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貞昌院の客殿は昭和40年代に建てられました。
照明は蛍光灯が使用されています。
この既設の蛍光灯は、40W × 2灯が16セット設置されていますので、全灯すると 1,280Wの電力を消費することとなります。
この照明をLED化いたしました。
松下電工の懐かしいロゴマークが見えます。
製造年は昭和42年と記載されています。
これまでよく使用に耐えてくれました。感謝。
既設の40W2灯が設置されている灯具のうち、1つを撤去し、そこから配線を直結しLED灯具を設置していきます。
もう1つの灯具は配線を切断し、使用しないこととします。
LED直管の消費電力は23Wです。
つまり、従前の 40W蛍光灯 2灯 ⇒ 23W LED 1灯 とした訳です。
工事はどんどん進んでいきます。
それに従い古い蛍光灯灯具・安定器がどんどん取り外されていきます。
工事は無事終了しました。
これまで全灯した場合 1,280Wであった消費電力は、LED化によって 368Wとなりました。
外観・明るさは従来とほとんど変わりません。
このように、LED照明は、エネルギー効率が高く、消費電力が低く抑えられるため、二酸化炭素削減、さらに高耐久性による経済性を兼ね備えています。
しかし、蛍光灯をLED化するためには、注意するべき項目があります。
蛍光灯にはグロー式、ラピットスタート、インバーター式という3種類があり、それぞれの方式によってLED化する際に工事の内容が異なってくるということです。
配線直結化などの工事が必要な場合には電気工事士による施工が必要となります。
また、新しく更新するLEDにも様々なタイプがあります。
そのあたりを理解したうえでLED化を検討しないと、節電ごころか最悪の場合、器具そのものを破壊するばかりでなく、火災になる可能性もあります。
充分に留意することが肝要でしょう。