春の風物詩-ゲンゲ畑

【ゲンゲ畑】

化学肥料が普及されるまでは、緑肥(りょくひ=草肥:くさごえ)および牛の飼料とするため、8?9月頃、稲刈り前の水田の水を抜いて種を蒔き翌春に花を咲かせていた。これはゲンゲ畑と呼ばれ、昭和末頃までの「春の風物詩」であった。

「ゲンゲ畑」は田植えの前に耕し、ゲンゲをそのまま鋤きこんで肥料とした。窒素を固定する「根粒菌」の働きで、ゲンゲの根には球形の根粒がつく。
乳牛を飼っているところでは、飼料とした。 休耕田の雑草防止策にもなった。

(WIKIペディアより引用)



一昔前は、上永谷の近辺はたくさんの田んぼが広がっていて、この時期には一面のゲンゲ(今では蓮華草の呼び名が一般的ですね)の花畑がごく当たり前に見られていました。
が、急速な市街化の進展により、市街化調整区域として残されている農業専用地区や、舞岡公園のような保存地区に田んぼが残されるばかりとなってしまいました。
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蓮華草は、ただ綺麗だからということで植えられている訳ではなく、マメ科の植物であるために、根に寄生しているバクテリアが、稲の生育にとって必要な窒素肥料を蓄える働きをするからなのです。

しかし、安価で手軽な化学肥料が普及したため、一面の蓮華の花という光景は少なくなっていきました。

蓮華草の花をよく見ると、10個ほどのピンク色の花が車輪状に並んでいることが判ります。
この姿が、まるで蓮の花にそっくり・・・・ということで蓮華草と呼ばれるわけです。

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最近は、環境に対する意識も高まり、有機農法が見直されつつあります。
田んぼの絶対数は、残念ながら減少してしまっていますが、ゲンゲ畑の割合は逆に少しづつ増えているような感じがします。

今年は4月に入ってからの気温が低いせいか、4月末になっても、このように蓮華草の花が見られるのは嬉しい限りです。

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投稿者: kameno 日時: 2006年4月30日 11:15

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