« 梅雨の大賀蓮 | 最新記事 | 太陽光発電の買取制度がまもなく終了 »
貞昌院では2003年(平成15)年11月から約5Kwの太陽光発電設備、2016年(平成28年)1月から約5Kw、合計約10Kwの設備を運用しています。
運用から丸15年半が経過しました。
2019(令和元)年5月末までの発電実績データを更新しました。
(クリックすると拡大します)
発電倍額買取制度が運用されてから、日照時間の多い夏季は電気料金(グラフの黄色丸)がマイナス(右目盛り:黒字)になっております。
2016年1月から発電設備を倍増(5.544kwから9.99Kwへ)したため、発電電力が消費電力を上回る余剰電力が増加し、貞昌院で使用する電力量の倍以上の電気を生み出しています。
うち、発電設備を5kw→10kwに増設した直近3年半の発電実績データを作りました。
電気料金(グラフの黄色丸)は、基本料金を加味してもマイナスの月が続き、特に4月、5月は4万円程度のマイナス(つまり、買い取り額のほうが4万円程度多い)となっています。
1年のうち、5月が一番太陽光発電量が多くなる時期ですので、東電からの買入電力量(赤グラフ)よりも余剰電力=売電電力量(青グラフ)のほうが多いこともわかります。
このように貞昌院としては発電電力が消費電力を上回る、ゼロエミッション寺院としてのエネルギー収支が定着するようになりました。
太陽光発電については、運用から15年目に入っても、故障無くきわめて順調に推移しています。
なお、貞昌院と東京電力は2010年2月から倍額買取の契約を結んでおり、KWhあたり48円で東京電力に売電しています。
この契約は10年間ですので、2020年2月には倍額買取が終了となります。
経済産業省は、既に発電の「固定価格買取制度(FIT)」の廃止を検討しています。
具体的にどのような買取金額になるのかは、まだ決まっていないようですが、おおむねKWhあたり10円程度になる可能性もありそうです。
今後の固定価格買取制度の動向に着目したいところです。