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2011年3月11日の東日本大震災発生から、今日(2013年12月4日)でちょうど1000日目を迎えました。
今年の冬は、これまでにない特別な冬となります。
なぜならば、原子力による発電が完全に無くなる冬を迎えるからです。
日本の電力エネルギーの源となる、電源別発電電力量構成比の推移を見てみます。
出典は電気事業連合会のデータです。
東日本大震災発生以前はおおむね30%の発電電力を賄っていた原子力発電は、昨冬は2012年大飯原子力発電所が稼動していましたが、今年は大飯も点検のため停止しているために原子力発電の構成比が0%となります。
原子力発電所設備利用率は2012年は3.9%に激減。
大飯の停止により、2013年、原子力発電所設備利用率はついに0%となりました。
その減少分を賄っているのが火力発電所。
実に全体の90%を火力発電所に頼っていることになります。
火力発電所の増設と、現在の設備のフル稼働により、この冬の電力需給はなんとか賄える見通しとのことですが、個々の家庭や事業所においてはこれまで同様に節電の実践が必要となりましょう。
毎日の予想最大電力と使用状況のリアルタイム速報が電力会社のサイトより公表されています。
このようなサイトを活用して、必要なときに節電行動を進めるというメリハリをつけることも必要でしょう。
逆に、電力需給に余裕があるときには、無理な節電を行なう必用はありません。
また、利用者(契約者別)それぞれに過去2年間の電力使用料の推移をグラフ化してくれるサービスがあります。
それが「でんき家計簿」です。
ちなみに貞昌院のでんき家計簿のデータがこちら。
貞昌院では、おおむね一年間を通して前年同月よりも節電を進めることができました。
同様の契約容量の他の顧客に比べても、かなり使用量が少なく済んでいることが判ります。
原子力発電がゼロになったこの冬、でんき予報と、でんき家計簿を有効に活用して、適切な節電行動を進めていきましょう。