太陽光発電2011年の総括

早いもので、もう師走。今年残り1ヶ月ほどになりました。

貞昌院には平成15(2003)年より太陽光発電設備を運用しており、定期的に太陽光発電の実績値を纏めて精査しています。

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ありがたいことに、昨年(2010年)2月から、倍額買取制度が適用され、KWhあたり48円で買い取られています。
そのために、それ以降グラフ中「黄色●」の「東京電力から買入れている電気代ー売っている電気代」料金が極端に下がっています。
貞昌院で負担する電気料金が、電気基本料金を含めて「電気代がマイナス=電気料金が収入超過」が当たり前になりました。

 

今年は東日本大震災の影響で、日本中が節電ムードとなりました。
貞昌院でもこれまで以上に(無理のない範囲で)節電につとめ、消費電力も例年よりかなり下がりました。

計画停電および節電効果もあって、3月から11月にかけて、いずれも昨年同月の消費電力よりも下回っています。
特に夏場の費電力の低下は顕著です。

 

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最近3年間の貞昌院全体の電気料金「東京電力から買入れている電気代ー売っている電気代」の推移をグラフにしてみました。

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2010年2月からの倍額買取制度により、電気料金として東京電力に支払っている電気代収支は、初夏から夏に掛けてはマイナスとなっています。
つまり、冒頭に書いたように電気代は黒字。
2011年は、節電の効果もあり、貞昌院は、お寺全体としての電力料金に関して年間を通した電力収支もほとんどゼロとなりました。

太陽光発電設備も、これまで故障無く順調に運転を続けています。
発電量の劣化は、まだ認められません。

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既に設置運用から8年が経過しようとしています。
これまで故障も無く順調に発電を続けてきました。
太陽光発電設置に貞昌院が負担した金額は190万円(総額380万円のうち半額は助成金)ですので、既に設置に係る費用はほぼ回収されたことになります。

今後は、グリーン電力買取も始まりますので、さらに発電電力買取額が増える見込みです。

自然エネルギーによる発電設備を設置することの意義は単に環境に負荷をかけないシステムであるというだけではなく、環境の変化を感じ取ることができるシステムであるであるというところにあると思います。
水道の蛇口を捻れば水が出る、コンセントにプラグを繋げば当たり前のように電気を利用できるということはどういうことなのか、それぞれのエネルギー資源が何処からやってくるのかを知ることは大切でしょう。

 

このような↓流れもあります。


「脱原発」アピール…城南信金、東電と契約解除

城南信用金庫(本店・東京都品川区)は2日、東京電力との契約を解除すると発表した。
自然エネルギーによる発電などを手がける電力供給会社「エネット」(東京都港区)から購入する。原子力発電に頼らない「脱原発」の姿勢をアピールする狙いだ。
城南信金は来年1月から本店など契約電力が50キロ・ワット以上の77店舗で、エネットとの契約に切り替える。2010年度に約2億円だった電気代が、約1000万円減る見込みという。
(読売新聞 12月2日)

 


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投稿者: kameno 日時: 2011年12月 2日 09:56

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