卒塔婆、カートカンが森を育てます

木づかい運動ってご存知ですか?

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木を消費することは環境破壊に繋がるのではないかという大きな誤解があります。
しかし、木が何処からやってきた木なのかをちょっと気に留めることにより、森を育てる実践行動になります。
「木づかい」とは、暮らしに国産材の製品をどんどん取り入れて森を育てる活動です。



国産材、使って減らそうCO2

日本では、国産の木材があまり使われていません。このため、手入れが行き届かないヒノキ、スギなどの人工林が増えています。植える、育てる、収穫する、上手に使うというサイクルがCO2をたっぷり吸収する元気な森をつくります。
「木づかい」とは、暮らしに国産材の製品をどんどん取り入れて森を育てるエコ活動です。木を使うことから、すべてが始まります。
CO2の吸収や国土を災害から守るといった森林の持つ多くの働きを発揮させるためにも、国産材を使って森を育てることは大切なことです。そして、2005年度から、国産材をみなさんにより広く利用していただくため、林野庁は「木づかい運動」としてPR活動を強化しています。特に、毎年10月を「木づかい推進月間」として集中的に取り組みを実施することとしています。
林野庁のサイトより)


木づかいの事例として「カートカン」があります。
最近、飲料の容器として、スチール缶、アルミ缶に替わって少しづつ「カートカン」が使われるようになってきました。
まだまだ街で見かけることは希ですが、カートカンには電気の缶詰といわれるアルミ缶や、同じ紙でもバージンパルプによる通常の紙パックとは異なる次のような大きな特徴があります。



カートカンの特徴

・国産材を30%以上使用、間伐財を積極的に活用しています
・木を使い、森林を育てることが地球温暖化を抑えます
・カートカンを使用することによって日本の森林の育成に貢献できます。

カートカンは主に紙でできています。
「 紙を使うことで森が育つ」というと矛盾しているようですが、紙の原材料である木材の使用が増えれば、森林の整備に必要な経費が確保されて「植える→育てる→収穫する」というサイクルがスムーズに循環し、健全な森林が育ちます。しかしながら、現在我が国の森林の多くは、安価な国外の木材におされて、充分な循環が難しい状態にあるといわれています。
カートカンは国産材を30%以上使用しており、間伐材や端材などの国産木質バイオマス資源を積極的に活用しています。
豊かな国土を守り、地球温暖化の原因となるCO2を吸収して育つ日本の森林。みなさんがカートカンの飲料を飲むことは、その森林を守り育て、そして地球を温暖化から救うことにつながります。
森を育む紙製飲料容器普及協議会事務局のサイトより)


このように、冒頭で御紹介させていただいた「木づかい」を具体化した一つの商品なのです。


林野庁が推進する「木づかい運動」

カートカンが森を育てる仕組みを見てみましょう

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この図の中の「カートカン」の部分を卒塔婆に置き換えると、このブログの記事で以前作ってみた卒塔婆を中心とした循環システムの一部と同じになりますね。

まさに「塔婆供養で植林支援」の理念と合致します。


先日来よりモンゴル植林ツアーでご紹介した様々な取組みの意義を順次ご紹介してまいりました。
「塔婆供養で植林」では、各寺院様で使用される塔婆の納入元については、今のところは敢えて触れていません。
けれども、塔婆を用いることによって、環境を守り森を育てることもできるのだということをご理解いただいた方には、きっと国産の間伐財による塔婆材を自然に利用していただけるようになることでしょう。

東京都森林組合・製材組合では全国のかなりのシェアで卒塔婆を生産しています。
東京都森林組合・製材組合では、国産の間伐材を使用した「スギ塔婆」を製造しています。

塔婆には、外国産の材木ではなく、このような製品(できれば各寺院の地域の森林組合生産のもの)を大いに導入していくべきだと考えます。

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そのきっかけに「塔婆供養で植林」の一連の行動が関ることができれば、こんなに嬉しいことはありません。


林野庁の「木づくり」運動のイメージ図にSZIの塔婆供養で植林支援が加わった概念図を作成してみました。

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SZIのシールの隣に「間伐材使用」のシールが並べば、卒塔婆を中心とした循環システムの取組みのマス目が着実に埋まっていきます。


■関連リンク
木づかい運動(林野庁)


■関連ブログ記事
一本の塔婆で一本の苗木がそだちます
卒塔婆を中心とした循環システム

投稿者: kameno 日時: 2009年7月 4日 09:25

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