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早いもので今年も既に半分以上経過しました。
梅雨も明け、夏本番です。
貞昌院には平成15(2003)年より太陽光発電設備を運用しており、定期的に太陽光発電の実績値を纏めて精査しています。
昨年末に「太陽光発電2010年の総括」を行なったのに引続き、今年最後の総括をしてみます。
(註)東京電力による電力量の検針日は26または27日となっておりますので、2010年の12月分は27日を以って締めています。
昨年(2010年)2月から、倍額買取制度が適用され、KWhあたり48円で買い取られています。
そのために、それ以降グラフ中「黄色●」の「東京電力から買っている電気代ー売っている電気代」料金が極端に下がっています。
貞昌院で負担する電気料金が、電気基本料金を含めて「電気代がマイナス=電気料金は収入超過」になったことは大きなことです。
次に、昨年同月との消費電力をグラフにしてみました。
今年2月には、貞昌院本堂で演劇が行われたため、その分消費電力が昨年同月に比べて増えています。
そして3月11日の東日本大震災。
計画停電および節電効果もあって、3月から6月にかけて、いずれも昨年同月の消費電力よりも下回っています。
特に3月、4月の消費電力の低下は顕著です。
最後に、太陽光発電設備設置以降、貞昌院全体の電気料金「東京電力から買っている電気代ー売っている電気代」の推移をグラフにしてみました。
太陽光発電設備を設置する前は、3万円~4万円程度の電気料金がかかっていました。
太陽光発電を開始してからは、概ね1万5000円程度。
倍額買取が始まってからは、電気料金がマイナス(黒字)になることも珍しくなくなりました。
既に設置運用から8年が経過しようとしています。
これまで故障も無く順調に発電を続けてきました。
太陽光発電設置に貞昌院が負担した金額は190万円(総額380万円のうち半額は助成金)ですので、既に設置に係る費用はほぼ回収されたことになります。
今後は、グリーン電力買取も始まりますので、さらに発電電力買取額が増える見込みです。
自然エネルギーによる発電設備を設置することの意義は単に環境に負荷をかけないシステムであるというだけではなく、環境の変化を感じ取ることができるシステムであるであるというところにあると思います。
水道の蛇口を捻れば水が出る、コンセントにプラグを繋げば当たり前のように電気を利用できるということはどういうことなのか、それぞれのエネルギー資源が何処からやってくるのかを知るということは大切なことでしょう。
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