プリウスPHV10days(4)

第2日―夕方の箱根ドライブ編

モニター初日は曇天から夜半には雨模様の天気でしたが、2日目は青空を望むことができました。
貞昌院屋上の太陽光発電パネルがキラキラと輝いています。
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夜間コンセントに繋いでいたので、バッテリーは満充電となりました。

今日は七月盆の中、午前中の法事と棚経。
昼過ぎまでは市内近隣を少し運転しては棚経、また少し運転しては棚経という運転スタイルでした。
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法務が一段落し、子どもたちと箱根までドライブ!
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環状2号線⇒保土ヶ谷バイパス⇒横浜町田ICから東名高速に入ります。
高速道路のSAには、このようにEV急速充電サービスポイントが設置されています。
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写真は海老名SAのもの。
しかし、残念なことにプリウスPHVは急速充電には対応していないため、この充電サービスを利用することができません。
やはり日産リーフや三菱アイミーブなどのように純粋な電気自動車が優先されるべきなのでしょう。
なお、NEXCO中日本のサイトによると、EV急速充電サービスの利用にあたっては事前登録が必要で、現在のところ1回あたり100円の料金がかかるということです。


海老名サービスエリアでは明日の朝食用にメロンパン、マンゴーパンなどを購入。
東名下りをひた走ります。
なお、ここまでは、東名高速に乗るまではEVモード、東名高速に入ってからはハイブリッドモードで運転しました。
高速巡航性能も申し分なく、登坂車線のあるような上り坂の区間ではエンジンとモーターが力を合わせている様子がインパネでよくわかります。

御殿場ICで東名高速を下り、乙女峠を登ります。
通常のプリウスに比べて、PHVはバッテリー重量が40Kg増加して80kgとなっています。
しかし、そんなことを全く感じさせない力強い走りが印象的です。

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乙女峠では雲の中となり、視界が悪い中の運転でした。

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乙女峠の乙女の鐘と、名物の金太郎の銅像。
金太郎のおしりを撫でると良い子に育つそうです。
おしりがピカピカに光っていました。
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乙女峠を越え、仙石原へ。
ススキが青々と繁っています。
秋には このように一面見事なススキの穂となります。

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元箱根で一休み。
ここは数々のドラマを産んできた箱根駅伝の折り返し地点でもあります。
どんよりした天気ですが、どうやら雨は大丈夫そうです。

ここから、箱根駅伝復路のコースをたどって横浜に戻ります。
途中、お玉ヶ池の国道1号線最高標高地点(874m)の辺りでEV走行可能距離がゼロに。

ここから、一気に下り坂となります。
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発電した電気をどんどん蓄えていっています。
まさにプリウスPHVの真骨頂を発揮しています。

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並行して走る箱根登山鉄道では、紫陽花列車を運行していました。
紫陽花の見頃は、もう終わりに近いようですね。

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箱根湯本に到着するころには、EV走行可能距離が10kmを越えました。
まだまだ充電は続きます。

【ちょっとした計算】
国道最高標高地点(874m)から箱根湯本(108m)の標高差は 766m
プリウスPHVの重量は1410kg、人間とガソリン等の重量を含めて1500kgとします
国道最高地点と箱根湯本での車速は同じとします

両地点での位置エネルギーの差
U=mgh=1500(kg)×9.8(m/s)×766(m)
=11,260,200(kg・m^2・s^-2)
=3.130…(kWh)

箱根湯本に到着した時点でプリウスPHVのバッテリーが5割程充電されたとして、回生された電力量
E=4.4(kWh)×0.5=2.2(kWh)

よって、位置エネルギーの 70%ほどが回生された ことになります

 

それほど意識した走行でもなく、また観光バスや他の車も多く走っている条件の中で、7割ものエネルギーを回収し、再び使うことができているということは驚きです。
ノーマルのプリウスは電池容量が少ないため、せっかく回生ブレーキにより発電した電気のうち、蓄電容量を超えた分は残念ながら熱として捨ててしまうことになります。
(もちろん、ほとんどの車は、ブレーキによって、全部のエネルギーを捨ててしまっていることになります)
このように箱根を下る車一台一台が、それぞれ3kWhを超えるエネルギーを熱として捨ててしまっています。
これは箱根に限らず、どの道路でも同じ。
走っているほとんどの車の運動エネルギーと位置エネルギーが無駄に捨てられているのです。
しかし、プリウスPHVは、これらの回生電気を効率的に貯めて再利用することが出来ます。
これこそがプリウスPHVの真骨頂といえるでしょう 。

小田原を過ぎてから西湘バイパスに入り、ハイブリッドモードに切り替えましたが、EV走行可能距離は、ずっと10km台をキープしていました。
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西湘バイパスでは、燃費はずっと30~40km/l で推移しています。

自宅手前20キロほどになった所で、EVモードに切り替えました。
丁度自宅に到着した時に蓄電池をほぼ使いきりました。

今回のドライブは、市街地、高速道路、登りの山道、下りの山道、バイパスなど様々な要素があるコースを走りました。
だんだんとプリウスPHVに合った運転が分かってきたような気がします。
全行程約185km、平均燃費は31.5kmでした。

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投稿者: kameno 日時: 2012年7月15日 00:09

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