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春が過ぎて 夏が来ました。
葉っぱのフレディは この春 大きな木の梢に近い 太い枝に生まれました。
そして夏にはもう 厚みのある りっぱな体に成長しました。
五つに分かれた葉の先は 力強くとがっています。フレディは数えきれないほどの葉っぱに とりまかれていました。
はじめはフレディは 葉っぱはどれも自分と同じ形をしていると思っていましたが やがて ひとつとして 同じ葉っぱはないことに 気がつきました。
となりのアルフレッド 右側のベン すぐ上のクレアは女の子です。
みんな春に生まれていっしょに大きくなりました。春風にさそわれて くるくる 踊る練習をしました。
日光浴のときは じっとしているのがよいということも覚えました。
夕立ちがくるといっせいに雨に体を洗ってもらいました。
『葉っぱのフレディ - いのちの旅』 (レオ・バスカーリア作/みらいなな訳)
より