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先月同時期にブログ記事 エネルギー源分散のメリット で、節電効果の速報を掲載しました。
その際は、電力量測定期間の前半が震災前、後半が震災後であったため、節電による効果がどれくらいであったか正確な比較が出来ませんでした。
電気使用量のおしらせ4月分が届き、震災後の期間での比較ができましたので、その結果をご紹介します。
貞昌院では、日頃から節電には努めていましたが、 東日本大震災に伴う計画節電を機に、電力消費をさらに見直して、可能かつ無理のない範囲で節電につとめてきました。
まずは、使用電力量と余剰電力量のお知らせです。
電気代(電力使用による請求予定金額は、基本料金を含めて 13,724円となっています。
対し、東京電力が買い取る購入予定金額は 22,080円です。
従って、8,356円の黒字です。
どれだけの節電となったのかを視覚的に表すために昨年2010年と今年2011年で比較したグラフを作成してみました。
昨年2010年・今年2011年の「4月分」の比較です。なお、対象期間は2010年、2011年それぞれ 3月28日~4月26日の30日間です。
電力会社からの買電量(左オレンジのグラフ)が昨年同期と比較してだいぶ減っていることがわかります。
使用電力量は約4割減、余剰電力量は 実に6割増となりました。
まだまだ節電の余地があったのですね。
使用電力量とは、下図でいうところのオレンジ色の部分、余剰電力量は下図でいうところの水色の部分の電力量です。
節電により、図中の「貞昌院で消費する電力量」の線が下がると、水色の「余剰電力を電力会社に売電」の面積が増え、オレンジ色の「電力会社より買電」の面積が減少することがわかります。
それが冒頭のように結果として表れました。
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今年夏は再び計画停電が予測され、教区の中ではお施餓鬼法要を繰下げて暑さのピーク時を避けて行おうかという話も出ています。
思えば、一昔前先代住職の時代には、夕方近くになって随喜方丈さんが集まり次第法要打ち出しということでした。
自然に逆らわない智恵なのでしょう。
今年はそれに従うのも良さそうです。
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客殿から見る藤の花が見ごろを迎えました。