円といった回転寿司やスーパーの刺身でクロマグロがあるとすれば、ほとんど輸入の畜養マグロでしょう。
この蓄養マグロが、マグロのロンダリングに利用されているという状況もあります。


ここ十数年、マグロの小売価格は上がるどころか急激に下がっています。
マグロが日本の伝統食という話がありますが、そもそもマグロはそれほど気軽に食べられる食材ではなかったはずです。
少なくとも誰もが回転寿司で気軽に腹一杯食べられるということは、ほんの最近の現象です。


マグロ小売価格の低下は、消費者にとっては一見嬉しいことのように感じますが、日本の漁業関係者にとってみれば死活問題です。
さらに原油価格高騰が加われば、廃業に追い込まれてしまいます。

実際に、これまで水産庁は国際的な漁獲規制を受け、国内マグロ延縄漁船の減船を実施してきました。
漁獲量が減ればマグロの値段は上がり、マグロ漁業会社の経営も好転するように思えますが、実際は輸入マグロの増加で魚価は下がり、原油価格の高騰が加わり漁業会社の経営環境が相当厳しさを増しています。

さて、理由がほぼ出揃ったところで話を戻します。
日本は今回は「クロマグロの国際取引の禁止」に反対するべきではないと考えます。

 

・フランス、イタリア、スペイン、ギリシャの漁業、畜養業者はかなりの数が立ち行かなくなり、廃業に追い込まれるでしょう。結局、地中海の一部の国は反対を明確に打出せるでしょうが、ほとんどの国は、自国の漁師や畜養業者の権益を守るために、そして貴重な輸出資源を失いたくないために結局賛成できない国が大多数ではないかと想像します。


・仮にクロマグロの国際取引が禁止されたとします。その場合、自国の漁師や畜養業者の不満の矛先はEU内の国々に向けられ、自ずと「クロマグロの国際取引の禁止」の「撤廃」を求めてくることでしょう。

日本はそれを傍観していれば良いのです。
 

・日本にとってはクロマグロの輸入が出来なくなることによって、クロマグロは身近な食材でなくなるかもしれません。しかし、クロマグロは高級食材で良いのです。元元そうでしたから。日本の漁業会社にとっては追い風になるでしょう。


・国際取引を禁止するからには、それを厳格に適用することを国際的に求める必要があります。中国などの新興国でマグロの需要が高まっているからといって、それらの国への違法輸入がなされないようにしていくことが大切です。


・また、クロマグロの日本沿岸での畜養、ひいては卵からの完全養殖など海洋資源の自給自足のための取組みを強化していくことが将来に向けて必要です。特に完全養殖は日本独自の技術です。
これだけのビジネスチャンスはありません。
 

一旦このように引いてみることによって、数年後にマグロを取り巻く環境がまた変ってくることでしょう。
強硬に日本の理論を貫いて国際世論から孤立することも得策ではありません。


(※右上のグラフは河北新報作成のものを引用しました。)


 
日本をとりまく捕鯨環境もかなり厳しい状況にあります。
そのような中、昨年2009年のIWC総会では、議長より日本と反捕鯨国双方に譲歩を求める次のような妥協案が検討されました。

・日本の沿岸捕鯨に関しては、向こう5年間に和歌山県太地町、北海道網走市、宮城県石巻市、千葉県南房総市の4カ所の捕鯨基地からの小型沿岸捕鯨に限り、地域内での鯨肉消費という条件付きで認める。
・南極海での調査捕鯨に関しては向こう5年間で段階的に縮小、あるいは捕獲枠を定めた上で継続。

この案を日本政府は受け入れませんでした。
けれども、日本の伝統文化としての捕鯨を継続するということ、外交上の軋轢を無くすことという面では、個人的にはこの提案を受け入れるべきであったと感じます。


日本の主張するように鯨が順調に増え続けているのなら、数年経過すればそれがハッキリします。
また、鯨の数が増えればオキアミなどが鯨により消費されかえって資源が枯渇化するのだという日本の主張も明示できるでしょう。

「捕鯨のための」調査捕鯨を続けているという現状と比較して、上記妥協案のほうがどれだけ日本の国益に寄与するか計り知れません。


補足ですが、環境テロ団体シー・シェパードの行為は断じて許される話ではありません。これはこれでまた次元の異なった話です。
なお、シーシェパードはは、現在行なっている反捕鯨キャンペーンの後、地中海のクロマグロ漁妨害を行うそうです。
世界のクロマグロのほとんどを消費する日本を再度標的にするということです。やれやれ。



さらに蛇足ですが、「日本の」北方領土からの「ロシア産」の「蟹」についても同様です。
日本は輸入を止めるくらいの強行策をとってもよいのではないかと思います。

北方領土沿岸からの蟹を輸入している限り、北方領土は帰ってこないでしょう。
日本割当の漁業枠も不要です。

投稿者: kameno 日時: 1:00 AM | | コメント (0)

太陽光発電買取制度の嬉しい誤算

昨年11月1日から「エネルギー供給事業者による非化石エネルギー源の利用及び化石エネルギー原料の有効な利用の促進に関する法律」(平成21年法律第72号)施行令により、新しい太陽光発電の新たな買取制度がスタートしました。


これに関して、当ブログにおいて太陽光発電の新買取制度という記事を書きました。
 

買取制度の概略を図に示すと次のようになります。

kaitori.png
資源エネルギー庁のサイトより引用)

 

ここに示されているように、「非住宅用」の買取価格は従来のままで2倍買取にはならない、つまり貞昌院は対象外だと「思い込んでいました」

 


ところが、です。

どうやら貞昌院の場合は2倍買取の対象となっているようです。
11月分の発電電力量の検針は11月末であり、その分の銀行振込が1月となるため、昨日そのことがようやく判りました。

資源エネルギー庁のサイトをよくよく見ていると




Q.住宅用か、非住宅用かはどのように判断されるのでしょうか?

A.「住宅」とは、家庭・個人の居住の用に供されるもの(集合住宅を含む)を指します。店舗や事務所等を兼用している場合も原則として「住宅」と評価されます。
 具体的な判断は、「低圧に連系される受給契約かどうか」を判断の基礎としつつ、個別の事例に応じて電力会社が判断することとなります。
(下線はkameno付記)



と書いてあります。

つまり、店舗や事務所等を兼用している場合でも、発電規模が10kw未満の低圧連携施設であれば「住宅」と判断されるというのです。


kakaku.png
資源エネルギー庁のサイトより引用)


この「発電規模が10kw未満の低圧連携施設」という点がポイントです。
 

・個人住宅では、10kw以上という規模はほとんどありえないということ
・現在、法人のための(補助率の高い)補助金申請の対象となる発電設備は10kw以上が必要条件であること
 

という現状が、上記Q&Aの背景にあるということは明確です。


ところが、貞昌院は「非営利法人太陽光発電設備導入促進事業」という制度ができた最初の年に申請を行い、半額の補助を得て5.554Kwの設備を設置しました。

今では設置時に半額補助が認められない規模の施設ですが、6年前にはこの規模で申請が通ったのです。
まさに制度の隙間にピッタリ嵌ったため、設置時半額補助+倍額買取の恩恵を受けることとなりました。

このような事例はあまりないと思います。
実にありがたいことです。


・・・・・さらに・・・・

民主党は、マニフェストで、太陽光発電の「発電全量」を買取る制度の導入を明記しています。
また、麻生政権でも、全量買取への制度見直しを2年後に行うとしていました。

今後どちらの政権になろうとも、さらに買取額が増える可能性がありそうです。



太陽光サーチャージを負担いただいている全国需要家の皆様に感謝し、余分にいただいた買取電力料金はお寺からはじまる環境にイイコトのために使っていこうと考えています。

投稿者: kameno 日時: 2:07 AM | | コメント (7)

太陽光発電2009年の総括

20090710-03.jpg

ことしも残すところ100時間程となりました。
いよいよ年の瀬押し迫ってきた感が強くなりました。

貞昌院には平成15年より太陽光発電設備を運用しており、定期的に太陽光発電の実績値を纏めて精査しています。
今年6月には「太陽光発電2009年前期の総括」を行なったのに引続き、今年最後の総括をしてみます。

(註)東京電力による電力量の検針日は26または27日となっておりますので、12月は27日までの分を以って締めています。したがって、発電量は2009年12月に関しては、今後あと4日分プラスされます。

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太陽光発電システム自体は実に安定しきっており、特に不具合もなく順調に発電を続けています。
例によって月ごとの発電量もグラフにしてみます。

20091227-02.jpg


今年は夏場に日照量が多く、冬を迎える11月、12月の日照量がやや少ない傾向にあったようです。

太陽光発電設備は設置6年を経過しました。
今後の動向についても時期をみて報告していく予定です。

投稿者: kameno 日時: 6:10 PM | | コメント (0)

エコポイント雑感

地球温暖化対策の推進、経済の活性化、地デジの普及促進を図るために、鳴り物入りで導入された「エコポイント」。
どちらかといえば地球温暖化対策よりは残りの2つの方が重要視されている感があります。

その理念に対する意見はここでは述べませんが、このたび、エコポイント「15,000点」を得る機会がありましたので、その交換に至るまでを体験してみました。

エコポイントはエコポイント対象商品を購入するともらえます。

その交換申請には、
(1)申請書(家電量販店・郵便局で入手、あるいはインターネットで作成可能)
(2)保証書のコピー
(3)領収書の「原本」

が』必要です。
領収書の原本を求めるというあたりは、かなり厳密ですね。
不正防止なのでしょうけれど・・・・


さて、早速申請書を作って送ります。
折角なので今回は「アナログ」に徹し、販売店から頂いた申請書に直接記入して郵送することにしました。

交換商品はさまざまあるそうですが、それらはインターネットのサイト、あるいは交換商品カタログにて確認します。
今回はアナログに徹するということで、郵便局でカタログをパラパラ見て、近くのスーパーの商品券としました。

一枚1000円となっていたので15枚。
これで15000円ですね。

必要書類を同封して郵送。
これで済んだと思いきや・・・・・

そうとう事務処理が集中しているのでしょうね?

平成21年度補正予算事業として実施する「エコポイントの活用によるグリーン家電普及促進事業」では、7月1日から個人申請を受け付け、8月7日から法人申請を受け付けておりますが、この度、7?9月の実施状況について取りまとめましたので、公表します。主な特徴としては、
?累積の申請受付件数は、9月末時点で約265万件となり、7、8月の2か月間の申請が約150万件だったことと比べると、9月の1か月間で約110万件の申請があり、着実に申請ペースが伸びている。
エコポイントのサイトより)



<約2ヵ月後>


届きました!
ハガキが。

よく見ると「エコポイントが15000点残っているので、商品を選択してください」と書いてあります。
??????
商品券は?

と、よく見ると「交換対象点数がオーバーしていますので交換できませんでした」と小さく記載してありました。

15000円分の交換申請をしたのに何故だろうと思いつつ、初心の「アナログに徹する」という目標を棄て、インターネットサイトから再度商品券を入力してみると、やはりエラーとなります。
なんと、当該商品券の交換には「送料」200ポイントが掛かるということです。
(これも、インターネットで商品券を実際にカートに入れて交換手続きをして最後に判明するという「親切な」仕組みです)
送料は事業者負担にしたほうが、結果的に間違いが少なくていいんじゃないでしょうか。
いや、そうするべきだと思います。


インターネットを使わない人は、この送料が掛かることに関して最後まで判らない人も多いでしょう。
何故エラーになったかが一見して伝わってこないからです。
様々な問題点が浮き彫りになりました。

いずれにせよ、送料が200ポイントかかるということなので、商品券は14000円分とし、半端分を(1000点未満の商品って少ないんですよね)「木もれ陽」というフラワーポットとしました。
残高は「寄付」です。

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<インターネットで申請・3日後>
 


なんと、インターネットで申請したら瞬く間に商品が到着しました。
信じられないほどの早さです。

直接事業者にデータが届く仕組みになっているのでしょう。

インターネットが使える人とそうでない人では天地ほどのの差が生じていますね。
情報格差、デジタルデバイドの問題が、ここでも浮き彫りになりました。
情報弱者にはとことん不便な仕組みとなっております。

エコポイントは来年度以降も継続されるそうですが、是非、初年度に見つかった不便な点を改善していって欲しいものです。



■追記1

エコポイントのサイトは、何と「クラウドコンピューティング」のForce.com Sitesで運用されています。
とても意外でした。

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■追記2

エコポイントで交換した「木もれ陽」というフラワーポットは、一つだけにもかかわらず、とても大きなダンボール箱で届けられました。

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「エコ」という観点からすると、ちょっと違和感がありますね。
花は大切に育てます。

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投稿者: kameno 日時: 11:31 AM | | コメント (4)

苔が地球を救う

境内を巡ると苔がいたるところに生育していることに気づきます。
土の上はもとより、石や木の表面、一見厳しい条件だと思える場所にしっかりと生えています。


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苔は禅の庭には欠かせない存在となっています。
侘び寂びといえば、その象徴として苔のある光景を思い描く方も多いと思います。

この苔が、今注目されています。
それは、夏の暑さを和らげ、街に潤いを与えるグラウンドカバーとしての苔の役割です。

都市部のヒートアイランド対策としてのグラウンドカバーの中で、一番可能性があるのは屋上・壁面緑化の部分でしょう。
地面の部分は都市部ではなかなかまとまった面積を緑化のために使うことは難しいですが、建物の屋根、屋上はあまり活用されていないというのが現状です。
それは航空写真を見れば一目瞭然です。
都市を真上から眺めれば、利用されていない屋根が一面を覆いつくしています。

この屋上部分を緑化に利用できれば、都市部の相当面積を緑化することができるでしょう。
緑化とはいっても構造物の屋上に植物を生育させることは簡単なことではありません。
木を植えることはもとより、芝生であっても土や潅水をどうするか、防水の問題をどう克服するかということがあり、敷居はかなり高くなってしまいます。

そこで開発されたのが「苔シート」です。
簡単に言えば、スポンジの上に苔を植えつけただけのもの。
これを屋上に敷き詰めていきます。

苔は、自重の20倍以上もの水を体内に蓄えることが出来ます。
また、乾燥に強く、種類によっては高温や逆に低温といって過酷な環境にも耐えることが可能です。
そして、大きく成長することがないために管理も簡単です。
極端な話、放っておいてもよいので屋上緑化には最適といえます。


苔緑化については様々な製品が出されており、大体材工込みで 1.5?2万円/m2 くらいの製品が主流のようです。

さらに、自治体により屋上緑化の補助金も出されており、1/2?2/3程度の補助を受けることが可能です。

貞昌院でも機会があれば近いうちに、この苔緑化シートを試してみたいと考えています。
実施することになった段階でまたご報告いたします。

見た目にもよい雰囲気を醸し出す苔が、見た目だけでなく実際に私たちの生活に「潤い」をもたらしてくれるということなのですね。

やまかげの 岩間をつたふ苔水の かすかにわれは すみわたるかも

今日から臘月(ろうげつ=12月)。
12月8日の成道の日に向けて臘八摂心の期間になります。
定例の坐禅会のほか、6日には近隣寺院による摂心坐禅が貞昌院を会場に行じられます。


■関連ブログ記事

快適な環境をもたらす「グラウンドカバー」

投稿者: kameno 日時: 10:32 AM | | コメント (0)

太陽光発電の新買取制度

今月1日から「エネルギー供給事業者による非化石エネルギー源の利用及び化石エネルギー原料の有効な利用の促進に関する法律」(平成21年法律第72号)施行令により、新しい太陽光発電の新たな買取制度」がスタートしました。


 ⇒経済産業省の関連サイト


具体的には、住宅用として設置された太陽光発電で発電された電力のうち、余剰電力を向こう10年間にわたり現在の2倍の価格で電力会社が買い取る制度です。通常は1kWhあたり約24円程度ですから、この倍の約48円で買い取ってくれることとなります。
ただし、倍額買取は住宅の場合で、非住宅の場合は24円です。
非住宅設置の太陽光発電電力に関して買い取り価格が据え置きとなっているのは残念ですが、その分補助金が整備されているので良しとしましょう。

この買取額上乗せ分は全体で負担することとなり、各家庭平均数十円?100円程度の負担増となりそうです。


寺院に設置する場合は、非営利法人としての補助金を受けて事業用として設置するか、設置補助額は少額であっても庫裏に住宅用として設置し、倍額買取対象とするかの選択を行なうことも可能だと思います。

とにかく、今月始まった制度は、このブログでも早期制度化を求めてきたこともあり、制度がスタートしたことは歓迎すべきことだと考えています。


そのメリットについては 太陽光発電の国ニッポンの復権を で纏めています。


 

政府では、さらに太陽光発電電力の全量買取りを検討しているようです。
実は、この全額買取りには多少の問題点も含まれています。


太陽光発電など全量買い取り、来年度から

菅国家戦略相は31日、民主党都連の会合で講演し、太陽光や風力など「再生可能エネルギー」による電力を電力会社に全量買い取らせる制度を2010年度から導入する考えを明らかにした。
菅戦略相は「全量固定価格買い取り制度を決めればいい。電力会社も、そろそろOKする」と語った。
太陽光電力の買い取りはこれまで電力各社が任意に行っていたが、麻生政権下の法改正で11月から義務化される。11月からは、家庭や学校などが太陽光で発電して自家消費した分を除く「余剰電力」を電力会社が決められた価格で買い取る。
一方、民主党は衆院選の政権公約(マニフェスト)で、自家消費の分も含めた「全量発電」を買い取る制度の導入を明記。風力など他のエネルギーによる電力も幅広く買い取ることも検討していた。
麻生政権では、全量買い取りなどの制度見直しを2年後に行うとしていたが、菅戦略相は制度改正を前倒しで行う考えを示したものだ。
菅氏は、温室効果ガスを2020年までに1990年比25%削減する中期目標達成を目指す政府の検討チーム責任者を務める。
(2009年10月31日 読売新聞)



余剰電力買取と、全量買取の概念を図で見てみましょう。

図1:一日の発電量、電力消費のイメージ
20070530-02.jpg

余剰電力買取は 水色の部分が対象、  全量買取は 水色+ 黄色の部分が対象となります。

 
これだけでも大分違いそうだということが判ります。
余剰電力買取と、全量買取ではどれだけ違ってくるのかを貞昌院太陽光発電設備での発電実績で計算してみましょう。
(実際の発電・消費実績に基づくシミュレーションです。貞昌院発電設備は非住宅用です)


図2:貞昌院太陽光発電設備発電実績
(設置した2003年11月から2009年10月末まで)
20091103-01.jpg

このグラフの 
余剰電力買取りの場合は青い棒線の部分
全額買取の場合は緑の棒線の部分
が対象となります。


2003年11月から2009年10月末までの期間において 青棒線、緑棒線をそれぞれ積算してみると


青棒線(余剰電力買取り)= 17,869 kwh
緑棒線(全量買取り)  = 34,393 kwh
<6年間実績>

貞昌院でのシミュレーションではおよそ倍となりました。


従って、仮に全量倍額買取が実施された場合、従前よりも4倍の買取となるわけです。

余剰電力買取り 24円/kwh ⇒ 428,856 円
全量買取り 24円/kwh ⇒ 825,432円
余剰電力買取り 48円/kwh ⇒ 857,712 円
全量買取り 48円/kwh ⇒ 1,650,864円 !!!!!!!! !(6・7年で償却できるレベル)
<6年間実績>

凄いですね。
これは普及促進の大きな原動力となりそうです。

ただし、ここで注意するべきは図1の黄色の部分の発電電力は、余剰電力買取りの場合は自家消費される電力として使われますので、その分電力会社からの電力量が軽減されているということです。
全量買取りの場合は、自家消費分としての発電電力は無くなります。

全量買取りは、図1の黄色い部分を自家消費に使わずに、電力会社にそのまま戻し、買い取ってもらうという制度なのです。(図3参照)


図3:全量買取りの概念図
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でも、やはり自分で発電した電気は自分のところで使いたい。


さらに、電力会社との契約(連携系統契約)を独立系統契約にし直さなければなりませんし、電力線配線も独立系統とする必要があります。

そこで、政府の担当者におねがいします。
太陽光発電など新エネルギーによる発電設備設置者に対し、つぎのような柔軟な制度を設定していただけないでしょうか。
これで太陽光発電以外の連携系統しにくい新エネルギー発電設備にも適用できますし、管氏の提案する買取り制度と総額は殆ど変わらない仕組みとなります。
新エネルギーへの転換が急速に進んでいくことでしょう。

新エネルギー発電設備設置者には次の2つからどちらかを自由選択することができる

(1)発電設備を連携系統とし、余剰電力を4倍の単価(100円/kwh程度)で買い取る
(2)発電設備を独立系統とし、発電電力全量を2倍の単価(50円/kwh)で買い取る

そして、上記の買取り制度は住宅だけでなく非住宅にも適用する


もちろん、太陽光発電設備を設置していない(あるいは設置できない)世帯の負担はその分増加するわけですので、その理解をどのように得るかが課題ですね。


追記

月ごとの発電量もグラフにしてみました。
経年変化もみられませんし、特にメンテナンスも必要とせずほったらかしでも順調に発電を続けてくれています。


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投稿者: kameno 日時: 12:25 AM | | コメント (2)

人工の自然林・明治神宮の森


大きな地図で見る

先日、テレビを何気なく見ていたら 『素敵な宇宙船、地球号』「空から見た東京」 ?あなたが知らない大都市の素顔? が放送されていました。
空から東京を概観するという番組です。


その中で、コンクリートジャングル、東京にあって豊かな自然が残されている場所、明治神宮が紹介されていました。
実に東京ドーム15個分の広さがある明治神宮の森は人工的に作られた自然林として有名です。


現在は豊かな森となっている場所も、明治神宮を設営する場所として選ばれた当時は、元々は森がない荒地でした。

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左:迅速測図(1880-85)  右:1/2000地形図(明治42年測図)

ぽつぽつと畑や茶畑が見える程度ですね。
そういえば、代々木という地名は、この地にあった一本の樅の木が名前の由来となっているそうです。
樅の木が目立つほど、この地には木が無かったことを物語っています。


明治神宮技師沖沢幸ニさんは、番組の中で「天然更新」をキーワードに、森の造営について語られていました。


神宮の森なので永遠に続くこと、鎮守の森としての荘厳さを持続させること。
つまり、人の手を借りずに、自然に世代交代できる森。
それが「天然更新」の森です。


そのような森を目指して、本多静六氏をはじめ当時の森林造営における一流の学者らと神宮造営局の技師らにより、大正10(1921)年、『明治神宮御境内林苑計画』が作られ、それに則り日本各地や朝鮮半島、台湾などから365種約12万本の献木が計画的に植えられていきました。

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地形図(大正8年)


まず、この地に生えていた松類の間に成長の早い杉、檜などの針葉樹、その下に樫や椎などの常緑樹を植えていきます。

造営から約50年後、第二次林相では、成長の早い杉、檜が松類の背丈を超え、松が枯れていきます。

造営から約100年後、第三次林相では、常緑樹が成長し、森全体を覆っていきます。

これが現在の姿です。
森のあちこちには折れた杉や檜の木がありますが、これらは森の形成の段階において役割を終えた木々なのです。

そして、今後、造営から約150年後には、第四次林相として、常緑樹が成長することにより針葉樹が消滅し、常緑樹の大森林ができあがります。

これは、学術的には植生遷移または植生連続(サクセッション)という概念であり、当時からこの理論に基づいて林苑計画に応用し実践されてきたということは、驚きでもあり誇るべきことでありましょう。


きちんとした森林計画を立てることにより、100年程度で天然更新の自然林へと人工的に導くことができるという好事例です。


寺院境内地の植樹も、50年、100年先を見据えた計画を実行することが必要だとつくづく感じます。
そして、その際には『明治神宮御境内林苑計画』のような基本理念を明示した計画書と、それを厳密に実行する人を育てていくことが大切です。
 


日本の森林の現状は、かなり厳しい状況にあります。
針葉樹林は林業を支える方々の高齢化や、需要の低下により、管理が行き届かない林も多くなっています。
また、都市部の、いわゆる雑木林でも、人の手が入らなくなったために放置され藪になってしまったり、孟宗竹に覆われてしまったり、森林自体が機能していない場所も多く、針葉樹林も雑木林も人の手による管理が必須です。
人の手による管理がなされないと森は死んでしまいます。

対し、明治神宮の森は「落ち葉の清掃は参道や建物の周りに限り、樹木の養分になる森の中はそのままにしておくこと」(『明治神宮御境内林苑計画書』)というように、自然のままに任せるよう示されています。
森林計画がしっかりとできているからこそ、人の手を借りずとも壮大な森林へと遷移していきます。

「敢テ人為ノ植栽ヲ行ハスシテ永久ニ繁茂シ得ヘキモノタルヲ要ス」


天然更新の森は、私たちに森との付き合い方を教えてくれます。


■関連ブログ記事

鎮守の森を護りたい
 

■関連リンク

明治神宮公式サイト

投稿者: kameno 日時: 9:40 AM | | コメント (0)

蛍光灯反射板

キラキラ・・・・・


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さて、


客殿のエアコン工事は無事竣工しました。
今日は、この機に見直した照明についての話題です。

写真のように、照明は直管蛍光灯天井埋込となっております。

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天井埋込なので、蛍光灯の光はある程度指向性があるほうが効率的となります。

しかし、これまでは特に反射板などをつけておりませんでした。
これを機に鏡面加工した金属板のような反射板をつける事を考え、いろいろと探してみたところ見つかったのが一枚目の写真の製品です。

 ⇒蛍光灯カバー(反射板) シルバースクリーン


これは、金属フィルムと透明フィルムが片面づつ筒状に作られた反射板です。

何と言っても、価格が安い。
金属板の製品は大体2?3千円ほどしますが、このシルバースクリーンは600円程です。

また、災害時に蛍光灯が割れた際にも、飛散せずにフィルムケース内に破片が留まるために、安全性も高まりそうです。

早速購入して付けてみました。

このように包み込みます。

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片方に反射板をつけて撮影してみまると光量に相当の差があることがわかります。

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蛍光灯一本あたりの照度が上がりましたので、今後照明を適宜間引いて用いることができそうです。

追記:
反射板は簡単に照度を上げることができるものですが、天井埋込以外に使用した場合には、天井が暗くなってしまうというデメリットもあります。
場合により使い分けることが必要でしょう。
しかし、反射板の簡便性は捨てがたいので、照度を補ったり、高めたりする場合には、一度は検討する値打ちがあります。

投稿者: kameno 日時: 7:59 PM | | コメント (0)

環境、人に優しいエコ灯油

エコ灯油というものをご存知でしょうか。

灯油といえば、独特の臭気があり、黒煙が発生したり、手につくとなかなか落ちない。
手軽だけども扱いづらいことが多々ありました。

大船観音で行っているキャンドルナイトでは、境内に護られている原爆の残り火「平和の火」をキャンドルの灯火として広げるために、ライターを使わず、灯油を細く切った木に浸して広げています。

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この際にも、黒煙や臭気が発生したりして、何とかならないかと考えていました。

そんな中、知人よりエコ灯油を教えていただきました。

エコ灯油とは、GTL (Gas To Liquids)、つまり天然ガスを液体にして製造されています。
普通の灯油は原油を精製して作りますが、エコ灯油は原料が根本的に異なるのものです。


このため


・臭いが少ない
・手についてもべとつきが少ない
・燃焼がクリーン
・劣化しにくい

という大きな特徴があります。
ただし、シェル石油でしか扱っておらず、価格は高めです。

この灯油は、暖房機器やボイラーの燃料以外に、特にファイヤーダンサーがよく用いるものだそうです。

 ⇒使用例・エコ灯油でエコな祭りを実現

 詳細⇒シェル石油のホームページ




■今年のゆめ観音アジアフェスティバルは、9月5日(土曜日)に開催いたします。

9月5日に開催予定の「第11回 ゆめ観音アジアフェスティバル」でも、万灯供養法要、キャンドルナイト、ファイヤーダンスなど様々な「火」を使った法要や催しを予定しています。


万灯供養法要では、各国、各地域、諸宗派の僧侶が一つ場を共有し、平和の火の中で会場の皆さまと共に平和の願いを込めて法要を営みます。

また、法要の一つ前にはファイヤーダンスチームEthno-Exotica Vaudeville(総勢十数名)が、命を宿した美しい身体のSoLa(火の鳥) 体の魔術師スー(火付盗賊)と、新しい命を祝う満月の下の火舞をテーマとした舞台を繰り広げます。

このほか、今年も数多くのステージ、出展/出展の参加があり、盛りだくさんの内容となっております。
是非お越しくださいますよう、スタッフ一同お待ち申し上げております。
煙の少ない炎も体験くださればと思います。


 ⇒ゆめ観音アジアフェスティバル公式サイト

投稿者: kameno 日時: 1:39 PM | | コメント (0)

廃油回収と植林支援シール

貞昌院に設置している廃油回収ステーションの経過報告です。
設置後、お参りの際に、檀家さんをはじめ多くの方々より油をご持参いただきました。
定期的にロゼックス様に回収いただき、バイオディーゼル燃料に再生しております。

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今後も廃油回収を継続していきますので、よろしくお願いいたします。

廃油回収の詳細はこちらをご参照ください


7月26日には当山大施餓鬼法要が営まれます。
準備を進めているところですが、今年も檀家の皆さまのご理解ご協力により、塔婆一本一本に植林支援シールが張られております。

今年の塔婆には No.32507 から No.33696 までの番号が振られております。

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この番号に相当する数の苗木がモンゴルに植林されております。
昨年分の苗木は、今年6月に植林ツアーに赴き、植林と関連施設の視察を行ってまいりました

数年も経つと立派な木に成長することでしょう。
苗木の育成状況は随時ご報告させていただきます。

投稿者: kameno 日時: 12:54 PM | | コメント (0)

太陽光発電2009年前期の総括

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貞昌院では、太陽光発電設備の運用を2003年11月から行っています。
まもなく6年目を迎える太陽光発電設備の2009年前期までの推移と総括をグラフ化しました。


ここ横浜では断続的な雨と強風となっており、厚い雲に覆われています。
梅雨前線が本州を横断し、全国的に雨模様となっているようです。


雨の日は発電量は多くありませんが、溜まった埃を洗い流してくれるため、太陽光発電パネルにとっては必要不可欠です。
設置6年目のパネルも特に不具合無く、また掃除もしておりませんが、発電量が落ちないで理論値が維持されているということは適度の雨のお陰です。


図1
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図2
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※注:2009年6月305日までの集計です


特に平年と比べて大きな変化がありません。

しかし、この平年と比べて大きな変化が無いということが重要で、このようなシステムは一部分が故障すると発電量の結果に大きな影響をもたらします。
特に太陽光発電設備のようにホッタラカシでも勝手に発電してくれるシステムでは、常時データをとりながら観察することが大切です。

それを怠ったことにより、ちょっとした変化、故障を見逃すこととなり、重大な損傷を与えたという事例もあります。


日常の様々な面に注意を向けるということは大切なことなのです。

 


 
ここからは蛇足的な計算です。

これまでに太陽光発電設備によって発電された電力量の累計は 32,483 kwh(2003年11月?2009年6月の68ヶ月間)となりました。

では、これがどれくらいの二酸化炭素削減に繋がったのかを調べてみましょう。

地球温暖化対策の推進に関する法律(温対法)で規定されている値は0.555kg-CO2/kwhですから、単純に掛け算すればよいですね。

32,483 kwh ×0.555 kg-CO2/kwh =18,028.065 kg-CO2

中部電力の自動計算サイトでの結果も同じ数値が出ます。

結果は上記計算と同様の二酸化炭素 18,028 kg。
風船に詰めると直径26mとなります。

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本当はグリコの看板より大きくて大船観音くらいですが・・・中部電力のサイトでは限界を超えてしまっているので仕方ないですね。

太陽光発電設備による年間平均発電量は約 32,483*12/68= 5,732 kwh/年 となります。

これは針葉樹の森どれくらいに当たるのかを計算してみます。

5,732 kwh/年 ×0.555 kg-CO2/kwh = 3,1813.26 kg-CO2/年 = 867.62 kg-C/年 = 約 0.87 t-C/年

 
北海道水産林務部森林計画課によれば

札幌市内・人工林(杉・樹齢30年)の条件による二酸化炭素吸収量は 0.92 t-C/ha年

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貞昌院の5.544kwの太陽光発電設備と札幌の 1haの杉林とがほぼ同じ二酸化炭素吸収量となることがわかりました。

具体的な比較を行うと一目瞭然ですね。



■関連リンク

貞昌院Website太陽光発電のページ

投稿者: kameno 日時: 9:45 AM | | コメント (0)

卒塔婆、カートカンが森を育てます

木づかい運動ってご存知ですか?

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木を消費することは環境破壊に繋がるのではないかという大きな誤解があります。
しかし、木が何処からやってきた木なのかをちょっと気に留めることにより、森を育てる実践行動になります。
「木づかい」とは、暮らしに国産材の製品をどんどん取り入れて森を育てる活動です。



国産材、使って減らそうCO2

日本では、国産の木材があまり使われていません。このため、手入れが行き届かないヒノキ、スギなどの人工林が増えています。植える、育てる、収穫する、上手に使うというサイクルがCO2をたっぷり吸収する元気な森をつくります。
「木づかい」とは、暮らしに国産材の製品をどんどん取り入れて森を育てるエコ活動です。木を使うことから、すべてが始まります。
CO2の吸収や国土を災害から守るといった森林の持つ多くの働きを発揮させるためにも、国産材を使って森を育てることは大切なことです。そして、2005年度から、国産材をみなさんにより広く利用していただくため、林野庁は「木づかい運動」としてPR活動を強化しています。特に、毎年10月を「木づかい推進月間」として集中的に取り組みを実施することとしています。
林野庁のサイトより)


木づかいの事例として「カートカン」があります。
最近、飲料の容器として、スチール缶、アルミ缶に替わって少しづつ「カートカン」が使われるようになってきました。
まだまだ街で見かけることは希ですが、カートカンには電気の缶詰といわれるアルミ缶や、同じ紙でもバージンパルプによる通常の紙パックとは異なる次のような大きな特徴があります。



カートカンの特徴

・国産材を30%以上使用、間伐財を積極的に活用しています
・木を使い、森林を育てることが地球温暖化を抑えます
・カートカンを使用することによって日本の森林の育成に貢献できます。

カートカンは主に紙でできています。
「 紙を使うことで森が育つ」というと矛盾しているようですが、紙の原材料である木材の使用が増えれば、森林の整備に必要な経費が確保されて「植える→育てる→収穫する」というサイクルがスムーズに循環し、健全な森林が育ちます。しかしながら、現在我が国の森林の多くは、安価な国外の木材におされて、充分な循環が難しい状態にあるといわれています。
カートカンは国産材を30%以上使用しており、間伐材や端材などの国産木質バイオマス資源を積極的に活用しています。
豊かな国土を守り、地球温暖化の原因となるCO2を吸収して育つ日本の森林。みなさんがカートカンの飲料を飲むことは、その森林を守り育て、そして地球を温暖化から救うことにつながります。
森を育む紙製飲料容器普及協議会事務局のサイトより)


このように、冒頭で御紹介させていただいた「木づかい」を具体化した一つの商品なのです。


林野庁が推進する「木づかい運動」

カートカンが森を育てる仕組みを見てみましょう

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この図の中の「カートカン」の部分を卒塔婆に置き換えると、このブログの記事で以前作ってみた卒塔婆を中心とした循環システムの一部と同じになりますね。

まさに「塔婆供養で植林支援」の理念と合致します。


先日来よりモンゴル植林ツアーでご紹介した様々な取組みの意義を順次ご紹介してまいりました。
「塔婆供養で植林」では、各寺院様で使用される塔婆の納入元については、今のところは敢えて触れていません。
けれども、塔婆を用いることによって、環境を守り森を育てることもできるのだということをご理解いただいた方には、きっと国産の間伐財による塔婆材を自然に利用していただけるようになることでしょう。

東京都森林組合・製材組合では全国のかなりのシェアで卒塔婆を生産しています。
東京都森林組合・製材組合では、国産の間伐材を使用した「スギ塔婆」を製造しています。

塔婆には、外国産の材木ではなく、このような製品(できれば各寺院の地域の森林組合生産のもの)を大いに導入していくべきだと考えます。

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そのきっかけに「塔婆供養で植林」の一連の行動が関ることができれば、こんなに嬉しいことはありません。


林野庁の「木づくり」運動のイメージ図にSZIの塔婆供養で植林支援が加わった概念図を作成してみました。

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SZIのシールの隣に「間伐材使用」のシールが並べば、卒塔婆を中心とした循環システムの取組みのマス目が着実に埋まっていきます。


■関連リンク
木づかい運動(林野庁)


■関連ブログ記事
一本の塔婆で一本の苗木がそだちます
卒塔婆を中心とした循環システム

投稿者: kameno 日時: 9:25 AM | | コメント (0)

人を育てる活動

ウランバートル市内のGNCとかかわりのある施設を3つ訪問いたしました。

■エコロジー教育センター

政府により設立された施設でしたが、民主化に伴い1997年に政府から国立大学へ移りました。
あえて日本で喩えるなら東京大学大学院理学系研究科附属植物園といったところでしょうか。

ここには、300種以上の植物があり、これだけ多くの植物が一つの場所に見られるところは市内には他に無いそうです。

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ところが、実は昨年この植物園が存続の危機にさらされてしまいました。
市役所を盾にした権力者の1人が、個人の営利目的のためにこのエコロジーセンターの場所を買い取ろうとして立入禁止にしてしまったそうです。

⇒そのあたりの経緯はこちに詳しく書かれています
 エコロジー教育センター(GNCモンゴル)

不条理な行為に対して、国立大学やGNCではメディアを通して市民に、首相、文部科学省大臣、市長への直談判とあらゆる抵抗を図りました。

その地道な努力が実をむすんだのでしょう、私たちが訪れたときには存続の危機から一段落している様子を伺うことができました。
日本からの緑の募金により整備されたこの植物園は、自然教育、小中学校の課外授業、エコ教室などに利用され次世代を育てるばかりでなく、日本とモンゴルの友好の架け橋としての役割も果たしていくことでしょう。


■モンゴル国立音楽舞踊学校

2006年よりGNC植物園、公園づくりプロジェクトの一環としての公園づくりが行われています。
ナランフー学長先生もわざわざ私たちを迎えてくださいました。

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■第108学校(Mongeni complex school)
2005年よりモンゴル桜をはじめ、様々な植物が植えられています。
この学校は国立の教育施設であり、モンゴル人の英才教育の場として6歳から17歳までの1,600人が学んでいます。(学校名のMongeniとは、モンゴル人の天才を生み出すということ)
特に環境教育にも力を入れていて、GNCモンゴルのツオゴさんの農場へのエコロジー体験教育など、様々な活動を行っている学校でもあります。

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一番驚いたことは、108というのは通し番号ではなく、数珠の数ということで仏教的な数字を示しているということ、そして校門に法輪がデザインされているということ。
公立の学校の中に、仏教的思想が根付いているのです。
日本ではまず考えられないでしょう。
夏休みにもかかわらず、ミガー先生からご丁寧な説明をいただきました。


ご案内くださったどの方も、植林を行うこと、環境に関心をもつこどもたちを育てることに心から誇りを感じていることが感じられました。
一つひとつの施設が有機的に繋がることで、モンゴルの、いや地球全体の環境保護活動がうまく進んでいくのでしょう。

投稿者: kameno 日時: 4:29 PM | | コメント (2)

木を植えればそれで良いのか

GNCモンゴルの植林エリアに向かう途中で、心を痛める光景を眼にしました。

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広大な土地に植えられた膨大な数のアカマツの苗木が茶色に変色してしまっています。
枯れてしまっているのです。

この場所には、GNC以外の別の団体が植樹していったそうです。
その植樹方法は5年生程度のある程度成長した苗木を、個々に穴を掘り埋めていくというものでした。

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森林・動物センター長ジャムスランさん曰く、この地にこれほど大きな苗木を植えるためには灌漑などの設備がないと無理であり、その管理ができない場合にはこのような植え方をしては絶対にいけないということです。


 
対し、GNCの植樹エリアを比較してみましょう。

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このように、きちんと掘り込んだ溝の中に二年生程度の苗木を植樹しています。
植林に関しては、潅漑や農薬などなど、土地に負担のかかる方法は可能な限り避け、人力を用いる平易な方法により全ての人々が作業に参加出来るよう考えられています。
手間隙かかる植樹方法でありますが、歴然とした結果として現れます。

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5年経てば上の写真ほどに成長しますし、10年もすれば沢山の松ぼっくりを実らせます。


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当地における植林活動は、単に「木を植える」ということだけではなく、「木を植える人を育てる」という重要な役割も担っていることが感じられました。

森林の減少により土地保水力の低下、森林に当たる強風など、森林に悪影響を与える要素は増大し、負のスパイラルが発生してしまいます。

逆に、植林を行うことの意義を列挙してみると

・土地の保水力、川の水量が増え、豊かな土地となる
・森林育成や農作物栽培の障壁である風を防ぐ役割を果たす
・防砂林の役割を果たし、砂漠化の進行を防ぐ
・地域住民の参加により、雇用機会拡大の一助となる
・環境教育を体験を通して広めることにより、森林大切さを伝えることができる
・森林を育てる人材を育成することにより、持続可能な森林保護環境を構築できる
・違法伐採や森林火災を減少させることができる


などなど。

自分たちの世代ではなく、次世代、その次の世代まで視野に入れた活動でなければならないのです。
目先のことばかりに捕らわれて、「植樹をした」という行為にだけ自己満足して終わってしまうと冒頭のような結果をもたらしてしまうのでしょう。


GNCでは、村内中心部の温室及び郊外において常駐の技術者と臨時職員により苗木の育成とともに村人や現地を視察された人々に対する環境教育、勉強会を定期的に行っているとのことです。

きっと、日常何気なく見過ごされている光景を見ても異なる感じ方ができる人材が育っていくことでしょう。

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(左)ダルハンにある木材ストックヤード (右)ウランバートル市内の石炭火力発電所


SOTO禅インターナショナルでの植樹支援はまだまだ始まったばかりですが、これからもずっと活動を共にしていきたいものです。
 

植林を行うということは佛種を蒔くということにも通じるのですね。

投稿者: kameno 日時: 2:08 PM | | コメント (0) | トラックバック (1)

境内にゲルが登場!

6月10日前後に、貞昌院境内に「ゲル」が建てられます。
ゲルって何だ?と思う方もいらっしゃるでしょう。

ゲルはモンゴルにおける円形の伝統的な住居です。


ゲル(モンゴル語: гэр、ger)は、主にモンゴル高原に住む遊牧民が使用している、伝統的な移動式住居のこと。日本では、中国語の呼び名に由来するパオ(包)という名前で呼ばれることも多い。 テュルク語では古来から「ユルト(???? Yurt)」と呼ばれたもので、現在でもテュルク系遊牧民のカザフ人やキルギス人が用いるユルトはほぼ同じ形状である。緩やかな草原地帯に適しており、より乾燥し起伏の多い西アジアではテュルク系遊牧民も方形の移動式住居を使っている。

モンゴルのゲルは円形で、中心の柱(2本)によって支えられた骨組みをもち、屋根部分には中心から放射状に梁が渡される。これにヒツジの毛でつくったフェルトをかぶせ、屋根・壁に相当する覆いとする。壁の外周部分の骨格は木組みで、菱格子に組んであり接合部はピン構造になっているのでジャバラ式に折り畳むことができる。(「マジックハンド」と呼ばれる玩具の伸縮部分と構造は同じである)木組みの軸にあたる部分にはラクダの腱が使われる。寒さが厳しいときは、フェルトを二重張りにしたり、オオカミなどの毛皮を張り巡らしたりして防寒とする。逆に、夏の日中暑いときはフェルトの床部分をめくり、簡単に風通しをよくすることができる。

内部は、直径4?6mほどの空間である。ドアがある正面を南向きにして立てられ、入って向かって左手の西側が男性の居住空間、向かって右手の東側が女性の居住空間である。中央にストーブを兼ねた炉を置いて、暖をとり、料理をするのに使う。炉は東側を正面にするように置かれており、女性の側から扱いやすいようになっている。向かって正面はもっとも神聖な場所で、チベット仏教の仏壇が置かれたりする。頂点部は換気や採光に用いられるよう開閉可能な天窓になっており、ストーブの煙突を出すことが可能である。

モンゴル帝国の時代ころまでは車輪をつけ、ウマを使って引っ張って長距離を簡単に移動できるゲルが存在したことが、当時の旅行記の記録からわかっている。現在はそれほど大規模な移動は行われないため、移動のたびに分解してラクダの背やトラックに乗せて運ぶ。分解や組み立ては共に遊牧を行う数家族の男たちが総出で行ない、数十分から1時間で終わる。
出典:Wikiペディアより



写真を見ると、あ?、これかと思う方も多いのではないでしょうか。


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今回のゲル設置においては、馬頭琴演奏者のセーンジャーさんのご協力により実現いたしました。
写真もセーンジャーさんに戴いたものです。
モンゴルの気候風土によって培われてきた工夫が随所に見られる建物です。
この機会に是非ご覧ください。



なぜ貞昌院にゲルが設置されるのか・・・・・・

それは、6月10日大船観音にて行われるキャンドルナイトにおいて、ヒロシマ原爆の残り火(平和の火)が全国に旅立っていきますが、その採火合宿参加者の皆様が貞昌院に宿泊します。
この機会にゲルで宿泊していただこうということになったからなのです。

時の記念日に、時間に追われる日常を忘れ、時の流れを感じながら平和の火を囲んで夜を明かします。

【採火詳細】

────────────────────────────
 今年の夏至を特別な日にしませんか?
────────────────────────────

今年の夏至は、電気を消して過ごしてみませんか?

-いつもの家族揃っての夕食をキャンドルの明かりの中で食べてみる。
-海辺でいつもの仲間とキャンドルの灯火で語り明かす。
-店の照明を消してキャンドルの明かりでお客さんを迎えてみる。
-仲良しママさんグループで近所の子供達を集めて、キャンドルの明かりで絵本の読み聞かせをする。
-ライブに照明を使わず、キャンドルの明かりで演出してみる。

この日、日本中で様々な形で行われるキャンドルナイト。
更にそれを 特別な火を使ってやってみませんか?
その火は福岡県星野村に今も尚燃え続けている原爆の残り火「平和の火」。


この火で あなたの心に あなたの大切な人の心に 優しく灯るよう
なキャンドルナイトをやってみませんか?

⇒お申込み期限=5月31日

【参加方法】……………………………………………………………


下記3箇所のいずれかのピースステーションの採火セレモニーへご参加いただいた方に平和の火を採火させていただきます。

■星野村会場
日程:6月6日(土)・7日(日)※6日のみの参加も可能。
場所:星野村 平和の広場 (福岡県八女郡星野村)


■関東会場
日程:6月10日(水)・11日(木)※10日のみの参加も可能。
場所:大船観音寺(神奈川県鎌倉市岡本1?5?3)
備考:宿泊地=貞昌院、Candle Night in 大船観音への参加あり。

■関西会場
日程:6月13日(土)・14日(日)※13日のみの参加も可能。
場所:興禅寺(京都府京都市伏見区周防町334?1)

備考:Candle Night in 興禅寺への参加あり。

<内容>
平和の火、原爆についてのワークショップを行った後、採火式を行います。初日は午後から始まり、2日目は午前中に解散となります。

<費用>
5,000円(宿泊なしの場合3,000円)
※関西会場の参加費は変更する場合がございます。

★夜は全国から集まった有志達と夜通し語り明かします。
ぜひ宿泊でご参加ください。

■申込み期限は5月末となっております。この機会に是非お申込みください。

【申し込み】………………………………………………………………

info@1pi-ce.jp までメールでお申し込みください。

※お名前、電話番号、E-mail、キャンドルナイトの大体の概要、 参加会場、合宿へ参加の有無を明記のうえ件名「ピースフレンド申し込み」でお申し込みください。


【問合せ先】……………………………………………………………


Candle Night 1 Pi:ce(キャンドルナイトワンピース) 実行委員会
〒531-0074 大阪市北区本庄東2-12-6-304 TEL/FAX 06-6375-7816
HP:http://www.1pi-ce.jp/ E-mail:info@1pi-ce.jp
広報担当:岡庭 090-3686-4895

…………………………………………………………………………


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平和の火でキャンドルナイトを開催しませんか?

投稿者: kameno 日時: 11:29 PM | | コメント (0)

おからを中心とした循環システム

「溶けないソフトクリーム」話題に?金沢の食品研究会社が販売開始

日本海藻食品研究所(金沢市本江町、TEL 076-292-1782)が、金沢大学教授と共同開発した「おからペースト」を使用したパンやスイーツなどを販売するアンテナショップ「ヘルシーラボ」(同、TEL 076-292-3201)を本社隣にオープンしで3カ月が過ぎた。
開発したペースト「おからda元気」は、豆腐を製造する際に大量に廃棄処分されるおからを特殊製法でペースト化したもので、おから本来の栄養分は残しながらカロリーを3分の1に抑え、保存も可能にした。さらに同店では、「佛子園」(白山市)の協力を得ておからパンを製造するなど、「健康」「美」「エコ」「福祉」をキーワードに、おからの幅広い使い方を発信している。
「溶けないソフトクリーム」(350円)は、おからペーストと米粉を配合することで、常温で1時間放置しても溶けず、できたての姿をキープするもの。「甘さ控えめのさっぱり味」(同店)で、時間を追うごとに食感が変化する。オープン後、「不思議」「子どもに食べさせやすい」と話題を集め、ソフトクリーム目当てに幅広い客層も来店するという。
そのほか、おからペーストを配合したドーナツ、ハンバーグ、コロッケ、フランクフルトなどの商品も多数販売。低カロリーの「おから麺」を用いた「ラボサラ」も近日中に店頭に並ぶ予定。
同社営業部の内田涼人さんは「当社がこれまで培ってきた研究開発のノウハウを生かし、世の中にない新しいものを作り出していきたい」と意欲をみせる。

金沢経済新聞(2009/5/21)



こういうニュースはいいですね。
おからといえば、豆腐を作る際に発生する副産物ですが、その多くは「産業廃棄物」として捨てられてしまっています。


「おから」は絞りかすの意で茶殻の「がら」などと同源の「から」に丁寧語の「御」をつけたもので、女房言葉のひとつ。「から」が空に通じるとして、縁起を担いで、白いことから卯の花(うのはな、主に関東)、包丁を使わず切らずに食べられるところから雪花菜(きらず、主に関西)などと言いかえることもある。「おから」自体も「雪花菜」の字をあてる。
中国語では「豆渣」(トウジャ - dòuzhā)または「豆腐渣」(トウフジャ - dòufuzhā)、韓国語では「??」(ピジ)と呼び、精進料理や家庭料理の材料にする。
本来が廃物であるところから、値段はごく安価で庶民的な食品である。場合によっては豆腐屋が無料で分け与えたり、捨てたりすることが、古く江戸時代からあった。現在では食品としての需要が供給を大きく下回り、また品質の劣化が早く日持ちがしないため、家畜の飼料として一部を活用したり脱水して保存性を高めて供給されるほかは、ほとんどが廃棄されている。
(出典:WIKIペディア)




とても栄養があるのですけれど、食感や保存性の悪さが敬遠される要素となっているようです。
ただ、修行道場では食材として珍重されていました。なにより安いですからね。

このニュースのポイントは、おからの欠点を克服した無添加処理技術によりおからを利用したさまざまな加工食品の製造が可能となり、その一つとして「溶けないソフトクリーム」が開発されたというものです。


おからを中心とした循環システムも構築されています。

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日本海藻食品研究所のサイトより引用)

 
また、HealthyLab(へるしいらぼ)の「おからda元氣パン」は、「社会福祉法人 佛子園」(昭和35年 日蓮宗・行善寺の寄進により開設) との協働による石釜焼の手作りパンです。
その他、ドーナツ、ハンバーグ、コロッケ、フランクフルト、さまざまな麺類なども開発、販売しています。


地方発送も可能なようですので、早速試してみたいと思います。


■関連リンク

HealthyLab(へるしいらぼ)

金沢市本江町9-10 SUNさい川1F
TEL 076-292-3201
営業時間 10:30-18:00
定休日 第2,4土/日/祝

投稿者: kameno 日時: 11:10 PM | | コメント (4)

卒塔婆を中心とした循環システム

卒塔婆を中心とした循環システム

<概念図>

肥料
← →
↑チップ化
または
端材を張合せ
卒塔婆


供養後乾燥
ペレット化

↓一本=一本
炭酸ガス排出抑制
化石燃料からの転換
森林保護
林業雇用創出
砂漠化阻止
植樹


桝目を一つづつ埋めていこう・・・

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ポスター(PDF)

投稿者: kameno 日時: 8:45 AM | | コメント (11)

GW狭間の日

GW狭間の平日は穏やかな陽気の一日となりそうです。
境内のこいのぼりも微かな風に吹かれて心地よさそうに泳いでいます。

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4月より廃油回収コーナーを常設しました。
お寺参りの方、料理屋さんなどからたくさんの廃油を戴いています。
有難うございます。

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貞昌院ではいつでも廃油回収を行っておりますので、どうぞお気軽にお持ちください。
今後ともよろしくお願いいたします。




環境に優しいエンジンとしてディーゼルエンジンも頑張っています。
バイオディーゼル燃料との組合わせがさらに認知されていくといいですね。


減税対象「パジェロ」 クリーンディーゼル 三菱自、来夏めど


三菱自動車は29日、主力SUV(スポーツ用多目的車)「パジェロ」のクリーンディーゼル車を発売する方針を固めた。平成22年夏までの投入を目指す。昨年10月に発売したパジェロのディーゼル車は、4月から3年間実施される政府のエコカー減税の対象とはなっていない。このため、エンジンの改良などで環境性能を高め、対象車種とすることで、需要を喚起したい考えだ。
エコ減税の対象となるクリーンディーゼル車は、今年10月導入予定の排ガス規制「ポスト新長期規制」で定められた窒素酸化物(NOx)と粒子状物質(PM)の基準を満たしていることが条件。ハイブリッド車や電気自動車と同様に自動車重量税と自動車取得税が100%免除される。
対象となるクリーンディーゼル車は現在、日産自動車の「エクストレイル 20GT」だけ。パジェロのディーゼル車(最上級モデル459万9000円)は基準を完全には満たしておらず、改良を急ぐ。
日産も改良により対象車種を拡大しており、不振の新車販売のてこ入れに向け、同様の動きが広がりそうだ。
(産経新聞4月30日)


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投稿者: kameno 日時: 11:05 AM | | コメント (0)

「竹の海原」里山を守る

先日、みどりの愛護の集い が開催された横浜動物の森公園は、横浜市旭区と緑区にまたがる広大な森です。
まだ未整備のエリアが多く、これからおこなわれる横浜開港博覧会Y150におけるヒルサイド会場として使用するために急ピッチで整備が進められています。

先日のみどり愛護の集いにおいては、このヒルサイド会場の中核を為す「竹の海原」(パビリオンとして公開予定)を間近に見ることができました。
竹を使った施設としては日本最大級の建築物です。

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なんと、竹の海原とその周辺で約2万本もの竹が使われているということです。


竹の下には酸化チタン光触媒膜シートが張られており、夏場の気温上昇を抑えます。
また、竹のスクリーンは風通しがよく、また適度に雨が床に到達するために、蒸散作用により気温を下げる役割も果たしています。エアコンなしの施設となっています。

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使用された膨大な量の竹は里山を竹林から守ることを目的として、700人ものボランティアにより切り出されてきました。

竹の繁殖力はすさまじく、放置しておくと里山が荒廃してしまいますので適度に竹を伐採し、有効利用していくことが大切です。


Y150終了後は、この「竹の海原」は解体され、その竹から「竹入り紙」として、床材として使われているスギの間伐材は、プランターボックスとして生まれ変わります。



竹はあまり耐久性がないような印象がありますが、2年前に製作した竹製の坐蒲棚は、まだまだ大丈夫です。

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投稿者: kameno 日時: 12:00 AM | | コメント (2)

みどりの愛護のつどい表彰式

このたび、貞昌院の植樹行動が横浜市長表彰を受賞することとなり、横浜動物の森公園で開催された第20回全国「みどりの愛護」のつどい の中で表彰式に出席してまいりました。

会場到着までにものすごい沿道警備と日の丸の数を目にしました。

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セキュリティーチェックも厳重です。
この先に見えるのがセキュリティーゲート。
一人ひとり身分証明書の提示を求められ、手荷物をチェックされたうえに確認済みの証であるリストバンドを手首に付けられました。

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それもそのはず、皇太子ご夫妻も表彰式にご臨席になり、さらに記念植樹もなされます。
雅子さまは実に1年3ヶ月ぶりの公務での地方式典ご出席となりました。


皇太子ご夫妻が式典出席 横浜で「みどりの愛護」のつどい

皇太子ご夫妻は19日、横浜市旭区の「横浜動物の森公園」で開かれた全国「みどりの愛護」のつどいの式典に出席された。療養中の雅子さまが公務で地方を訪問するのは約1年3カ月ぶり。
あいさつの中で皇太子さまは、緑が持つ地球温暖化抑制や都市環境改善などの機能を挙げた上で「全国各地でさまざまな活動に携わっている皆さんが相互に交流を深め、緑を守り育てる心を新たにされることを願います」と述べた。
式典後、皇太子さまはシダレザクラを、雅子さまはベニシダレザクラを会場に記念植樹。
 「みどりの愛護」のつどいは、緑を守り育てる運動の推進を目的に国土交通省などが主催。1990年から始まり、今年で20回目。
(47NEWS 2009/4/19)


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国土交通大臣 金子一義氏
国土交通大臣政務官 谷口和史氏
神奈川県知事 松沢成文氏
横浜市長 中田宏氏
神奈川県議会議長 榎本与助氏
横浜市議会議長 吉原訓氏
国土交通事務次官 春田謙氏
公園緑地管理財団理事長 小野邦久氏

この後、皇太子殿下ご夫妻が入場され表彰式が行われました。

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皇太子殿下ご夫妻は園内ご視察の後、植樹式会場へ。

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皇太子さまはシダレザクラ、雅子さまはベニシダレザクラを植樹されました。

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元気に大きく育ちますように。



大会を彩るキャラクターたち

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ズーラシアンブラス
☆ 指揮/オカピ ☆トランペット/インドライオン ☆トランペット/ドゥクラングール ☆ホルン/マレーバク  ☆トロンボーン/スマトラトラ ☆チューバ/ホッキョクグマ




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投稿者: kameno 日時: 4:12 PM | | コメント (2)

貞昌院に「油回収BOX」を常設します

貞昌院の 花まつり(釈尊降誕会)に(株)ロゼックス様の協力を得て廃油回収とバイオディーゼル車の展示を行いました。

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多くの油をご持参いただき、また郵送にて油を届けていただき有難うございました。心より感謝申し上げます。

お知らせです。

貞昌院では、今後も「廃油」の回収を続けていきます。
駐車場にある水桶棚のスペースに「廃油回収BOX」を常設いたしますので、お参りの際に是非油をご持参ください。いつでもかまいません。
ご家庭で使用した油を固めずに集めておき、容器に入れて 「廃油回収BOX」に入れてください。
(下図の黄色い拭き出しの位置です)

大きな地図で見る

「廃油回収BOX」の中にご持参くださった状態(ペットボトルや缶などに詰めた状態)のまま入れておいてくだされば、貞昌院で取りまとめの上、ロゼックス様に寄託させていただきます。

もちろん檀家さん以外の方の油もよろこんで引き受けさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。

なお、油の種類によっては精製不可能なものもあります。(下表参照)

回収 可能 な油 回収 不可能 な油

・菜種油(キャノーラ)
・大豆油
・コーン油
・サンフラワー油
・ヒマワリ油
・綿実油
・ゴマ油

賞味期限切れの未使用油でも構いません。

・牛脂
・豚脂(ラード)
・魚油
・ヤシ油
・パーム油
・ショートニング

※ 固めた油、水分を多く含んだ水、ひどく汚れている油などは植物性でも回収不可能です。


廃油から精製されたバイオ燃料は、軽油とまったく同等に使うことが出来るのです。


■関連リンク
(株)ロゼックス公式サイト


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キャンドルナイト@鎌倉報告
投稿者: kameno 日時: 12:43 AM | | コメント (7)

鎮守の森を護りたい

鎮守の森:消えゆく 照葉樹林、30年で3割減??首都圏172社寺、横浜国大調査

首都圏に点在する鎮守の森の3分の1が30年間で消失したことが、横浜国立大の調査で分かった。残された場所にも外来種の侵入が目立った。鎮守の森は、シイやカシに代表される照葉樹林が分布し、日本独自の文化をはぐくんできた。信仰で守られてきた都市近郊の自然が危機にさらされている現状が浮き彫りとなった。
72?80年の記録や文献から1都4県(東京、千葉、神奈川、埼玉、茨城)で鎮守の森だった172カ所のうち、管理者の協力が得られた145カ所で02?06年の状態を調べた。
その結果、25カ所が更地や墓地、駐車場などになって消失していることが分かった。別の26カ所はスギやヒノキなどに植え替えられたり公園に変化していた。
一方、鎮守の森が残る94カ所のうち20カ所で、約30年前に見られなかった街路樹などに使われる中国原産トウネズミモチが確認された。また、九州以南に分布するヤシ科シュロは46カ所から69カ所に増加していた。
森が失われた寺社は、住民から「日当たりが悪い」などの苦情や、参拝客の利便性アップのため駐車場や道路が設置されたところが多かった。残っていたのは、人が入りにくい急斜面や自治体の条例で保全されている場所だった。
研究チームの大学院生(27)=植生生態学=は「鎮守の森は照葉樹林の遺伝資源の宝庫で、都会の数少ない生物のすみかだ。寺社と住民が協力して守らなければならない」と警告する。
(毎日新聞 2009/3/31)



時折利用する東北新幹線で、大宮?仙台当りの車窓を眺めていると特徴的な景色が目に入ります。
田んぼの中にこんもりとした林があり、その入口に鳥居が建っている光景です。
規模の大小はありますが、その集落にとっての鎮守の森なのでしょう。
かつては横浜にもこのような光景は普通に見ることができました。
戦後の高度経済成長に伴う住宅供給のため、山林田畑は一気に削られてしまいます。

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その様子を数字で表したものの一つの指標が緑被率です。

横浜市では緑被率を、航空写真によって上空から見たときの緑に覆われている土地の割合として5年ごとに集計しています。
その対象は、森林、樹林地のほか、草地や農地も緑被としてカウントしています。


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出典:緑被率調査の集計結果について(横浜市環境創造局・平成16年)を元にkameno作成


区別にみるとこのような感じです。

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横浜市の南部に位置する港南区の緑被率は、実に18区中、下から数えて5番目です。


以前、このブログでもポイントを定めて航空写真の変遷をご紹介いたしました。
それをみると、緑被率の変遷は一目瞭然です。


 ⇒映像でみる港南区の歴史報告
 ⇒歴史に学ぶ港南台の会勉強会

 


さらに、「緑の質」の変容も重大な課題です。
手入れが行き届かない山林は荒れ放題となり、孟宗竹や外来種の木々に侵食されてしまっています。
また、戦後の植林政策による杉などの針葉樹も問題です。

残念なことに、日本古来の照葉樹林を構成するシイやカシは、現在約0.06%しか残されていないそうです。
「本当の」森は豊かな生態系を育むだけでなく、台風や地震、火災などの災害からも生物たちを護ります。
将来に向けて「本当の」森づくり進めていくことは大切なことなのです。


大本山總持寺で育まれている「千年の森」をはじめ、世界中で3,000万本を超える植樹活動を実践している宮脇昭横浜国立大名誉教授先生がナショナルジオグラフィックの取材を通して述べていらっしゃるお話の内容が心に響きます。


私は「木を3本植えれば、もう森」と言っています。「5本植えれば森林」でしょう。木を3本、5本植えることができない場所なんてありません。
しかし肝心なことは、単一な木を植えるのではないということです。土地本来の主木群を主にできるだけその森の構成樹種群のいろいろな木を「混植。密植する。」自然の森は、いろんな木が混ざり合ってできている。この多様性が生物社会のもうひとつの掟です。
人間も同じでしょう。いろんな人間が混ざり合って社会を作るわけです。森も同じです。この「混ぜ・密植する」ことによって、幼木群は密度効果をもたらし、厳しい環境下の「我慢」が必要になり「共生」が生まれ、木がたくましく育つ。その競争・我慢・共生こそが、正しい生態系を形成していくのです。
あと30年は樹を植え続けていきます)より引用



寺社が鎮守の森を護持する場合、その経済的負担は少なからずあるという現状は否めません。
また、冒頭の記事中の調査においても住民からの「日当たりが悪い」などの苦情や、参拝客の利便性アップのため駐車場や道路設置など、森の護持を阻害する理由が挙げられています。

そもそも、山林は国の税制の考え方においては「果実を生む」ということで基本的に固定資産税が課せられています。
もちろん、基準値より低いために税金が免除になっていたり保安林となっているケースはありますが、しかしながら都市部における山林の固定資産税は宅地並みに課せられることも珍しくありません。
山林維持のための支出と、公租公課の支出負担が寺社にかかってくるのですから、その負担はかなり大きいといえましょう。

さらに、曹洞宗を例に取りますと、寺院の保有している財産(寺有財産)により算定された数字により宗費が課せられています。

私は平成11年より宗費算出に関る級階査定委員会専門部会委員として関っていますが、この山林に化せられる宗費の問題は重要な課題の一つであると考えています。
実は、これまで(平成18年まで)は宅地よりも山林のほうが3倍ほど高い算定基準により計算が為されていました。

曹洞宗の級階を定める財務規程は平成17年に改正され、平成19年より実施されました。
その際に提出した答申文書の一部をご紹介いたします。


級階査定委員会専門部会答申
次期級階査定案(認定指標による級階査定)について (一部抜粋)


山林保有による級階査定について
地球的規模で森林面積が減少し温暖化現象が進む中、グリーンプランを推奨する宗門としては森林を保護すべき立場にありますが、級階査定の面では、逆に山林を保有する寺院に負担を強いる結果になっております。
本専門部会で、賦課のうち、山林については、点数化せず逆に負担点数の減点の対象とし、山林を保護することが、宗門の掲げるグリーンプランに貢献できるのではないかと討論いたしました。
しかし、この問題は、本専門部会の職責を越えますので、この答申には、提示しませんが、関係部門でご配慮いただきたく申し添えるものであります。

平成16年9月7日
級階査定委員会専門部会委員連署




このうちの「山林については、点数化せず逆に負担点数の減点の対象とし、山林を保護することが」ということと、逆に山林を保護している寺院を対象に褒章を与えてもよいのではないかという論議まで進みましたが、それは級階査定委員会専門部会の域を超えるということで、答申文書に残すのみとしました。


ただし、それまで宗費賦課基準として、山林(をはじめ、宅地以外の全ての地目)の算定率が宅地に比べて3倍程度高い基準で算定されていたものを、平成19年度より下記のとおり基準を見直しました。


曹洞宗財務規程 (負担点数)第37条

【平成18年度まで】
所有不動産による点数ア 土地 固定資産税の課税標準額10万円について、宅地は0.45点、その他は1.3点とする。ただし、申告により一筆ごとに1平方メートル当たり課税標準額が10万円を超える部分にあっては、10万円について宅地は0.3点、その他は0.6点とすることができる。


【平成19年度より】
所有不動産による点数土地および建物 固定資産税の課税標準額10万円について、0.58点とする。ただし、申告により、土地については一筆ごと、建物については一棟ごとに1平方メートル当たり課税標準額が10万円を超える部分にあっては、10万円について0.29点とすることができる。



このため、山林に課せられる課税標準額から算定される宗費は3分の1程度に減少している筈です。
ささやかではありますが。


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貞昌院の裏庭も一気に華やかになってきました。

宮脇先生は次のように結んでいます。

単に頭だけの計算で考えるから儚いものになってしまう。「いのちの尊さ、素晴らしさ」は、現場で自分のカラダを動かして、目で見て手で触れ、実際に木を植えながら理解していくことでしか体得できません。
いつまでも頭だけで考えたりせず、カラダ全部を使い、五感を研ぎ澄まし、その体験を自分にすり込んでいく。更に人間しかもっていない知性と感性を前向きに働かせ、具体的に実行する!
そうしていけば、間違いなく「今の(地球環境、経済危機の)時代がチャンスである」という本当の意味をわかってもらえると思います。
「春の来ない冬はない。厳しい冬の間は大きく成長するためにより深く根を張り冬芽を大きく、ふくらませているタブノキのように。
あと30年は樹を植え続けていきます)より引用


 
結論に代えて
■鎮守の森を護るために、国や地方公共団体と寺社が協働してとりくむ必要がある
■宗門では鎮守の森に対する宗費の減免や逆に褒賞の制度を整備する
■地域住民に鎮守の森の大切さを伝えていく
■未来を担う子孫の代まで鎮守の森が護持されていくよう植林と維持管理を行う
■植樹の際には、どのような種類の樹木が適切かを充分に検討する
■2本でも3本でも植樹をする行動が大切!

投稿者: kameno 日時: 11:30 AM | | コメント (0)

4/5花まつりに油を持参ください

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貞昌院の 花まつり(釈尊降誕会)は4月5日(日)に行います。

檀信徒の皆さまには別途通知させていただいておりますが、是非「廃油」をご持参くださいますようお願いいたします。

花まつり当日 (株)ロゼックス様と協働により、一般家庭から出る廃油を集め、バイオディーゼル(軽油)として精製いたします。
廃油につきましては、ご家庭で使用した油を固めずに集めておき、容器に入れてご持参ください。

なお、油の種類によっては精製不可能なものもあります。(下表参照)

回収 可能 な油 回収 不可能 な油

・菜種油(キャノーラ)
・大豆油
・コーン油
・サンフラワー油
・ヒマワリ油
・綿実油
・ゴマ油

賞味期限切れの未使用油でも構いません。

・牛脂
・豚脂(ラード)
・魚油
・ヤシ油
・パーム油
・ショートニング

※ 固めた油、水分を多く含んだ水、ひどく汚れている油などは植物性でも回収不可能です。


当日は、バイオディーゼル車の展示もございます。
廃油から精製されたバイオ燃料は、軽油とまったく同等に使うことが出来るのです。


■関連リンク
(株)ロゼックス公式サイト


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キャンドルナイト@鎌倉報告
投稿者: kameno 日時: 11:31 PM | | コメント (4)

緋寒桜満開

近づく春の訪れでご紹介いたしました鐘楼堂脇の緋寒桜が満開となりました。
ここのところ寒暖の差が激しい日が続いておりますので、なかなか開花の予想というのは難しいですね。
今日も気温が低いので、比較的長い間楽しめそうです。

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山の斜面には陽光という種類の桜も咲き始めました。
4年ほど前に植樹したものです。
だいぶ大きくなりました。

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貞昌院では、横浜市150万本植樹行動に参加し、積極的な植樹活動を行っており、ブナ、クヌギ、ナラなどの広葉樹の他、多種多様な桜も継続的に植えています。

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↓横浜市で製作した植樹行動を紹介した看板です。

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投稿者: kameno 日時: 1:17 PM | | コメント (0)

太陽光発電の国ニッポンの復権へ向けて

昨年のブログ記事で主張してきたことが、ようやく現実味を帯びてきました。

 ⇒太陽光発電の国ニッポンの復権を

あまりにも重い国の腰に業を煮やし、独自の余剰電力買取制度を設けている自治体も既にあります。
例えば、東京都武蔵野市では京都議定書の約束期限である12年度まで、補助対象者から「おひさま発電所レポート」を報告してもらい、1キロワット時当り15円を補助することが既に決まっています。

 
やっとのことですが、嬉しいことに、太陽光発電の余剰電力をこれまでの単価の2倍で電力会社に買い取らせる制度が国により具体化されることになりそうです。


太陽光発電、家庭からの購入価格2倍に 経産省が新制度

二階俊博経済産業相は24日の閣議後の記者会見で、太陽光発電の普及を促すための新制度を導入すると発表した。家庭や企業が太陽光で発電した電力を、電力会社が約10年の間、当初は従来の2倍程度の1キロワット時あたり50円弱で買い取る仕組み。今後、具体的な制度設計に向け、関係業界などと調整を進める。電力やガス、石油各社に非化石燃料の導入を義務付ける新法に盛り込み、今国会に提出する方針だ。2010年にも実施する。
二階経産相は同日朝、経産省内で森詳介電気事業連合会会長(関西電力社長)と会談し、新制度の導入方針を伝えた。森会長は「協力したい」と語ったという。
新制度は家庭など電力利用者が太陽光でつくった電力について、自宅などで消費する以外の余剰分を電力会社に買い取ってもらう内容。既に発電装置を設置している利用者と制度開始から3―5年に設置する利用者が対象。買い取り価格は太陽光発電の普及に合わせて、年度ごとに下がる。
(日本経済新聞 2009/2/25)



ここで、余剰電力とはどういう電力なのかを分かりやすくするために図に描いてみした。

図:一日の発電量、電力消費のイメージ
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太陽光発電パネルは、太陽の日射エネルギーを電気に変えるわけですから、夜の発電量はゼロ。
日の出後、太陽の高度が高くなるにつれて発電量は多くなり、真昼にピークを迎えます。
夕方になるにつれ発電量は減少していき、日没後は発電量は再びゼロになります。

そして、実際に消費する電力量は、だいたい生活パターンとともにその量が変動します。
発電量が消費電力量を上回った場合に、余剰電力として電柱へと電気が逆流し、他の家庭で使われるのです。

図で言うと水色の部分が余剰電力となります。
この部分の買取単価が2倍になるということですので、東京電力からの電気料金の振込額が倍になるということですね。
太陽光発電設備設置者にとっては嬉しい話ですし、これから導入を検討している方にも肩を押す原動力になります。
しかも、その買取額の上昇は全世帯の公平な分担になりますので、税金を投入することもありません。

【ポイント】
・余剰電力買取単価が上昇する財源として税金を投入する必要は無い
・その財源は一般の電気料金への転化(一軒当り月数百円程度)により充てる
・一時的には一般の電気料金が上昇するが・・・
・長期的に太陽光発電設備の普及が進むと電力事業者の発電設備がその分不要となる
・結果的にそれがコスト削減につながり電気料金の減少をもたらす
・原油高騰、震災などによる発電所停止の影響を最小限に抑えられる
 


さて、つい先ほどまで麻生総理大臣とオバマ大統領が首脳会談を行いました。
テレビ報道などでは会談時間が短いだとか、食事会が無い、夫人を同行しないなど麻生下ろしのネガティブに報道に躍起しているようですが、もっと会談の中身をきちんと報道していただきたい。


日米、環境技術協力で基本合意 首脳会談

麻生太郎首相は24日、オバマ米大統領との日米首脳会談で、クリーンエネルギーの推進や次世代自動車の普及拡大など環境技術協力を進めることで基本合意した。気候変動問題の解決と雇用創出を同時に狙う「グリーン・ニューディール」の一環として、日米の研究機関による共同研究などを両国政府で後押しする。
日本側の説明によると、「日米エネルギー環境技術協力」として推進する共同プロジェクトは主に4分野で構成。燃料電池や太陽光発電など革新的な技術開発の促進や原子力の平和的利用、省エネ・新エネルギー市場の拡大、次世代自動車の普及拡大を柱とする。
(日本経済新聞 2009/2/25)




これは、つい先ほど入ったニュースですが、日米エネルギー環境技術協力は大いに期待したいことでありますし、気候変動問題の解決と雇用創出を同時に狙う「グリーン・ニューディール」のような政策は大いに進めていって欲しいものです。

投稿者: kameno 日時: 1:40 PM | | コメント (4)

寺院におけるシックハウス対策

最近は、建材や内装材への化学物質の使用により、また、高気密建築の増加により建物内部に拡散する化学物質が増加していると言われます。
そのうち、人体に影響を及ぼす物質が様々な体調不良や病気の原因となることが報告されています。単一の物質だけによる影響というよりは、複合要因によるものと考えられ「シックハウス症候群」と名づけられました。

シックハウス症候群に見られる主な症状

  • 目に刺激感があり、チカチカする
  • 頭痛やめまい、吐き気がする
  • 鼻水や涙、せきが出る
  • 鼻やのどが乾燥したり、刺激感や痛みがある
  • 何となく疲れを感じたり、眠気がする
  • 皮膚が乾燥する、赤くなる、かゆくなる
  • 室内でこのような症状が出ても、その居室の外に出ると治まるのが特徴
  • 症状の有無や程度には個人差がある。

  (参考:横浜市保健所 シックハウス対策


厚生労働省では、ホルムアルデヒドをはじめとする次の13物質について、室内空気中濃度の指針値を示しています。
この指針値は、人がその化学物質の示された濃度以下の暴露を一生受けたとしても健康に有害な影響を受けないであろうと判断される濃度として設定されています(ただし、ホルムアルデヒドだけは短期間の暴露による健康への影響を指標としています)。

揮発性有機化合物等の室内濃度指針値

化学物質名 指針値 決定時期 含まれる建材等
ホルムアルデヒド (0.08ppm) 100マイクログラム/m3 平成12年6月 合板・パーティクルボード
トルエン (0.07ppm) 260マイクログラム/m3 平成12年6月 集成材・油性ラッカー
キシレン (0.20ppm) 870マイクログラム/m3 平成12年6月 金属用接着剤
パラジクロロベンゼン (0.04ppm) 240マイクログラム/m3 平成12年6月 芳香剤・防虫剤・トイレボール
エチルベンゼン (0.88ppm) 3800マイクログラム/m3 平成12年2月 油性ラッカー・油性ニス
スチレン (0.05ppm) 220マイクログラム/m3 平成12年2月 断熱材・スチレン畳
クロルピリホス
〃(小児の場合)
(0.07ppb) 1マイクログラム/m3
(0.007ppb) 0.1マイクログラム/m3
平成12年2月 シロアリ防蟻剤
フタル酸ジ?n?ブチル (0.02ppm) 220マイクログラム/m3 平成12年2月 ビニル壁紙の可塑剤
テトラデカン (0.04ppm) 330マイクログラム/m3 平成13年7月 灯油・石油等
フタル酸ジ?2?エチルヘキシル (7.6ppb) 120マイクログラム/m3 平成13年7月 プラスチック可塑剤
ダイアジノン (0.02ppb) 0.29マイクログラム/m3 平成13年7月 殺虫剤
アセトアルデヒド (0.03ppm) 48マイクログラム/m3 平成14年2月 塩化ビニール・染料
フェノブカルブ (3.8ppb) 33マイクログラム/m3 平成14年2月 殺虫剤・殺ダニ剤

 

寺院は、古来より人びとの生活の中で公益的な役割を果たしてきました。
寺院が公益法人として認知されていることは、これまでのこのような役割を受けてのことでしょう。 時代とともに、この公益性の意味は変化してきておりますが、なお、寺院には檀信徒を中心に不特定多数の一般利用者が出入りします。

寺院建築の観点からすると、基本的に床下が高く空間も広く確保されておりますので通気性も良い造りとなっています。本堂の床下に潜った際にも常にかなりの通風があることを感じます。

しかし、一昨年改修した客殿は、正座よりは椅子を希望される方も多くなっていることを受けて畳からコルク敷きに変えました
建築工法の進展は断熱性に優れた空間を生み出してくれる半面、かつてあった通気性が損なわれてしまった面もあります。

したがって、寺院においても市町村の公共建物などに適用されているガイドラインを適用することが望ましいと考えます。
貞昌院版のガイドラインを作成してみました。

シックハウスというよりは、「シックテンプル」対策ですね。


公益施設としての寺院建築物シックハウス対策ガイドライン(貞昌院版)

第1 基本的な考え方
1 目的
公益施設としての寺院建築物の工事及び維持管理、運営にあたって留意すべき事項をガイドラインとしてとりまとめることにより、檀信徒、一般利用者の室内空気中の有害化学物質濃度の低減化をすすめます。

2 対象
寺院が管理する建築物のうち、特に不特定多数の方々が利用する建築物(以下「公益性のある建築物」とする。)

3 位置づけ
本ガイドラインは、寺院の公共建築物のシックハウス問題について貞昌院が取り組むための基本的な方針として作成したものです。
シックハウス対策の総合的な推進にあたっては、動向を注視し、新たな知見が得られた場合は、随時見直しを行っていくものとします。

第2 取組内容
1 建築工事にあたって
新築、改築、改修等の建築設計にあたって次のことを行います。

(1) 使用建材等の配慮
使用する建材等は、下地材を含め、屋内、屋外を問わず、原則としてホルムアルデヒド、トルエン等を放散しないか、放散量の少ない材料を選定します。

(2) 工法の配慮と適正換気量の確保
やむを得ずホルムアルデヒド、トルエン等が含まれる建材等を使用する場合は、室内環境等への影響が最も小さくなる工法を選定し、換気について適正な換気量を確保します。

(3) 工事施工者と十分に協議を行い、利用者等の安全に配慮します。

(4) 新たに机やいすなどの什器を購入する場合は、ホルムアルデヒド等の化学物質の放散量が少ない仕様のものを選定するよう配慮します。

2 施設管理、運営
日常の施設管理、運営にあたり次のことを行います。

(1) 化学物質の使用の配慮
殺虫剤、床ワックス、トイレの芳香・消臭剤等の薬剤や日用品を使用する場合、下記の項目に留意し、厚生労働省が揮発性有機化合物等の室内濃度指針値を定めた13種の物質をを含むものについてはその使用を原則として行わず、やむをえず使用する場合でも指針値を超えないようにします。

・身の回りの化学物質の使用に常に注意をはらう
・発生源を極力室内に持ち込まない
・防虫剤、芳香剤、殺虫剤などを使用する場合には成分に留意し、使用量を遵守する。
・境内は原則禁煙とする。喫煙場所を限定し、換気を十分に行う。
・ストーブを使用する場合には有害な燃焼ガスに留意し換気を十分に行う。

(2) 適正な換気量の確保
自然換気の場合には通風を考慮した窓の開放を行います。
換気扇等の機械換気設備が設置されている場合には、適正な換気量が確保されていることを確認します。

・窓を2か所以上開けたり、換気扇や換気口を有効に利用することにより十分な換気を行う。
・空気の流れが阻害されないような工夫をする。
・換気扇のフィルターやファンの掃除はこまめに行う。

3 情報提供
シックハウス対策を総合的に推進するために、本ガイドラインの内容を遵守し、また、檀信徒、一般利用者に対して、シックハウス対策に関連する情報を提供します。

補足 このガイドラインは平成21年2月3日に作成し、作成日より運用するものとします。

 

ということで以前このブログで取り上げた 公共的施設における受動喫煙防止条例 とともに運用していこうと考えています。



■関連リンク

シックハウス対策(厚生労働省医薬食品局化学物質安全対策室)

CompletIARC Monographs on the Evaluation of Carcinogenic Risks to Humans (IARC)

投稿者: kameno 日時: 9:21 AM | | コメント (2)

泡瀬干潟埋立という愚行

沖縄・泡瀬干潟埋め立て開始…「暴挙」と抗議集会も


南西諸島最大の干潟とされる沖縄県沖縄市の泡瀬(あわせ)干潟(約290ヘクタール)の埋め立て事業は15日、第1区域(約96ヘクタール)の本格的な工事が始まった。
那覇地裁は昨年11月、泡瀬干潟公金支出差し止め訴訟で、県と沖縄市に将来の支出差し止めを命じ、県と市は控訴した。原告団メンバーは「埋め立ては地裁判決を無視した暴挙」と干潟近くの岸壁で抗議集会を開いた。
埋め立ては国と県が担当し、事業費は約490億円。第1区域と未着工の第2区域(約91ヘクタール)があり、埋め立て地の大部分を県と市が購入し、ホテルや商業施設を誘致して地域活性化を図る計画。
第1区域の工事は2002年に着工。希少生物の保護措置や反対住民の阻止行動で、工事は断続的に中断し、護岸整備しかできていなかった。12年度に工事完了予定で、当初計画は「第1、第2区域とも09年度完工」としていた。
この日は午前9時前に工事が始まった。干潟の北東3キロの中城湾港新港内で採取した土砂を運搬船に載せ、埋め立て地に搬送。午後からは護岸で土砂をダンプカーに積み替え、海に投じる。今後も毎年4?7月は、埋め立て地周辺で絶滅危惧(きぐ)種・トカゲハゼが産卵するため作業を中断する。
県港湾課の平良和雄・港湾開発監は「裁判は継続中で、埋め立て工事の進展に問題はない」と語った。沖縄市の東門美津子市長は「具体的な土地利用計画を早い時期に策定し、経済的合理性を説明していくことが市長としての責務と考えている」とのコメントを出した。
(2009年1月15日16時25分 読売新聞)




南西諸島最大の干潟、沖縄の泡瀬干潟の埋立て工事がついに始まってしまいました。
つい2ヶ月前に那覇地裁が泡瀬干潟公金支出差し止め訴訟で県と沖縄市に将来の支出差し止めの命令を出したばかりなのに、です。
その理由が「裁判は継続中で、埋め立て工事の進展に問題はない・・・・・・」
(これって工事強行の理由になるのでしょうか?)
「具体的な土地利用計画を早い時期に策定し・・・・・」
(まだ土地利用計画が策定されていないのでしょうか)
 

泡瀬干潟は下の航空写真のように沖縄本島東側沿岸にある珊瑚礁に囲まれた貴重な干潟です。
その面積は干潟が290ha、藻場が112ha。
赤土の流入も少ないため、白色の美しい干潟です。このように珊瑚礁により形成される干潟は珍しく、その海域にしかいない希少種も多数生息しています。



大きな地図で見る


実は、そのすぐ北側には川田干潟もあったのですが、既に「新港地区埋立事業」により消滅してしまいました。
そればかりではありません。
川田干潟、泡瀬干潟の他にも、普天間基地の移転先候補の名護市辺野古など沖縄の自然海岸はどんどん失われつつあります。





泡瀬干潟の埋め立て計画は、コザ市と美里村が合併したところまでさかのぼる。
海のないコザ市は海を求めて合併したといっても過言ではない。
計画が現実味を帯びだしたのは、1984年に起工した新港地区埋立事業に端を発する。この事業では、埋立地に特別自由貿易地域が設置され、港湾には4万トン級の船舶が入港できるようにするため、航路を水深13mまで浚渫する計画となっている。その浚渫残土の処分が課題となり、1986年に残土処理策として泡瀬干潟の埋立構想が現実のものとなり始めた。
当初の構想では、陸続きで219haから340haの海域を埋め立てるものだったが、1989年に泡瀬復興期成会など地元の団体から海岸線と砂州を保全する要望が出て、後に埋立地を沖に出し、人工島を作る形(出島方式)での185haの埋め立てに変更される。
計画では、まず、ほとんど国がその費用を負担するかたちで埋立地が作られる(国が175ha、沖縄県が10ha分を負担)。そして埋立地のうち90haを沖縄市が購入する義務を負い、「マリンシティー泡瀬」として開発する。マリンシティー泡瀬では、ホテルやシュッピング街、情報教育の拠点、住宅地などを民間に分譲する予定になっている。
Wikipediaより引用

中城湾港(なかぐすくわんこう)泡瀬地区(あわせちく)埋立事業

マリンシティー泡瀬は、地元沖縄市が30年かけて計画してきた中部圏域東海岸の振興・活性化の起爆剤となるプロジェクトです。
新港地区の港湾整備から発生する土砂を有効活用して出来た人工島を、国際交流や海洋レクリエーションの拠点、地域における情報・教育・文化の拠点とすることで、新たな雇用機会の創出、活力ある地域造りなど、中部圏域の発展に寄与することが期待されています。
(内閣府)

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まず、「沖縄にしかない、沖縄ならでは」の観光資源である珊瑚礁の干潟を潰して、事業採算性の全く見込みの無い「マリンシティー」を計画し、それを強行に進める国と県、そして市の姿勢に驚きを感じざるをえません。

自然環境を活かした地域の経済的発展の方向性はいくらでもあるはずです。
エコツーリズムという解決策もあります。
私がもしも計画責任者だったら、間違いなくこの方向性を打ち出すと思います。


エコツーリズムとは

環境大臣を議長とした「エコツーリズム推進会議」(平成15年?平成16年)ではエコツーリズムの概念を「自然環境や歴史文化を対象とし、それらを体験し、学ぶとともに、対象となる地域の自然環境や歴史文化の保全に責任を持つ観光のありかた」としました。
「エコツーリズム推進法」(平成19年法律第105号)においては、「自然環境の保全」「観光振興」「地域振興」「環境教育の場としての活用」を基本理念としています。

エコツーリズムとは、地域ぐるみで自然環境や歴史文化など、地域固有の魅力を観光客に伝えることにより、その価値や大切さが理解され、保全につながっていくことを目指していく仕組みです。
観光客に地域の資源を伝えることによって、地域の住民も自分たちの資源の価値を再認識し、地域の観光のオリジナリティが高まり、活性化させるだけでなく、地域のこのような一連の取り組みによって地域社会そのものが活性化されていくと考えられます。(環境省のサイトより)



一度計画決定された事業を差し止めるという勇断を行うことができない日本の公共事業制度にはつくづく情けない思いがします。
平成不況やここ数年の企業業績の悪化により、このマリンシティーに進出する企業自体がほとんど無い(数パーセント)状態です。
そもそも、この計画が頓挫した場合、責任を取るものが誰もいないということも問題です。


豊かな干潟を埋め、希少生物を壊し、観光資源を失い、そして広大な遊休地・空地を生み出す事業に合理性はまったく認められません。
これは沖縄地裁の判決の通りです。


この埋立事業の抜本的な見直しと、中城湾港泡瀬地区埋立事業の事業中止により、ふたたび豊かな干潟が回復することを切に望んでやみません。




■関連ブログ記事
失われてしまった広大な干潟

投稿者: kameno 日時: 9:58 AM | | コメント (2)

太陽光発電2008年の総括

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2008年も残り僅かとなりました。
今日は全国的に強い冬型の気圧配置に覆われ、太平洋側は好天に恵まれました。
右の写真は本日撮影してみました。
気温は低いですが空は抜けるような青さです。

貞昌院では、東京電力のメーター検針が26日に行われます。
12月の検針票が届きましたので年末の総括として、貞昌院太陽光発電の集約をグラフ化しました。


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※注:2008年12月は25日までの集計です。 


日毎の詳細データ (PDF) はこちら



貞昌院 Website 太陽光発電のページ

投稿者: kameno 日時: 5:18 PM | | コメント (0)

みなとみらい全館点灯

クリスマスシーズン。
街中がライトアップの光で包まれました。
みなちみらい地区では、ランドマークタワーやクイーンズスクエアなど、オフィスビルが連携して全館点灯が行われました。

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港南区からもみなとみらい地区を遠望することができます。
このように美しい光が浮かび上がって見えます。


今年12回目を迎えるこの全館点灯ですが、今年は地球温暖化に配慮してこれまでの3日間点灯から一日限りの点灯に変更されました。

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ここのところの環境意識の高まりにより、冬至の時期にはキャンドルナイトが行われています。
ただ、キャンドルナイト自体も、ロウソクを灯すことによりCO2を直接排出しているわけですから、必ずしも環境に優しいわけではありません。

しかし、それでも意味があります。その意味については キャンドルナイトが目指すこと で私見を書きましたので併せてご覧ください。


環境意識の高まりは、効率の悪い電化製品を悪者にしたてあげてきました。
「エコ換え」のように効率の高い製品に換えるよう促すCMも目だちます。
けれども、私は目くじらをたてて環境に悪い(とされる)製品をやみくもに非難することもないと考えています。

効率の悪い電化製品の一例として「白熱電球」が挙げられます。
白熱電球の生産も打ち切りとなり、白熱電球を入手することが困難になっていくことでしょう。

その状況に危惧する人たちも大勢います。





電力量高めでも瘡やし効果照明デザイナー
自熱球の光守りたい

電力消費量が蛍光灯の5倍といわれる白熱球の生産を中止する動きが広がっているが、照明デザイナーたちが白熱球の存続を求めている。自然に近い光を発し、癒やし効果もあるという。「明るすぎる照明方法を見直せば環境への配慮はできる」と訴えている。
東芝ライテックやパナソニックが電球型蛍光灯に置き換えられる白熱球の生産中止を打ち出している。こうした動きに対し、都市の照明を考える市民団体「照明探偵団」が、東京・丸の内で勉強会「白熱ランプが住宅から消える?」を開いた。
照明デザイナーら約100人が参加。団長で照明デザイン会社「ライティング プランナーズ アソシエーツ(LPA)」の面出薫社長は「白熱球が悪者にされているが、照明文化の守り手として反論したい」と語った。
面出さんによると、金属の白熱によって光る白熱球は、紫外線を塗料で目に見える光にする人工的な光の蛍光灯と異なり、太陽や火といった自然の光に近い。「感覚的だが、炭火で焼いた鳥がおいしいように、白熱球はおいしい光でくつろげる」と話す。
レインボーブリッジなどの照明を手がけた石井幹子さんも「白熱球は蛍光灯には出せない陰影が出せる」と話す。
LPA社員の三宅博行さんらは、約10畳のダイニングを照らす蛍光灯(100ワット)を白熱球のペンダントライト一(同)に香え、近くにランタン(40ワット)とフロアスタンド(同)を置いた。
テーブルの上の明るさは実験前の580ルクスに対して380ルクスと十分な明るさを確保しっつ、同じ明るさでは約5倍の消費電力になるところを2倍弱に抑えた。三宅さんは「ダイニングは全体が明るい必要はない」と話す。
面出さんは「20世紀型の明るすぎる照明方法の見直しが先。白熱球全廃でなく、場面によって蛍光灯と使い分ければいい」と話す。
『朝日新聞』12月25日夕刊



白熱電球には白熱電球にしかない特徴もあります。
その幾つかを列挙すると

(1)調光が可能
白熱電球は明るさを0?100%の範囲で調光できるが、蛍光灯は調光範囲に制限がある。
(2)演出性
白熱電球は点光源であるがゆえに影をはっきり出し物を立体的に見せるたり、また、スペクトル分布が連続的で物の表面に艶を出し、例えば料理がおいしそうに見えたりという効果がある。
(3)即時性
スイッチを入れて直ぐに点灯する。点灯消灯を繰り返しても寿命に影響がほとんどない。

 


新聞記事中の照明デザイン会社社長さんの指摘のように「20世紀型の明るすぎる照明方法の見直しが先」ということには全く同意します。
欧米では、部屋はそれほど明るく照らしません。電球を適切に調光して必要なところだけを照らすように使うことにより、電力消費もそれほど多くはないはずです。
日本のコンビニの照明などを彼らが見ると恐らく吃驚することでしょう。

日本では省エネ家電が多くなり、テレビも液晶など電力消費が少ないという謳い文句の製品が電気屋に並び買い替えを煽っています。
しかし、テレビ一つとっても一般家庭における消費電力は却って増大しています。
それは、テレビの設置台数自体が多くなったこと、そして画面サイズがかつて無いほどに大型化していることによるものです。

冷蔵庫をみても同様です。
単位体積あたりの消費電力は少なくなっていても大型冷蔵庫となり、体積が増大することにより電力消費量は増える一方です。

それが証拠に、一般家庭の電力消費量は減るどころか右肩上がりの一途を辿っています。

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   『電力需給の概要』(通商産業省公益事業局編)より
   

ライトアップは(使い方によっては)人を惹きつけますし、街の活性化に繋がります。

   
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要は、使い方と一人ひとりの意識の持ち方が大切だと思います。
みなとみらい地区の全館点灯を1日限りにしたことにより、消費電力は例年の4分の1、1万1250キロワット時に削減されました。

全館点灯は環境にはやさしくないですが、この日ばかりは大目にみたいものです。



■昨年の様子はこちら

光と炎のキャンドルナイト

投稿者: kameno 日時: 7:55 AM | | コメント (0)

キャンドルナイト・戸塚から鎌倉へ

とつかを照らす3夜連続のキャンドルナイトが開催されています。


「でんきを消して、スローな夜を」が合言葉の100万人のキャンドルナイトに賛同し、3日間にわたり、お寺で、区役所で、駅前で、小さいけれど暖かな火を灯します。また、かくれた魅力を再発見できる「商店うんちくツアー」も必見です!

このうち、Day 1のキャンドルナイトに参加してきました。

========Day 1======== 
12月19日(金) 17時30分?21時
キャンドルナイト in 善了寺
go home, make a wish. ?いのちの灯りをはこぶさかな?

あなたにとって、さかなにとって、地球にとって、幸せって?
キャンドルの灯りに包まれながら、一緒に考えてみませんか?
お寺で行う、小さくてスローなキャンドルナイト.
 

キャンドルナイトに先立ち平和祈願法要が行われました。
曹洞宗からは私とR寺さんが法要に随喜させていただきました。
打合せの様子を。

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浄土真宗で最近正式に採用された音楽法要を用い、オルガンの伴奏で読経されます。
経典の内容も、読経の仕方も曹洞宗とは全く異なりますが、法要の進め方など得ることは多い法要でありました。

会場の坂には Candle Artの案内があり、その坂を登ると
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・・・・「いのちの灯りをはこぶさかな」たちが。
トークセッションに参加された不知火海漁師・緒方正人さんは、かつてイヲ(さかな)満天の星空(=イヨマンテの夜)のキャンドルナイトを行ったそうですが、その様子を目の当たりにしているかのようです。

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学生さんたちを中心に、さまざまなちからが合わさって、キャンドルナイトを作り上げていました。

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本堂内では平和祈願法要に続いてトークセッションとライブが開催されました。

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・・・・スローな夜は次第に更けていきます。

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主催:カフェ・デラ・テラ(お寺・学生・地域をつなぐムーブメント)、明治学院大学大岩ゼミ、善了寺
共催:とつか宿駅前商店会、とつか宿東集会、とつか応縁隊、戸塚フリーステージ実行委員会


========Day 2======== 
昼市&蚤の市戸塚区制70周年記念!

チャリティー・全国名産食材と骨董市

12月20日(土) ※小雨決行、荒天時は23日(祝・火)

1.イベント内容

昼市&蚤の市 (10時?14時)
キャンドルナイト (17時30分?18時30分)
2.場所

戸塚区役所駐車場(戸塚駅西口から徒歩10分)
3.実施主体

主催:戸塚西口区民市運営委員会(戸塚旭町通商店会・戸塚西口商店会・戸塚商和会・戸塚宿ほのぼの商店会)
後援:戸塚第一地区連合町内会、戸塚区商店街連合会、横浜商工会議所戸塚支部、戸塚観光協会

========Day 3======== 
12月21日(日) 13時?18時
冬至キャンドルナイト in totsuka
?人 街 まきこむ とつかのうず?

12月21日、冬至。1年でいちばん長い夜がやってくる
さむさでちょっと手がかじかむけれど きっとやわらぐ灯りがある
あか あお きいろ
とつかの色をさがそう とつかの夜を過ごそう

キャンドルナイト…16時30分灯火(雨天時は中止)
商店うんちくツアー(要事前申込、小学生以下保護者同伴)
 (1) 13時30分?14時15分
 (2) 15時?15時40分
 ※商店うんちくツアーは、12月19日(金)15時?16時30分の開催もあります。
商店ブース出店…13時?18時
ステージパフォーマンス…13時?18時(雨天時は14時?17時30分)
キャンドルづくり、松ぼっくりツリーづくり…13時?16時
2.場所

戸塚駅東口遊歩スクエア(駅前ペデストリアンデッキ上)
※雨天時は一部 戸塚駅地下コンコース で開催します

3.実施主体

主催:戸塚フリーステージ実行委員会、とつかぞく
協力:戸塚駅東口ラピス商店会、戸塚東口商店会、とつか宿駅前商店会


そして、12月22日には鎌倉・道元禅師顕彰碑にてキャンドルナイトのほのおが灯されます。

キャンドルナイトin 鎌倉2008 Winter
開催日時 2008年12月22日(月) 
(開催場所は 道元禅師鎌倉御行顕彰碑です)

廃油を持って いざ鎌倉へ!

■日程 2008年12月22日(月) 17:00?21:00
■主催 ゆめ観音実行委員会
(大船観音寺・SOTO禅インターナショナル)
■協力 神奈川県第2宗務所第5教区
■キャンドル献灯代 500円  (廃油を持参の方は200円となります)  
■場所 道元禅師鎌倉御行顕彰碑 (鶴岡八幡宮駐車場向い)
※小雨決行・荒天中止
■連絡 大船観音寺:0467-43-1561
SOTO禅インターナショナル:070-5551-8852

投稿者: kameno 日時: 9:22 PM | | コメント (0)

ディーゼルエンジン頑張れ

先日、12/22 廃油を持って いざ鎌倉へ!の記事で油回収のご案内をさせていただきましたが、その際に幾つかの飲食店などを回らせていただきました。
なかなか好感触で、今まで「処理費用を出して」処分していたところも多く、逆に廃油を買い取りできるということをお話しすると、「協力します」と喜んでくださいます。

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(写真はいつもお世話になっている料理屋さんが貞昌院にお持ちくださった廃油。ありがとうございます)


経済的な負担無く環境に貢献できる仕組みは素晴らしいですね。
このようなシステムが普及していくことを切に願います。



日本国内では、特に大都市周辺での大気汚染への関心が高く、ディーゼル車は好感されない。他方、ヨーロッパでは乗用車の過半数をディーゼル車が占めている国もある。同地では、硫黄分の少ない軽油が使用され、酸化触媒とパティキュレートフィルターが普及している。もともとは経済性での有利からシェアを伸ばした西ヨーロッパでのディーゼル車であるが、近年は日本の自動車メーカーが得意とするハイブリッド車に対峙する選択肢としての低公害車として宣伝されるようになっている。また、アメリカでは車の燃料と言えばガソリンで、ディーゼル車はほとんど普及していない。このように、ディーゼル車に対するイメージは、日本、ヨーロッパ、アメリカで全く異なったものとなっている。特に日本とヨーロッパでのディーゼル車の環境に対するイメージは現在のところ正反対である。
(Wikipedia ディーゼル自動車項より。下線はkameno付記)

 


にあるように、日本においてはディーゼルエンジンは環境の悪玉とされています。
石原都知事がペットボトルに詰まった煤を振って、これが公害の元凶だといってアピールしておりましたが、使用燃料と触媒の工夫により、環境に負担を掛けないディーゼルエンジンというものも現実のものとなっています。


日本においても、この9月に日産自動車が、エクストレイルのクリーンディーゼル車を発売開始し、ディーゼル乗用車市場も新たな段階を迎えたかに見えました。


ところが、最近の経済状況の悪化により、ディーゼルエンジンの未来に暗雲がにわかに立ち込めてきました。
残念なニュースです。

<トヨタ>いすゞと共同の新エンジン開発中断 新工場も白紙

トヨタ自動車が、資本提携先のいすゞ自動車と共同で進めていた乗用車向けの新型ディーゼルエンジンの開発計画を中断したことが分かった。12年をめどに北海道苫小牧市に完成させる方向だった新型エンジン用の工場建設計画も白紙に戻す。世界景気の悪化で、世界の新車市場の低迷が長期化すると判断したためで、次世代を担う低公害型エンジンの開発にも影響が及んだ形。自動車メーカーが国内工場の建設計画を白紙化するのは、9月に金融危機が深刻化して以来初めて。
いすゞの細井行(すすむ)社長が毎日新聞のインタビューで明らかにした。両社は07年8月、世界トップ水準に燃費性能を高めた小型ディーゼルエンジン(排気量1600CC)を共同開発すると発表。欧州市場向けのトヨタ車に搭載する考えだった。
工場は当時、円安・ユーロ高を踏まえ、いすゞ子会社のいすゞエンジン製造北海道(苫小牧市)の敷地内に共同出資で建設し、欧州へ輸出する方向で協議していた。
しかし、トヨタも08年の世界販売台数(子会社のダイハツ工業と日野自動車を含む)が10年ぶりに前年(936万台)を下回り、08年度下期は連結営業赤字に転落する見通しだ。
共同開発を発表した時点で1ユーロ=156円前後だった外国為替相場は同120円程度まで円高が進み、輸出の採算が悪化。トヨタの既存工場が稼働率低下に悩んでいることもあり、トヨタ側から計画中断の申し入れがあったという。トヨタはほかにも米ミシシッピ州の新工場の稼働時期を延期する方向で調整するなど、国内外で新規投資の大幅見直しに入っている。
(12月16日 毎日新聞)


現在、ディーゼル乗用車を新車で購入しようとすると、ほとんど選択肢がありません。
小型乗用車部門では皆無といってよい状況です。
以前あったシャレードディーゼルのような車が今でも発売されていたら真っ先に購入するのに・・・・・
(試乗したことがありますが、ゴーカートのような感じで楽しい車でした)


せっかくクリーンディーゼルエンジンを開発するめどが立ったところで断念というのは本当にもったいないと思います。

こういう分野に国は税金を投入して積極的に研究開発を進めるべきです。
それにより、バイオディーゼル導入の間口も広がりますし、きっと自動車産業全体の活況の糸口にもなることでしょう。

とにかく、ディーゼルエンジンにはがんばって欲しいものです。
廃油リサイクルの仕組みがさらに確固たるものになるよう応援していきたいと思います。

投稿者: kameno 日時: 12:27 PM | | コメント (0)

バイオディーゼルの普及をめざし

ゆめ観音アジアフェスティバルにコンタクトをいただいた「バイオディーゼル」の会社を訪問してきました。

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バイオディーゼルとは・・・・

バイオディーゼルとは、バイオディーゼルフューエルの略で、生物由来油から作られるディーゼルエンジン用燃料の総称であり、バイオマスエネルギーの一つである。 現在のところ厳密に化学的な定義はない。 原料となる油脂からグリセリンをエステル交換により取り除き粘度を下げる等の化学処理を施し、ディーゼルエンジンに使用できるようにしている。 Bio Diesel Fuelの頭文字をとってBDFと略されることもある(BDFは登録商標)。

ウィキペディア(Wikipedia)より引用


 

というようなものですが、この会社では、飲食店やスーパー等、家庭から出される廃油を集めて精製し、バイオディーゼル燃料を生産しています。


その利点は
・従来のディーゼルエンジンにそのまま使用できる
・黒煙が軽油の1/3?1/4程度に軽減される
・有害物質・発癌リスクを大幅に削減する
・排気ガスが天麩羅の香りになる
・エンジン寿命を延ばす
・カーボンニュートラルである


などなど、様々なメリットがあります。
環境にやさしい燃料ということで、近年特に注目されています。

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これが集められてきた廃油たちです。

主に、準備工程 ⇒ エステル交換反応 ⇒ 水洗浄・乾燥 という工程を経て精製されていきます。

途中のエステル交換反応とは、脂肪酸とグリセリンによるエステル結合の、「グリセリン」の部分を「メタノール」に置き換え脂肪酸メチルエステルを生成する反応工程です。
この脂肪酸メチルエステルがバイオディーゼルとなります。


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写真左上にある黄色い透明な油が精製されたバイオディーゼルです。

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精製されたバイオディーゼルは、このタンク車で配給されます。
なお、バイオディーゼルの燃料価格は、軽油の一般小売価格より10円程安く!設定されており、現在はリッター95円程度だそうです。


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排気ガスは、ほのかに天麩羅を揚げた時のような香り。
人体に有害な物質はかなり削減されています。

ただ、メリットばかりではなく、いくつか注意しないといけない点もあります。
それをいくつか挙げると

■ディーゼル車の排出ガス規制
短期規制(1993年)→長期規制(1997年)→新短期規制(2002年)→新長期規制(平成17年排出ガス基準, 2005年) →(予定)2009年規制(2009年)のように段階的に自動車排出ガス規制が実施されています。
せめてバイオディーゼル燃料を使う場合に限って例外処置をしてくれるといいのですが・・・・


■税金
軽油には地方税法第700条の軽油引取税が適用されいます。
バイオディーゼル燃料は軽油ではないので、100%使用の場合は非課税となります。
ただ、軽油と混ぜて使用する場合には課税対象となります。


■車両側の注意事項
バイオディーゼルは、軽油とほとんど同じように使用できますが、ゴム・樹脂を膨張・劣化させやすいこと、熱の影響により酸やスラッジ(固まり)を発生させやすいという特性があります。
したがって、このことに留意してエンジンのメンテナンスをこまめに行うことが求められます。

 

けれども、その注意点を十分に理解したうえで使用すると、メリットは余りあるほどである燃料であるといえます。
さらなるコスト削減の鍵は普及の促進でしょう。
多くの方に知ってほしいとのことですので、まずはこのブログにてご紹介させていただきました。

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代表取締役のKさんと、営業部長のYさん (現在社員2名で頑張っています)


この会社では、バイオディーゼル燃料及び、リサイクル洗剤の原料となる食用油廃油(てんぷら油)の回収を神奈川県内・藤沢市・横浜市・茅ヶ崎市・平塚市・小田原市・大和市の飲食店やスーパー、一般家庭等から行っております。

廃油回収の問い合わせはこちら




■関連リンク
株式会社 ロゼックス

■関連ブログ記事
バイオ燃料の功罪

投稿者: kameno 日時: 6:18 PM | | コメント (4)

エコをさけぶ!@大船観音

昨日の記事の続き。
「かながわの中心で、エコをさけぶ!未来への架け橋」が開催されました、

昼過ぎから雲が多くなり、天気が心配されましたが、それほど寒くも無く心地よい夕方となりました。
まずは中継スタッフと合流し、インターネット中継の準備が進められました。
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中継は小田原城、江ノ島灯台、寒川神社など神奈川県内数箇所を結びます。
使用機材はミニモバイルノート+EM+スティッカムを使用しています。

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夕暮れになり、いよいよキャンドルに点灯。

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他会場の映像や音声もオンタイムに流れています。
海老名中央会場では大画面に映し出されます。

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ライトダウンの瞬間!
(動画撮影YG師)



ライトダウンされた大船観音。
白い姿が街明かりに照らされて、うっすらと浮かび上がります。


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投稿者: kameno 日時: 6:53 AM | | コメント (0)

2つのキャンドルナイト

「かながわの中心で、エコをさけぶ!未来への架け橋」が本日開催されます。

詳細はこちら

 

また、各ご自宅でのライトダウンも呼びかけております。
今日の夜、19:30?20:00にでんきを消して、地球に負担のかからない生活についてそれぞれ考えてみるのはいかがでしょうか。


■ライトダウンへの参加表明のおねがい

ご自宅でのライトダウン実施の参加者を募集しています。
ライトダウン時刻 平成20年10月19日19:30?20:00
是非ご登録をお願いいたします。
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今日は三女の誕生日。
誕生日のお祝いを行いました。

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こちらは6本のロウソクを灯してのキャンドルナイト。

投稿者: kameno 日時: 9:34 AM | | コメント (2)

かながわの中心で、エコをさけぶ!

「かながわの中心で、エコをさけぶ!未来への架け橋」が開催されます。
ゆめ観音実行委員会も大船観音寺において協働運営いたします。

実施日時 平成20年10月19日(日) 午後5時から午後8時


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※右画像をクリックするとポスターが表示されます。(PDF)


主催 社団法人日本青年会議所関東地区神奈川ブロック協議会

後援 神奈川県・神奈川県教育委員会・海老名市

協力 横浜市地球温暖化対策事業本部・小田原市・神奈川県商工会議所青年部連合会・神奈川県商工会青年部連合会・神奈川県農協青壮年部協議会・?ブレスト・?コカ・コーラセントラルジャパン

協働 08ハイスクール議会議員・08ハイスクール議会準備委員会・ゆめ観音実行委員会(大船観音)・?藤沢エフエム放送・(特活)アドバイザーネットワーク神奈川・神奈川県下21青年会議所


【イベント本拠点】
海老名市中央公園 (海老名駅前) 


【県内各所のライトダウン地点】
・海老名七重の塔、ビナウオーク(海老名市)
・小田原城(小田原市)
大船観音(鎌倉市)
・江の島展望灯台(藤沢市)
・寒川神社(寒川町) 他

※本拠点(海老名市中央公園)と映像中継(19:30?19:40 県内7ヶ所を予定)
SOTO禅インターナショナル、ゆめ観音実行委員会は、このイベントに協働し、大船観音会場でのライトダウン・中継サポートを行います。
※大船観音会場へは一般の入場はできません。



【本拠点・海老名本市中央公園の内容】

●ブース内容(海老名市中央公園)
本部・・・情報集約、各地拠点の映像配信、エコキャップ収集(みんな持ってきてね)
収集されたエコキャップはエコキャップ推進協会へ寄付いたします
JCブース・・・(社)日本青年会議所地球温暖化防止アクションプラン周知、エコチェックシート配布
神奈川県ブース・・・電気自動車展示・取組みPR
海老名市ブース・・・取組みPR(えびなの森創造事業等予定)
企業ブース・・・油化装置の展示と実演(プラスチックから油へ)
マイ箸づくり・・・マイはし製作(先着50名 小学生を対象)
エコグッズ販売・・・マイ箸、マイボトル等(ビナウオーク敷地にて)
本拠点での電気エネルギーをリサイクル油を使用して発電しています


●メインステージ内容(海老名市中央公園)
司会 内田朱美(フリーアナウンサー)

17:00 開会 オープニング(事業説明など)
17:10 各ブース紹介 6ブース各ブース×6分
17:50 日本JC地球温暖化防止アクションPR、エコチェックシートPR
18:00 主催者挨拶
18:03 トークセッション(1)テーマ「自然と都市の共生 ?エコ社会を見据えて?」
 ・海老名市長・神奈川JC会長他
18:45 トークセッション(2)=ハイスクール議員対談高校生=テーマ「私たちにも出来る地球温暖化防止を考える?エコ社会を見据えて?」
 ・衆議院議員 小池百合子氏(元環境大臣)、ハイスクール議員(第9委員会委員長)、神奈川JC会長
19:30 県内7カ所ライトダウン・キャンドル点灯
 ・各地拠点中継
(海老名七重の塔、ビナウオーク、小田原城、大船観音、江の島展望灯台、寒川神社 他
20:00 閉会 エンディング


■ライトダウンへの参加表明のおねがい

ご自宅でのライトダウン実施の参加者を募集しています。
ライトダウン時刻 平成20年10月19日19:30?20:00
是非ご登録をお願いいたします。
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■関連リンク
公式サイトはありませんので、SOTO禅インターナショナルのページをごらんください

投稿者: kameno 日時: 12:07 AM | | コメント (0)

塔婆供養で植林支援?植林を担う人材育成

塔婆供養で植林支援中間報告などでご案内させていただいておりますSOTO禅インターナショナルの植林支援金が、苗木2万5千本分を超えました。
「一本の塔婆で一本の苗木がそだつ」

主旨に賛同くださいました多くの方々にまずはご報告申し上げます。


10月7日、協働団体でありますGNCへ植林支援金をお届けしてまいりました。


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今回の植林支援金は、「GNC共存の森づくりプロジェクト」として、来年5月にモンゴル国Selenge県Altanbulag郡Tujiin nars地域=トジンナルス地域)へ行われる植樹に使われます。
SZI分は、2万5千本(10月7日現在)です!

「共存の森づくり」とは、モンゴルとロシアとの国境地帯である永久凍土地帯に横たわる豊かなアカマツの森林地帯への植林活動のことです。
1985、89、92、96年の森林火災で32000haの約70%が焼失してしまったことと、首都ウランバートルにおける建築ラッシュに伴う不法伐採により失われた森林を元の植生に戻すプロジェクトです。

森林が再生されないと、永久凍土への悪影響(凍土の解凍)やモンゴル内陸部の砂漠化の進行などは加速度的に増大していきます。
一刻も早く森林再生を行うことが求められており、GNCでは、2003年より当地での植林活動を行ってきました。
SOTO禅インターナショナルでは、この事業に協働していくこととし、今回の2万5千本分の植林支援をさせていただいたたわけです。


GNCのトップページ
左フレームに協働団体として掲載されております。

寄託の様子がGNCのブログに記載されました

 
 


また、来年5月には、実際に植林に参加し、苗木が育つ様子を眼で確かめてこようと計画しています。
そのときには追ってご報告させていただきます。


GNCとの話の中で特に印象的であったことは、単なる植樹を行うだけではなく、モンゴルにおいて未来の植林事業を担う人材を育てているということです。


植林は、闇雲に植えれば良いというわけではありません。
どの場所にどの種類の木を植えていくかは重要なポイントであります。
また、植えた後、その木が育つまで見届ける事も大切です。

それ以上に大切なことは、自国において自国の環境を守るという意識を持った人材を育てていくことだと思います。

GNC作成の砂漠化防止ポスターをご紹介します。
これは、クリアファイルにも印刷され、モンゴルの学生たちが常時携帯しているのです。


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<みんなで砂漠化を防止しましょう!>


ポスターづくりの構想が持ち上がった2001年から7年の歳月をかけて、モンゴルと日本間で協力し合いながら作り上げていった作品です。

協働制作のGEOエコロジー研究所や、留学生たちの母校にも積極的に配布され、人材育成に大いに役立っているそうです。

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<今は砂漠化を防ぐためにいろいろな活動がなされているんだよ>
<みんなで 自然環境のことを学習しています>
<みんなで 森づくりのために植林しています>


一人ひとりができることからやっていこう。── それが「塔婆供養で植林支援」というグリーン・プランの実践です。
まずは、皆さんひとりひとりがご供養された一本の塔婆から一本の苗木がモンゴルの地で育っていきます。

投稿者: kameno 日時: 11:30 PM | | コメント (4)

共生社会をめざして

「共生社会をめざして」 ?環境・平和・開発・ボランティア?

これは、9月18日に発行された週刊仏教タイムス(発行・仏教タイムス社)最新号のテーマです。
各宗派、各寺院の共生社会をめざした取組みが紹介されていますが、その中に、貞昌院の環境への取組みが紹介されました。
今日は秋彼岸の入り。
墓地から太陽光発電パネルがよく見渡せます。

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貞昌院の太陽光発電につきましては、ホームページや当ブログなどで紹介してきておりますので、詳細につきましては右フレームの「環境」カテゴリーをクリックし、ご参照くださればと存じます。
 


それにしても、それぞれが方針をしっかりと掲げ、着実に実績を重ねている実践活動はとても参考になります。
仏教タイムスは、恐らく宗教関係者に購読者が偏っており、一般の方があまり目にしないと思われますが、是非、皆様にも「共生社会をめざす」仏教界の取組みを知って欲しいものです。


 
貞昌院の紹介記事の直ぐ上の段に、天台宗の一隅運動として、「内モンゴルに植林開始」という実践の紹介がされています。
これはNPO法人と協働で、内モンゴル自治区へ昨年、早柳1,000本、楊柴4,000本、今年は早柳1,000本、楊柴100,000本、サジー10,000本植樹したというものです。
砂漠に緑を。素晴らしい実践です。

 
これと同様の活動を、SOTO禅インターナショナル (SZI)でも行っています。
SZIでは、創立15周年記念事業として、NPO法人GNCとともに「塔婆供養で植林支援」事業を本年より運用はじめました。
お陰様で、皆様のご理解ご協力をいただき、現在までに20,000本を超える苗木支援が集まっております。
NPO法人と協働の上、責任を持って植樹させていただきます。

共存の森づくりプロジェクトとして、85年、89年、92年、96年の大火災で約70%(32000ha)が被害にあったモンゴルの永久凍土地帯に、森林再生のため植樹されます。
SZIの塔婆供養で植林支援による20,000本分の苗木は、来春(2009年4月下旬?5月初旬)の植林を予定しています。

詳細は後日ご報告いたします。

投稿者: kameno 日時: 10:39 AM | | コメント (2)

太陽光発電から分析した今年の夏

貞昌院の太陽光発電設備で発電された電力量の記録から、この夏の特長を振り返ってみます。
一日の発電量は、おおむね一日の日照量と比例しますので、そのことを前提としてデータを見てみましょう。

まずは、7月の累積発電量について、過去3年分をグラフにしてみました。

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このグラフから判ることは、例年ですと7月後半には梅雨に入り、日照時間が減少するために、累積グラフの勾配が水平に近くなるのですが、今年は7月後半も晴天の日が続き、累積発電量がぐんぐんと伸びていることです。
丁度、7月の盆から教区の大施食法要が始まったころで、暑い日が続いたという思い出が残ります。


次に8月のグラフ。


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やはり、8月の盆までの間は晴天の日が続きます。
これは梅雨明けから発電量が伸びていくという、例年通りの推移です。
ただし、今年は気温は異常に高かったですね。猛暑日の記録も生まれました。

そして、今年の農もう一つの特徴は、20日以降に曇りや雨が続いたこと。
そのことは、累積発電量が、20日から極端に伸び悩んでいることからも判ります。

今年の夏を発電量から振り返ってみました。
体感と比べて大きな隔離は無いようです。

投稿者: kameno 日時: 1:22 PM | | コメント (0)

天水桶と都市型水害

近年、局地的に発生する集中豪雨が多くなっています。

今月5日に東京都豊島区で発生した下水道工事の事故は、増水によって流された作業員5人全員の死亡が確認されるという最悪の結果となってしまいました。
改めて心より哀悼の意を表します。

事故が発生した直後の午前11時53分から午後零時53分までの雨量は、平均して1時間当たり57.5mmという豪雨でした。

局地的な集中豪雨が起きる原因の一つとして挙げられるのはヒートアイランド現象です。
太陽熱を吸収、反射してその上空に湿った温かい空気が発生することにより引き起こされる都市型の集中豪雨です。
また、都市部においては地面がアスファルトやコンクリートで舗装されているため、降雨が地面に浸透せずに、そのまま下水管や雨水管や河川に流入してしまいます。


下水管や河川のある地点を流れる水の量を計算する簡易式は次の通りです。

ある地点の流量 Q = A×i×f

・流域面積 A (m2)
・降雨強度 i(mm/hr)
・流出係数 f


このうち、特に降雨強度は都市型集中豪雨により、流出係数は都市化により数値が上昇します。
したがって、流量は一気に増大し、そのために、その増大した雨水を流すために河川能力を増大させなければなりません。
都市河川は簡単に幅を広げるわけには行きませんから、川の形状を直線にしたり、護岸の堤防を高くしたり、地下に河川を増設するなどの対策が必要となります。

降雨により一気に増水し、鉄砲水のような現象を引き起こす理由もわかると思います。


さて、では私たちには対策をとるこが出来ないかというと、必ずしもそうではありません。

降雨強度、流出係数を抑える手段を講じることができるのです。

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まず、降雨強度は、各家庭、事業所の屋根や地面からの照り返しを減少させることにより、防ぐことが出来ます。
具体的には、屋上緑化や、カバープラントの導入です。

貞昌院におけるカバープラントの実例については下記の記事で書かせていただきました。

⇒ 快適な環境をもたらす「グラウンドカバー」


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次に、流出係数の抑制について考えます。
流出係数(f)の値として、次のような数値が実例として挙げられています。

【家屋が密集した都市中心地】 0.70?0.90
【不浸透性屋根】 0.70?0.95
【レンガ・木塊・アスファルト】 0.75?0.85
【家屋が密集した住宅地】 0.50?0.70
【普通住宅地】 0.25?0.50
【砂利道】 0.15?0.30
【公園・広場】 0.10?0.30
【庭・牧場・農地】 0.05?0.25
【芝生】0.05?0.25
【森林地帯】 0.01?0.20

つまり、例えば不浸透性屋根(通常の屋根はそうですね)を伝わった雨水は、係数0.70?0.95という高い係数の示すとおり、ほとんどそのまま流れ落ちて樋、雨水管を通って流れ出てしまいます。

そこで、一軒一軒からの屋根の水を、一時的に貯留する装置を設置することにより、流出係数を削減することができるのです。


実は、お寺の屋根には、このような装置が古来から設置されています。
それが「天水桶(てんすいおけ)」です。

下の写真は、貞昌院の天水桶の写真です。

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屋根からの水を受けて、ここに貯めるわけですが、相当な水量となります。
さらに、庭は芝生、境内は森林ですから、流出係数もかなり低く抑えられていると思います。


一般家庭でも、このような天水桶(一般的には雨水タンクや小型雨水貯留槽などとも呼ばれます)を設置することは可能です。
庭の水遣りにも、天水桶は重宝します。

⇒ DIY-天水桶をつくろう! (暮らしとすまいのDIYセンター ダイシン)
⇒ 暮らしと生活の情報(あぜ道.ネット)


都市型水害が、私たちの生活環境により引き起こされるものであるとするならば、私たち一人ひとりの力により、それを抑制することも出来るのです。

地方自治体により設置補助金も出ています。
雨水利用タンク補助金・助成金(あぜ道ネット)


ご検討されては如何でしょうか。

投稿者: kameno 日時: 3:06 PM | | コメント (2)

ゴーヤーのカーテン

猛暑も一段落、数日続いた雨のお陰ですっかり涼しくなりました。
秋の気配も日に日に濃厚になっています。

この夏は猛暑というよりも酷暑と表現したほうが適切かもしれません。

その厳しい夏に、ゴーヤーのカーテンが一服の清涼感をもたらしてくれました。

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台所の外壁に紐を貼り、そこに絡ませていますので、出窓を通してこのような光景を眺めながら食事を取ることができます。蝶もたくさん遊びに来ます。

室温を○○度下げた・・ということも嬉しいですし、涼しい気分をもたらしてくれるゴーヤーに感謝です。
多少小ぶりですが、たくさん収穫できる実も実用的ですね。


客殿では、額縁のような光景も楽しむことができます。

ちょっとした贅沢です。




■関連リンク
緑のカーテン成長ブログ(板橋区立板橋第七小学校)
ゴーヤーで地球温暖化ストップ!(草津市)

投稿者: kameno 日時: 9:59 AM | | コメント (0)

太陽光発電の国ニッポンの復権を

東電 CO2排出量3割増、柏崎刈羽年度内停止で 中越沖地震あす1年

新潟県中越沖地震は、16日で1年を迎える。同地震で柏崎刈羽原子力発電所の停止という被害を受けた東京電力は14日、同原発の停止が今年度いっぱい続いた場合、原発停止分による二酸化炭素(CO2)排出量が前年度より3割増となる見通しを示した。同社全体の排出量も4%以上増えて1億3300万トン程度の見込み。地球温暖化防止に向けた京都議定書の第1約束期間が今年度から始まったが、同社のCO2排出量は逆に2年連続で増えることになり、原発の重要性が改めて示された。
東電によると、2007年度は柏崎刈羽原発の停止に伴い、前年度に約56%だった火力発電量の比率が約71%まで上昇し、約2300万トンのCO2が発生。猛暑などによる電力需要増加とあわせて、東電全体のCO2排出量は前年度比約30%増の1億2650万トンとなった。
今年度も通年で柏崎刈羽原発が停止した場合のCO2排出量増加分は約3000万トンとなる。東電は今年度の販売電力量を前年度比ほぼ横ばいの2960億キロワット時と見込んでおり、重油などに比べてCO2排出の少ないLNG(液化天然ガス)の利用増などで排出量削減を進めるが、原発停止分の上乗せは避けられない状況。
東電は08年度から12年までの5年間平均で、1キロワット時当たりのCO2排出量を1990年度比で20%削減する目標を持つが達成は困難さを増している。


太陽光や風力発電費用、料金転嫁で…経産省が新制度検討に

経済産業省が、太陽光や風力など新エネルギーによる発電でかかったコストを電気料金に転嫁する新料金制度の検討に入ることが28日明らかになった。
日本の二酸化炭素(CO2)排出量の約3割は発電部門から出ており、経産省は、新エネルギー普及が、京都議定書で義務付けられているCO2排出量の1990年比6%減の達成に重要と考えており、政府として北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)で新エネルギー発電の普及の方策を説明する。
太陽光の発電コストは、1キロ・ワット時あたり約46円で、石炭火力や原子力の約8倍に上るため、経産省はコスト転嫁のための新料金制度を検討する必要があるとして、来月、省内に研究会を発足させる。研究会は、来春までに新エネルギーの拡大の費用がどのくらいか試算し、新料金制度について検討に入る。
国は、国内電力会社に、2014年度の新エネルギー発電の利用量を現在の2倍で、原発2?3基分にあたる160億キロ・ワット時に引き上げることを求めている。国の「長期エネルギー需給見通し」でも、05年度に発電量全体の1%だった新エネルギーの発電量を、30年度までに最大4%に引き上げることを目指している。だが、日本では、電力会社が新エネルギーの利用を進めた場合の費用を電気料金に転嫁して値上げするためには国の認可が必要で、原価の査定などが求められるため難しかった。
ドイツでは、電力会社が新エネルギー発電による追加コストを電気料金に上乗せしている。


冒頭に環境に関するニュースを2題ご紹介しました。
まず、世界各国では、どのような発電割合になっているのかを見てみましょう。

solor003.jpg
(出典:主要国の電源別発電電力量の構成比、2006年、電気事業連合会より)

日本は、比較的バランスの取れた内訳となっていますが、他国と比べ石油の比率が高く、天然ガスが低くなっています。
ところが、地震被害による原子力発電設備の運転停止により、火力発電に転化され、その分CO2の排出量が増えてしまったという報道です。

中国、アメリカ、ドイツ、中国は、石炭が国内で産出されるため、石炭の比率が高くなっています。
カナダでは豊富な水資源を利用した水力、イギリスは北海油田の石油とガス、フランスでは原子力の比率が高いのが特徴的です。

 
さて、再生可能エネルギーが世界で最も普及しているドイツでは、全エネルギーのうち、再生可能エネルギーの割合は14%(2007年・発電量ベース)となっています。


太陽光発電は日本で開発されました。
一時は世界最大の太陽光発電量を誇っていた日本ですが、2005年にはあっさりとドイツに抜かれてしままっています。
なぜ、ドイツが急速に新エネルギーの導入量を伸ばしたのかという一番の理由は、「再生可能エネルギー法」(2000年施行)によるものが大きいといえます。
この法律のポイントは、電力事業者に対して、高い単価で新エネルギー由来の電力を買取ることを義務付けたことにあります。
2004年には、さらに法改正により買取り価格はさらに引き上げられました。

対し、日本ではどうなのか。

日本では、 『新エネルギー利用等の促進に関する特別措置法』(以下「新エネ法」・平成9年施行)により、太陽光発電、風力発電、太陽熱利用、温度差エネルギー、バイオマス発電、バイオマス熱利用、バイオマス燃料製造、雪氷熱利用、地熱発電、小水力発電を新エネルギーと定められ、 『電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法』 (RPS法・平成14年施行)により電力事業者に新エネルギーによる電気を一定割合利用することが義務づけられました。

【参考】
貞昌院と東京電力の太陽光発電に伴う電力売買の内容

けれども、日本では、
(1)新エネルギー導入の補助金が年々減額され、補助金が廃止となった自治体すらある。
(2)電力事業者による発電電気の買取単価が低い
という、新エネルギー導入への動機が損なわれる状況です。


ようやく、日本でも冒頭2番目のニュースのように、電力事業者による買取金額を引上げ、その分を太陽光や風力発電費用を料金転嫁することが具体的に検討されるようになりました。


太陽光発電設置に関する世論調査をみてみると
エネルギーに関する世論調査 (内閣府大臣官房政府広報室世論調査報告書 平成17年12月調査)では、太陽光発電を費用面でどの程度の条件があれば導入するかという調査において

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「耐用年数までに最初にかけたお金の回収はできなくても,環境に優しいエネルギーであれば,使いたい」9.6%
「耐用年数までに,毎年の電気代の削減ですべて回収できる程度のお金(150万円程度)で購入できるようになれば,使いたい」37.8%
「自ら太陽光発電設備を購入することには興味はないが,太陽光や風力などの新エネルギーから発電した電気であれば,多少高くても使いたい」10.5%
「自ら購入することに興味はないし,新エネルギーから発電した電気を使うことにも興味はない」24.1%
「わからない」13.4%

調査対象
(1) 母集団  全国20歳以上の者 (2) 標本数 3,000人 (3) 抽出方法 層化2段無作為抽出法
調査時期 平成17年12月15日? 12月25日
調査方法 調査員による個別面接聴取 調査実施委託機関  社団法人 中央調査社
回収結果
(1) 有効回収数(率)  1,712人(57.1%) (2) 調査不能数(率)  1,288人(42.9%)


となっており、過半数以上の方々の太陽光発電に対する潜在的需要があることがわかります。
30代、40代の方にその割合が多いことも頼もしい結果です、


貞昌院では、太陽光発電設備の設置から55ヶ月が経過しました。
発電規模は 5.544Kw
設置費用は380万円(うち190万円は補助金)
でした。
これまでに発電してきた電力量の実績値に買取単価を掛け、設置費用がどれほど回収できているかをグラフにしてみました。
縦軸は、月ごとの太陽光による電力量に単価を掛けた金額です。単純な計算としてKwh 25円で計算しています。
参考として、買取単価を2倍、3倍としたものも併記しています。

solor001.jpg

日本における買取価格をドイツ並みの電力料金×3倍とした場合、大体50ヵ月(4年2ヶ月)で回収できることがわかります。
なお、補助金が一切出なかった場合でも、100ヶ月(8年4ヶ月)で回収できます。

10年間の間にメンテナンス(インバータ交換など)が発生したとしても、概ね10年で回収できるということであれば、前述のエネルギーに関する世論調査と考え合わせて、普及が急速に進むことは想像に難くありません。

電力料金への転化についても、太陽光発電の普及が進み、仮に全発電量の20%が太陽光発電になったとして、それの買取価格に3倍を要するとしても、電力料金の上昇は、概略な計算ですが 0.8+(0.2*3)=1.4 となり、40%の価格上昇となります。

しかしながら、長期的に見ると、その分の電力事業者の発電設備が不要になるため、電力料金単価の減少にも繋がります。
また、太陽光発電パネルの大量生産により設置に関わる費用負担は少なくなっていくでしょう。

太陽光設置に関する補助金制度を充実することも大切ですが、新エネルギーの発電電力を買取る価格を引き上げることが如何に有効かが判ると思います。

それに、この政策には補助金制度と異なり税金の投入が不要であるという点も重要なポイントとなります。
ですから、電力事業者による買取金額を引上げ、その分を太陽光や風力発電費用を料金転嫁することが検討されるのであれば、それを速やかに、かつ少し思い切った政策を実行して欲しいと思います。

投稿者: kameno 日時: 8:25 AM | | コメント (2)

ロックDEお茶というエコ

『ロック DE お茶』

これは、全国の茶商工業者連合会と象印とのコラボレーションによる、今までにない日本茶の飲み方+マイボトルによる環境にやさしいライフスタイルの提案です。

テーマは“マイボトルで「どこでもカフェ」”

友達と一緒に歩いていて「ちょっとお茶でも」。
お客様がきた時には「コーヒーでも、いかがですか」。
大切な人と過ごす触れ合いの時間、会話や賑わいのそばにいつもいて、小さなコミュニケーションを育む、ドリンク。
そのコミュニケーションの輪を、もっともっと楽しく出来たら…。
そんな思いから"マイボトルでどこでもカフェ"は始まりました。
ボトルがあれば、冷たい飲み物は冷たいまま、温かい飲み物は温かいまま、好きな場所で自由に楽しむことができます。
そして、「一緒に飲みませんか」の一言から、ボトルが育む、楽しいコミュニケーションの輪が広がっていきます。
ひとりひとりが持つことで、環境への思いやりにつながるマイボトル。
みんなが過ごす公園や、街にあふれていたペットボトルをマイボトルに持ち替えて、
人や環境との、新しい触れ合いのカタチをはじめてみませんか。
(公式サイトより)

 

街中にはペットボトル飲料が溢れていますが、いくらペットボトルが手軽で、リサイクル可能な容器であるとはいえ、環境に対する負荷は少なくありません。

目標に向かうためには、まず足元から
大量廃棄社会からの脱却

 

ドイツでは、ペットボトルやアルミ缶に25?50ユーロ(40?80円)程度のディポジットが化せられています。
日本では環境政策はどうしても後手後手にまわる状況にあります。
ペットボトルのリサイクル率は半数にも達していませんし、その割合も頭打ちです。
ペットボトル・缶・ガラス瓶などを含む容器包装物は、家庭ゴミの約6割に達するとの統計もあります(H17年度・全国統計容積比・出典:大阪府環境農林水産部循環型社会推進室)。


20080218-04.jpg
(写真は横浜市ゴミ処理センターで撮影)
残念ながら、政策に期待するよりも先に、一人ひとりの意識を変えて行かなければならないでしょう。


最近の小学生たちは、ステンレスボトルの水筒を持ち歩いています。
また、大人たちもマイ箸を持ち歩くことも当たり前になってきました。


他方、ペットボトル飲料で一番売れているものはお茶や水です。
お茶は飲料メーカーでいかに美味しいお茶をアピールできるかが、販売シェア獲得につながるため、次から次へと新しい抽出方法による製品が生み出されています。
けれども、工場で抽出され、出荷されたものは、時間の経過とともに味の劣化は避けられません。

 

このようなペットボトルという環境負荷、工場生産の時間が経過したお茶という、これまでの飲料の概念を一気に解消した画期的な企画が『ロック DE お茶』なのです。

“マイボトルで『どこでもカフェ』”の特長

(1)
子どもたちがステンレスボトル(水筒)を持ち歩いているように、大人もステンレスボトルを携帯することにより、環境への貢献と、健康的なライフスタイルを提案。※「どこでもカフェ」の名前の由来ボトルに好きな飲み物を入れて持ち歩くことで、公園や海辺の見える丘など、お気に入りの素敵な場所が「どこでもカフェ」になります。

(2)給茶スポット開設
人気カフェやお茶屋にて、ボトルを持参した方に、給茶(有料)してもらえる給茶スポットを全国展開。

WEBサイト『どこでもカフェ』を開設。

 

なお、一般家庭でも気軽に『ロック DE お茶』を楽しめます。
名づけてシャカシャカ抹茶!

「シャカシャカ抹茶!」
ステンレスボトルに適量の抹茶と人肌程度に冷ましたお湯を入れ、ふたをしっかり閉めて“シャカシャカ”シェーク(混ぜる)、最後にボトルが満量になるように氷を入れます。
一気に冷やすことで抹茶の風味や香りを損ねずに、お茶の栄養をまるごと摂ることができます。

tea_recipe1.jpg

「どこでもカフェ」のライフスタイル、なかなかいいですね。
お寺が給茶の拠点になった場合は、「釈迦釈迦抹茶!」かな?


マイボトルでどこでもカフェ!

投稿者: kameno 日時: 1:07 AM | | コメント (0)

活躍するエコキャラたち

明日から洞爺湖サミットが開催されます。
今年は京都議定書の第一約束期間もスタートしました。地球環境問題の象徴的な年となり、環境について皆が考え行動していくことが求められる年でもあります。
サミットでは、地球温暖化が一番の議題るでしょう。どのような提言がなされるのか、注目されるところでもあります。


このような国民一人ひとりの環境保全に対する意識向上をめざしたマスコットキャラクターたちがいます。
それがエコキャラクター=エコキャラです。

ecochara.jpg

全国各地の可愛いエコキャラたちは、こちらからご覧下さい

個人的にはMr.ETCが気に入っています。
 


さて、先日、とあるエコキャラにお会いしました。
EPちゃんというキャラクターです。

20080706-01.jpg

ゴミからつくられており、中の人は環境意識がたっぷり詰まっています。
制作費は数百円とのこと。


名前は、正確にはEPAU Channel。
麻布大学環境政策学科からまれた環境教育・研究・政策実践に名づけられたネーミングであり、その象徴がこのキャラクターです。
簡単にいうと、学びと行動、研究と実践、真剣さと笑いが渾然一体となった実践のことです。
この三本柱は、自然系、社会系、エンターテイメント系のプログラムを持ち、プログラムの内容と同時にコミュニケーションの方法も重視します。
学生たちはあらゆる世代と協働しながら大学・地域を学び場にするというコンセプトです。


ちょうど、地球温暖化をテーマにした活動をどのようにおこなっていくのかをグループに分かれてそれぞれ製作表に則って作り上げていく授業が行われておりました。

20080706-02.jpg

<製作表>

何を目的として
誰に伝えるか
どう行動して欲しいか
メディア・情報伝達手段は
製作する
ヘッドコピー
ボディーコピー
連絡先等
ラフ
デザイン

この製作表は、どのような実践活動にも応用できるものです。



■関連リンク

エコプロダクツ2008
チームマイナス6%
Mr.ETCのブログ


■関連記事
ひこにゃん、江戸に里帰り
とつか再開発くん

投稿者: kameno 日時: 9:47 AM | | コメント (0)

キャンドルナイトが目指すこと

でんきを消してスローな夜を

20080516-01.jpg

夏至と冬至を中心として開催されるキャンドルナイト。
キャンドルナイトの際には、電気照明の代わりに、ろうそく(キャンドル)を灯します。
東京タワーやレインボーブリッジなどのライトアップも消され、炭酸ガス排出削減をおこなうことによって環境に優しい催しと思われがちですが、必ずしもそうとはいえない側面もあります。

ろうそくは、和ろうそくと洋ろうそくに分類されますが、

和ろうそく=ハゼ(櫨)やウルシ(漆)の木の実からとった木蝋が原料。純粋に植物由来の原料。

洋ろうそく=元来、蜜蝋から作られていたが、現在では石油パラフィンから作られているものがほとんど。

石油パラフィンは、炭素原子の数が20以上のアルカン(一般式がCnH2n+2の鎖式飽和炭化水素)でありますので、完全燃焼すると炭酸ガスと水が概ね1:1の割合で発生します。発生する炭酸ガスの量は、アルカンの種類によりますが、炭素原子が20以上ありますので、発生炭酸ガスは炭素原子の分だけ増加します。

キャンドルナイトが、省エネルギーや、炭酸ガスの削減を目的とするならば、キャンドルの原料は、カーボンニュートラルとなる植物由来の原料を用いることが望ましいでしょう。
石油パラフィンなどを使った場合は、ろうそくの燃焼によって炭酸ガスを多く排出し、電気を消したことによる炭酸ガス削減効果を相殺してしまう(あるいは逆に炭酸ガスを多く発生させてしまう)ことになります。

少なくとも、石油パラフィンを使ったキャンドルナイトは「直接的には」環境に優しいとはいえないかもしれません。

しかし、キャンドルナイトは、その数時間だけの炭酸ガス削減効果を目的としたものではないのです。


たとえば、7月7日夜、洞爺湖サミットで行われる 『ガイアナイト』を見てみましょう。


『「ガイアナイト」は、脚本家・倉本聰さんの命名。ガイアはギリシャ神話の大地の女神。闇が半日を覆う本来の地球を認識する夜、という意味が込められています。』


私たちは、危機に瀕している地球環境問題について、真剣に考えなければなりません。そのために、地球の未来に思いをはせ、家族や友達と静かに語り合う、そんな時間を持ってみませんか。
時計の針を過去に戻し、ローソクのやわらかな光の中で、私たちが身を置いている文明社会を見つめ直すことを、今、この地球(ほし)で共に生きている皆さんに問いかけてみたいと思います。


 

一時的なイベントではなく、便利な文明社会にどっぷりつかっている現状をいま一度振り返り、ろうそくの温かくやわらかい明かりに集まった家族、友人、皆と語り合うことによって、日常生活に還元していくことこそが、キャンドルナイト、ガイアナイトの目的であるといえます。
単にでんきを消した闇の中では、人は集いません。
ろうそくの明かりがなぜ人を惹きつけ、人を集めるのかは、ろうそくが古来より宗教儀式の中で重んじられて来たということにその理由が見つかるかもしれません。


例えば、キリスト教の祭儀でも、祭壇上にろうそくの灯火が必ず献じられます。
正教会の奉神礼、ローマ典礼、聖体礼儀、聖体祭儀においても例外ではありません。

仏教行事でもそうですね。
『阿闍世王授決経』や『賢愚経』「貧女難陀品第二十」では、お釈迦さまを灯明により供養するという物語がでてきます。
法要ではろうそくが欠かせませんし、各家庭のお仏壇でも燭台にロウソクを灯します。
「灯は命を延ばし、仏の為に灯を燃やせば死後天眼を得て冥界をさまよう事もなく、灯供養は諸幽冥を照らし、苦病の衆生はその光明を蒙り福徳によって皆休息を得る…」『古事類苑』
ろうそくには、仏の智慧が私たち全ての迷いを除き、悟りを導くがごとく、闇を照らし全てを明るくする力があります。これにより迷いなき真実の智慧を得ることができます。お盆行事は江戸時代、ろうそくの普及により庶民の間に広まりました。

 
さて、大船観音で開催されたキャンドルナイトでは、法要で使った後のロウソクの残りを集め、ゴミ選別センターから集めてきた家庭ごみのガラス瓶の中で灯しました。
そこに広島原爆の残り火を灯しています。
 


また、鎌倉ユネスコ協会・鎌倉市環境政策課の提唱する「燈明皿のキャンドルナイト」では、カーボンニュートラルとなる菜種油(天麩羅の廃油など)を用いたキャンドルナイトを提唱しています。

20080414.jpg 燈明皿とは

江戸時代、ローソクが一般的に使われる前に、
和キャンドルとしてつかわれていたのが”燈明皿の灯”
お皿に菜種油を入れて、木綿の灯心に油を吸わせ火を灯すものです。
身近にある小さめのお皿も燈明皿になります。
ミョウバン水で灯心を煮て乾かすとより明るく、
また、受け皿を大きめにしても、灯火が水に映ってより明るくなるそうです。
灯心は二つでも、数本でも明かりの輪になってもよいでしょう。
(「燈明皿のキャンドルナイト」パンフレットより・写真は大本山總持寺大祖堂の燈明kameno撮影)
パンフレット・燈明皿キャンドルの作り方

このように、工夫次第で環境に与える影響を最小限度に留め、よりキャンドルナイトの目的を明確化することもできます。
もちろん、ふだんの生活を見直すきっかけになる祭典になり、その輪が広がっていくことにより、大きな影響力をもたらすことになるでしょう。



“でんきを消して闇と向き合い、1本のローソクに家族が集う、その時間の大切さ”
ガイアナイト趣旨)


今年の夏至は過ぎましたが、これから七夕に掛けて、それぞれの家庭、サークル、地域、寺院などで、それぞれの目的をもったキャンドルナイトを行ってみてはいかがでしょうか。


■おすすめの本


ろうそくの科学 (科学大好き実験・観察シリーズ (3)) (単行本)
伍井 一夫 (著), 平山 明彦

蝋燭はどうして明かりを灯し続けるのかを明らかにし、蝋燭を作ることによってその中に隠された秘密に迫る。蝋燭を使った楽しい遊びや「科学現象」を明らかにするための実験も紹介。


世界でもっとも美しい10の科学実験 (単行本)
ロバート・P・クリース (著), 青木 薫 (翻訳)
科学史(特に物理学)に残る著名な実験のうち、物理学誌の読者投票で選ばれたもっとも美しい実験のベスト10を式なしで説明し、美しさのポイントを絵画の鑑賞のようにやさしく解説します。実験の背景となる理論、実験の概要を説明した後、著者が美しいと感じた理由やトリビア的な知識を開陳します。
エラトステネスの地球の外周の長さを求める実験
ガリレオがピサの斜塔で落下の法則を確認した実験
ガリレオが慣性の法則を確認した実験
ニュートンがプリズムで確認した光の分散の実験
キャヴェンディッシュの万有引力定数を求める実験
ヤングの光の干渉に関する実験
フーコーの振り子による地球自転を確認する実験
ミリカンが電気素量を求めた油滴実験
ラザフォードが原子核を発見したα線の散乱実験
ファインマンの量子力学に関する2重スリットの思考実験



■貞昌院では7月26日(土曜日)に特別講座・サイエンスカフェ@貞昌院を開催します。


お子さん、親子、一般向けの、気軽な科学講座です。どなたでも参加いただけます。


日時 7月26日 午後6時より
場所 貞昌院客間
演題 『ろうそくの炎から宇宙を観る』
講師 亀野誠二 (鹿児島大学准教授・天文学)
(コーヒー・お菓子・資料代として500円を集めます)
 

【内容】
ゆめ観音アジアフェスティバル(9月6日・大船観音にて開催)の際に灯されるろうそくを手作りします。
また、簡単なプリズムを使ってろうそくの炎をスペクトル分析します。
すると、ろうそくに含まれる成分が分析できます。宇宙の星たちも同じような手法で組成が推定できるのです。

【講師プロフィール】
活動銀河中心核のしくみや進化を調べるために、宇宙空間電波干渉計(VSOP)などの電波望遠鏡を使って観測的な研究をしています。


案内状・申込用紙 (PDF)はこちらから

投稿者: kameno 日時: 9:00 AM | | コメント (2)

お寺から始まる環境にイイコト

eco.gif eco2.jpg eco3.jpg

※このキャラクターの名前、「エコぽると」くんではなく、「エコぽん」くんなんですね。
すみません、今まで勘違いしていましたm(__)m
しかも、ホタルだと思ってましたけど、どうやら蝶らしい・・・・・
 

「エコぽん」くんとともに横浜市環境創造局の方が貞昌院に取材に来られたのが3月末。
お寺で行っている「環境への取組み」をお聞かせ下さいということで、いろいろとお話させていただきました。

このたび、横浜市環境創造局の中の、よこはま環境行動サイト、「エコぽると」にて貞昌院が紹介されることとなりました。


環境のことを“知りたい”“やってみたい” そんなみなさんに、さまざまな情報を提供するポータルサイトが、この「エコぽると」です。
「エコ」は“エコロジー”。「ぽると(porto)」はイタリア語で“港”。
さまざまな人・物・情報が集まり、出会い、そしてまた旅立っていく「環境の港」を意味します。

「エコぽると」のキャラクターが、冒頭の「エコぽん」というわけです。




今日から掲載されましたので、さっそくリンクさせていただきました。
(ああ、そういえば取材の日は雨模様だったんだよなぁ・・・・)

eco4.jpg
私がやっている 環境にイイコト・ワルイコト
Report No.13
お寺から始まる環境にイイコト
?貞昌院の太陽光発電?

内容はリンク先をご参照いただくと分かりますが、環境の取組みの中の太陽光発電とごみの減量に絞ったレポートとなっております。

貞昌院に限らず、お寺、特に禅寺は環境に配慮したシステムが確立されています。
そういう一面に市町村が理解を示してくださるということは、とても嬉しいことでもあります。

お寺から始る環境にイイコトの情報発信。
これからも実践していきたいものです。


太陽光発電以外にも環境への具体的な取り組みはたくさんあります。
「エコぽると」でご紹介し切れなかったものを少しまとめてみました。


太陽光発電以外の環境への取り組み

環境負荷の削減に取り組み
(貞昌院の CSRに対する取組み ■環境保護の具体例)

(1)境内地に緑地保存地区を設定し、横浜市役所と保存協定を締結し、緑を守り育てます。
□緑地保存地区制度について
緑地保存地区は、市街地に残る緑地を土地所有者のご協力で指定し、緑地として保存することにより、良好な都市環境の形成及び健康で文化的な住宅環境の確保を図るものです。
【根拠条例等】
≫緑の環境をつくり育てる条例 第7条(昭和48年6月)
≫緑地保存事業実施要綱(昭和46年8月)


(2)境内の芝生化を維持・推進します。
コンクリートやアスファルト舗装により、太陽熱の40%は反射して周囲の温度を上げ、50%は舗装面に蓄積されます。
地面が土の場合は、太陽熱の30%が反射し、30%は地中に蓄積されます。
しかし、土の表面を芝生など植物で覆うことにより、太陽熱の反射は20%、地面への熱の蓄積は5%と、極端に下げる事ができます。
また、植物には、気孔からの蒸散作用により、地中の水分を空気中に水蒸気として放出し、気温を下げる効果もあります。
横浜市の推進する150万本植樹行動にも積極的に参加します。

(3)クリーンエネルギー自動車を積極的に導入します。
 ハイブリッド自動車・トヨタ・プリウス 導入時期 平成15年9月

(4)自然湧水を活用します。
自然に湧き出る自然水が境内に潤いを与え、ヒートアイランド現象対策に効果を発揮します。また、常に池に蓄えることにより、災害時に役立てる事ができます。
衛生局より飲用可の検査結果を得ています。

(5)境内建物に省エネルギー対策を積極的に導入します。
床材にコルクを用いたり、壁材に断熱材を効果的に配置したり、複層ガラスサッシを導入したりすることにより、消費エネルギーを最小限に抑えます。
また、電球は全て蛍光灯型の電球を導入しています。

(6)地域や檀信徒、周囲への普及啓蒙活動に積極的に取り組みます。


貞昌院のCSRに対する取組み


■檀家さんのために
檀家さんの要望に応え、満足いただけるように、寺院として出来ることを追求し、それらを一つ一つ着実に実現していきます。

■地域のために
地域の中の寺院として、共存共栄をめざした取り組みを推進していきます。

■情報公開・開示
寺院を安定的に運営し、地域に還元するとともに、公平かつ迅速な情報開示に努めていきます。

■社会貢献
文化支援活動や社会貢献活動を通じて、豊かな社会をめざします。

■コンプライアンス
宗教法人法などの関連法規、曹洞宗宗制などの包括関係規則を遵守します。

■人権擁護
人間一人一人の人権を尊重し、差別のない社会をめざします。過去帳調査や人権侵害に反対します。

■環境保護
自然の恵みを次世代に受け継いでいくために、境内に緑地保存地区を設定したり、新エネルギーによる発電など、さまざまな環境負荷の削減に取り組んでいきます。

投稿者: kameno 日時: 12:01 AM | | コメント (0)

太陽光発電2008年5月までの記録

6月になりました。
まもなく入梅、夏至に向けて昼の時間は長くなりますが、曇天により日照時間は却って5月より短くなりがちになります。

今年5月31日までの貞昌院太陽光発電設備の記録をまとめました。

太陽光発電4年余の記録の2008年中間報告です。


solor2008-02.jpg

オレンジ色は本年の発電量です。
今年は雨が多く日照時間が短い印象がありますが、発電量(=ほぼ日照時間に比例)の推移を見ると、それほど例年からのブレはないということがわかります。
 

更に詳細に分析してみます。

solor2008-01.jpg

黄色の○印が、貞昌院で実質支払っている電気料金(購入電力料金?売電電力料金)です。
基本料を含めて、大体5000円から1万5千円の間で推移しています。

発電した電気は、貞昌院本堂、客殿、庫裏の全般に亘って使われ、使用電力量も本堂、客殿、庫裏の全般のものです。


【用語の説明】
買入電力量 東京電力から買入れた電気の量。電気の使用量>太陽光発電量の時に発生する。
売電電力量 東京電力に売った電気の量。電気の使用量<太陽光発電量の時に発生する。
発電電力量 太陽光発電パネルで発電した電気の量

買入電気料金 東京電力から請求のあった電気料金・基本料金を含む。
売電電気料金 東京電力から振込のあった電気料金。

投稿者: kameno 日時: 10:30 AM | | コメント (2)

塔婆供養で植林支援中間報告

前日のエントリーの続きです。

SOTO禅インターナショナル(SZI)ですすめている「塔婆供養で植林支援」に多数のお申込をいただきましてありがとうございます。

平成20年5月22日現在
48件、12,109口 、  苗木 12,109本分 (シール 12,109枚分)の植林支援が寄せられました。
シールにつきましては、順次発送しております。
中間のご報告まで


今回の植林支援シールは、SZIスタッフのお嬢さんの手書きによるデザイン画が元で作られました。
何種類か作っていただいた中で、スタッフ会議で「これがいい」と決められたものです。

touba4.jpg

法輪をイメージしているようでなかなか奥が深い図案です。

元の図案のイメージをできる限り損ねず、かつ塔婆に添付したときに違和感を持たないようなデザインに仕上げてみました。
データをシール製造会社に送ればそれでシールは完成です。

touba5.jpg


 


スタッフ会議でもう一つ出たことは、シールにシリアルナンバーナンバーを入れよう!ということです。
これも、スタッフの一人から紹介していただいた南アフリカの「スローワイン」のご縁があり、ラベルに刻印されたシリアルナンバーの説得力を感じたことによります。

※「スローワイン」とは、南アフリカ産スローワイン(Slowine)のことです。スローライフ&スローフード、環境保全を推進するワインで、日本への輸入1本あたり米ドルで25セント(約30円)が現地の環境保全対策に使われます。 ⇒詳細はこちら


ということで、完成したシールにシリアルナンバーが刻印されています。
一つの数字が一本の苗木となります。
よーく見ないとわからないかもしれませんが、お手元に届きましたらご確認下さい。

touba3.jpg


また、シールと併せて、このような証明書を添付させていただきました。
シリアルナンバーと、植林支援貢献の具体的本数を印字させていただいております。
掲示に使用いただければと思います。

touba2.jpg
 

今回の事業に関する全ての用紙につきましては、FSC認証林より生産されたパルプによる用紙を使用しております。
touba6.jpg


引続き、塔婆供養で植林支援プロジェクト参加ご希望の方には受付を行っております。


塔婆供養で植林支援プロジェクト ごあんないと参加方法について


上のリンク先をお読みになり、郵便局より振込用紙にて 『塔婆供養で植林支援』・ご住所・ご寺院名を明記の上、30円×本数分の金額をお振込下さい。 


  郵便振替口座  00100-6-611195   口座名義 SOTO禅インターナショナル

投稿者: kameno 日時: 11:47 PM | | コメント (0)

ペレットストーブと植林支援

SOTO禅インターナショナルですすめている「塔婆供養で植林支援」に多数のお申込をいただきましてありがとうございます。

植林支援シールが出来上がりましたので、順次発送させていただきます。

20080522-01.jpg

お待たせをいたしました。

 

この「塔婆供養で植林支援」は、一本の塔婆で一本の苗木がそだつ、というコンセプトのもとに、NPOと協働し、植樹とその木が育つまでの支援を行っていくものです。
実際に一本の苗木がそだつためのコストを計算していただいた数字により、一本当たりの支援金を設定させていただいております。
秋にはNPOによる植林ツアーも行われますので、その報告も後日させていただければと考えています。
 


さて、「塔婆供養で植林支援」の記事で、いただいたコメントに対して、まだその場で回答し切れていないことがありました。
その回答の一つとして、今回の記事を書かせていただきます。
 

それは、「塔婆供養で植林支援」はさらに一歩進めて、これからご紹介する木質ペレット化と、ペレットストーブの普及とリンクさせることができるのではないかということです。


木質ペレットとは、製材時に出る削りかすや、間伐材、廃材などを粉にして、それを直径6mm?9mm程度、長さ10mm?25mm程度の円筒形に固めたものをいいます。
樹皮のみをペレット化したものがバークペレット、木部をペレット化したものがホワイトペレット、樹皮を含む木全体をペレット化したものが全木ペレットです。
ペレット製造工程の例(アグリパワー)

ペレットストーブとは、木質ペレットを燃料とするストーブです。
その特長とメリットを挙げると



■ペレットストーブの特長とメリット


木質系バイオマス燃料を使うので環境負担が少ない(カーボンニュートラル)
国内の再生可能な資源や木屑などの廃棄物から造られる
林業などの雇用を生み出す
上質の燃料である(品質が安定している)
石油ストーブのような臭いや刺激が少ない
薪や暖炉に比べて、扱いが簡単(石油ファンヒータと同等)
安全性が高い(石油ファンヒータと同等)
燃料の取り扱いや貯蔵が容易
煙がほとんど出ない
灰もほとんど出ない
炎を見ながらゆったりした生活ができる
遠赤外線による温かい暖房


と、いいこと尽くめです。
デメリットと言えば、ストーブの価格が高いことと、重量があるということでしょうか。
それゆえ、一般家庭では導入に当たり少し敷居が高いのですが、寺院にはきっとピッタリの暖房装置ではないかと考えています。


価格が高めというペレットストーブですが、定価10万円台のものも発売され始めました。

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どうです、この洗練されたフォルム。
個人的にイチオシのストーブです。
やかんを置くことも、調理をすることすらできます。

さらに、普及促進のために、助成金を出す自治体もいくつかあります。
岩手県では一台当たり5万円(上限設置費用の1/4)の助成金制度があります。
国レベルでの助成や、例えば曹洞宗寺院には曹洞宗門からの助成制度があってもいいのではないかと思うほどです。


普及が促進されれば、その分、木質ペレットの製造ラインも安定し、価格も安定、低下するはずです。
なによりも、原油価格や食料価格の高騰という影響を受けている日本経済の現状をみるにつけ、トウモロコシや大豆由来のバイオ燃料普及に予算をかけるくらいならば、よほど木質ペレットの普及促進を図るべきものだと考えます。

それにより、日本の林業へ与えるプラスの要素も大きいことでしょう。
国内産の木材・間伐材を積極的に利用する方向に転換していくことにより、国内林業が復興され、ひいては海外で無秩序に伐採される森林面積を減少させることへと繋がっていきます。

「塔婆供養で植林支援」事業の面から考えると、塔婆供養を行うことにより新たに一本の木が育つわけですが、その塔婆自体が古くなった後どうするべきかという言及まではされていません(しません)でした。
ここに、冒頭で述べた「木質ペレット化と、ペレットストーブの普及」を組込むことにより、資源循環サイクルができあがるわけです。

「木質ペレット化と、ペレットストーブの普及」の部分については、SOTO禅インターナショナルが主導で行うなどというおこがましいことではなく、そういうものを紹介し、それが普及の一助へと繋がればそれで充分でしょう。

投稿者: kameno 日時: 1:35 AM | | コメント (4)

日本一早いゲンジボタルの飛翔

昨日、七沢リハビリテーション病院脳血管センターへの民生委員の研修旅行があり、厚木の七沢へ行ってきました。
研修内容は、保健・医療・福祉の多角的な視野に立って、脳卒中の予防とリハビリテーション医療により、後遺症の軽減や寝たきり予防と対策に向けた支援を行っている総合的な施設を体験できるとても有意義なものでしたが、思いもかけない出会いも数多くありました。

その一つが、日本一早く飛翔すると言われるゲンジボタルを見ることができたこと。
ちょうど、飛び始めの時期であり、清流に沿って元気の良いホタルが飛び回っていました。

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音も無く、ふわふわと飛び交うホタルの姿は、見るもののこころを和やかにしてくれます。
ホタルたちにとっては、オス・メス間の愛の光通信でもあります。

これを皮切りに、全国各地でホタルたちを見ることができるはずです。


もう一つ。
旅館の番犬、夢(ムー)くん。
普段は玄関でのんびり休んでいますが、宿泊客をみつけると、道案内をしてくれる賢い犬です。
2キロ先の広沢寺様までの散歩に同行してくれました。

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※広沢寺様、突然の早朝の拝登にも係わらず、ご丁寧にありがとうございました。
心より感謝いたします。

投稿者: kameno 日時: 8:00 AM | | コメント (0)

一本の塔婆で一本の苗木がそだちます

私たちの身の回りにはたくさんの木材製品があります。
その多くは海外から輸入されています。

日本は、米国、中国に次いで世界でも有数の木材輸入国です。
(丸太輸入量に限ると、日本は断トツで世界一位です)

その輸入相手国は
アメリカ、カナダ、ロシア、マレーシア、インドネシア、オーストラリア、チリ、パプアニューギニアなどの太平洋沿岸各国が中心となっています。

対し、国内の林業について見てみると
国土の66%を占める森林面積を誇る日本ではありますが、1960年の木材輸入自由化以降、木材自給率は減少を続け、自由化以前は 86.7%だった自給率は 2005年には20.0%と激減しています。
このため、国内の木材生産量は約3分の1にまで減少し、林業就業者数に至っては約6分の1に減少し、しかも高齢化が急速に進行しています。

我が国では、国策として、戦後にスギやヒノキなど針葉樹の大規模植林が行われました。
しかし、その膨大な面積を誇る人工林も、先に述べた国内産木材需要の激減により、下草刈りや間伐、枝打ちなどの維持管理すら、ままならない状況となっています。
そのため、材木としての商品価値が失われてしまうという悪循環が発生しています。

木材の消費は、必ずしも環境に悪影響を与えるわけではありません。
適切な箇所から適切な方法で供給されることにより、木材資源は持続可能なサイクルで循環していくことが可能となります。

日本の木材需要は安さと安定性という経済的判断のみにより、安い外材を大量に消費する構造となっています。
しかし、政策面から、あるいは消費者一人ひとりが意識をもち、国内産の木材・間伐材を積極的に利用する方向に転換していくことにより、国内林業が復興され、ひいては海外で無秩序に伐採される森林面積を減少させることが可能です。

森林をとりまく状況を分かりやすいデータで解説してるサイトをご紹介します。
併せてご紹介します。
 ⇒ みんなの森
 


さて、寺院では、本堂や庫裏などの寺院建築物をはじめ、多くの木材を消費します。
また、法要で塔婆供養を行うなど、日常的に木材を利用する機会も多くあります。
そこで私たちは何ができるのか。

その具体的方策について、SOTO禅インターナショナルでは、スタッフ皆で考え、一つの事業を立ち上げました。
その名も

「塔婆供養で植林支援」 
一本の塔婆で一本の苗木がそだちます
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地球環境の変動は、私たちの生活に深刻な影響を及ぼしはじめています。かつての大量生産、大量消費、大量廃棄という生活スタイルの見直しや、環境問題に対する関心も高まってきました。卒塔婆は貴重な自然資源である木材を使用して作られています。しかし、適度な木材の利用は逆に森林を守ることもあります。さらに新たな苗木を植え、育てていくことも必要です。
そこで、SOTO禅インターナショナル(SZI)は「塔婆供養で植林支援」を提案します。仕組みは簡単です。ご寺院様で使われる卒塔婆の本数に合わせて、一本当たり30円の環境義捐金を専用の郵便振替用紙を使ってSZIにお送り下さい。
SZIからは、その本数分の「塔婆供養で植林支援シール」と掲示用のポスターを御寺院様にお届けいたします。
各御寺院様におかれましては、法要の際に「卒塔婆」と一緒に「塔婆供養で植林支援シール」を施主様にお渡し下さい。
なお、環境義捐金はNPOを通じてシール1枚当たり一本の植林に役立てられます。
一人ひとりができることからやっていこう。── それが「塔婆供養で植林支援」というグリーン・プランの実践です。

 


動き出したばかりのプロジェクトですが、まずは小さな一歩から歩みを進めて行きたいと考えています。

投稿者: kameno 日時: 10:20 AM | | コメント (8)

飛んでいった風船はどうなるの

教区の仲間の結婚式・披露宴がありました。
連休最終日の絶好の天気のもと、祝福のために多くの人が集まりました。
とても良い式でした。

二次会のクライマックスでは、風船のリリースが行われました。


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・・・・風船は環境に良く無いのでは?
そのような疑問を持つ方は多いはずです。
風船が参列者に配布される際に説明されたことは「この風船は生分解性のエコ風船」であるということ。
つまり、自然に分解していき、土に還る風船であるということした。

帰宅してから少し調べてみました。



■環境にやさしいゴム風船 「土から生まれて土にかえる」

ゴム風船の原料は、ゴムの木から産出する樹液でつくられる「ラテックス」です。
ラテックスは、日光や水によって分解される100%自然の原料であるため、分解作用は空気に触れた瞬間から始まります。
その主な要素は酸化、太陽光線、微生物などです。


■空に飛んでいった風船はどうなるか

飛んでいったゴム風船は、上空約8キロまで達すると気温の低下により凍結し、粉々に分裂して、拡散しながら地上に落ちていきます。
そのままの形で落下するということはほとんど無いようです。
粉々になって落下したラテックスは、自然の作用で土に戻ります。
学術的根拠のない情報でゴム風船は一時誤解を受けましたが、近年は「動物に害はない」という常識がようやく浸透してきたようです。
(出典:日本バルーン協会

ということで、少なくとも、下記のガイドラインを遵守する限りは環境への影響は無さそうです。
安心しました。

バルーンリリースのガイドライン


1. リリースには、ヘリウムガスを使用する事。…水素ガスの禁止
2. リリースされる風船は、ラテックスを原料とする『ゴム風船』である事。蒸着フィルム使用のものや自然環境で生分解しないものは使用しない。
3. 使用するゴム風船の止め具に、プラスチックなどの生分解しない物は使用せず、風船自体でしばる事。
4. 糸など持ち手をつける場合、ゴム風船と同等の生分解性持つものを使用する事。…木綿糸・輪ゴムの推奨
5. リリースされるゴム風船はすべて単体とし、集合体でリリースしない事。
6. リリースの実施場所、天候などロケーションを考慮する事。

日本ゴム風船商工会飛翔風船問題対策委員会 1994/10/21


 

1、2、3!!
司会者の掛け声とともに、みんなの風船は少し強い海風に乗って一気に飛んでいきました。


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末永くお幸せに。

投稿者: kameno 日時: 11:17 PM | | コメント (4)

持続可能な地域社会への試み

地球の冷やし方?私にできること?の続きです。


辻信一先生(明治学院大学教授・ナマケモノ倶楽部主宰)が仲立ちとなり、横浜市戸塚区善了寺本堂が会場となり、アウキ・ティトゥアニャ知事夫妻を囲む勉強会が開催されました。

アウキ知事は、先住民族として初の南アメリカ・エクアドルのコタカチ郡知事に選ばれ、3選を果たし就任12年目を迎えます。
他国籍企業による鉱山開発反対を掲げ、参加型の草の根民主主義を実現させた知事による持続可能な地域社会についての試みについてのお話です。


まずは外務省のサイトよりエクアドルの基本情報をみてみましょう。



国名:エクアドル共和国(Republic of Ecuador)

2008年3月現在
一般事情

1.面積 256,370平方キロメートル(本州と九州を合わせた広さ)
2.人口 13.4百万人(2006年、世銀)
3.首都 キト
4.民族 白人・先住民混血(メスチソ)77%、白人10%、先住民7%、黒人・先住民混血(ムラート)3%、黒人2%
5.言語 スペイン語
6.宗教 カトリック
7.略史
年月 略史
1822年 大コロンビアとして、スペインより独立
1830年 大コロンビアより分離独立
1979年 民政移管

(1)首相名 首相職無し
(2)外相名 マリア・イサベル・サルバドール

8.内政
1822年の独立後、クーデターによる政権交代が繰り返され、1979年の民政移管後は民主体制が維持されてはいるものの、政情は依然不安定である。
2003年1月に就任したグティエレス大統領は、先住民系政治組織パチャクティをも巻き込んだ連立政権を発足させたが、ガソリン価格引き上げを含む厳しい緊縮政策を導入、外交面でも対米接近を図ったため、支持基盤である先住民等貧困層の離反を招き、連立政権は数ヶ月で崩壊、その後は国会で野党勢力と順次手を結び、辛うじて政権を維持した。2004年末には与党及び政府支持派野党等による国会での最高裁判事更迭劇を契機として、反政府運動が活発化、大統領罷免決議が採択されるなど政情が不安定化し、2005年4月に国会が大統領を罷免したのを受け、パラシオ副大統領が大統領職を継承した。
パラシオ大統領は、政治経験を有せず、確たる政治基盤も無いことから、政権運営は困難を極め、重要閣僚が相次いで辞任、交代するなど、不安定な状態が続いた。
かかる国政の混乱及び寡占的な政治経済構造に対する国民の歴史的な不満を背景に、貧困層の多数の支持を得て、コレア大統領が2007年1月に大統領に就任した。コレア大統領は大統領選挙の公約(新憲法制定のための制憲議会の設置、対米FTA交渉の打ち切り、米軍によるエクアドル空軍基地(マンタ基地)の2009年11月以降の使用許可延長拒否、予算を貧困層に重点的に配分)を、議会に確たる支持基盤を持たない中で積極的に推し進めてきた。特に新憲法制定に向けては、全権を担う制憲議会の開催の是非を問う国民投票の実施を推進する大統領及び世論と、これを阻止しようとする議会の間で混乱が生じたが、4月、国民投票の結果、多数の支持を受けて制憲議会の発足が承認された。
続いて制憲議会議員選挙を9月に実施、その結果コレア大統領支持政党が制憲議会の絶対過半数を占め制憲議会が発足した。
今後、制憲議会においてコレア大統領の政策が反映された憲法草案が作成される見込みであるが、同草案に対する国民投票が来年半ばにも予定されており、今後の動きが注目される。

これ以降の情報はこちら



善了寺での勉強会は、最初に平和祈願法要からはじまりました。
予定では4時ぐらいからということでしたが、皆の到着を待ってからというスローかつ計画無しの次第でしたので、実際に法要が始ったのは午後5時過ぎ。
けれども誰ひとり不満を言うものはありません。

勉強会のスタイルも、前半は知事夫妻を半円状にグルッと囲み、後半では皆が持ち寄りの食べ物を円形に配置した机に並べ、上も下も無い自由なスタイルで進められました。
このスタイルも、その場の状況で皆で考えて逐一進めていきます。

以下、夫妻のお話の内容をかいつまんでご紹介いたします。


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■エクアドル・コタカチ郡について

南米において、スペインがやってくる以前の4500年の歴史を持つ先住民族・インカ独自の文化はエクアドルなどが中心でした。
コタカチ郡は、エクアドルよりもさらに長い歴史を持つ郡で、55%の先住民、5%のアフリカ系黒人、30%はメスチソと呼ばれる混血という構成となっています。
1996年、先住民運動により、共和国初めて先住民による候補者を立てることが実現しました。それ以前は、政党はメスチソにより牛耳られていました。
1979年までは、先住民の非識字率は99%にも及び、投票することすらままならなかったのでした。


■初の民族出身知事として

アウキ・ティトゥアニャ知事は、先住民族出身者として初めて郡知事となりましたが、先住民のコミュニティーの生活水準の向上、自然環境に対する責任を持つものとして政権運営を行ってきました。
西洋的民主主義に対し、参加型(コミュニティー決定型)の民主主義を作ることを提案、しかしながら、当時、コミュニティー決定型の実現は当初非常に困難でした。

そこで郡はわかりやすい基本方針(シナリオ=基本原則)を打ちたてます。
それは次の3つ。

(1)盗まない (2)嘘をつかない (3)ナマケない

このようなわかりやすい基本現方針が徐々に実を結び、現在、氏は3期、12年目を迎えようとしています。
中南米の周辺の国、郡を見渡すと、政治の腐敗、権力の乱用、賄賂の横行が日常事となっています。
そのような状況の中で、どのように民主主義議会を構築していったのでしょうか。
具体的には、郡がバスを用意し、積極的に郡庁舎に招待。先住民であろうが、外国人であろうが誰でも議会に受入れ、発言の場が設けられています。
一例としては、子どもたちの発言が議会の禁煙を決議するきっかけになったこともありました。

 

■アウキ知事夫人よりの話

ルース=マリーナ・ヴェガ(アルカマリ)さんはティトゥアニャ知事の奥さんで、医者でもあります。
1996年に夫が知事として就任し始めた時、医療問題は深刻な状態でありました。
そこで市のレベルで作成した委員会を組織し、様々な西洋、先住民土着の医療を融合させることを行いました。
それまでは、土着の医療は、先住民が医療について無知であるという偏見から、違法なものとして警察に追われるようなものでありました。
しかし、実際に先住民の医療は病というものは環境との不均衡(バランスが崩れること)により引き起こされると考え、水、食料などを改善することが大切であると言うことを教えます。
伝統的な医療と如何にうまく取り入れるのかという試みは初めてのことでありましたが、それが功を奏し、2003年からは乳児死亡率が殆んど無くなりました。
コタカチ郡は、栄養問題についても、それが回避されたことを宣言するところです。
けれども、良いことばかりではありません。
GNPが増加しているにもかかわらず、貧困率は35%から80%に増加しています。


■鉱山問題の経緯と現在
エクアドルには銅と金の鉱山があります。
1997年以降、他国籍の企業がこの資源を求めてエクアドルに進出しようと試みました。
例えば日系企業や、英国、チリ、カナダなどの企業です。
最初は資源調査ということであったため、エクアドルコミュニティーは協力を行いました。
しかし、その後開発が大きな利益をもたらすことが分かり、鉱山開発計画を打ち出すこととなり、それに対しコミュニティーは強固に反発し、JICAのキャンプを焼討ちにするなどの過激な行動も起こすようになりました。

1998年、アウキ知事が初来日、鉱山開発から撤退するよう直訴。
アウキ氏は、他国籍企業による鉱山開発が貧困の解決にはならす、むしろ更なる貧困と腐敗をもたらすことを、これまでの石油資源開発などの事例から確信しておりました。
住民の中で、鉱山開発推進派は土地の所有者、商人などを中心とした5%、それ以外は開発に反対しています。

その運動により、2000年に日系企業は撤退。
しかし、銅価格が2000年には1ポンド当たり80セントであったものが2003年には2.5ドルに上昇するなど、再びカナダなどの企業が開発計画を推進する動きをみせています。

今年2月、他国籍企業の権利は無効になりました。
しかし、現政府は鉱業推進派であり、それはとても脅威でもあります。

鉱業は、10年、20年といった短いスパンでの利益をもたらすかも知れません。
しかし、公害は長期間に亘って残るものです。
他国籍企業による鉱山開発を行うのではなく、エコツーリズム、伝統工芸を生かした産業、自然エネルギーを推進することがエクアドルの将来に必要なことでしょう。
エクアドルはホットスポットと呼ばれる生物多様性をもつ地域を抱えています。
その多様性を失うことなく、調和をもったありかたが必要なのです。

それが持続可能な社会構造の基盤となるものです。
コタカチ郡は、様々な功績が認められて、2000年、国連賞、2003年ユネスコ平和自治体賞を受賞しています。


アウキ・ティトゥアニャ知事プロフィール

1965年1月2日生まれ。キューバの大学にて経済学を学ぶ。エクアドル、コタカチ郡の現郡知事。キチュア民族出身。
1996年に先住民族キチュア出身として初めて郡知事に選ばれ、「民衆議会」など、すべての住民の意思を反映する政治を目指す。
1998年に来日し、コタカチ郡での取り組み、抱える鉱山開発問題、そして先住民族の文化や歴史、そしてアイデンティティーなどについての講演を行う。
2004年から第3期目を向かえ、さらに市民の生活の質の向上のため、コタカチ郡の自然や文化を守るために精力的に活動している。

投稿者: kameno 日時: 5:03 PM | | コメント (2)

地球の冷やし方?私にできること?

森が燃えていました


森の生きものたちは
われ先にと逃げていきました

でもクリキンディという名のハチドリだけは
いったりきたり

口ばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは
火の上に落としていきます


動物たちがそれを見て

「そんなことをしていったい何になるんだ」

といって笑います


 


3月15日に歴史カフェを開催しますのトピックスでご紹介した港南台タウンカフェ。
タウンカフェの小物ショップの一角にこのようなコーナーがありました。
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キャンドルナイト用のキャンドル、蜜蝋を紹介、販売するショップなのですが、その背景に見える「私にできること」のメッセージボート、そして、ひときわ目立つハチドリのデザインの本・・・・


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ご存知の方もいらっしゃると思いますが、それは

『私にできること』 ?地球の冷やし方?
ISBN4-9901663-2-9
サイズ:A5版 / 32P
発行:ゆっくり堂

定価:300円(税込)
企画:ハチドリ計画
挿画:マイケル・ニコス・ヤグラナス

という本です。

南アメリカ、赤道直下のアンデス地方に古くから伝わるお話を、明治学院大学教授・ナマケモノ倶楽部主宰の辻信一先生が訳された短い短いお話です。
この短い物語に呼応し、坂本龍一氏、セヴァン・スズキ氏、CWニコル氏、ワンガリ・マータイ氏らが呼応し、それぞれの「私にできること」のメッセージが連ねられていきました。
先の港南台タウンカフェのメッセージボードにも、一人ひとりの「私にできること」が書かれています。

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昨日、この物語を伝えたご本人、ルース=マリーナ・ヴェガ(Luz Marina Vega)さんから直接この物語を聞くことができる機会に恵まれました。
しかも、それを訳しご紹介された辻信一先生の解説つきで!

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アウキ・ティトゥアニャ夫妻(右がハチドリの物語を伝えたルース=マリーナ・ヴェガ(アルカマリ)さん:戸塚善了寺にて)

 

環境問題への取組みは、実に壮大なテーマで、では具体的にどのような行動をしてよいのか途方にくれてしまうかも知れません。
けれども、私たち一人ひとりの行動が積み重なって環境問題を引き起こしているのならば、逆に考えて、地球を冷やすことができるのも私たち一人ひとりの行動であるはずです。
それぞれが「私にできること」を実践し、ポトリ、ポトリと滴を落としていくことにより何かが変わっていくはずです。


冒頭の物語の続きです。


クリキンディはこう答えました

「私は、私にできることをしているだけ」



皆さんの「私にできること」は何でしょうか?

■関連リンク

ハチドリ計画




追伸

ルース=マリーナ・ヴェガ(Luz Marina Vega)さんは、南アメリカ・エクアドル・コタカチ郡の現知事であるアウキ・ティトゥアニャ(Auki Tituana)氏の奥さんです。
ご夫妻から伺った話について、追ってご紹介していきます。

投稿者: kameno 日時: 9:09 PM | | コメント (4)

地衣類と熊楠マンダラ・エコロジー

春彼岸の入りの日を迎えました。
貞昌院では定期的に行っている墓地清掃も終わり、気持ちよくお参りできることと存じます。

さて、古い墓石を見ると、さまざまな模様がついていることに気がつくことでしょう。

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この模様は、菌糸からできている地衣類(ちいるい)という菌類と藻類からなる共生生物によるものです。


植物の一種であるコケと似ていますが全く異なるものです。


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この地衣類の模様を見るたびに南方熊楠(1867-1941)が想起されます。
(もし天才がいるとすれば、きっと彼のような人のことを言うのでしょう)
18カ国語をマスターし、博物学・生物学・民俗学・宗教学・性愛学・環境学などの様々な分野の学問を究めました。
 
 

チベットでは中国中央政府による軍事介入が行われていますが、日本においては明治政府による神道の純化が強制的に行われ、記紀神話や延喜式神名帳に名のあるもの以外の神々を排滅し、数多くの神社が廃社となり、神社林が破壊されていきました。
南方熊楠は、拘留されたり罰金を課せられながらも政府に対し果敢にも闘い続けました。

「吉野・大峯」「熊野三山」「高野山」の「山岳霊場」と「参詣道」から成る『紀伊山地の霊場と参詣道』が日本で唯一、世界でも類を見ない資産として世界遺産に登録されたのも、南方熊楠がいたからこそと言っても過言ではないでしょう。

日本で最初に「エコロジー」という言葉を用いたのも南方熊楠。

「森林伐採は絶妙なバランスの上に立つエコロジーを壊し、農業・漁業にも悪影響を及ぼす。自然の破壊は人間の破壊につながるのが原理」ということを明治の時代に提言してきた、その先見性には驚くばかりです。

「千百年来斧を入れざりし森は、関係はなはだ密接錯雑いたし、近ごろエコロジーと申し、この相互の関係を研究する特殊専門の学問さえ出で来たりおることに御座候」(和歌山県知事・川村竹治宛書簡より)

それを端的に示したものが熊楠マンダラでしょう。
当時ロンドン・パリ間で交わされた土宜法竜(1854-1923)老師との往復書簡にて描かれた物、事、こころに関する図です。

今、我々はそこに、現実を変えていこうとする社会的実践を放棄し、「信」や「行」という精神の世界にたてこもり、ただひたすら現状を肯定する保守の姿勢を見出すことになる。あるいは、そう見られてもしかたのない、社会的な実践体系しか仏教はもたなかった、といってもいいだろう。 そこには近代における仏教僧の苦さがある。 近代以前の社会では、物と心の微妙なバランスの間隙をぬうようにして、精神の側から社会へアプローチし、物そのものの流れを統御しようとする仏教の社会実践の体系が、まだ商品が社会のなかで大きな役割を担うにいたらない段階においてはある実効性をもっていたからだ。

『南方熊楠を知る事典』講談社現代新書、1993年


南方熊楠の時代から100年経過した今日、私たちはちっとも進化していないように感じます。


 
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地衣類、特に梅の古株や墓石などにみられるウメノキゴケ類は、二酸化硫黄濃度が年平均0.020ppm以上の環境では生育することができません。
そのため、環境の変化を読み取る指標生物として利用できます。
手軽に観察できますので、ぜひ墓参の折にでも着目してみてください。


ウメノキゴケ類で空気の汚れをしらべよう


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(裏庭ではこのように苔と共存する面白い光景が見られました)

地衣類が見られなくなるほど環境が悪化しないよう、意識を持ち続けることも大切です。
こうしてみると、石の上に見られる模様に対する見方も変わってくるのではないでしょうか。

曹洞宗宗門では、全国寺院を中心に2000箇所に降雨のPh測定装置を配布し、グリーン・ウォッチング(酸性雨観測)として酸性雨の調査を行ってきました。
もし、私がこの企画を行うとしたら、これに付随して墓石などの地衣類の定期観察を加えたと思います。

なぜなら、特別高価な観察機材もいらない。そして何より寺院には墓石や古木などが豊富にあります。
酸性雨のPhと地衣類の分布を、全国的に面的・時系列的にデータを収集し、分析を行うと、これは学術的に貴重なものになるはずです。

投稿者: kameno 日時: 4:52 AM | | コメント (0)

グリーンプランの実践として

曹洞宗においては、仏両祖のみ教えを基本に、深く時代を見極め、「宗門に何が求められているのか、何をなすべきか」を熟慮し、布教綱領「まごころに生きる」の実践の一つとして、地球環境を守り自然と共に生きていく、「グリーン・プラン」運動を進めているところです。

振り返ってみれば、もともと禅寺は自給自足が原則の生活を営んでおりましたし、究極のリサイクルシステムが確立しています。

大本山永平寺には「杓底の一残水、流れを汲む千億の人」という石碑が門前に建っています。自然は大切であり、今使わせていただける水は、必要以上に使って無駄にしてはならない・・・・後の世の人のために半杓のお水をお返ししたいという心が、何百年も綿々と受け継がれています。

では、今の私たちには何が出来るのでしょうか。
高度経済成長の進展は、生活の豊かさをもたらし、寺院においても様々な電化製品が導入されるようになりましたが、資源を大切にするという意識はもとより、資源を自ら生み出すということは、自ら食する米や野菜を庭で育てることと同様の意義があるはずです。


本日、宗門の研究所の方々が研修のため貞昌院にお越しになりました。
平成15年度新エネルギー非営利促進事業として設置導入した太陽光発電設備の見学がその主たる目的です。

丁度、偶然にも一時間前に発電設備設置でお世話になった(株)スカイテックの担当の方が施設点検のためにお見えになっており、一緒に施設見学を行いました。

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施設見学の後は、環境談議に花が咲きます。

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昨年度、曹洞宗総合研究センターの学術大会で発表した際のまとめと提言をご紹介いたします。


■まとめと提言

環境問題への意識の高まりとともに、太陽光発電設備の全国における累計設置発電容量は、2004年までに住宅用、公共産業用合わせて113.2万キロワット(総合資源エネルギー調査会調査)と、急速に増大している。また、新エネルギー利用等の促進に関する特別措置法に基づく基本方針に掲げる導入目標において、2010年に482万キロワットという設定がされている。

このような背景のもと、「グリーンプラン」の実践として、全国の曹洞宗寺院に新エネルギーによる発電設備、特に太陽光発電装置を導入していく事例が増えている。これまでは、寺院個々の「点」としての活動であった。しかし、その設置事例が増えていくにしたがって、それぞれが連携して「面」としての情報として体系化することは重要である。

特に、全国に1万4千もの寺院と多くの檀信徒をもつ曹洞宗は、環境施策においても大きな力を発揮する事ができるだろう。寺院の有する境内地を活用するだけでも計り知れない可能性を持っている。
宗門が主導率先し、各寺院・檀信徒が連携して新エネルギー導入を推進していく事は、「グリーン・プラン」の実践として重要な案件である。また、その情報を宗門がリアルタイムに把握し、発信していくことにより、その価値をさらに高めることができる。

そのために、新エネルギー設備導入にあたり、初期投資費用の補助や、技術的導入の指針、宗費減免や褒章制度など、普及推進に向けた具体策を実現させていくことは重要な施策といえよう。これまでの実績を踏まえ、今後どのようなことが可能かを列挙する。

(1) 新エネルギー発電設備導入に際する具体的なガイドラインを作成する。
(2) 公益法人・非営利法人に対する公的補助は、営利企業や一般住宅に比べて優遇されているが、その利用に関する情報を寺院に向け発信する。
(3) 全国寺院に発電設備がどれだけ設置運用されているかを把握し、発電実績を集約して体系付けて公表する。
(4) グリーン電力証書システムを活用し、化石燃料削減・ CO2排出削減などといった価値を全国レベルで具体化させる。
(5) 新エネルギー発電設備に関する補助金を曹洞宗独自に設定する。
(6) 宗費減免や褒章制度を宗制として定める。
(7) 宗門各機関や寺院がISO14001の認証を取得することをめざして活動を展開する。


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投稿者: kameno 日時: 4:47 PM | | コメント (0)

ホンダワラが日本を救う

海藻からバイオエタノール、日本海で生産構想


地球温暖化対策で注目されているバイオエタノールを、海藻のホンダワラ類からつくる計画が進んでいる。養殖や製造の基礎技術がほぼ確立したことを受け、日本海に巨大養殖場を設ける構想。日本のガソリン販売量のほぼ3分の1に相当する量になるという。バイオエタノールの原料となる穀物の高騰が問題となっているが、ほとんど食用にならないホンダワラ類が解決策の主役になる可能性が出てきた。
研究を進めるのは、三菱総合研究所や京都府立海洋センター、東京海洋大などのグループ。3月12日に東京都内で開くシンポジウムで詳細な研究報告を行い、実現に向けた検討をする。
竹野功璽(こうじ)・京都府立海洋センター主任研究員らは01年から日本海で、ホンダワラの養殖実験を開始。ロープに付着させた30センチの苗が半年で1?3メートルに成長することを確認した。一方、海藻のアオサ類を使った三菱総研などの実験で、乾燥重量100グラムあたり約30ミリリットルのエタノールが製造できるとわかった。ホンダワラ類にも応用でき、バイオエタノールの量産化に道が開けたという。
構想では、日本海沖合で比較的浅い「大和堆(やまとたい)」の水深約400メートルを中心とした海域に養殖場をつくる。ホンダワラ類を植え付ける太さ約3センチのロープを100本前後組み合わせた養殖ユニット(100メートル四方)を四国の半分強の広さにあたる約1万平方キロに並べる。沖合を活用するため、沿岸の生態系を守れる特長がある。
年間に乾燥重量で約6500万トンの収穫が見込まれ、約2000万キロリットルのバイオエタノールを製造できる計算になる。
(朝日新聞2008年2月27日) 


今月15日、農林水産省は政府が民間に売り渡す4-9月の輸入小麦価格を30%値上げすると発表しました。
輸入小麦価格はこれまでも段階的に引き上げられており、食品全体の大幅な値上げは避けられないでしょう。

この一因として、原油価格の高騰と、穀物からのバイオ燃料生産の増加が挙げられます。
バイオ燃料として、これまで飼料として生産されていたトウモロコシなどが流用されると、その代替に小麦が使用されて小麦の需要は増加します。
EU全体では2010年までに自動車の約6%程度をバイオ燃料とする計画であり、日本でも政府主導でバイオ燃料の導入が積極的になされています。

以前、バイオ燃料の功罪 という記事において、バイオ燃料の欠点として


(1)化石燃料よりもエネルギー密度が低いため、収集にコストがかかる 
(2)穀物利用の場合、食糧と競合する場合がある
(3)持続的な利用をしなければ熱帯雨林の破壊や農地の圧迫などの問題がある。

という指摘をし、さらに

(1)バイオ燃料生産のために、熱帯雨林などの森林開発を行うのは本末転倒。
(2)既にある農地を転用して、バイオ燃料の原料となる植物を植えるべきではない。
(3)バイオ燃料の原料として、人間や家畜などの食料となりうる部分を用いるのは、たとえコストが低くても行うべきではない。

という三点を主張しました。

環境に優しいはずのバイオ燃料が、結果的に地球全体の環境を悪化させるという悪循環に陥る構図がみられるからです。

 

しかし、バイオ燃料もその生産方法によっては本来の(地球環境をまもる)目的に沿った形で生産することが可能です。
冒頭の記事にある海藻のホンダワラ類によるバイオ燃料の生産は、まさにその最たる事例といえます。


特に、日本は膨大な排他的経済水域を有する海洋国です。


これも、前に 海洋基本法に基づき海洋相を設置 という記事の中で書きましたが、日本は、国土面積は約38万km2 で、世界第60位ですが、領海面積(内水を含む) は43万km2、領海(内水を含む)+接続水域は74万km2となり、膨大な水域を保有しています。

さらに、領海と排他的経済水域(EEZ)を合わせた水域面積で約447万km2であり、これは世界第6位の位置を占めます。
国土面積と合計すれば約485万km2(世界第9位)。
日本は偏狭な国であるという認識は間違いであることがわかります。

そして、日本の周囲は、その沿岸を暖流(黒潮、対馬海流)と寒流(親潮、リマン海流)が流れ、世界中で有数の多様な海藻が分布する海域となっています。

ホンダワラといえば、海水浴などでよく見かける、砂浜に打ち上げられているあの海草です。
褐藻類のホンダワラ科に属する海藻の一種であり、群生して大きく生長し、海の森ともいえる「藻場」を形成します。

ホンダワラの海
(C)yossum-tt

 
ここで、ホンダワラ類を利用してバイオ燃料を作る意味を列記してみます。
日本ならではの特徴も多数含まれます。
逆に言えば、日本でこれをやらなければ何処でやるのか!ということがわかります。


■世界第6位の広さを誇る排他的経済水域を有効に利用できる
■ホンダワラは食料との競合がない
■成長に伴い二酸化炭素の吸収を行う(燃料として燃やしてもカーボンニュートラルとなる)
■海域の富栄養化を防ぎ、水質の浄化を行う
■海の森、藻場を形成し、魚類を育む
■安定的なエネルギーの自給率を高める

このようにいいこと尽くめです。
(もちろん課題も多いでしょうけれど)


ホンダワラ類の養殖件研究については、下記のサイトが参考になります。

京都府立海洋センター 季報 第83号 ホンダワラの種苗生産と海面養殖

 


約1万平方キロの養殖場で日本のガソリン販売量のほぼ3分の1に相当する量が生産できるのであれば、日本海に大きな油田ができたことと同じです。

日本には都市鉱山と併せて、このような資源が潜在的に眠っているのです。
ホンダワラ類によるバイオ燃料が成功することを願っています。

投稿者: kameno 日時: 12:01 AM | | コメント (2)

大量廃棄社会からの脱却

横浜新道・今井インター付近に大きなゴミの山があります。
この写真は数年前に撮影したものですが、ここを通るたびに山の形が変貌しております。
資源化されないゴミが集積され、処分されていく様子を如実に見ることができます。
現代社会の象徴とも言える光景です。
これらのゴミはこれから最終処分場へ埋立てられるのでしょう。

20080218-13.jpg


しかしながら、近年はゴミの分別収集も進み、ごみを再資源化される割合も増えてきました。

横浜市では 「ヨコハマはG30」と称し
・発生抑制= できるだけごみを出さない工夫をする。
・再使用= 使い終わったものでも、できるだけくり返し使う。
・再生利用= 再使用できないものは、原材料として使用する。
・熱回収= 再生利用できないものは、その熱エネルギーを利用する。
・適正処分= どうしても処分せざるを得ないものは、きちんと処分する。

を推進しています。

具体的には

●3R運動の推進
●事業系古紙の分別排出の徹底
●建設木くずの資源化促進
●食品関連事業者に対する食品リサイクルの推進
●容器包装類の店頭回収促進
●缶・びん・ペットボトルのリサイクル推進

ということなのですが・・・・・・・・先日その現場を体験してきました。


市内各地から集積された資源ごみが運び込まれ集められます。

20080218-03.jpg

まだ各家庭から出されたままの状態です。
中身はビン、カン、ペットボトルなど。
きちんと分別されているでしょうか・・・・・

20080218-04.jpg

集積された資源ごみはブルトーザーで掻きまわされ、運ばれ・・・・

20080218-05.jpg


ゴミ袋から出され、べルトコンベヤに載せられていきます。
まずは、ここでビン、カン以外のペットボトルなどを選別していきます。

20080218-06.jpg

ビン、カンのみが残されるわけですね。

20080218-07.jpg

さらにカンが選別された後、残りのビンをこちらでガラスの色により「茶」「白」「緑」などに分別していきます。


20080218-08.jpg

ビンは色ごとに選別されると、階下のストックヤードに落とされて溜まっていきます。
チャリチャリ・サラサラという音が心地良い。
この日はどういうわけか「白」のビンが少なかったり・・・・

20080218-09.jpg

ペットボトルは圧縮されてこのような形に。

20080218-10.jpg

カンも圧縮されてこのような形に。

20080218-11.jpg

これから再資源化されるために、それぞれの工場に運ばれていきます。
屋外には樹木の枝や、路盤材のストックヤードがあります。

20080218-12.jpg

再資源化には多くの人手が必要になります。
その手間を少しでも軽減するために、ゴミを出来るだけ出さない工夫、分別してゴミを出すということが大切なのです。


私たちは大量消費大量廃棄の生活を反省する時期にあります。 消費のしかた、ゴミの出し方をよく考えた上での消費行動が必要ですね。

ゴミを出さない工夫も必要ですし、「都市鉱山(urban-mine)」」と呼ばれるように、廃棄物からの再資源化ははまさに「宝の鉱山」でありますので、資源のほとんどを輸入に頼っている日本においては、再資源化は大きな課題となります。
私たちに明るい未来が訪れるかどうかは、今の私たちの行動によって変わっていくはずです。

さらに言えば、禅寺には何百年前から蓄積された、究極の3Rシステムのノウハウがあります。
この側面からも、現代社会に貢献することができるのではないかと考えています。


20080218-02.jpg



関連記事

都市鉱山:日本は世界一 金・銀・鉛・インジウムの存在量(毎日新聞)
都市に鉱脈(読売新聞)
「ヨコハマはG30」(横浜市資源循環局)

投稿者: kameno 日時: 10:19 AM | | コメント (0)

太陽光発電4年余の記録

貞昌院の太陽光発電設備は、平成15年度NEDO・新エネルギー非営利活動促進事業として平成15年(2003年)11月4日より5.5kWの太陽光発電設備を運用しています。

運用から4年2ヶ月(ちょうど50ヶ月)が経過しました。
新年にあたり、これまでの月別発電量の推移をグラフにしてみました。

solor2007.jpg

オレンジ色が昨年、2007年の発電量ですが、3月、5月、6月、8月の発電量が多くなっていることがわかります。
晴天率が高く、日照時間が長かったことの結果といえます。

太陽光発電は、風力発電設備のような駆動部分が無く、メンテナンスに殆んど手間がかからないという特長があります。
実際、設置してから一度も修理をしたことがありませんし、パネル面を掃除したこともありません。
それでも、発電量の推移を見てわかるとおり、ほとんど発電効率は落ちていないことがわかります。
これが一番の長所といえるでしょう。

一年間の発電量の合計の推移は

2003年  584 KWh
2004年 6,221 KWh
2005年 6,000 KWh
2006年 5,137 KWh
2007年 5,909 KWh
------------------
総計  23,851 KWh

(設置年の2003年は参考値として掲載しています)

となりました。
 


設置(2003年11月)から2007年末までの 50ヶ月間での発電総計 23,851 KWh の環境貢献の目安を参考までに記します。

■二酸化炭素排出抑制量
7,498 kg-CO2

■森林面積換算
2.1 ha

■原油節約換算
5,414 リットル


最近は環境意識の向上から、自然エネルギー発電設備を設置する企業が増えました。
また、発電設備を自前で持っていなくとも、グリーン電力証書などを利用し、大規模な自然エネルギー発電設備から電力を購入して、環境貢献を行うこともできます。



グリーン電力証書

あるAという企業が風力など自然エネルギーで起こした電気を使いたいと希望すると、日本自然エネルギー株式会社がA社に代って風力発電会社に発電を頼みます。こうして実際に風力で発電した証として「グリーン電力証書」が発行されます。
A社は電気料金のほかに、プレミア料金をつけて支払うことにより自然エネルギーの開発・普及をサポートする会社として社会的に認められることになります


貞昌院では、敷地内に自前の太陽光発電設備を設置してありますので、グリーン電力証書のしくみを使わずとも、実際に使用する電力の8割程度は太陽光発電の電力でまかなうことができています。
ということで、このブログを動かしている貞昌院サーバーも、直接太陽光発電の電力で稼動しているわけですので、シンボルマークを作ってみました。

green.jpg



■詳細報告はこちら
貞昌院太陽光発電設のページ

投稿者: kameno 日時: 11:38 PM | | コメント (0)

杓子定規

杓子定規 (しゃくしじょうぎ)

状況に当たって適時な判断を取ることができない人間、あるいはそのさま。
(語源的には、「杓子」という、本来は曲がっているものを「定規」の代わりに使う、という、無理に道理を合わせる、という意)



先日、ある役職の引継ぎに当たり、最新の住宅地図をいただきました。
それを見て
  。  。
 / / ポーン!
( Д )

jyutaku-map.jpg


庫裏の説明が、「太陽光発電設備」となっています。

jyutaku-map2.jpg

貞昌院庫裏の屋根の上に設置してある太陽光発電パネルがよほど印象的だったのでしょうか。
ある意味、普及啓蒙という本来の目的を果たしているといえそうですが。

それから、「天照山貞昌院」と記載されておりますが、「天神山貞昌院」の間違いです。

・・・・・と、この場で言っても仕方が無いので訂正のお願いを地図会社に依頼しました。


ここからが本題ですが、今、SOTO禅インターナショナルでは、海外寺院ガイドブックを製作しています。
これまで、海外にある曹洞宗寺院の情報をまとめたものは、ほとんどありませんでした。

そのために、一から編集作業をコツコツと進めてきたところでありますが、ようやくそのプレビュー版が出来上がり、昨日、そのプレビュー版を役員・元国際布教師の皆様にお披露目する段になりました。
やはりこのような情報を集約する冊子は間違いがつきものです。
いかに正確な情報を集め、それを的確に表現するかが重要でありますが、受取った方が


  。  。
 / / ポーン!
( Д )


このようにならないよう、充分に留意していきたいと思っています。
SOTO禅インターナショナル会員の皆様には年末にプレビュー版をお届けできると思います。
その際、校正用紙も同封させていただきます。
各方面からいただきました校正内容を反映した上で、最終的に来年彼岸の頃までに完成できたらと考えています。

投稿者: kameno 日時: 11:34 PM | | コメント (0)

落ち葉たちの行く末

昨日のエントリーでご紹介したとおり、連日の落ち葉掃きでたくさんの落ち葉たちが集まります。
最近は法律で落ち葉焚きも禁止されていますので、処分する場合は事業ゴミとして出さなければならなくなりました。

ささやかな抵抗として、集めた落ち葉はなるべく山の頂上へ持って行って自然の土に還すようにしています。

20071211-01.jpg


運ぶのは大変ですが、少しでもゴミを減らすことが出来るよう、そしていのちの循環の一助になるようにと考えています。


■昨年の記事
いのちの循環システム

で撒かれた落ち葉たちは、このように新たな土となって、木々を育んでいます。

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そして、毎年このサイクルは繰返されていきます。

投稿者: kameno 日時: 2:08 PM | | コメント (4)

150万本植樹行動

横浜港を見守ってきた玉楠 の中でご紹介した横浜市の150万本植樹行動に参加表明をしたところ、植樹行動に協力する企業・団体リストに掲載されました。

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市街地にあって、寺院境内地は貴重な緑を提供できる場所です。
積極的に緑地保全をし、植樹活動を展開していくことは大事なことだと考えています。

もっともっとご寺院さんの植樹行動ネットワークが広がっていくといいですね。

なお、この植樹行動は個人でも参加できます。
詳細を掲載いたします。


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横浜市では開港150年記念事業の一つとして、150万本植樹行動を展開しています。

・横浜市在住、在勤の方
・市内での植樹
・18年4月以降の植樹
・大きな樹木だけでなく、低木や鉢植えでもよい

以上の条件を満たし、横浜市に植樹の登録をすることにより、150万本の中にカウントされることになります。
詳細は横浜市環境創造局のサイトをご覧ください

⇒ 市民の植樹情報の募集



■関連記事
貞昌院花いっぱい計画

投稿者: kameno 日時: 1:54 PM | | コメント (0)

ライトアップと環境への影響

秋の夜長といわれるように、秋彼岸から冬至にかけて日に日に日没の時間が早まってきています。
また、最近は都市空間を魅力的に演出したり、自然(桜、紅葉など)を美しく照らし出すライトアップの事例がが多くなってきました。

これからクリスマスシーズンに向けて、一般住宅でも電飾を施すことも一般化しており、ますます夜間照明はにぎやかさを増すばかりです。

日本におけるライトアップは、神戸ポートタワー(1963年)がその始まりといわれています。
そして、照明デザイナー石井幹子氏による東京タワーのライトアップ(1989年)以降、各地で盛んになり、いまや都市景観の一つとして欠かせない存在となりました。

このような美しいライトアップも、問題点が無いわけではありません。


ライトアップによる景観の美化が過剰ではないかという意見です。
また、自然環境への影響も問題視されるところです。
動植物には日照時間を体内リズムの調節に利用しているため、例えば長日植物や短日植物には直接の影響を及ぼすでしょうし、人間の生活パターンにも影響を与える可能性もあります。


環境省(当時環境庁)では照明による環境影響について下記のように分類しています。

■照明による環境影響

(1) 動植物への影響
 (a) 野生動植物
  ?昆虫類?哺乳類・両生類・爬虫類?鳥類?魚類?植物?生態系
 (b) 農作物・家畜
  ?農作物?家畜
(2) 人間の諸活動への影響
 (a) 天体観測への影響
 (b) 居住者への影響(住居窓面)
 (c) 歩行者への影響
 (d) 交通機関への影響
  ?自動車?船舶・航空機

『光害対策ガイドライン』1998年3月環境庁

このような一連の問題は光害(ひかりがい)と呼ばれます。

経済的な面ではどうでしょうか。


■東京タワー
ライトの数=176個
点灯時間=日没から午前0時まで
電気代=1日約25,000円

■東京都庁
ライトの数=287基
点灯時間=日没後約4時間
電気代=1日約 2,000円

■横浜ベイブリッジ
ライトの数は=264個
点灯時間=日没から午前0時
その電気代は1日およそ36,667円

これを高い(浪費)と見るのか、景観演出の有効な手段のひとつと見るのかは様々でしょう。
みなさんはどのようにお感じでしょうか。

ちなみに大船観音寺は2個のハロゲンランプにて日没から9時までオレンジ色の光で照らし出されています。


そのような中、ライトアップで有名な京都・高台寺では境内のライトアップを自然エネルギーで行うという試みがなされています。


koudaiji.jpg

太陽光発電でライトアップ―高台寺


三洋電機の太陽電池を使って夜間ライトアップされている高台寺の庭(京都市東山区)。
電源車が昼間に太陽光で電池に充電している。1日最大24キログラムの二酸化炭素を削減するのと同じ効果という。12月9日まで。
(時事通信 11月3日)





この報道は、高台寺と三洋電機による協働事業によるライトアップに対するものです。
華やかなライトアップですね?
高台寺は元々は曹洞宗の寺院(現在は臨済宗)ですが、北政所も400年後にこんな形でライトアップされるとは夢にも思わなかったでしょうね(余談)。

このライトアップは、アート・ディレクター東泉一郎氏による映像作品で、水滴や花や人の手など、躍動する生命を表現しているそうです。
境内には樹脂製の蓄光石もちりばめられており、幻想的な光を放ちながら異空間を演出しています。





高台寺と三洋電機の"共創"によるエコロジーライトアップについて

<テーマ>「地球といのちがよろこぶライトアップ」


 三洋電機株式会社は、10月26日(金)?12月9日(日)に高台寺(京都市東山区)で開催される「秋の特別夜間拝観」において、高台寺とのコラボレーションによるライトアップを行います。
 高台寺の方丈前庭 波心庭において、光・映像・音を用いた動きのあるライトアップを実施。ライトアップには、当社の太陽光発電システムを搭載したソーラー電源車「ソーラービークル」で発電した電力を一部活用しています。また、太陽光や蛍光灯の光を吸収して発光する「蓄光石」を用いるなど、光のエネルギーを活かした「地球といのちがよろこぶライトアップ」を展開します。
 三洋電機は、ブランドビジョン「Think GAIA」のもと、「エコロジーライトアップ」という新しいライトアップのスタイルを今後も提案していきます。




この報道ですが、ライトアップ全体を賄っているわけではなく、ソーラービークルでの給電量は蛍光灯30本×6時間分に留まるとのことです。
具体的には、境内のライトアップで使用するプロジェクター3基のうち1基分の電力がソーラービークルにより供給されます。
これによりライトアップ期間(45日間)でCO2が 1.08トン (24kg×45=1080kg) 削減されるそうです。
逆に言えば、ライトアップにより、CO2が 2.16トン分浪費されることになるわけですね。


それでも、環境配慮のアピールはできるのでしょうか・・・かなり大々的に報道されております。

環境や光害に対する配慮を充分に行った上でのライトアップは良いのですが、パチンコ屋のサーチライトや広告看板、ネオンサインなど、無秩序なライトアップだけは勘弁して欲しいものです。

投稿者: kameno 日時: 5:04 PM | | コメント (4)

横浜港を見守ってきた玉楠

玉楠(たまくす)とは、横浜港に程近い横浜開港資料館の中庭で大きく葉を広げているタブノキのことです。
まだ横浜が小さな漁村だった頃からこの地にあり、ペリー来航、日米和親条約の締結など、横浜開港の歴史を見守り続けてきた歴史の証人の木です。

まずは、Googleの航空写真でこの木を見てみましょう。
開港記念館のマークのあるところに見える大きな木が、玉楠の木です。



拡大地図を表示

この木は大きく二度に亘り危機的な状況となりました。
一度目は慶応2年の大火による焼失。
そのため、江戸期に大木だった玉楠は、明治期の絵や写真には見当たらず若木のように描かれています。
その後、消失した木の根元からひこばえが生え、蘇ったものだと考えられています。

そして二度目は関東大震災。
大木まで成長した玉楠は、震災による大火災で再度焼失してしまいました。
しかし、この火災にも耐え、根から発芽したひこばえが成長し、現在のような立派な姿となったのです。

詳細は 横浜開港資料館のサイト をご参照下さい。



◆提督の子孫訪日 玉楠との再会「素晴らしい」 


 2005年5月19日、横浜港大さん橋(横浜市中区)に近い横浜開港資料館を、ペリー提督の子孫ら約20人が、初めて訪れた。一行を待ち構えていたのは、同館の中庭で枝を伸ばすタブノキ(通称・玉楠の木)。元同館調査研究員の伊藤久子(61)が、「ペリーの横浜上陸」(ハイネ画)の右端に描かれた巨樹が、時を経て残っていると説明すると、「マーベラス(素晴らしい)」という声が上がった。

 関東大震災で一度は焼けたが、新たな芽が出て再生した歴史の証人。提督の目にも映ったであろう玉楠と、子孫との約150年ぶりの“再会”に、伊藤の心も震えた。「どんなに時が流れても歴史の記憶は、人と人とを結びつける」
(読売新聞 特集)



さて、このような玉楠をご紹介したのには訳があります。

横浜港は2009年に開港150周年記念を迎えます。
その記念事業の一つとして玉楠の育て親が公募され、そこに申し込んだところ抽選に当たり、この度行われた「たまくすの育て親講座」に参加してきたからです。
開港資料館の玉楠から採取された実を育て、2年後に大きくなった苗木を持ち寄って植樹しようというプロジェクトです。

暴風雨の悪天候でしたが会場には50人ほど集まりました。
(NHKの取材も来ていましたので、いつかこの講座の様子が放送されるかもしれないです)

このプロジェクトは、単に種を配布するのではなく、玉楠の歴史の学習、玉楠の育て方講座、土作り、鉢植えといったプログラムが半日に亘り行われ、その上で種と発芽した苗木が配布されるという、本格的なものです。

半年ごとに育成状況の報告も義務付けられます。

今日の講座で配布された開港資料館の玉楠の種と苗木です。

20071027-05.jpg 20071027-06.jpg
 

今はまだまだ小さな苗や種ですが、大きくなるよう大切に育てていきたいと思います。



【追加情報1】

yslogo.jpg

横浜市では開港150年記念事業の一つとして、150万本植樹行動を展開しています。

・横浜市在住、在勤の方
・市内での植樹
・18年4月以降の植樹
・大きな樹木だけでなく、低木や鉢植えでもよい

以上の条件を満たし、横浜市に植樹の登録をすることにより、150万本の中にカウントされることになります。
詳細は横浜市環境創造局のサイトをご覧ください

⇒ 市民の植樹情報の募集


【追加情報2】

tamakusu.jpg 横浜開港150周年記念事業マスコットキャラクター愛称募集

生れたての「横浜開港150周年記念事業マスコットキャラクター」には、まだ名前がありません。
玉楠の木と船をデザインした、いわゆる ゆるキャラです。
あなたも横浜開港150周年記念事業マスコットキャラクターの名付け親に!

募集期間 平成19年年11月1日(木)?平成19年11月28日(水)
応募資格 横浜開港150周年に関心のある方ならどなたでも
賞および副賞
(1)グランプリ 1点 副賞30万円
(2)優秀賞   1点 副賞10万円
(3)佳 作   1点 副賞 5万円

投稿者: kameno 日時: 12:46 AM | | コメント (0)

瀬上の森・ゲンジボタルの危機

旧金沢市民の森の保全へ/横浜市と京浜急行電鉄

横浜市と京浜急行電鉄は二十六日までに、「旧金沢市民の森」(七六・五ヘクタール)の緑地を保全することで基本合意した。市と土地所有者・京急の約十年にわたる協議がまとまり、二〇〇八年三月までに基本協定を締結する。同森は、「横浜七大緑地」の一つである円海山周辺地区にある豊かな自然環境に恵まれた緑地。市民らに憩いの場として親しまれている。横浜市の緑地保全策の推進に弾みがつきそうだ。
三五・六ヘクタールの土地(地図のA地区)と一・五ヘクタール(同D地区)を市が京急から五十億円程度で取得し、一〇・一ヘクタール(同C地区)は京急が市に寄付する。二九・三ヘクタール(同B地区)は、京急が土地をそのまま所有し、市が「市民の森」として指定し十年以上、整備する。
<中略>
国内で地球温暖化防止などの動きが高まる中、同森の緑地と自然を保存しようという機運が高まり、土地の約半分を市が取得する一方、京急が一部を寄付することなどを受け、基本合意に至ったものとみられる。

一方、横浜市内の緑地については、ホタルの生息地として知られる「瀬上沢」(通称・瀬上の森、栄区上郷町)で大規模開発計画が浮上している。瀬上沢は、円海山のふもとに広がる約三三・五ヘクタールの市街化調整区域。市民グループが約一万五千人の署名を添え、市と市会に計画の中止と緑地の全面保全を要望している。
旧金沢市民の森の保全により、瀬上沢開発にも保全の動きが進むのか、注目される。
(神奈川新聞)


横浜市港南区?栄区にまたがる円海山を中心とした広大な緑地があります。
市街化が進む横浜にあっては貴重な緑地でありますが、そのうち76.5haについての緑地を保全することになったという嬉しいニュースです。

しかし、その一方、その緑地に隣接する瀬上沢の33.5haの市街化調整区域に大規模な開発計画が進行しています。
開発主体は東急建設。
事業名称は仮称「上郷開発事業」です。

瀬上沢は「瀬上の森」として親しまれている瀬上池から流れる清らかな沢を中心とした緑地です。
瀬上沢近辺のGoogle航空写真を参考にご覧ください。



拡大地図を表示


この「上郷開発事業」は、実は19年前に一度開発計画に伴うアセスメントが実施されましたが、事業凍結されたという経緯があります。
そこで、東急建設はその開発計画のうち保全緑地を50%に増やし、緑地部分を横浜市に寄付する形を取り、高層建築を低層に変更するなど環境を多少考慮した計画に変更して再度開発計画を打ち出してきました。

しかしながら、従前の計画には無かったショッピングセンターのような商業施設が追加されるなど、疑問に思える計画でもあります。

計画図をGoogleの航空写真と縮尺を合わせ、並べてみました。
ゲンジボタルの棲息する沢は住宅地にすっかり飲み込まれてしまいます。

20071006-03.jpg


この瀬上沢がなぜ貴重かというと、横浜市内最大のゲンジボタルの棲息地であり、その他多様な生物を育む広大な森であるからに他なりません。

下の写真は、私が2004年6月に瀬上沢で撮影したゲンジボタルの写真です。
撮影場所はこの記事冒頭に表示されている GoogleMapのちょうど真ん中あたりの沢沿いです。

20071006-02.jpg 20071006-01.jpg

たくさんのホタルの光跡が写っていることがわかりますでしょうか。
発生ピーク時には多くの市民が蛍鑑賞に訪れます。
このような環境が港南台駅から徒歩圏内の身近な場所にあるということがどれだけ価値のあることなのか。

一部の緑地を残すとはいえ、開発が進められれば瀬上沢の自然環境が大きく失われることは間違いありません。
ゲンジボタルの発生する沢が住宅地になってしまうわけですから、ホタルはまず壊滅的でしょう。

多様な生態系を育む豊かな森は大都市横浜にあって市民から憩いの場としてどれだけの価値があるのか計り知れません。


開発計画撤回を求めて市民グループが先月、約1万5千人分の署名を集めました。
11月までに、5万人分の署名を集める予定だそうです。

緑地保全がされるよう、よい方向に進めばいいのですが・・・・


■関連記事
舞岡公園と道路計画


■関連リンク
市民の手で瀬上沢の保全を(横濱タウン新聞)

投稿者: kameno 日時: 12:02 AM | | コメント (4)

今年8月の日射量は異常

猛暑を通り越して酷暑ともいえる今年の夏でしたが、太陽光発電のデータを見ても、それがはっきりとわかります。

貞昌院太陽光発電の月間発電量ですが、8月にどれだけ発電したかというデータを並べてみると

平成16年  591 Kwh
平成17年  581 Kwh
平成18年  573 Kwh

と、ほぼ例年同じような発電量でしたが、今年8月は既に

平成19年  665 Kwh

となっています。
まだ8月は3日間もあるのにですよ!


折れ線グラフにしてみると、今年のデータの異常性がよく分かります。
今月はどこまで伸びるのか???

20070829-01.jpg


前に、太陽光発電の醍醐味は5月にあり という記事を書きました。

今年5月、貞昌院で使用する電力は、ほぼ太陽光エネルギーで賄うことができましたという記事です。
その時は、発電量があと一歩で消費電力量になるところだったのですが、なんと、今月に関しては発電量が消費電力量を上回っています。
(メーターの締め日が27日のため、8月の電力量データが昨日届いています)

8月にこのような記録が生れるとは!!!

20070829-02.jpg
 ↑
(注:購入電力量とは、太陽光発電電力から貞昌院消費電力を差し引いた余剰電力量=東電が買い取った電力量です)


貞昌院は今年の電力供給逼迫対策に少ないながらも貢献したわけですな。

20070829-03.jpg


太陽様様という感じです。

投稿者: kameno 日時: 9:12 AM | | コメント (0)

安禅不必須山水 滅却心頭火自涼

7月盆の終りから教区施食会(大施餓鬼会)法要がはじまり、昨日まで連日教区内及び法類御寺院様の法要に随喜させていただいておりました。
そして今日から8月のお盆・棚経が始まります。

暦の上では秋となりましたが、やはり暑い日が続いていますね。
台所の外に植えてあるゴーヤのつるが伸びること伸びること・・・・・
20070812-03.jpg


特に一昨日昨日と、全国的に記録的な猛暑となりました。


<猛暑日>水難死者・行方不明者12人 熱中症で1人死亡

 本州を中心に太平洋高気圧に覆われて全国各地で猛暑日となった11日、水の事故や、熱中症による死者が相次いだ。毎日新聞の12日午前0時現在のまとめでは、水難事故の死者・行方不明者は東京、神奈川など11都道県で計12人に上ったほか、群馬と山形で計2人が熱中症で死亡した。
 新潟県柏崎市の海水浴場で遊泳中だった東京都品川区の男性会社員(29)が沖合約70メートルの海底で見つかり、死亡が確認された。お盆休みで母親の家に遊びに来ていた。福島県新地町の地蔵川河口付近でアサリ取りをしていた男性会社員(65)や、岐阜県美濃市の板取川でアユ釣りをしていた男性(57)も水死。さらに高知県いの町の仁淀川で、キャンプ中に水遊びをしていた男児(6)が流されて行方が分からなくなるなど死者7人、行方不明者5人となった。
 また、愛知県常滑市の海水浴場に遊びに来た同県愛西市の女児(6)と、長崎県佐世保市のプールで泳いでいた宮崎県都城市の男児(4)がいずれも意識不明の重体。
 一方、熱中症では群馬県富岡市で農作業をしていた男性(68)と、山形県高畠町で80代の女性が死亡した。
 気象庁によると11日の全国最高気温は、兵庫県豊岡市の38.6度(同市の8月の観測史上最高記録)。群馬県館林市で38.3度、東京都練馬区で37.6度を観測するなど、各地で35度以上の猛暑日となった。12日も北・東日本を中心に晴れる所が多い見込み。予想最高気温は、東京都心と名古屋市で35度、大阪市と福岡市で36度。

毎日新聞


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

アメダスの気温分布を見るのもいやになるほど真っ赤です。
気象庁は、ついこの前、今夏の予測を、長雨が続いた7月に、「猛暑」から一旦「平年並み」に修正したばかりですが、一昨日、1か月予報を「猛暑」と、再度修正しています。
今年の電力需給は大丈夫でしょうか・・・・・・


報道にもあるように、熱中症や水難事故で多くの方が命を落とされています。
年々過酷になる夏ですが、対策だけは充分に心がけたいものです。


この時期に頭に浮かぶ有名な句があります。



『夏日題悟空上人院』 (夏の日に悟空上人の院に題す)

 三伏閉門披一衲 
 兼無松竹蔭房廊 
 安禅不必須山水
 滅却心頭火自涼 


この最後の句が特によく引用されますね。

心頭を滅却すれば火もおのずから涼し・・・・・・

これは、9世紀・中国唐代の詩人、杜荀鶴によるものです。
この句の引用は、『碧巌録(へきがんろく)』第43則にも見られますし、山梨県・恵林寺の山門にも掲げられています。
特に、恵林寺は、武田信玄による篤い信仰心のために建立・整備された大寺院ですが、天正10年(1582)、織田信長は山門に快川禅師、修行僧約100人を閉じこめ、焼き討ちをします。
その際、燃え盛る伽藍の中で快川禅師の遺された遺偈です。
快川禅師の心たるや、如何なるものか想像を絶します。


 

さて、この夏の時期は、冒頭で述べたように、施食法要随喜のため多くの御寺院様を廻ります。
本堂内に冷房が入っている御寺院はとても有り難いのですが、構造上などさまざまな制約のため冷房がない寺院も多く、それぞれの寺院で、暑さをやわらげ、楽しむ工夫を随所にされています。
それを見るだけでもとても豊かな気持ちになります。

例えば、
・本堂の銅板屋根全体に井戸水を流す
・風鈴を吊るす
・日よけのよしずに水を垂らす
・睡蓮の水鉢を境内各所に置く
・かき氷を配布
・打ち水
・法要途中にみなさんに冷やしたお絞りを配布・・・・・・などなど。

また、当教区では、この時期の袈裟の色は、爽やかな緑に統一しています。


貞昌院ではこのような工夫をしています。 その1 その2


法要途中は確かに、正直暑いですが、その分、時折堂内をよぎる風がとても涼しく感じたりします。
寒暑と自分とが一体となった境地には、まだ達していないのでしょうけれども、夏の暑さは我慢大会ではないですから、むしろその暑さを楽しむくらいの余裕が出来たらと思っています。


 

最近は、普段の生活の中で、どこにいても冷房が効いていて、快適に過ごすことができます。
しかし、外に出ればこの猛暑です。
外に出ることも躊躇してしまいそうです。


実は、貞昌院では、客間以外に冷房装置はついていません。

家族全員、冷房があまり好きではないということもあるのですが、ありがたいことに、貞昌院の東側?南西側にかけて、裏山があるということが大きな要因になっています。

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【写真】貞昌院庫裏より天神山を望む 左:昼 右:夜


木の効果と役割

樹木にヒートアイランド現象の抑制効果があることはよく知られていますが、木の持つ効果はその他にも多々あります。例を挙げると、(1)夏季に住宅の日射を遮る、(2)蒸散効果により都市気温を下げる、(3)騒音を緩和する、(4)大気の有害物質を濾過する、(5)腐食性の降雨から建築物を防護する、(6)風害を防ぐ、(7)火災の延焼を防止する、(8)根は土壌の浸食を防ぐ、などです。また木は、鳥や虫などの小動物の住まいともなります。
A.Moffatの研究によると、夏季の晴天時に樹木1本から860MJ/日の熱が潜熱として放散され、この樹木の蒸散効果により都市の中に気温の低いゾーンが造り出されることがわかっています。これをオアシス現象と言います。

USAのサクラメントやフェニックスで、植栽面積が25%増えれば、6月の午後2時の温度が6?10K下がることや、ロサンゼルスで植栽を14%増すと最大1.3K気温が低下するという推定例が報告されています。これらによると、住宅敷地面積の15%に当たる植栽面積を増せば、冷房デグリーデー(ほぼ冷房エネルギーに比例)が2?5%減少します。

おおさかATCグリーンエコプラザのサイトより引用



南風はこの裏山の木々を通り抜けて届きます。
山には湧水がふんだんにありますし、木々の放つ水蒸気の蒸散作用により、心地よい風が吹き抜けていきます。
ありがたいことです。

(右上のチャートは随喜させていただいた御寺院様の本堂に冷房が有るか無いかの表です。参考までにつくってみました)

投稿者: kameno 日時: 8:20 AM | | コメント (6)

全国の寺院に太陽光発電があると

毎日暑い日が続きます。
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ここのところ晴天の日が多いので、貞昌院の太陽光発電設備は毎日フル稼働です。
写真は、つい先ほど撮影した貞昌院の多結晶パネル。表面に見える模様が多結晶パネルの特長です。


【貞昌院発電設備の概要】

設備容量  5.544kw
年間発電量 5,693kwh
発電パネル SHARP NE-132AK (1200mm×802mm) 42枚


さて、地球に到達する太陽エネルギーは大気圏外で1m2当たり1.38kW、地表では、1m2当たり1kW程度となります。

貞昌院の太陽光発電パネル、NE-132AKは、一枚あたりのパネル面積 1.2m×0.802m=0.962m2
モジュール変換効率は 13.7%なので、一枚当たりのピーク発電量は 0.962×0.137 = 0.132KW = 132W ・・・・・・・・・
このパネルが42枚あるので、 42×0.132 = 5.544 kw
つまり、5.544Kw のシステムということになります。


実際には、太陽光の照射角は鉛直でないことや、曇天の影響はありますが、貞昌院のこれまでの実績を見るに、ほぼ理論値に近い数値は出ています。


太陽光パネル多結晶タイプでの変換効率は概ね14%程度ですから、地表にパネルを敷き詰めた場合、南中前後の晴天時には 1m2 あたり 0.14Kw 程度の発電が見込まれるということになります。


さて、全国には、寺院の数はどれくらいあるかというと、平成18年現在で約7万7千となっています。

■関連トピックス
お寺とマックとセブンイレブン

仮に、この寺院全てに 10Kwの太陽光発電設備を設置した場合には、77万Kwの発電所を設置したのと同等になります。
(ただし、この発電量は一日中確保できるわけではなく、日中、晴天かつ太陽が南中している時の値です)

当然、夜間は発電しない訳ですが、電力消費のピークは晴天時、昼過ぎに訪れますので、ピークカットには大いに貢献します。
つまり、発電設備は、想定される最大電力消費をもとに設置運用されるわけですが、最大電力消費が抑えられる分、余計な発電設備が不要となります。


本年は特に新潟県中越沖地震で、柏崎原子力発電所が停止する事態になっています。
日本の発電は、原子力発電所にたよる現状にありますが、原子力発電所の安全性にも疑問がありますし、一箇所集中での大規模な発電設備というシステムも、被災により全体が麻痺するという脆弱性も露呈しました。


東電:夏の電力綱渡り 柏崎刈羽原発停止命令で


新潟県中越沖地震で火災を起こした東京電力柏崎刈羽原子力発電所が、柏崎市から使用停止命令を受けたことで、同原発はこの夏の運転再開の見通しが立たなくなった。このため、東京電力は18日、主要電力会社6社に9月までの電力融通を要請した。6社は管内の需給バランスを見極め融通電力量を決める方針。夏の電力需要期を迎え、天候次第では全国的に需給が逼迫(ひっぱく)する可能性もあり、東電は綱渡りの供給体制を続けることになりそうだ。
要請先は、東北、中部、関西、四国、中国、九州の6電力。東電は03年にもトラブル隠しの影響で多くの原発が停止したことから、北海道、関西など5電力から最大計163万キロワットの融通を受けている。
東電は今夏の最大電力需要を、気温が平年並みの場合で約6110万キロワット、記録的猛暑の場合は過去最大となった01年並みの6400万キロワットを想定している。一方、柏崎刈羽原発からの供給は最大で計465.6万キロワットを見込んでいた。計画通りに行けば、平年並みの場合で417万キロワット、猛暑の場合でも火力発電などを追加することで192万キロワットの発電余力(供給予備電力)を確保できるはずだった。しかし、同原発の停止で予備分が消し飛んだだけでなく、ピーク時の電力需要を賄えない計算になった。
主要電力会社10社で構成する電気事業連合会は、今夏の最大電力を1億8000万キロワット、供給力を1億9800万キロワットと予想。予備力は1800万キロワットと想定していた。柏崎刈羽原発分を除いても10社全体では、予備力を確保できる計算になる。
しかし、北陸電力でも原発2基が全面停止。さらに、今冬の記録的な暖冬で積雪が少なかったため、水力発電用の貯水量も今後の雨量次第では不足する可能性がある。一方、需要は景気拡大で産業用が伸びており、需給関係は予断を許さない状況だ。
(毎日新聞)



太陽光発電に限らず、自然由来のエネルギーにより電力を分散的に発電させるシステムというのは、災害時にも大いに役立つはずです。
これを機に、太陽光発電設備普及促進のための政策を進めて欲しいものです。

現状は、これに反し、太陽光発電パネルの高騰、設置に対する補助金の減額という状況でありますので、敢えてこの記事を書いてみました。

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ここからは、蛇足かつ机上の空論ですから力を抜いて読んでください。

全国曹洞宗の寺院、一か寺あたりの土地面積を1万5千m2とします。
全国に曹洞宗寺院は1万5千か寺ほどありますから、

15,000 m2×15,000 か寺=225,000,000 m2

約2億2千万m2もの土地面積。
この土地全体に降り注ぐ太陽光のエネルギーは、ピーク時には約2億2千万 Kwにも達します。

東電の今夏の最大電力需要予測は、上の新聞記事によると約6千万Kw強ですから、それを賄うに余りある太陽光エネルギーが日本全国の曹洞宗寺院境内に降り注いでいるわけですね。


■関連トピックス

太陽光発電の醍醐味は5月にあり


エネルギー白書(資源エネルギー庁)

投稿者: kameno 日時: 8:14 AM | | コメント (2)

18リットルの清涼

26日に厳修されました貞昌院大施餓鬼法要には多数の参列をいただきました。
無事に円成いたしましたことをご報告いたしますとともに、皆様のご協力を心より感謝申しあげます。

年を追うごとに参列の方も増え、本堂+客殿、そして、本堂西側に設置される拡張桟敷でもまだ入りきれず、境内中庭でお参りされる方も多くなりました。
中庭にはテントを張り、陽射しは避けることができるのですが、少しでも心地よく参列していただくことが出来るよう、毎年工夫をさせていただいています。

昨年は氷柱を設置させていただきました。

本年は、新たな試みとして、ドライミスト装置を境内に設置してみました。

ドライミストとは・・・・・





ドライミストは、水を微細な霧の状態にして噴射する。水の粒子が小さいため素早く蒸発し、また肌や服が濡れることもない。
冷房効果、省エネ性に優れているとされ、能美防災のウェブページによれば
周辺の気温を2?3度下げることができる
温度を下げるためのエネルギー消費は、家庭用のエアコンの1/20
となっている。
愛・地球博で初めて採用され、ビルや公共施設などの屋外での冷房設備として注目を集めている。

Wikiペディア



ニュースなどで報道されることもあり、耳にされた方も多いと思います。

ドライミストは、簡単にいうと、水が蒸発する時に「気化熱」を奪い取るという原理を利用して、空気を冷やすというものです。
「打ち水」も同じ原理ですね。
この装置の画期的なところは、「打ち水」とは異なり、非常に細かい水の粒子を噴射するため、濡れてしまうということがないということです。
そして、ファンにより、屋外空間の広範囲に亘って冷却効果をもたらします。
環境にやさしく人にもやさしい自然の冷却システムといえます。
このような装置は、大掛かりになり、設置も困難でしたが、最近は小型で持ち運びも可能なものが開発されました。
ということで、今年、試験的に設置してみたものです。

200707026-08.jpg

このように、コンプレッサにより吐出圧0.3-0.7MPaでノズルから噴霧された水は、粒径4マイクロメートルというとてつもなく細かい粒子になります。

霧状になった水滴は、白煙となり、水は直ぐに気化してしまいます。
無風状態で5?15メートルの範囲に冷却効果があります。

200707026-09.jpg

使用電源は通常の100V家庭用電源。
消費水量は、一時間当たり18リットル(ポリタンク一杯分)だけです。

↓これがコンプレッサ本体と、その内部です。

200707026-06.jpg 200707026-07.jpg

地方自治体によっては、ドライミスト設置に対して補助金を制度化しています。
例えば、東京都では、1千万円を上限とし、補助対象経費の全額(100%、ただし電気、水道、保守点検等の維持管理費及び撤去費は、補助事業者負担)を補助しています。

これにより、平成18年度は
・戸越銀座商店街
・秋葉原駅西側交通広場
に設置されています。


ドライミスト装置を設置する事業者を支援します

平成18年4月28日 東京都環境局

 ドライミスト装置は、人工的に微細な霧を発生させてその気化熱により周辺気温を下げる装置で、愛・地球博会場に設置されて注目を集めました。
 都は、ヒートアイランド対策を推進するため、他のモデルとなるようなドライミスト装置を設置する事業者に対して費用の一部を補助します。今後、この事業により得られた効果を評価・公表することにより、ドライミスト装置の普及を目指します。



ドライミストについては、まだまだ設置事例も少なく、神奈川県では、まだ助成金の対象になっていません。
これから普及が進んでいくといいですね。
お寺の境内にはピッタリの冷却装置だと思います。

投稿者: kameno 日時: 12:06 AM | | コメント (0)

再生紙・非木材紙は本当に環境にやさしいか

環境にやさしいと思っていても、実はそうでなかった、ということはたくさんあります。

このブログにおいても、割り箸問題を考えたりバイオ燃料の功罪を考えたりしてきました。

環境のカテゴリーもありますので、併せてご参照ください。


さて、今回は「紙」の問題について考えてみます。

日本の古紙回収率は、世界でトップクラスであり、例えば2004年の日本の古紙回収率は68.5%、古紙利用率は60.4%にも達します。
古新聞古雑誌?古紙の回収業者は昔からおなじみです。
日本は、旧来より着実に資源のリサイクルの仕組みを確立してきているのです。


さて、ここで問題です。
green.gif
・古紙配合率100%の再生紙は本当に環境にやさしいのでしょうか?
・ケナフなど、非木材を原料とした紙は全てが環境にやさしいのでしょうか?
green2.gif

近年、官公庁が率先して環境にやさしいものを使わなければならない!ということで、グリーン購入法なるものが整備されてきました。
正確には、「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律」(平成十二年五月三十一日法律第百号)というものです。

その目的を見ると、

グリーン購入法について

循環型社会の形成のためには、「再生品等の供給面の取組」に加え、「需要面からの取組が重要である」という観点から、平成12年5月に循環型社会形成推進基本法の個別法のひとつとして「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律(グリーン購入法)」が制定されました。
同法は、国等の公的機関が率先して環境物品等(環境負荷低減に資する製品・サービス)の調達を推進するとともに、環境物品等に関する適切な情報提供を促進することにより、需要の転換を図り,持続的発展が可能な社会を構築を推進することを目指しています。また、国等の各機関の取組に関することのほか、地方公共団体、事業者及び国民の責務などについても定めています。


とあります。
それを具体的に示したのが

「環境物品等の調達の推進に関する基本方針」
(平成16年3月・環境省総合環境政策局環境経済課グリーン購入担当)
です。

その書類を見てみましょう。



2.紙 類

(1) 品目及び判断の基準等
【情報用紙】
コピー用紙 【判断の基準】
?古紙配合率100%かつ白色度70%程度以下であること。
?塗工されているものについては、塗工量が両面で12g/?以下である
こと。


ふむふむ。
基本的にコピー用紙などは古紙配合率100%を使用することとなっていますね。
ご丁寧に、その基本方針書が印刷されている冊子の巻末にも

この印刷物は環境物品等の調達の推進等に関する法律(グリーン購入法)に基づく基本方針の判 断の基準を満足する古紙配合率100%、白色度70%程度以下の非塗工印刷用紙を使用しています (古紙は、新聞古紙等の市中回収用紙を100%原料として使用)。

とあります。


さらに、グリーン購入法の特定調達物品に関する製品の情報サイト/グリーン購入ネットワーク のサイトの 
「紙類」  情報用紙 (コピー用紙、フォーム用紙、インクジェットカラープリンター用塗工紙、ジアゾ感光紙) の項を見てみると・・・

やはり古紙配合率100%の具体的製品がずらりとならんでいますね。

ところがです。

この古紙配合率100%は、必ずしも環境にはやさしくなく、むしろ環境負荷が大きいということが、今では一般常識になりつつあります。
実際に、製紙業界では古紙配合率100%の製品は、生産されなくなっています。

王子製紙のサイトを見てみましょう。



森のリサイクルの考え方

紙の原料となる木材は、再生産が可能な優れた資源である。森林資源は適正な管理と利用によって、二酸化炭素の吸収固定による地球温暖化防止と生物多様性の保全に貢献する。
一般に、古紙100%で紙を作ることは環境に良いと言われます。しかし、私たちの周りにある紙のすべてを回収することはできません。例えば、ティシュペーパーやトイレットペーパーは回収できません。また、回収した古紙の中には、品質的に利用できない汚れた紙や禁忌品もあり、それらすべてを紙に再生することも不可能です。そして、たとえ再利用が可能な古紙であっても、100%原料に再生できません。紙は植物繊維でできているので、繰り返し再生利用すると繊維が弱くなってしまい、短くなった繊維は紙に再生することができないのです。つまり、すべての紙製品を古紙だけで作り続けることはできないのです。
紙の生産における環境負荷は、原材料だけでなく、製造工程も含めた全体で評価する必要があります。
木材パルプから作られる紙と、古紙をリサイクルした紙では、製造工程が異なります。このためそれぞれを生産する場合のCO2排出量も同じではありません。木材から新しく製造される木材パルプは、製造工程で発生する黒液(植物性廃液)をバイオマス燃料として使用できるため、化石燃料の消費量を抑えられるという特徴があります。一方、古紙をリサイクルする場合は黒液の副生がないため、化石燃料を使用しなくてはならず、化石燃料の消費量は木材パルプのものより多くなります。
(下線部kameno付記)


日本製紙グループのサイトには、図入りでこのあたりのことが纏められていますので、ご参照下さい。

国も、このような考えがあるということをよく考えたうえで基準を作成した方がいいと思います。
いくらグリーン法で古紙配合率100%を推奨したとしても、その製品が環境配慮の観点から生産されておらず入手できないなんて滑稽な光景ですから。

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さて、もう一点のケナフなど非木材を原料とした紙について考えてみます。
同じく王子製紙のサイトには次のような記述があります。

ケナフなど、非木材を原料とした紙は、環境に優しいのか


近年、草やわら、バガス(サトウキビの搾りかす)、収穫のすんだバナナの木、ケナフなどの非木材原料が注目されています。こうした非木材原料は、もともとは紙の発祥であり、昔から紙の原料として使われています。しかし、近代になって「パルプ製造方法の改革」「生産工程における省エネルギー」「高品質の追求」などから、マスプロダクションに進み、原材料の量的な確保の面などから、非木材は原料としてふさわしくなくなってしまいました。
非木材原料のなかで特にケナフについては、各方面からその優れたCO2吸収能力が環境改善植物として推奨されています。しかしケナフの利用には数多くの問題も残っています。
それは、現在のパルプ化方法では使用しにくいこと、植え付け、収穫、貯蔵、運搬などにかかる労働負荷や環境負荷が、木材よりかなり悪くなることなどです。

ケナフは一年生草です。そのため毎年の植え付けと、刈り取り作業が必要です。例えば、王子製紙グループで計画している30万ヘクタール(淡路島の5倍)の植林に相当するケナフ畑を想定した場合、植え付けや刈り取りは、想像を絶する作業になってしまいます。また、ケナフは一年生草であるため、1年分の原料を一時期に収穫するわけですが、大変嵩高なために、マスプロダクションの工場で使用するには、運搬するための燃料や保管方法など、多くの困難な問題が発生します。さらに木材原料との混合パルプ化についても技術的にはむずかしいものがあります。
一部の途上国では、その地域の原料事情ゆえに非木材100%でパルプの製造を行っていますが、そこでは人件費が安く、品質要求レベルも高くなく、小規模の工場であるためにそうした生産が可能になっています。ちなみに工場規模が小さいほど、エネルギー効率や環境負荷の原単位は悪くなります。野原に草がむだに放置されていても、残念ながら直ちにそれが紙の原料に結びつけられるものではないのです。なお現在、わたし達の植林事業では成長の早い樹種を選定して植林するため、単位面積あたりのCO2吸収量はケナフと遜色ない程度になっており、ケナフを利用する理由がないと判断しています。
(下線部kameno付記)



ケナフは、20世紀半ばにアメリカ農務省が製紙原料として木材に代わる最適な非木材資源として紹介したことにより、熱帯林の森林伐採を食い止める画期的な紙の原料として注目されるようになりました。
また、ケナフは、アオイ科の一年草で、成長が早く、丈夫で繁殖力が強いことから、それだけ二酸化炭素の吸収もよく、地球温暖化防止にも役立つというので、環境教育に導入し、多くの学校で栽培されるようになりました。
しかしながら、ケナフの植栽は、必ずしも手放しに讃美できるものでは無いようです。
まず、第一に、日本でケナフを栽培することは、外来種を日本に持ち込むことにより、在来の生態系を乱すことになりかねません。
また、日本以外の国でケナフから紙をつくる場合においても、一連の生産プロセスをLCA(ライフサイクルアセスメント)評価すると、木材パルプの生産より炭酸ガスの環境負荷が高いとの報告もあります。
ケナフから紙をつくる場合、栽培のための化学肥料の使用、生産過程での化石燃料の使用、輸送、廃水処理など、大きな生産エネルギーを必要とするのです。
また、炭酸ガスの吸収についても、ケナフは1年草ですから、樹木のように長期間にわたって炭酸ガスを蓄えることができず、しかも枯れた段階で炭酸ガスを空気中に放出してしまい、温暖化防止効果はあまり見込めないという考えもあります。


このように、手放しに讃美できない多くの要素が存在するのです。
しかも、生産コストは木材パルプに比較して高いことは間違いありません。
わざわざ高いお金を出して、環境に必ずしも良いとは言えない製品を使用する理由はないでしょう。
ケナフの導入には慎重にしたほうが良いと思います。


ケナフを、日本において環境問題を考える教材に供するのであれば、昔から日本にある、わら半紙とか、麻とか、ヨシなどを使ったほうが、よほど良いと思うのです。
そういえば、昔あれだけたくさん巷にあふれていたわら半紙、最近はめっきり見なくなりましたね。
やはり白色度の高い紙が好まれるのでしょうか。
(もしくはパソコンのプリンタ用紙やコピー用紙としては適さないからでしょうか)

前半で、国の基準について書きましたが、人のことも言っていられないです。

なぜなら、私たちの身近なところでも、何となく環境にやさしそうだという理由で、古紙配合率100%やケナフによる紙製品を推奨して積極的に使ってしまっているからです。


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結論(1)
3R(リデュース・リユース・リサイクル)の中で、環境的に、地球にやさしいと言えるのは、リデュース(減量)だけです。
まずは使用する紙自体を減量することしか抜本的方策はありません。


結論(2)
紙の原料のうち、木材パルプについては、
環境的持続可能性(生物多様性の維持、生態的プロセスや生態系の保全)、
社会的持続可能性(森林に依存している人間社会の維持)、
経済的持続可能性(継続的な木材生産と健全な森林経営)
などを念頭において生産されることが必要であり、また、紙の使用目的に応じて、それぞれの古紙の配合率を考え、その中で全体として古紙配合率を高める(決して100%ではない)ことこそが、環境にやさしい紙であると言うことができるでしょう。

投稿者: kameno 日時: 12:06 AM | | コメント (6) | トラックバック (2)

太陽光発電の醍醐味は5月にあり

貞昌院で使用する電力、そして太陽光発電設備から余剰として売っている電力の伝票が毎月月末に届きます。
今月の伝票は下記のとおりです。

20070530-03.jpg

使用電力量は、庫裏・本堂合わせた(つまり貞昌院全体の)電力量です。
(会計上は按分して寺院会計と一般会計で区分しています)
ここで表示される使用電力量は、下図のオレンジ色の部分です。

また、購入電力量は、東京電力が買い取った電力量、すなわち発電余剰電力量ですから、下図の水色の部分です。

平成19年5月の使用電力量(電力会社⇒貞昌院)は 468Kwh
平成19年5月の購入電力量(貞昌院⇒電力会社)は 447Kwh

となっています。
両者ほぼ同じ電力量となっています。

両者拮抗となっているということは、売電・買電単価はほぼ同一ですから、光熱費のうちの電気代は基本料金以外はかかっていないことになります。


【備考】
オレンジ色の部分=電力会社から購入した電力量
水色の部分    =電力会社に売却した電量量
オレンジ色+黄色=貞昌院で使用した電力量
水色+黄色の部分=発電した電力量

図:一日の発電量、電力消費のイメージ
20070530-02.jpg


さて、太陽光発電設置から現在まで、この使用電力量、購入電力量の推移をグラフ(下図)にしてみました。
上の図は、一日の推移ですが、その水色の部分、オレンジ色の部分を一ヶ月間積算してグラフに表したものです。(上図のオレンジと下図のオレンジは同じ意味です。水色も同様)

これを見ると、やはり5月に、使用電力量、購入電力量が拮抗することがよくわかります。
晴天率も多く、日照時間が長い5月に発電量が伸びること、そして昼が長い分照明など電力消費も抑えられるため、この時期が一番電気代が抑えられるというわけです。


ということで、今月、貞昌院で使用する電力は、ほぼ太陽光エネルギーで賄うことができました。


図:貞昌院太陽光発電・売電量の推移
20070530-01.jpg

※6月に夏至を迎えますが、梅雨の影響で日照時間が短くなるため、発電のピークは6月にならないことが多いのです。

投稿者: kameno 日時: 6:02 PM | | コメント (2)

失われてしまった広大な干潟

杭州から成田への帰路(3月9日)、飛行機の窓から見下ろすとこのような光景が広がっていました。
どこか判りますか?

20070315-2.jpg


海の色が人工的な仕切りによって明確に分かれていますね。

Google Mapでこの写真の場所を表示するには、ここをクリックしてください
(写真とは南北逆です)


実は、この光景は、九州の諫早湾です。
かつては、日本有数の干満差がもたらす広大な干潟が広がり、豊かな魚介類・それを求める渡り鳥が多数飛来する宝の海でした。

ところが、防災と農地造成を目的とした国営諫早湾干拓事業が始まったことにより、諫早湾は潮受堤防で一気に閉切られ、淡水化されたことにより、多種の生物は全滅してしまいました。
1997年4月14日のことです。
(まもなく堤防締切から丁度10年が経過します)
その、潮受堤防で閉切られた海を撮影したのが、冒頭の写真なのです。


今はもう見ることができないかつての美しい光景は、吉田幸男さんのサイト、「諌早湾干潟 豊穣の海」 で振り返ることができます。

この諫早湾の潮受堤防締切については、個人的に特別な思い入れがあるのですが、まずは、日本の干潟の現状について考えてみましょう。


干潟

干潟(ひがた)とは、海岸部に発達する砂や泥により形成された低湿地がある程度以上の面積で維持されている場所のことで、潮汐による海水面の上下変動があるので、時間によって陸地と海面下になることを繰り返す地形のことである。
概論
干潟は、細かい砂や泥がある程度の面積で堆積した潮間帯である。一般には河川や沿岸流によって運ばれてきた土砂が、海岸や河口部、ラグーン(潟湖)に堆積することで形成される。そこに行き当たり水流が激しければ岩礁や砂浜になるから、そのような水流、波などのあたらない場所に細かい土砂は堆積する。したがって、干潟は内湾の奥や大きな河川の河口域によく発達する。日本本土では九州・有明海周辺に大規模なものが見られる。
干潟の大きさは様々であり、河口付近だけにできる小規模なものもあれば、幅数kmに及ぶ大規模なものまである。その大きさは、河川や沿岸流による土砂の供給・運搬能力および堆積する海岸部の地形、潮汐による海水面の変動量に影響される。干潟は、河川・沿岸流などからによる土砂の供給と、波浪・潮流などによる土砂の侵食との微妙なバランスの上に成り立っている地形であり、そのバランスが崩れた場合は、乾燥した陸地となるか海面と化してしまう。
かつては不毛の地と考えられ、干拓や埋め立てが盛んに行われてきたが、そこには多様な生物が生息していること、潮汐作用や生息する生物によって自然の浄化作用に有効な存在であることが明らかになりつつある。
そのため、日本各地では保護を求める機運が高まっている。しかし、それでもある調査によれば日本にある主な干潟37ヶ所のうち将来に渡って確実に残せるところはラムサール条約登録湿地である谷津干潟や漫湖干潟などわずかであるという。

Wikiペディア




多様な生物が生息し、自然の浄化作用をもつ干潟は、日本にどれくらいあり、どれくらい失われてしまっているのか。
その全国一斉調査結果がありますので、ご紹介します。
(少し前の資料ですが、国の行った全国一斉調査では最新のものだと思います)


日本沿岸全域の干潟の存在する海域(39都道府県)を対象とし、平成元年度から3ケ年にわたり実施された『日本の干潟、藻場、サンゴ礁の現況(第1巻干潟、第2巻藻場、第3巻サンゴ礁)海域生物環境調査報告書』(第1巻干潟)です。

生物多様性情報システム(J-IBIS:Japan Integrated Biodiversity Information System)により纏められました。


一部引用してみます。


(1)干潟の現存面積

今回の全国一斉調査で把握された現存干潟の総面積は51,443haであった。
海域的には大規模な閉鎖的内湾で多くの河川が流入する有明海が最も広大な干潟を有しており、有明海全体の干潟面積は20,713haに達し全国の干潟面積の約40%を占める。 単一の干潟としては熊本県有明海に位置する前浜干潟で1,656haの砂質干潟である。

有明海奥の福岡県?佐賀県地先には軟泥質の1,000haを越える干潟があり、有明海内の枝湾である長崎県の諫早湾にも1,846haの泥質干潟がある。
有明海に次いで現存干潟面積が大きいのは瀬戸内海西部の周防灘西海域で6,409ha、以下八代海の4,465ha、東京湾の1,640ha、 三河湾の1,549ha、伊勢湾の1,395haの順であり、そのほか海域別で合計面積が1,000haをこえる干潟が存在したのは、沖縄の1,216ha、北海道の根室地区1,148ha、網走地区1,091ha、瀬戸内海燧灘の1,022haで、以上の10海域で日本全体の干潟の約80%を占める。

(2)干潟の消滅状況と原因

前回(1978年)調査後約13年間に消滅した干潟の総面積は3,857haであり、大規模なものは有明海、別府湾、東京湾、伊勢湾、沖縄島、八代海で認められた。 海域別には現存干潟面積最大の有明海が喪失面積でももっとも大きく、1,357haと全消滅面積の約35%を占めた。
次いで別府湾と東京湾のそれぞれ281ha、280haが大きい。

消滅原因のほとんどは人間の開発に起因するものである。
有明海の消滅域のうち約86%は陥没によるものとされ、単一の干潟として最大の陥没喪失は福岡県柳川市昭代地先の前浜452haである。
今回の調査では陥没の原因については言及していないが、この海域は、三池炭田の海底炭田開発が多年にわたって行われており、干潟面の広域陥没はこれとの関連を予測させる。
それ以外の海域では主な消滅理由は埋め立てでそれに浚渫が複合している。
理由は空港建設、都市や港湾の再開発、発電所立地造成などさまざまである。
兵庫県では、消滅理由でその他として挙げられているものが46haで83.6%を占めているが、砂の自然流失によるという。
これだけでは判断し難いが、天然の干潟や砂浜の砂が近年急に流失することは考え難く、近接域の地形変更による流況の変化や海底の砂採取などが 残った干潟の砂の流失に影響した可能性を検討する必要がある。 わが国の農業環境の変化に伴い干潟消滅の理由としての干拓はほとんど影をひそめ今回の調査では僅かに三重県で84haの1件をみるのみである。
しかし、長崎県の諫早湾では、最後の大型農業干拓として、沖合い締切堤で3,550haを囲い込み1,846haの泥質干潟のうち1,550haを干拓地及び調整池に変える計画が、平成元年度以後着工され現在進行中である。
総括と展望より引用
http://www.biodic.go.jp/reports/4-11/q000.html
http://www.biodic.go.jp/reports/4-11/q031.html

※下線部はkamenoが付しました。




干潟は、その面積が大きいほど、多様な生物が生息します。
ですから、1,846haもの広大かつ、最大干満差が5m以上の泥質干潟を有する諫早湾のポテンシャルは計り知れないものがあるのです。
干拓地の面積はその後縮小されていますが、締切堤防で囲まれた全体面積 3,550ha (冒頭の写真の茶色い水域+干拓地の部分) はそのままで事業が進んでいます。

isahaya.jpg
諫早湾干拓事業概要図 (出典:九州農政局)

この干拓事業の抜本的な見直しと、潮受堤防の常時開放により、ふたたび豊かな干潟が回復することを切に望んでやみません。


【関連リンク】

科学技術振興機構・失敗知識データベース ←おすすめ!
WWFジャパン公式ホームページ
九州農政局諫早湾干拓事業

投稿者: kameno 日時: 12:45 AM | | コメント (2)

バイオ燃料の功罪

今年は記録的な暖冬となりました。
日本だけでなく、世界各地で気象変動が大きな問題となっています。
さらに、原油価格の高騰もあり、エネルギー問題と炭酸ガス削減の問題をいかに解決するのかということが重要な課題となってます。

ここ数年で着目されつるあるエネルギー源に、バイオマスを用いた燃料、バイオ燃料があります。


バイオマス

バイオマス(Biomass)とは生態学で、特定の時点においてある空間に存在する生物の量を、物質の量として表現したものである。通常、質量あるいはエネルギー量で数値化する。日本語では生物体量、生物量の語が用いられる。植物生態学などの場合には現存量(Standing crop)の語が使われることも多い。
転じて生物由来の資源を指すこともある。バイオマスを用いた燃料は、バイオ燃料(biofuel)またはエコ燃料(ecofuel)と呼ばれている。

WIKIペディア



バイオ燃料は炭酸ガス削減に大いに効果がある夢の原料だという考え方があります。
すなわち、

■植物は成長のために大気中の炭酸ガスを吸収し、酸素を放出する。炭素は対組織となり固定される。
■燃焼により、体組織の炭素は空気中の酸素と再び結合し、炭酸ガスとなる。
■したがって、結果的に、吸収した炭酸ガスが燃焼によって放出されるので、炭酸ガスは増加しない。

ということです。
この考えをカーボンニュートラル といいます。


バイオ燃料としてのバイオエタノールの全世界の生産量は2005年で 4,600万キロリットルとなり、2000年から倍増しています。
このうち、3分の1の33%はブラジルとアメリカで生産されています。
(アメリカのバイオエタノールはとうもろこしにより、ブラジルのバイオエタノールはサトウキビにより主に生産される)

なぜブラジルで、これだけのバイオエタノールが生産できるのか。

ブラジルの国土面積は日本の23倍、可耕地面積は日本の10倍以上、しかも農耕地利用されている面積は2割にも満たないといわれています。さらには、熱帯雨林の開発による耕地拡大がバックグラウンドにあります。


しかしながら、ここには落とし穴があります。

バイオ燃料には

(1)第一世代バイオ燃料
(2)第二世代バイオ燃料

がありますが、現在主流となっている第一世代バイオ燃料は、バイオエタノールやバイオディーゼルを生産するために、主に穀物や、大豆、菜種油、サトウキビ、パーム油のような農作物を原料としています。
バイオ燃料を作るためには、安価でかつ安定的に耕作地を広げようと、熱帯雨林などを開発してしまったり、食料や飼料用の農作物を奪い合いを引き起こしたりするという問題が生じます。
例えば、大豆価格は半年で2倍に急騰しています。
食料の他、バイオ燃料として需要が急拡大する中、それに応えるため、アマゾンの熱帯域における開発が進み、ブラジルは、ついに世界一の大豆輸出国となりつつあります。
そのために、伐採による森林の消失が深刻化し、一年間に東京都の12倍もの面積が消失しています。

■関連トピックス
Google Maps にみる熱帯雨林の減少


また、食料用に生産された農作物が、燃料用として供給されるようになり、食料と燃料の奪い合いによる価格高騰が深刻な問題となっています。


燃料アルコールは、サトウキビ、テンサイ、トウモロコシ、大麦、ジャガイモ、キャッサバ、ヒマワリ、ユーカリのような多様な作物などから製造される。重要なバイオアルコール計画としてブラジルのサトウキビからのエタノールとロシアのユーカリからのメタノールが挙げられる。また、アルコールはエタンあるいはアセチレン、炭化カルシウム、石炭、石油ガスあるいは他の資源から合成的に得ることができる。 農業による燃料アルコール生産は豊かな土と水で耕作できる土地を相当規模必要とする。それゆえ西欧のように人口密度が高く産業化された地域では選択肢としてそれほど有効ではない。仮に、ドイツ全土をサトウキビ大農園で覆い尽くしたとしても、ドイツの現在のエネルギー需要(燃料と電気を含む)の半分ほどしか供給できない。 WIKIペディア


従って、第一世代バイオ燃料は炭酸ガス削減の手段として用いるのには不適切であると、私は考えています。


対して、次世代の第二世代バイオ燃料は、例えばリグノセルロース系バイオマスのようなものです。
リグノセルロースは、植物の茎、籾殻、葉、その他、植物の繊維などすべてを原材料とすることができます。
つまり、たとえばとうもろこしを栽培するとして、その実の部分は穀物飼料として供給し、その収穫後の残りの部分をバイオエタノールやバイオディーゼルとして利用するというものです。
このシステムが構築されれば、バイオ燃料は炭酸ガス削減に大いに効果があると言ってよさそうです。


しかしながら、第二世代バイオ燃料が実現するために大きな障壁が立ちはだかります。
それは、コストと、バイオマスのための技術確立という障壁です。



EUにおける現在のバイオマス価格例

■バイオマス残渣(廃棄物利用)
 スウェーデン35ECU/t(残渣),80ECU/t(木材ペレット),デンマーク30ECU/t(藁)
■バイオマス作物
 ドイツ70ECU/t(草,穀物),フランス60ECU/t(パルプ)
■バイオ・ディーゼル油(エステル)
 フランス0.43ECU/l
■バイオ・エタノール
 フランス0.47ECU/l
■バイオガス
 フランス 原料6ECU/t メタン0.3ECU/m3

出典:NEF News, 財団法人新エネルギー財団,Vol.6, No.3, 1998

もちろん、化石燃料資源を再生可能エネルギーへ移行することは、必要不可欠なことです。
しかしながら、バイオ燃料を手放しに賛美するのではなく、その利点と欠点をよく見据えた行動が必要だろう思います。


バイオ燃料の利点は、


(1)持続可能な管理さえ行えば枯渇しない資源である。 
(2)持続的に利用することによりカーボンニュートラルを保つことができる。 
(3)資源備蓄の方法を工夫(チップ化、ガス化、液体化など)することにより稼働効率を高めることができる。
(4)有機廃棄物の有効利用策となりうる 
(5)化石燃料と比べ燃焼時の有害物質の発生が少ない。 
(6)太陽光・風力発電よりコストが低い。

欠点は


(1)化石燃料よりもエネルギー密度が低いため、収集にコストがかかる 
(2)穀物利用の場合、食糧と競合する場合がある
(3)持続的な利用をしなければ熱帯雨林の破壊や農地の圧迫などの問題がある。

ということです。


少なくとも、
■バイオ燃料生産のために、熱帯雨林などの森林開発を行うのは本末転倒。
■既にある農地を転用して、バイオ燃料の原料となる植物を植えるべきではない。
■バイオ燃料の原料として、人間や家畜などの食料となりうる部分を用いるのは、たとえコストが低くても行うべきではない。

という三点を主張します。

京都議定書では、バイオ燃料から生じる炭酸ガス排出はは温暖化ガス排出には加算されないことになっていますが、少なくとも上記三点に由来するバイオ燃料については、加算されてしかるべきであると考えています。




関連する気になるニュース。
こういう方向性は歓迎するべきだと思います。

世界初、廃木材からバイオエタノール 堺に製造施設完成
バイオ燃料高騰 進む鶏脂肪油燃料 穀物より低コスト

投稿者: kameno 日時: 12:46 PM | | コメント (6)

海水面上昇により失われる領土

地球温暖化 南太平洋のツバル 海外移住を考える住民

海面上昇による浸水や海岸浸食が年を追って深刻化する南太平洋のツバル。首都フナフティでは、住民の多くが海外移住を考え始めている。特に若い世代は、地球温暖化による「国の消滅」を、起こりうる現実として受け止めている。
 18日夕、ツバル唯一の国際空港の滑走路脇。足元のいたるところから、かすかな音が聞こえてくる。舗装された路面のわずかなすき間からわき出す水は透明で、間断なくはじける細かい泡が見える。なめると確かに塩辛い。海水はたちまち四方に広がった。
 約1万人が住む平均海抜約2メートルの国土は、サンゴ礁の上に砂が堆積(たいせき)してできた。海水は、海岸を越えてくるだけでなく、地盤にある無数の穴を通って地上にあふれる。
 「遅くとも10年後までに家族とニュージーランドに移住するつもりだ」。トマルさん(32)は国営電話会社に勤務するエンジニア。05年には衛星通信技術の研修で日本にも行った。
 同僚も多くが移住を考えている。この時期の浸水被害はもちろん、海岸線が削られてヤシの木が根元から波にさらわれたり、小さな島が消滅したりする現実を、誰もが目の当たりにしているからだ。「他の国の二酸化炭素が原因で島がなくなる。怒りを感じるが、だからといってどうしようもないだろう」。トマルさんはため息をついた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070219-00000005-maip-int



地球温暖化の進行により、南極や、陸上にある氷河などの氷が溶け出し、海に大量の水となって流入していっています。
その結果、海水面の上昇が深刻な問題を引き起こしています。
そのうちの一つが、冒頭の記事のように、ツバルのような島国や、オランダなどの海抜以下の地域を抱えた国々に与える影響です。
既にツバルでは集団移住が計画されていますが、国自体が消滅してしまうという異常事態が現実問題として起こっているわけです。
もはや、このような現状になす術も無く立ち竦むのみという状況です。

Tuvalu island.com
ツバル諸島を襲う衝撃的な写真の数々は、こちら↓で見ることができます。
http://www.tuvaluislands.com/photos/2006_tides/2006tides.html


そして、この海面上昇による影響は、もちろん日本にも及んでいます。

海面の干満差の激しい汽水域が海面上昇により変化し、沿岸養殖などの漁業に深刻な影響を与えはじめています。
また、沿岸都市部の地下水位上昇によって、地下構造物に設計基準以上の浮力が上昇し、結果的に構造物が壊されてしまう恐れや、地下水に海水が混入してしまうという問題も生じています。

さらに、日本最南端の島、沖ノ鳥島に与える影響も深刻です。
沖ノ鳥島は、北緯 20°25′31″.9768、東経 136°4′52″.1430 に位置する 東京都小笠原村の小島です。(岩と主張する国もありますが)
満潮時には、海水面から僅か数十センチしか頭を覗かせない島でもあります。


海洋法に関する国際連合条約 (国連海洋法条約)

第八部 島の制度
第百二十一条 島の制度

1 島とは、自然に形成された陸地であって、水に囲まれ、高潮時においても水面上にあるものをいう。
2 3に定める場合を除くほか、島の領海、接続水域、排他的経済水域及び大陸棚は、他の領土に適用されるこの条約の規定に従って決定される。
3 人間の居住又は独自の経済的生活を維持することのできない岩は、排他的経済水域又は大陸棚を有しない。




このように、沖ノ鳥島が、海水面上昇によって高潮時にすべて海面下に水没してしまうようになると、当然海洋法上の島とはとても主張できなくなり、日本の国土全面積よりも広い半径200海里(370.4km)、約40万km?の排他的経済水域(EEZ)を失ってしまうこととなります。

1988年から段階的に行われてきた、工事費用合計約300億円にも及ぶ消波ブロックとコンクリート護岸工事が水の泡と化すことは言うまでもありません。

IPCC(気候変動に関する政府間パネル)による2001年報告では、100年後には平均気温が1.4?5.8℃上昇し、2100年には1990年に比べて9?88cm海水面が上昇すると予測されています。

私たちにできる対策は何があるでしょうか。
もはや時間は残されていません。

投稿者: kameno 日時: 6:56 PM | | コメント (6)

不都合な真実-本日より公開

映画、『不都合な真実』 (配給:UIP映画)が、本日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほかにて公開 されます。

公式サイト http://www.futsugou.jp/


地球は人類にとって、ただひとつの故郷。その地球が、今、最大の危機に瀕している。キリマンジャロの雪は解け、北極の氷は薄くなり、各地にハリケーンや台風などの災害がもたらされる。こうした異変はすべて地球の温暖化が原因といわれる。年々、上がり続ける気温のせいで、地球体系が激変し、植物や動物たちは絶滅の危機にさらされる……。傷ついた地球を救うため、一体、今の私たちに何ができるのだろう? 元アメリカ副大統領アル・ゴアの地球温暖化対策を追った衝撃的ドキュメンタリー、『不都合な真実』。全米で公開されるや、当初たった77スクリーンでの上映だったにもかかわらず、全米トップ10にランクイン。 そんな時、ある固い決意を胸に立ち上がった男がいた。アメリカの元副大統領、アル・ゴアである。温暖化によって引き起こされる数々の問題に心を痛めた彼は、人々の意識改革に乗り出すべく、環境問題に関するスライド講演を世界中で開き、地球と人類の危機を訴えてきた。そして、その真摯で、ユーモラスな語り口に共感した製作者が、彼を主人公にした映画の製作を決意。現代人にとって耳の痛い問題を正面から描き、見る人すべてに大きな衝撃と感動を与えるヒューマン・ドキュメンタリーの誕生となった。 全米では「タイム」、「ニューヨーク・タイムズ」、「ワシントン・ポスト」などの有力紙がこぞって大絶賛。興行成績も好調で、最初は77館という小規模の公開ながらも、全米BOX OFFICE TOP10にランクインされすぐに150館に拡大。その後約600館まで拡大し、高いスクリーン・アベレージを獲得した。アメリカ・ドキュメンタリー史上、記録的大ヒット作品となっている。けっして他人事ではない環境問題を豊富なデータを使いつつも、パーソナルな視点でとらえ、見る人の意識を完全に変える新しいタイプのドキュメンタリーとして社会的な反響を呼んでいる。

書籍もご紹介します。

book01.jpg


不都合な真実  
アル・ゴア (著), 枝廣 淳子 (翻訳)
大型本: 325ページ
出版社: ランダムハウス講談社 (2007/1/6)
ISBN-13: 978-4270001813



公式サイトに掲載されている、環境に対してできる10の事をご紹介します。
誰にでもすぐに始めることのできる、簡単な行動です。


不都合な真実 Anlnconvenient Truth ten things to do(私にできる10の事)

Change a light 
省エネルギー型の電化製品や電球に交換しましょう。

Turn off engine 
停車中は、エンジンを切り、エコ・ドライブしましょう。

Recycle More  
リサイクル製品を積極的に、利用しましょう。

Check your tires 
タイヤの空気圧をチェックしましょう。車の燃費基準を上げれば、無駄なエネルギー消費を防げます。
              
Use less water  
こまめに蛇口をしめましょう。水道の送水に使用されるエネルギーを削減することが出来ます。
    
Avoid products with a lot of packaging 
過剰包装、レジ袋を断りましょう。買い物は、このリサイクル・エコ・バックを使いましょう。
        
Adjust your thermostat  
エアコンの設定温度を変えて、冷暖房のエネルギー削減をしましょう。

Plant a tree
たくさんの木を植えましょう。1本の木は、その生育中に1t以上の二酸化炭素を吸収することが出来ます。
        
Be a part of the solution 
環境危機について、もつと学びましょう。そして、学んだ知識を行動lこ移しましょう。子供たちは、地球をこわさないで、と両親に言いましょう。
 
Encourage your friends to see An Inconvenient Truth
映画 『不都合な真実』を見て地球の危機について知り、友に勧めましょう。


実は、曹洞宗でも、環境について一般各家庭でできる具体的行動として次の10項目を提示しています。
併せてご紹介いたします。


まわりの樹木・植物を大切に育てましょう

水の出しっぱなしを止め、調節コマをつけたりして大切に使いましょう

電気機器のスイッチはこまめに切りましょう

ゴミは分別分類して出しましょう

余りものが出ない食事を工夫しましょう

風呂の湯を洗濯・掃除・水まきに利用しましょう

排水口にゴミ取りのネットをつけて、下水道を守りましょう

空き缶やタバコのポイ捨てをやめましょう

除草剤はできるだけ使わないようにしましょう

自動車のエンジンは不要の時は止めましょう

どうでしょうか。
不都合な真実 の ten things to do と共通のものもありますね。
どちらもちょっとした簡単なことばかりです。

仏教においては、私たちは自然の中から生まれ、自然に生かさせていただいているという考えを基本にしています。
自然を大切にし、自然とともに生きようという心、それは禅の精神にも受け継がれています。 

環境問題は、仏教に限らず、人類そして、地球に生きる全ての生命に関わる問題です。
『不都合な真実』は、この環境を次世代に伝えていくために、私たちにできることは何か、を考えるきっかけをつくってくれる映画だといえましょう。

投稿者: kameno 日時: 8:15 AM | | コメント (0)

フランス製のソーラーカー

太陽電池を搭載したベンチュリ『アストロラブ』


地球温暖化により、2040年には北極の氷はすべて溶けてしまうとするレポートが、米国の科学者によって発表された。二酸化炭素などの温室効果ガスを現在の状態のまま放置すると、北極の氷はこれまでの4倍のスピードで溶解するという。従来の「北極の氷は2070年までにすべて溶ける」とする説よりも、30年早く溶けてしまうことになる。
そんな温暖化対策に有効だと考えられているのが太陽電池を搭載した自動車。フランスのベンチュリ(Venturi)は、太陽電池を搭載した『アストロラブ』(Astrolab)の受注を開始した。
http://autos.yahoo.co.jp/news/AutosNews/89620.html



地球温暖化対策の一つとして、燃料を必要としない車を開発することは、どんなに効果的であるか計り知れません。

上記ニュースは、フランスのベンチュリ社から発表された、ユニークなソーラーカー『アストロラブ』発売のニュースです。

記事中の「地球温暖化により、2040年には北極の氷はすべて溶けてしまう」というレポートは The National Center for Atmospheric Research から発表されたレポートですから、併せてご参照ください。


フランスのベンチュリ(Venturi)社は、太陽電池を搭載した、『アストロラブ』に引き続いて『Eclecti』cの受注を2007年6月生産に向けて開始しました。


以下、ベンチュリ社のサイトよりスペックを引用してみます。

三人乗り、22馬力の電気モーターを搭載。
車体寸法は 全長 2860mm、 車幅 1850 mm、車高 1750 mm、重量 350 kg

動力源は三種類あります。


一つ目は屋根頂上にある2.5平方メートル、出力330 Wのソーラーパネル
二つ目は家庭用電源(1,5 kW)。
三つ目は屋根に取り付けられた風力発電装置。

eclectic_solar2.jpg

これらから供給された電力は、NiMH liquid-cooled電池に蓄えられ、電気モーターによって駆動します。
電池の容量は 72V 100 Ah 7 kWh。10年間で2500回のチャージが可能です。
最高速度は 50km/h。


価格は?24,000 ($30,511)。
ということは大体350万円ってところですね。


ソーラーパネルや家庭用電源はともかく、この風力発電装置の、いかにも役に立ちそうもない頼りなさげな、しかし、ありあまる存在感がとても魅力的です。
風力発電装置のプロペラを出しながら走ってたら、そうとう注目を浴びそうです。

diapo_image3_big.jpg


デザインも可愛らしい。

値段が半額くらいなら購入を検討してもいいんですけど・・・・

投稿者: kameno 日時: 3:38 PM | | コメント (3)

身近なところから環境問題を考える

賢い主婦はスーパーで手前に並んでいる古い牛乳を買う


自宅の冷蔵庫に新しい牛乳と古い牛乳があれば、どちらから飲みますか?
古い牛乳からですよね。
賞味期限が過ぎて、棄ててしまうのがもったいないですから。

しかし、スーパーでは新しい牛乳を選んで買っていませんか?

新しい牛乳から売れていくと、その分古い牛乳が売れ残ってしまいます。
日本では毎日約2000万人分の食料が、賞味期限切れなどの理由で棄てられています。

できるだけ、売り場の手前にある古い牛乳を買いましょう。
飽食や贅沢を見直すことで、食糧輸送や焼却処分時の環境負荷を減らす事ができます。

無駄を減らして、CO2排出量を減らしましょう。



これは、2006年新聞広告クリエーティブコンテスト最優秀賞の広告作品です。

このメッセージを見て、はっとさせられました。
ついつい、スーパーの陳列棚に並んでいる商品から、手前のものを避けて、わざわざ奥のほうから賞味期限の日付の残りが長いものを選び出して取ってしまう。
これが、賢い消費者の行動だと思い込んでいましたし、いつもそのようにしていました。

しかし、自分さえよければいいという気持ちが、時には他の部分にしわよせになっているかもしれないということを実感を持って気づかされくれるメッセージです。

必要とする食品の賞味期限、消費期限に対する知識をきちんともち、いつまでに消費するかというちょっとした計画性を持つことにより、可能なかぎり、売り場の手前にある古い牛乳(牛乳に限らず)から買うことは出来るでしょう。

環境問題を、「自分ごととして考えよう」という、押し付けのメッセージが多い中、誰もが覚えのある一場面を具体的に示し、他にも考えられる事はないだろうかと広がりをもたせるメッセージの出し方はさすがです。

投稿者: kameno 日時: 12:02 PM | | コメント (0)

二重ガラス窓とコルク床

客殿の二重ガラス窓とコルク床です。
室内の快適性と環境性能を考えて、改築の際の必須項目としました。

最近はめっきり寒くなりましたが、室内を暖房しても全く結露しないということが素晴らしいです。
ガラス面を触っても全然冷たくありません。
コルク床も優しい暖かさで、とてもよい感じです。

貞昌院にお越しの際は是非ご覧ください。

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【二重ガラス】
複数枚のガラスを組み合わせたサッシのこと。
ガラスの間に空気層を作り出すことにより、部屋の内外の温度差が原因となる結露の防止が図られるほか、防音対策、高断熱化による冷暖房効率の向上(燃料費の削減)の効果も期待できる。

【二重ガラスの特徴】
(1)断熱効果
複層ガラスとは2枚のガラスを重ね、その間に空気等の中空層をつくっています。このことにより、普通のガラスにくらべて熱を外に逃しません。室温が外気温に左右されにくくなります。

(2)省エネ・地球温暖化防止に
室内の熱が逃げなければクーラーもヒーターも効率的に運転できます。
光熱費を節約することができます。
また、エネルギーを消費量が少なくなるので、CO2の排出量が減り、地球温暖化の防止にもなります。 

(3)結露防止
外気温と室温に差があっても、結露することはほとんどありません。

(4)防音性
二重のガラスと空気の中間層により、外の音を効率的に遮断します。


【コルク】
コルク(英:Cork)はコルクガシの樹皮のコルク組織を剥離、加工したもの。弾力性があり水をほとんど通さないためワインの瓶の栓や、野球の硬式球などに使われている。端材を加工することで床材としても利用されている。


【コルク床の特徴】
(1)弾力性・防滑性
コルクには1cm3あたり4,200万個もの細な気泡が含まれており、しなやかな弾力性をもち、歩行感の良さをもたらします。
また、摩擦抵抗係数が高く、滑りにくく、もし転倒しても衝撃を吸収する性質があります。

(2)低放熱性
他の一般木質床材に比べて保温性が高く、床表面温度が下りにくいため、裸足でも温かく感じます。

(3)断熱性
コルクの熱伝導率は毛布とほぼ同じです。放熱はもちろん、外部からの湿気の侵入を効果的に防ぎ、適温を維持しますので、冷暖房費の省エネ化にも貢献できます。

(4)耐久性
表面加工がなされているので、耐摩耗性に優れます。

(5)吸音性
微細な気泡により、足音や物を落とした音などの生活音や衝撃を吸収します。

(6)耐水性
吸水率が低いので、水まわりの床材にも適しています。

(7)耐薬品性
シンナーを除いた、ほとんどの薬品に対して化学作用がなく、有害ガスを発生することもありません。

(8)防虫・低アレルギー性
コルクは組織構造が緻密であることに加え、他の木材より腐食しにくい細胞質を持っているため、虫が付きにくいため、シロアリやダニなどの発生を抑えられます。
また、自然素材ですから、各種のアレルギーにも強い建材になります。

投稿者: kameno 日時: 11:39 AM | | コメント (0)

持続可能な社会へ?身近なところから

持続可能性


持続可能性(じぞくかのうせい)とは、人間活動、特に文明の利器を用いた活動が、将来にわたって持続できるかどうかを表す概念である。経済や社会など人間活動全般に用いられるが、特に環境問題やエネルギー問題について使用される。
化石資源に依存した人間活動は持続可能性がないとされる。
化石燃料は採掘しつくせば得ることはできなくなる。化石燃料の可採残量はあと数百年といわれており、化石燃料に依存した文明は持続可能性がない。代替エネルギー源として太陽エネルギー由来のエネルギー源が開発中である。
その他の化石資源(鉱物)も、主要な金属(鉄・銅・ニッケル等)は可採残量はあと数百年といわれており、これら金属鉱山に依存した人間活動は持続可能性がない。代替としてリサイクルによる化石資源の節約が期待されている。
廃棄物処理が完全でなければ持続可能性がないとされる。
ゴミの埋立地はやがて埋まってしまう。
容易に自然に戻らない人工化学物質を廃棄し続ければ、人間自体の生活を脅かすことにもなり、持続可能とはいえない。
もともと、sustainability(持続可能性)は水産資源を如何に減らさずに最大の漁獲量を得続けるかという水産資源における資源評価という分野の専門用語であった。日本政府も、国際機関(FAO)に対し持続可能な開発と林水産物貿易に関する日本提案を行っている。learning for sustainability(持続可能性への学び)は、愛・地球博地球市民村のテーマとなっている。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8C%81%E7%B6%9A%E5%8F%AF%E8%83%BD%E6%80%A7




持続可能性の元となる言葉は、「持続可能な発展(Sustainable Development)」です。
この「持続可能な発展」が世界的な公式文書で用いられたのは、1980年の国際自然保護連合・国連環境計画及び世界野生生物基金による『世界自然資源保全戦略』であるとされています。
また、「持続可能な発展」という概念は、国連が「環境と開発に関する世界委員会」で1987年に発表した報告書『われら共有の未来(Our Common Future)』で示されました。「持続可能な発展」の定義は「将来の世代が自らのニーズを充足する能力を損なうことなく、今日の世代のニーズを満たすこと」としています。

従って、持続可能性は、将来の世代を含めた長い目で見た利益に配慮するといった、将来にも同等の利益を得ることができるような世代間の公平性が大切であるといえます。

けれども、そのために、今日の世代の人間としての基本的なニーズ(Basic Human Needs)を損ねてしまっては本末転倒です。
私たちが、人間らしい生活を営むことができるからこそ、将来世代の利益を考える事ができるのです。


持続可能性は、環境分野に限ったものではありません。

例えば、国際自然保護連合において、1991年に、「社会的」、「経済的」、「環境的」、「空間的」、「文化的」という五つの持続可能性が定義されています。

(1)社会的持続可能性---資産や所得などの分配の公平性。
(2)経済的持続可能性---資源の効率的な分配、公私両面の投資によるマクロな社会的効率性の維持。
(3)環境的持続可能性---環境負荷の最小限化による生態系の持つ資源の潜在能力の向上。
(4)空間的持続可能性---都市と農村のバランスのとれた配慮、人間居住環境と経済活動の地域的分配の改善。
(5)文化的持続可能性---環境重視という単一的な開発から、生態的、文化的、地域的な解決という多元的なものに具体化すること。


すなわち、環境面だけに偏っても駄目、経済面だけに偏っても駄目。
多角的な見地から総合的にバランスよく論議されなければなりません。

まずは、環境的側面での基礎的知識を得るために、最適な資料があります。
環境省の環境白書です。

環境省>環境白書・循環型社会白書
http://www.env.go.jp/policy/hakusyo/

とてもよくまとまっています。まだお読みで無い方は、是非一読される事をお薦めします。


この他の「社会的」、「経済的」、「空間的」、「文化的」からのアプローチについてもさまざまなところに掲出されていますので、追って見ていくことにしましょう。


さまざまな資料を見ていくにつれ、我が曹洞宗の教義は、この持続可能性に対して多くの示唆を含んでいる事に改めて気づかされます。

道元禅師のコスモロジー、杓底一残水の意義、禅寺の持つ究極のリサイクルシステム・・・・どれ一つとっても現代社会に通用することばかりです。
私たちは、まず身近に学ぶべき素晴らしい手本があるということに誇りをもち、それを実践していく術を広めていく使命があるのではないでしょうか。

それと、一か寺一か寺が率先してCSRに対する取組みを明示することも重要です。
http://teishoin.net/blog/000556.html


何はともあれ、『禅寺に学ぶ持続可能な社会』って、素晴らしいと思いませんか?

投稿者: kameno 日時: 9:00 PM | | コメント (2)

快適な環境をもたらす「グラウンドカバー」

東京の全小中学校に芝生校庭…ヒートアイランドを抑制

東京都は来年度から10年かけて、都内に約2000校ある公立小中学校のすべてで校庭を芝生にする。

都道府県が全校を芝生化するのは全国でも初めてで、皇居の2倍に相当する面積の緑地が新たに生まれる計算。都は都心部のヒートアイランド現象を抑制するとともに、子供たちが屋外で遊ぶ機会を増やし、運動能力の向上にもつなげたい考えだ。
東京では1960年代まで、小中学校の校庭はほとんどが土で、その後、都心部を中心にアスファルト化が進んだ。最近は、細かく砕いた石灰岩を敷き詰めて水はけを良くした「ダスト舗装」や、全天候型テニスコートなどで見られる「ゴムチップ舗装」が主流になっており、現在、全面的に芝生化されている小中学校は44校にとどまっている。
都は来年度、まず20億円をかけて70校を芝生化する方針。これまでの実績から2000校分を単純に試算すると、10年間で緑化される面積は280ヘクタールになるという。総事業費としては約570億円が見込まれ、維持費は区市町村が負担する予定だ。
芝生化のための費用は「ヒートアイランド対策費」として支出する。

都心部の気温は過去100年間で約3度上昇しており、地球全体の5倍のスピードでヒートアイランド化が進んでいる。真夏の炎天下ではアスファルトや土の校庭の表面温度が50度近くまで上昇するのに対し、芝生は30度台で、都環境局は「気温上昇を抑えれば、クーラーなどの使用も減り、二酸化炭素(CO2)の削減効果も生まれる」と期待をかける。
さらに、校庭が芝生になれば、子供たちが積極的に屋外で遊ぶようになり、運動能力の低下が懸念される現代っ子の体力増進につながるという計算も。トンボやバッタなどの昆虫も集まるため、環境教育に生かすことも可能と、都では“一石何鳥”もの効果を当て込んでいる。
その一方、芝生は激しい使い方をすれば簡単に枯れてしまううえ、頻繁な散水や芝刈りも必要。整備費は都と区市町村で折半するが、優れた維持管理計画を立てた学校には都が全額補助する仕組みをつくり、学校とPTA、地域住民などの連携を促す方針だ。
校庭の芝生化をめぐって2002年、文部科学相の諮問機関「中央教育審議会」が全国的に増やす方針を提言している。しかし、高校を含めた全国の公立学校のうち、校庭を芝生化したのは、昨年5月現在で全体の3・5%の1291校にとどまっている。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061117i107.htm



都市化の進展に伴い、自然環境が失われ、地表の多くがコンクリートやアスファルトで覆われてしまいました。
コンクリートやアスファルト舗装により、太陽熱は反射して周囲の温度を上げ、蓄積された熱は夜間に放出されます。

すなわち、昼も夜も暑い環境を作ってしまいます。
これがヒートアイランド現象です。

kion.gif

出典:気象庁・東京都環境局
http://www2.kankyo.metro.tokyo.jp/heat2/heat_htm/main_index/01_hajimeni.htm


コンクリートやアスファルト舗装により、太陽熱の40%は反射して周囲の温度を上げ、50%は舗装面に蓄積されます。
地面が土の場合は、太陽熱の30%が反射し、30%は地中に蓄積されます。

しかし、土の表面を芝生など植物で覆うことにより、太陽熱の反射は20%、地面への熱の蓄積は5%と、極端に下げる事ができます。

また、植物には、気孔からの蒸散作用により、地中の水分を空気中に水蒸気として放出し、気温を下げる効果もあります。

地面や屋根を覆う植物は、「グラウンドカバー」と呼ばれ、さまざまな種類があります。
芝生もグラウンドカバーの一種ですが、分類を異にすることもあります。
ここでは「グラウンドカバー(ground cover plants = 地被植物)を、地表面を覆って地肌を隠すために植栽する植物の総称で、草丈が低く性質強健な木本及び草本類と定義します。


地面をグラウンドカバーで覆うことのメリットをまとめてみました。

■環境面でのメリット
(1)ヒートアイランド現象対策 ⇒ 太陽熱の反射は20%、地面への熱の蓄積は5%と低い。都市の気温を下げます。
(2)CO2を吸収します ⇒ 芝生は、通常の樹木に比べて、二酸化炭素の吸収率が高い。
(3)土埃飛散防止 ⇒ 風による周囲への土埃の飛散を防止できます。

■教育面でのメリット
(1)情操教育への効果 ⇒ 緑は癒しをもたらし、地面に直接寝転ぶこともできます。自然に親しむこともできます。
(2)安全性 ⇒ 舗装や土のグラウンドよりも極めて安全に運動することができます。
(3)スポーツ振興 ⇒ サッカーや野球などのグラウンドとしても最適です。

■地域コミュニティのメリット
(1)地域住民や子どもたちが常にふれあう場が提供されるコミュニティの場として活用できます。
(2)維持管理を地域で分担することにより、管理の人手づくりの輪が広がります。
 


貞昌院の芝生も、秋の深まりと共に黄色く染まってきました。
四季の変化が楽しめるのも、芝生のメリットですね。

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投稿者: kameno 日時: 10:19 AM | | コメント (2)

地球には煩悩の数ほど表情がある

普段見慣れた地球儀。
それは、地球のほんの一面を表わす模型でしかありません。

陸地には国境線が引かれ、国ごとに色分けされ、都市の名称が書かれています。
けれども、宇宙から見た地球には国境線も赤道も描かれていません。

「ワールドプロセッサー」とは、横浜トリエンナーレ参加アーティスト Ingo Günther による数多くの地球の姿です。
一面的な物の見方に慣れている私たちに、普段気づかない視点や、新鮮な物の見方を提示してくれています。
それぞれの一つ一つが今の地球の現実なのです。

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地球の未来は、希望に満ち溢れているかもしれませんし、逆に絶望的な面もあるかもしれません。
それを決めるのは私たちです。
これから、この地球に対して、何が出来るのかを考えるきっかけにもなります。


写真の地球儀がそれぞれ何を表現しているのか・・・正解は下記をご参照ください。

JAPANESE INTERFACE (no captions)
http://www.kodomo-project.org/worldprocessor/
ENGLISH INTERFACE (with captions)
http://worldprocessor.com/catalog/world/


Ingo Günther

1957年ドイツ生まれ。現在ニューヨーク在住。

アーティスト、ジャーナリストの肩書きを持ち、メディアアートの革新者として多大な影響力を持つ。
世界中に広がる難民の存在から国家の枠組みを超えた仮想共同体をつくろうというプロジェクト「難民共和国」など、ジャーナリズムとアートを結び、国家、テクノロジー、個人、メディアを取り巻く諸問題を可視化する。
世界経済フォーラムにも招かれ、国際外交を研究するなど、グローバルスケールの思考と行動力が特徴である。

横浜トリエンナーレ2005 参加アーティスト。


Worldprocessor 地球108の顔展

主催 九州大学 ユーザーサイエンス機構 子どもプロジェクト
神奈川県立地球市民アースプラザにて

投稿者: kameno 日時: 4:49 PM | | コメント (0) | トラックバック (1)

沢蟹と戯る

貞昌院裏庭の池には、山からの湧き水が注がれています。
それはそれは清らかな水です。

水場の岩をひっくり返すと、沢蟹たちが見つかります。
透明感のある美しい蟹です。
小さいし、動きが早いので苦労して撮影しました。

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こちらは、今年生まれたばかりの幼生。
まだ10ミリくらいの大きさしかありません。

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池の底にもいます。水深1mほどありますが、錦鯉たちと一緒に元気に歩き回っています。
真っ白ですね。

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サワガニは、きれいな水に棲息する指標生物です。


指標生物とは、環境汚染の調査の対象となる生物で、環境変化の影響を受けやすい生物が選定されます。
1984年(昭和59)年、環境庁は建設省とともに、水質などの環境の状態を調べるために生物指標による河川の水質階級マップを作成することを発表。水の汚れの指標として、カワゲラやサワガニなど16種(現在は30種)の生物を示しました。
http://w-mizu.nies.go.jp/suisei/about/about.html

全国の指標生物の調査結果が公表されていますが、きれいな水(I)は、神奈川県ではとても貴重であることがわかります。
http://mizu.nies.go.jp/suisei/pub/eturan/select.html
その意味でも、貞昌院のサワガニを、ずっと守っていきたいものです。


【参考】水質階級と指標生物

■きれいな水(I)=上流域の渓流環境
カワゲラ
ヒラタカゲロウ
ナガレトビケラ
ヤマトビケラ
ヘビトンボ
ブユ
アミカ
サワガニ
ウズムシ

■少しきたない水(II)=栄養塩の流入がある中流域の環境
コガタシマトビケラ
オオシマトビケラ
ヒラタドロムシ
ゲンジボタル
コオニヤンマ
スジエビ
ヤマトシジミ
イシマキガイ
カワニナ

■きたない水(III)=河口域の汽水域、または周辺に豊かな自然が残る田園環境、川の水位変動により本流とつながったり、取り残されて溜まり水(池)になる環境
ミズカマキリ
タイコウチ
ミズムシ
イソコツブムシ
ニホンドロソコエビ
タニシ
ヒル

■大変きたない水(IV)=大変汚れた水
セスジユスリカ
チョウバエ
アメリカザリガニ
サカマキガイ
エラミミズ

投稿者: kameno 日時: 1:34 PM | | コメント (2)

マイ箸ブームに割箸問題を考える

中国産割りばし、対日輸出2008年にも停止

 日本の割りばしの9割を占める中国製品が、輸入停止になる可能性が出てきた。日本の輸入業者によると、中国政府は同国製割りばしの対日輸出を2008年にも停止する方針を固めた。森林資源の保護が目的としており、今後、段階的に対日輸出が減る見通し。スーパーやコンビニエンスストア、飲食店などに影響が出そうだ。

 中国の政府や割りばし業者は3月半ば時点で対日輸出を減らす方針を表明していたが、さらに全面的な輸出禁止に踏み込む。日本では年間240億膳の割りばしを使うが、9割を中国製に依存している。日本の流通業者や需要家の間では、ロシアやベトナムなど中国以外の輸入先を模索する動きが出ている。
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20060413AT1D1205512042006.html



割り箸は、環境問題の観点から、使用した方がいいのか、しない方がいいのかはよく論議されるところです。

割り箸擁護派の主張するところは、
(1)割り箸は、間伐材や端材を有効利用したものであり、森林破壊に影響を及ぼさない。
(2)間伐材を利用することで、林業にプラスの方向に作用する。

ということであり、私も以前はそのように思っていました。
しかし、現在は、コンビニエンスストアや、ファーストフード店などで使用される割り箸が増え、また、価格競争のため、外国産、特に中国からの輸入が増大しています。

さらに問題となるのが、中国では、割り箸の生産のために間伐材を使うのではなく、森林を皆伐してしまうという点にあります。

【主な問題点】
(1)割り箸は、そのほとんどが外国の天然林の皆伐により生産される
(2)防かび剤や漂白剤など、多くの化学物質が残留している


従前のように、国産の間伐材や端材を有効利用して箸を生産しているのであれば、割り箸を使用することに何の異論もありません。
けれども、大規模な森林破壊を引き起こす原因となっているのであれば、このような状況を無視するわけには行きません。

そこで、冒頭のニュースを考え合わせてみるに、単に輸入元を中国からロシアやベトナムなどにシフトさせるのではなく、割り箸の使用そのものの考えを見なおしていく必要がありそうです。

今は、マイ箸がブームだそうです。
自分専用の箸を携帯し、食事の際に使用する・・・・

こんな商品もあります。いい感じですのでご紹介します。

携帯用のオシャレな箸 
http://homepage3.nifty.com/ecoshop/ecogoods-myhasi.htm

ちなみに、大本山では、修行僧に限らず、一般の宿泊や戒弟などの食事には、最初に塗り箸が配られて、最終日まで、その人専用の箸として使用していきます。

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このような考えはとても良いですね。


【参考資料】

割り箸問題

ワリバシモンダイ 【英】Problems about Disposable Chopstics

解説 |

熱帯林の保護の問題と関連して、日本の割り箸消費量の多さが議論されることがある(国内の年間消費量は、平成12年のデータで約252億5,500万膳)。しかし、割り箸のほとんどは中国産で熱帯林との関わりは少ない。一方、中国で生産される割り箸の原料は天然林であり、森林減少の原因のひとつになっている。日本の割り箸消費量は国内の木材消費量のごくわずかにすぎず、森林問題というよりも使い捨て製品のひとつとして捉える方が適切。
なお、森林問題や使い捨てにかかるライフスタイルの問題とは別に、割り箸に残留する防かび剤や漂白剤による影響にも注目される。厚生労働省でも、これらの化学物質の試験法や溶出量の目安を定めるなど、監視体制の強化を図っている。
http://www.eic.or.jp/ecoterm/?act=view&serial=2755


割り箸からみた環境問題(環境三四郎)
http://www.sanshiro.ne.jp/activity/99/k01/6_18prs1.htm

投稿者: kameno 日時: 1:00 PM | | コメント (5) | トラックバック (1)

朝日新聞に掲載されました

先日、ゲンジボタル出はじめの写真をご紹介いたしましたが、朝日新聞の記事として掲載されました。
5月26日(金曜日)の紙面です。なお、全国版ではなく、千葉板です。

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投稿者: kameno 日時: 5:26 AM | | コメント (0)

太陽光発電平成17年度の総括

平成15年の秋に設置した貞昌院太陽光発電設備も、設置から2年半が経過しました。
大きなトラブルもなく、順調に発電を続けております。
年度の区切りとして、昨年度の総括をします。
NEDOに報告している実績表を少し見やすく修正したものを掲載しています。

なお、太陽光発電設備の概要はこちらをご参照ください。
http://teishoin.sakura.ne.jp/solor/index.html

 

h18taiyou.jpg

 

太陽光発電設備に係わる費用 (設置から平成17年度末まで)

所要資金 (円)

運転経費 (円)

設置コスト
3,885,000
固定資産税
0
電力負担金
0
定期点検費
0
事前調査費用
0
保険料
0
その他費用
0
運転員人件費
0
 
水道光熱費
0
 
金利費用
0
0

0

注)設置コストのうち50%はNEDOによる補助金、50%は貞昌院負担

 

発電単価の計算

設置機器名 太陽光発電
設置コスト 3,885,000 円
年経費率 0.090
利子率 4%
運転年数 15年
年間燃料費 0 円
年間運転経費 0 円
排熱メリット 0 円
年間発電電力量 5,921 kWh

注) 設置コスト:補助対象経費。継続事業の場合は各年度の補助対象経費の合計。 50%はNEDOによる補助金、50%は貞昌院負担 。
注) 年経費率:次式により算定すること。ただし利子率及び運転年数はNEDOが指定する数値とする。
   年経費率=r/(1?(1+r)の?n乗) r:利子率 n:運転年数
注) 年間燃料費:燃料費、補助燃料費、補機電力費、原料費、水道費等
注) 年間運転経費:税・保険(固定資産税、保険料等)、メンテ費(定期点検費、運転員人件費、委託費等)
注) 排熱利用メリット:天然ガスコージェネ等、設備稼働に伴い得られる排熱を利用するものにあっては、その排熱を既存の熱源で賄ったときに必要となる燃料費を排熱利用メリットとして年間コストから差し引く。

 

発電単価 = ( 3,885,000 × 0.090 + 0 + 0 ? 0 ) / 5,921 =  59.014 (円)

 

※発電単価は、設置コスト・15年償却で考えると、電力買電単価 22.43円 と比較して割高であることがわかります。
 ただし、貞昌院の場合は、補助金を50%いただいておりますので、発電単価実質は 30円弱となり、ほぼ東電からの買電単価に近くなります。

投稿者: kameno 日時: 11:44 AM | | コメント (2)

春の風物詩-ゲンゲ畑

【ゲンゲ畑】

化学肥料が普及されるまでは、緑肥(りょくひ=草肥:くさごえ)および牛の飼料とするため、8?9月頃、稲刈り前の水田の水を抜いて種を蒔き翌春に花を咲かせていた。これはゲンゲ畑と呼ばれ、昭和末頃までの「春の風物詩」であった。

「ゲンゲ畑」は田植えの前に耕し、ゲンゲをそのまま鋤きこんで肥料とした。窒素を固定する「根粒菌」の働きで、ゲンゲの根には球形の根粒がつく。
乳牛を飼っているところでは、飼料とした。 休耕田の雑草防止策にもなった。

(WIKIペディアより引用)



一昔前は、上永谷の近辺はたくさんの田んぼが広がっていて、この時期には一面のゲンゲ(今では蓮華草の呼び名が一般的ですね)の花畑がごく当たり前に見られていました。
が、急速な市街化の進展により、市街化調整区域として残されている農業専用地区や、舞岡公園のような保存地区に田んぼが残されるばかりとなってしまいました。
20060430-2.jpg 20060430-3.jpg


蓮華草は、ただ綺麗だからということで植えられている訳ではなく、マメ科の植物であるために、根に寄生しているバクテリアが、稲の生育にとって必要な窒素肥料を蓄える働きをするからなのです。

しかし、安価で手軽な化学肥料が普及したため、一面の蓮華の花という光景は少なくなっていきました。

蓮華草の花をよく見ると、10個ほどのピンク色の花が車輪状に並んでいることが判ります。
この姿が、まるで蓮の花にそっくり・・・・ということで蓮華草と呼ばれるわけです。

20060430-4.jpg

最近は、環境に対する意識も高まり、有機農法が見直されつつあります。
田んぼの絶対数は、残念ながら減少してしまっていますが、ゲンゲ畑の割合は逆に少しづつ増えているような感じがします。

今年は4月に入ってからの気温が低いせいか、4月末になっても、このように蓮華草の花が見られるのは嬉しい限りです。

20060430-7.jpg 20060430-5.jpg 

【関連トピックス】

田んぼは風景や生き物をつくる土台
http://teishoin.net/blog/000139.html
舞岡公園と道路計画
http://teishoin.net/blog/000113.html

投稿者: kameno 日時: 11:15 AM | | コメント (0)

太陽光発電2005年の総括

貞昌院では平成15年11月4日より5.5kWの太陽光発電設備を運用しています
※太陽光発電設備の概要はこちらをご参照ください http://teishoin.sakura.ne.jp/solor/index.html

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平成15年度NEDO・新エネルギー非営利活動促進事業として、設置費用の半額の補助金を得て運用していますが、昨年末までの発電に関する結果をまとめてみました。

result2005.jpg

太陽光発電を運用しはじめた平成15年11月から平成17年12月末までの累計発電量は 12,805kwhとなりました。
また、平成17年1年間の発電量は 5,997kwhとなりました。
因みに平成16年1年間の発電量は 6.221kwhでしたから、若干発電量は減っています。まあ、原因は日射量の差でしょう。

【平成17年(2005年)一年間の総括】
■年間発電量 5,997 kwh
■炭酸ガス削減量 (年間) 1,081 (kg-C) = 3,962 (kg-CO2)
■石油に換算すると (年間) 1,453 (リットル) = ポリタンク 81 杯分
■森林面積に換算すると 792 (坪) = 2,614 (平米)
■電気料金に換算すると 134,333 (円)


上のグラフで、●は、東電からの電気料金請求額から東電への電気料金売却額を引いた金額です。
すなわち、実際にかかる電気料金ということになりますが、昨年5月は、実に5,000円程度で済んでいます。
平均して月額の電気料金は 12,000円位です。
これは、本堂・客殿・庫裏を含めた電気料金であり、しかも従量電灯C25KVAの基本料金、6,500円を含んだ金額ということを考え合わせると、貞昌院で消費する電気のうち、かなりの部分を太陽光発電で賄うことができていることがわかります。

昨年一年間の発電量を日毎に記録したのが次の表です。


表:貞昌院太陽光発電発電量 ( 5.544kw設備)   kwh

2005
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
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15
16
17
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19
20
21
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23
24
25
26
27
28
29
30
31
月計
Jan
13
20
15
16
22
6
18
6
16
19
21
16
20
14
1
1
19
18
16
18
22
21
2
14
17
4
14
15
5
20
21
450
Feb
20
14
18
20
13
20
7
0
7
12
15
20
11
24
18
1
12
5
1
4
20
21
25
14
1
9
20
26
378
Mar
13
21
14
1
21
7
27
27
21
14
3
14
13
27
15
26
3
21
30
11
30
5
2
23
32
29
29
1
5
24
28
537
Apr
27
13
29
15
30
26
20
26
29
25
1
1
4
30
29
21
29
11
27
1
28
26
30
30
13
19
32
30
28
27
657
May
17
21
26
32
27
10
18
14
30
25
20
16
8
23
13
33
32
19
25
20
17
27
30
28
28
32
30
17
24
2
16
680
Jun
20
6
14
16
23
32
22
21
14
3
8
21
28
21
1
4
17
21
14
22
24
3
11
19
28
22
20
24
4
10
493
Jul
7
12
5
0
18
3
24
18
6
22
18
12
10
6
27
26
13
27
14
21
22
20
5
6
16
2
26
29
27
12
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477
Aug
24
15
26
19
25
26
24
22
18
13
17
8
14
24
21
6
28
24
28
28
22
13
16
8
2
21
18
16
25
20
10
581
Sep
24
24
26
15
1
5
13
26
6
22
17
24
24
27
15
16
25
27
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6
10
3
19
1
6
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8
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472
Oct
25
25
10
6
1
7
18
8
0
2
5
19
24
21
12
1
1
0
10
23
15
2
25
19
20
3
8
18
9
10
11
358
Nov
22
20
13
19
18
1
12
20
21
19
3
14
16
4
5
18
15
19
17
15
14
17
15
16
14
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15
13
9
16
433
Dec
18
11
10
1
20
13
17
17
19
18
1
14
13
18
16
19
18
20
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17
15
14
19
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15
17
17
19
15
16
18
481

寺院の建物に太陽光発電設備を設置する事例は着実に増えています。
近隣の曹洞宗寺院だけでも、昨年、NEDOの補助事業としてスタートした寺院が2か寺あります。

鶴見区のJ寺太陽光発電設備導入事業(11.154KW)と、藤沢市のC寺太陽光発電設備導入事業(15.7KW)です。

このような輪がどんどん広がっていくと良いですね。

投稿者: kameno 日時: 1:28 AM | | コメント (4) | トラックバック (1)

12月気温、戦後最低=日本海側で記録的降雪

12月気温、戦後最低=東・西日本で記録?北極から寒気放出・気象庁

 東日本と西日本の12月の平均気温が1946年に統計を開始して以来、最も低かったことが4日、気象庁が発表した天候まとめで分かった。日本の上空に北極から非常に強い寒気が断続的に流れ込んだのが原因で、積雪も全国106地点で12月の記録を更新した。
 71年以降30年間の12月の平均気温を平年値として比較すると、東日本は2.7度、西日本は2.8度も低かった。東日本では47年に平年より2.6度低かったのがこれまでの最低で、西日本では67年に2.7度低かった記録がある。
 北日本は1.9度低く、歴代9位タイ。南西諸島は1.5度低く、6位の寒さだった。
 同庁によると、北極で寒気の蓄積と放出を交互に繰り返す「北極振動」が11月中ごろ以降、蓄積から放出に急激に変化し、12月もこの状態が続いた。フィリピンやインドネシア付近の大気の対流活動もかなり活発な状態が続き、日本付近に一層寒気を南下させやすくしたという。 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060104-00000071-jij-soci

5日夜から大雪の恐れ 気象庁警戒呼び掛け
 本州の日本海側では5日夜から6日にかけて大雪となる恐れがあり、6日夜は西日本でも雪が強く降るとして、気象庁は5日、雪崩などへの警戒を呼び掛けた。
 同庁によると、5日夜から、北日本の上空5000メートルに氷点下40度前後の強い寒気が流れ込み、6日夜には西日本の上空にも強い寒気が南下する見込み。
 新潟県津南町では5日午前6時に384センチの積雪を記録し、これまでの最大積雪(369センチ)を上回った。午前9時の積雪は新潟県妙高市336センチ、長野県野沢温泉村302センチなどで3メートルを超えている。
 6日正午までの24時間の予想降雪量は、北海道、東北の日本海側、北陸、長野県、群馬県40?50センチ、近畿北部、岐阜県、中国地方30センチ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060105-00000056-kyodo-soci



それにしても寒い日が続きますね。
戦後観測記録上、12月としては最も低い平均気温となった地区もかなり多いそうですが、ここ、相模湾に近い横浜南部でも、氷が張ったりするようになりました。

20060106-2jpg.jpg

これは手水鉢の氷です。
ここ十年くらいは暖冬が当たり前になり、庭に厚い氷が張ることは滅多に無かったのですが、やはり今年の気温は確実に低いのですね。
私が小さい頃は、池の氷がびっしりと張って、その上に乗って遊んでいたりしたのですが、最近は池を改修して深くしたり、山の清水を引いているために、さすがに池の氷は張っていません。
そのために、小さい頃の方が冬は寒かったような気がするのですが、まあ、それは気のせいでした。

特に、日本海側を中心に記録的な大雪となっているとのことで、被害もかなり出ているとのニュースが連日のように報じられています。
心より御見舞い申し上げます。

この大雪については、日本海の海水温上昇がかなり影響していることを、北海道大学大学院の渡部雅浩助教授が指摘しています。
エチゼンクラゲやオニヒトデの大発生に見られるように、海水温は確実に上昇しています。特に今年は平年より1、2度高くなっています。

そこに北極から非常に強い寒気が断続的に流れ込み、さらに発達した低気圧の影響で、ユーラシア大陸から日本海に向けて乾いた冷たい空気が入りやすくなったことにより、水温の高い日本海からの水蒸気量が増え、そのまま日本海側に雪をもたらす雪雲が発達するメカニズムです。

それにしても、最近の気象はどうなっているのでしょうか。
極端に暑く、極端に寒く、極端に雨や雪が降り、極端に降雨が無い・・・・・・・・
両極端の厳しい気象条件が次々と襲ってきています。

投稿者: kameno 日時: 12:07 AM | | コメント (2) | トラックバック (2)

今年は紅葉が遅いですね

紅葉の時期に遅れ…気象庁「地球の温暖化などが影響」


 気象庁は各地の気象台などの周辺で、動植物の季節による変化を毎年記録。カエデは秋になり気温が下がると、葉の葉緑素が分解し、赤色の色素が生成され紅葉する。この記録で、53年と昨年のカエデの紅葉した日を比較すると、長崎市で68日、甲府市で57日、和歌山市で31日、札幌市で20日、盛岡市で26日など、全国ほとんどの地点で大幅に遅くなっていた。
 全国46地点のカエデの紅葉日を平均すると、毎年0.3日、51年間で15日遅くなっており、特に70年代後半から遅くなる傾向がはっきり現れたという。
 同庁によると、日本の10月の平均地上気温は100年当たり0.9度上昇、11月も百年当たり1.1度の割合で上昇。こうした気温上昇は、二酸化炭素など温室効果ガスの増加に伴う地球温暖化の影響という。同庁では「温暖化のほか、カエデを観測している場所が都市部にあるため都市化の影響も受けている」と説明している。
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/event.html?d=29fuji62986&cat=7




この、紅葉(黄葉)の遅れは、貞昌院境内でも実感できます。
例えば、8年前の1997年に定点観測した境内の銀杏と2005年を比較すると、11月28日現在、目測で8年前の11月15日の状況とほぼ同じであり、約2週間ほど遅れていることが分かります。
都市化の進展により、ヒートアイランド現象の影響を受け、さらに全体的に気温上昇傾向にあることが相俟って、このような現象を引き起こしているのでしょう。
四季のうち、春と秋の期間が特に短くなってしまい、季節感が失われつつある事がとても残念です。

【以下の写真は1997年の記録です】
ginkgo1.jpg

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ginkgog.jpg ←今年は、11/28現在、このあたり

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投稿者: kameno 日時: 10:17 PM | | コメント (0)

ソーラ?作戦、地球温暖化対策として大展開

<ソーラー作戦>地球温暖化対策として、環境省が大展開へ

 環境省は来年度から、地球温暖化対策として太陽光発電をさらに普及させる「ソーラー大作戦」の展開を目指す。地域ぐるみの導入を促すとともに、1000キロワット級の発電施設を地域で共同利用する仕組みの構築などにより、国内の太陽光発電を「点から面」に広げることを狙う。来年度予算の概算要求に約43億円を計上した。
 各家庭ごとの太陽光発電装置の設置には従来、経済産業省が補助金を出していたが、来年度は廃止する。
 政府の京都議定書目標達成計画では、2010年までに国内で482万キロワットの太陽光発電を導入する。化石燃料を使わず太陽光で電力を得ることで、炭素換算で年間約180万トンの二酸化炭素(CO2)削減効果を見込んでいる。
 日本の導入実績は04年までに113万キロワット。世界の累計導入量の約44%を占めて世界一だが、目標達成には今後、年平均で60万キロワット強の導入が必要になる。昨年の導入量は、ドイツが約36万キロワットで1位。日本は27万キロワットで2位だった。
 そこで環境省は「大作戦」で目標達成を目指す。
 自治体を通じて、まとまった戸数の住宅に太陽光発電設備を設置してもらい、設置後3年間、発電実績に応じて設置地域に助成金を出す「ソーラー・マイレージクラブ事業」▽宅地開発の際に開発業者に補助金を出し、街全体の住宅百数十戸に太陽光発電を設置してもらう「街区まるごとCO220%削減事業」▽300戸程度の電力をまかなえる1000キロワット(1メガワット)級の発電装置を、同省と自治体が共同で導入する「メガワットソーラー共同利用モデル事業」などが柱だ。
 同省は「1戸ずつの家庭での利用から、地域ぐるみの利用や大規模・集中的な利用に展開し、効果的なCO2削減につなげたい」と話している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050914-00000034-mai-soci



このブログでも何回か紹介させていただいていますが、貞昌院でも太陽光発電設備を運用しています。

貞昌院で使用する電力のうちかなりの部分を賄っています。

今回のニュースでもありますが、住宅用の補助金は年々減少の一途をたどっていますが、逆に、寺院などの非営利法人に対する補助金は依然として高い水準にあります。
その意図は、1戸ずつの家庭での利用から、地域ぐるみの利用や大規模・集中的な利用に展開ということにあるようです。

近隣の寺院でも、今年度に15kwもの大規模な施設を東京電力と提携して設置したり、積極的な取組みが見られます。

太陽光発電はメンテナンスがいらない、クリーンな発電装置として注目されていますが、私は、一番の特徴は電力消費のピークカットに貢献するということであると考えています。

電力消費のピークは、夏場の昼過ぎ(夏の高校野球テレビ観戦とエアコンの電力消費時)に来るようですが、まさに夏の日射の多い時は太陽光発電の電力生産のピークでもあるわけです。

feat_img_02.gif


つまり、太陽光発電設備がある程度普及する事により、電力消費のピーク値が押し下げられ、その分だけ過大な火力・水力・原子力の電力発電施設投資が要らなくなるのです。

寺院は、全国に何万箇所もあります。
メガワット級とまではいかなくても、ある程度の規模の太陽光発電設備が設置されるだけでも、地球温暖化防止に相当貢献できるのではないでしょうか。

▽地域30戸程度の電力をまかなえる100キロワット(0.1メガワット)級の発電装置を、国と自治体・曹洞宗・宗門寺院が共同で全国寺院に導入する「グリーンプラン寺院発電設備モデル事業」なんていうのは如何ですか?

投稿者: kameno 日時: 11:17 PM | | コメント (2) | トラックバック (1)

知床を世界遺産登録=自然分野で国内3カ所目

南アフリカ共和国で開催中の第29回国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会は14日午前(日本時間同日夜)、新規登録候補地に関する審議を行い、日本が自然遺産候補に推薦していた知床(北海道)を世界遺産リストに登録することを決定した。国内の自然遺産は、1993年12月に登録された白神山地(青森、秋田両県)、屋久島(鹿児島県)に次いで3カ所目。文化遺産も合わせると13カ所目となる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050714-00000111-jij-soci




北海道の雄大な自然遺産が世界遺産として登録されることが決定しました。
さっそくGoogoleMapで見てみましょう。

http://maps.google.com/maps?ll=44.208838,145.221861&spn=0.262882,0.317350&t=k&hl=ja

知床五湖以東の観光客への制限はかなりされているとはいえ、世界遺産登録される事により、自然破壊が進まない事を願うばかりです。

【関連リンク】熊野古道、光と影 世界遺産登録から1年


北海道には学生の時に数ヶ月掛けてユースホステルを拠点に旅行したことがあります。
もちろん、知床半島も廻りましたが、当時はまだ旅行者も少なくのんびりとした旅ができました。

知床大橋から硫黄岳を望む
20050714-1.jpg

カムイワッカ湯の滝。
現在はかなり観光客が多いところです。
20050714-2.jpg

男の泪という滝に続く道。
有名な乙女の泪の奥にあります。
こういう何でもない道を数十分歩いた先に滝があります。(現在は立ち入り制限中)
20050714-3.jpg

男の泪の断崖。
この下に雄大な滝があります。
20050714-4.jpg

世界遺産登録のニュースに、久しぶりに古いアルバムを見返してみました。
手付かずの大自然を後世に受継いでいきたいものです。
20050714-5.jpg

投稿者: kameno 日時: 8:10 AM | | コメント (0) | トラックバック (2)

貞昌院太陽光発電設備で

設置のお世話をいただいた、(株)スカイテックの太陽光発電システム事業3周年、設置ユーザー200軒達成感謝のつどいが横浜で開催されました。

貞昌院太陽光発電設備の詳細はこちら

今月の京都議定書発効など、環境問題意識の高まりに併せて、太陽光発電などの新エネルギーが注目されています。
システム設置には、数百万円の投資をするわけですから、何かしらの環境問題に対する貢献を目指すという目的がないと、設置に踏み切れないかもしれません。
けれども、設置した後は、節電意識の高まりなど、発電から得られる電力以上の何かをもたらしてくれるものだと思います。

スカイテックさんには本当に親身になっていただきました。
今回、感謝のつどいが開催され、それに150人以上も集まるということが、会社がユーザーをいかに大切にしているかということを表わしているのではないかと感じました。
縁を広げることが出来る貴重な場を提供していただき、本当に有難うございました。

僭越ながら、少し発表をさせていただきました。

資料1 (PDF)
資料2 (PDF)

20050226.jpg

投稿者: kameno 日時: 11:34 PM | | コメント (0)

京都議定書ようやく発効

地球温暖化防止のための京都議定書が昨日、ようやく発効しました。
これにより、先進国に課された二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの削減目標は国際公約となり、法的拘束力が生じることになります。

■京都議定書とは
-------------------------------------------------------------------
1997年に京都で開催された気候変動枠組条約第3回締約国会議(COP3)で採択された温室効果ガス削減のための議定書のこと。温室効果ガスの排出量を先進国全体で2008年から2012年までに5.2%削減することが約束された。
2001年に米国のブッシュ政権が議定書に対して反対を表明し、存亡が危ぶまれたが、7月のCOP6再会会合で二酸化炭素の森林吸収分を認めるなどの修正案を日本を含む参加各国が受け入れて合意した。

【ポイント】
○先進国の温室効果ガス排出量について、法的拘束力のある数値目標を各国毎に設定。
○国際的に協調して、目標を達成するための仕組みを導入(排出量取引、クリーン開発メカニズム、共同実施など)
○途上国に対しては、数値目標などの新たな義務は導入せず。
○数値目標
対象ガス : 二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、HFC、PFC、SF6
吸 収 源 : 森林等の吸収源による温室効果ガス吸収量を算入
基 準 年 : 1990年 (HFC、PFC、SF6 は、1995年としてもよい)
目標期間 : 2008年から2012年
目    標 : 各国毎の目標→日本△6%、米国△7%、EU△8%等。
 先進国全体で少なくとも5%削減を目指す。
-------------------------------------------------------------------
                              京都議定書の概要より引用

 
ということで、日本に課せられた温室効果ガス排出量の削減目標は6%となります。
しかし、この実現は相当厳しいものがあります。
何故ならば、6%削減というのは、1990年に比べてということなのですが、実際に1990年から2003年に8%も増加してしまっているからです。
つまり、ノルマ達成には現状からの14%もの削減が必要になるわけです。
果たして目標達成はできるでしょうか。


温室効果ガスの代表は炭酸ガスですが、では私たちの一般家庭から、普段の生活でどれだけ発生させているのかを計算してみましょう。
毎月届く電気、ガス、石油などの伝票を用意して、次のフォームに入力してみてください。
http://teishoin.sakura.ne.jp/i/cgi-bin/estimation.cgi

思ったよりも多くの炭酸ガスを発生させていることにびっくりするのではないかと思います。
一人一人の環境に対する削減意識が必要でしょう。

貞昌院では、5.5KWの太陽光発電システムを運用しています。
京都議定書発行を前にして、テレビでも太陽光発電のCMがよく流れますね。

さらに、私が注目しているニュースは、ずばり、これです。

世界初のLPガス仕様家庭用燃料電池システムENEOS ECO LP-1を3月1日より商品化

まだまだ高価な燃料電池を採算度外視の年6万円で3年間貸し出すというものです。

数年後には太陽光発電+燃料電池システムが当たり前の世の中になるかもしれません。

投稿者: kameno 日時: 12:36 AM | | コメント (1) | トラックバック (4)