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森が燃えていました
森の生きものたちは
われ先にと逃げていきましたでもクリキンディという名のハチドリだけは
いったりきたり口ばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは
火の上に落としていきます
動物たちがそれを見て「そんなことをしていったい何になるんだ」
といって笑います
3月15日に歴史カフェを開催しますのトピックスでご紹介した港南台タウンカフェ。
タウンカフェの小物ショップの一角にこのようなコーナーがありました。
キャンドルナイト用のキャンドル、蜜蝋を紹介、販売するショップなのですが、その背景に見える「私にできること」のメッセージボート、そして、ひときわ目立つハチドリのデザインの本・・・・
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、それは
『私にできること』 ?地球の冷やし方?
ISBN4-9901663-2-9
サイズ:A5版 / 32P
発行:ゆっくり堂定価:300円(税込)
企画:ハチドリ計画
挿画:マイケル・ニコス・ヤグラナス
という本です。
南アメリカ、赤道直下のアンデス地方に古くから伝わるお話を、明治学院大学教授・ナマケモノ倶楽部主宰の辻信一先生が訳された短い短いお話です。
この短い物語に呼応し、坂本龍一氏、セヴァン・スズキ氏、CWニコル氏、ワンガリ・マータイ氏らが呼応し、それぞれの「私にできること」のメッセージが連ねられていきました。
先の港南台タウンカフェのメッセージボードにも、一人ひとりの「私にできること」が書かれています。
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昨日、この物語を伝えたご本人、ルース=マリーナ・ヴェガ(Luz Marina Vega)さんから直接この物語を聞くことができる機会に恵まれました。
しかも、それを訳しご紹介された辻信一先生の解説つきで!
アウキ・ティトゥアニャ夫妻(右がハチドリの物語を伝えたルース=マリーナ・ヴェガ(アルカマリ)さん:戸塚善了寺にて)
環境問題への取組みは、実に壮大なテーマで、では具体的にどのような行動をしてよいのか途方にくれてしまうかも知れません。
けれども、私たち一人ひとりの行動が積み重なって環境問題を引き起こしているのならば、逆に考えて、地球を冷やすことができるのも私たち一人ひとりの行動であるはずです。
それぞれが「私にできること」を実践し、ポトリ、ポトリと滴を落としていくことにより何かが変わっていくはずです。
冒頭の物語の続きです。
クリキンディはこう答えました
「私は、私にできることをしているだけ」
皆さんの「私にできること」は何でしょうか?
■関連リンク
ルース=マリーナ・ヴェガ(Luz Marina Vega)さんは、南アメリカ・エクアドル・コタカチ郡の現知事であるアウキ・ティトゥアニャ(Auki Tituana)氏の奥さんです。
ご夫妻から伺った話について、追ってご紹介していきます。
できる事から少しずつ、やれるところからコツコツと。
これから毎日雑草との戦いが始まります。
腰やひざの痛みと戦いながらの作業ですが、やらないでいたら草に埋もれてしまいますので、やるしかありません。
あせるな、急ぐな、と自分に言い聞かせながら頑張ります。
自分のできる事をするだけ。いい言葉です。
投稿者 うさじい | 2008年4月30日 08:29
うさじい様
「辟へば小水の常に流るれば、則ち能く石を穿つが如し」のこころでもありますね。
投稿者 kameno | 2008年4月30日 09:36
ハチドリのお話ご紹介有り難うございました。
このお話はとても説得力のあるお話です。今、古山博士に調べて頂きましたら、やはり仏教説話にあります。「ジャータカ」にあると思います。南方熊楠さんが南米にもこの話はあるとなにかに紹介しているそうです。どちらが先かは分かりませんが、やはりインドのほうが先でしょうか。
2日の日も、また私もハチドリになりに行きたいと思います。よろしくお願いいたします。
投稿者 風月 | 2008年5月29日 16:45
風月さま
コメントありがとうございます。
同様の説話はインドにもあるのですね。
「私たちにできること」・・・・2日、よろしくお願いいたします。
投稿者 kameno | 2008年5月29日 23:28
地球人が地球の環境の改善の為に残せる物は、広葉樹だと思いますね。働いて稼いで土地を買って庭に広葉樹を植える事だと思いますよ。いよいよ国連の1兆本植樹キャンペーンも始まりましたね。
投稿者 地下水 | 2020年2月 9日 02:06