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先日の歴史の会で話題になった一つに、横浜市の中で一番標高の高い場所は何処だろうかというものがありました。
円海山?・・・・いやいや、大丸山・・・・・
ということで、調べてみました。
※今回の対象からは、「ランドマークタワー(高さ295.8 m)」のような建築物は除外します。
まずは、横浜市 横浜市統計ポータルサイトより
最高地 栄区上郷町 海抜 159.4m 最低地 西区高島二丁目 海抜 -6.6m
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市域の地形は、丘陵地、台地・段丘、低地、埋立地に分けられる。
丘陵地は、市域中央部よりやや西よりに分布し、市域を南北に縦断する。この丘陵地は保土ケ谷区・旭区などを流れる帷子川付近を境に、北側と南側で性質を異にする。北側の丘陵地は、多摩丘陵の南端に位置し、標高は60mから100mで北に向かって高くなっている。南側の丘陵地は、三浦半島に続く三浦丘陵の北端部を占め、標高は80mから160mで南に向かって高くなっている。南側の丘陵地の方が起伏も激しく、標高も高い。通称「鎌倉アルプス」に続く市内最高点(栄区上郷町、標高159.4m、鎌倉市に山頂のある大平山の峠部分)や大丸山(金沢区釜利谷町、標高156.8m)、円海山(磯子区峰町、標高153.3m)もこの南側の丘陵地にある。(Wikiペディア)
ありゃりゃ、もう答えが出てしまいましたね。
円海山でも大丸山でもなく、鎌倉市との境にある大平山:標高 159.4mが最高地点のようです。
ただし、大平山の山頂は鎌倉市側にあるので、厳密に言うと、大平山の山頂から少し下った頂上付近という表現になります。
では、早速、国土地理院2万5千分の1地図で確かめてみましょう。
オレンジで着色した部分が、標高150mを超える場所です。
僅かしかないですね。
一番北が円海山。そこから大丸、追越?鎌倉アルプスに続く尾根です。
標高が記載されていますからよく分かりますね。
さらに詳細に見ていきましょう。
国土地理院基準点成果等閲覧サービスにより、三角点のデータを取得してみます。
【三角点測量成果データ】
(1)円海山 北緯35°21'40.0388 東経139°35'38.4113 標高 153.28m
(2)大 丸 北緯35°20'46.3788 東経139°35'21.7191 標高 156.82m
(3)追 越 北緯35°20'17.3172 東経139°35'18.3281 標高 148.10m
(4)19599※ 北緯35°20'08.7452 東経139°34'36.2547 標高 157.70m
※19599は大平山山頂近辺の基準点
最後に、コーヒーブレーク的に・・・・
カシミールで、これらの鳥瞰図を作成してみました。
鎌倉アルプス側から眺めた横浜の丘陵地帯です。
(南から北方向を眺めています)
このあたりは横浜市の緑の七大拠点の一つに数えられ、爽やかな新緑の季節には特にオススメです。
ゴールデンウイークにお出かけしてみては如何でしょうか。
⇒ 円海山周辺散策マップ(PDF)