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貞昌院では、9年前に参拝者用の駐車場の芝生化工事を行いました。
ここのところ、連日猛暑日となり、厳しい暑さが続いています。
横浜地方気象台(横浜市)における平均気温の長期変化 を見ると、年を追うごとに次第に平均気温が上昇していることがわかります。
都市化の進展によりコンクリートやアスファルト舗装が多くなり、舗装面では太陽熱の40%は反射して周囲の温度を上げ、50%は舗装面に蓄積されます。
地面が土の場合は、太陽熱の30%が反射し、30%は地中に蓄積されます。
しかし、土の表面を芝生など植物で覆うことにより、太陽熱の反射は20%、地面への熱の蓄積は5%と、極端に下げる事ができます。
また、植物には、気孔からの蒸散作用により、地中の水分を空気中に水蒸気として放出し、気温を下げる効果もあります。
●芝生の環境への効果
・吸音効果
・夏季の気温低減(ヒートアイランド低減)
・1㎥当たり保水性60リットル、雨水浸透能力1㎡たり50リットルが期待できる。
ということで、芝生化9年目の芝生の様子がこちらです。
多くの車がこの芝生の上に駐車していますが、タイヤによる芝生の剥がれなどもなく、原状を維持しています。
夕方には散水を行うなど手入れは必要ですが、その手間以上の効果があると感じます。
なお、散水は井戸水を用いていますので、たっぷりと撒くことができます。