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貞昌院では、太陽光発電設備の運用を2003年11月から行っています。
まもなく6年目を迎える太陽光発電設備の2009年前期までの推移と総括をグラフ化しました。
ここ横浜では断続的な雨と強風となっており、厚い雲に覆われています。
梅雨前線が本州を横断し、全国的に雨模様となっているようです。
雨の日は発電量は多くありませんが、溜まった埃を洗い流してくれるため、太陽光発電パネルにとっては必要不可欠です。
設置6年目のパネルも特に不具合無く、また掃除もしておりませんが、発電量が落ちないで理論値が維持されているということは適度の雨のお陰です。
特に平年と比べて大きな変化がありません。
しかし、この平年と比べて大きな変化が無いということが重要で、このようなシステムは一部分が故障すると発電量の結果に大きな影響をもたらします。
特に太陽光発電設備のようにホッタラカシでも勝手に発電してくれるシステムでは、常時データをとりながら観察することが大切です。
それを怠ったことにより、ちょっとした変化、故障を見逃すこととなり、重大な損傷を与えたという事例もあります。
日常の様々な面に注意を向けるということは大切なことなのです。
ここからは蛇足的な計算です。
これまでに太陽光発電設備によって発電された電力量の累計は 32,483 kwh(2003年11月?2009年6月の68ヶ月間)となりました。
では、これがどれくらいの二酸化炭素削減に繋がったのかを調べてみましょう。
地球温暖化対策の推進に関する法律(温対法)で規定されている値は0.555kg-CO2/kwhですから、単純に掛け算すればよいですね。
32,483 kwh ×0.555 kg-CO2/kwh =18,028.065 kg-CO2
中部電力の自動計算サイトでの結果も同じ数値が出ます。
結果は上記計算と同様の二酸化炭素 18,028 kg。
風船に詰めると直径26mとなります。
本当はグリコの看板より大きくて大船観音くらいですが・・・中部電力のサイトでは限界を超えてしまっているので仕方ないですね。
太陽光発電設備による年間平均発電量は約 32,483*12/68= 5,732 kwh/年 となります。
これは針葉樹の森どれくらいに当たるのかを計算してみます。
5,732 kwh/年 ×0.555 kg-CO2/kwh = 3,1813.26 kg-CO2/年 = 867.62 kg-C/年 = 約 0.87 t-C/年
北海道水産林務部森林計画課によれば
札幌市内・人工林(杉・樹齢30年)の条件による二酸化炭素吸収量は 0.92 t-C/ha年
貞昌院の5.544kwの太陽光発電設備と札幌の 1haの杉林とがほぼ同じ二酸化炭素吸収量となることがわかりました。
具体的な比較を行うと一目瞭然ですね。
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