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連日猛暑日が続いています。
燃料費の高騰の環境において、貞昌院では電気料金の負担がどのようになっているかのまとめです。
結論としては、貞昌院の電気料金の負担は例年通り、もしくはやや安くなっています。
令和4年夏から令和5年夏(令和4年8月から令和5年7月)にかけての貞昌院の電力消費量、電気料金の推移は下記のとおりです。
東京電力の「ビジネスTEPCO」で、購入電力量の実績をグラフで表示しいます。
図1: 東京電力から購入した電力量の推移(青=令和4年、赤=令和5年)
図2: 東京電力に支払う電気料金の推移(青=令和4年、赤=令和5年)
こうしてみると、令和4年と令和5年で、同月ではそれほど電力の使用量は変わらず推移していることが判ります。
対し、電気料金は、令和4年8月から令和5年2月にかけて高騰していたことが判ります。
これは、燃料高騰による燃料調整額が反映されたことによります。
3月以降は、政府が電気料金対策として補助金を適用していることにより、電気料金高騰が圧縮されていることもあり、結果、電気料金は昨年よりも下回っています。
なお、貞昌院では約10KWの太陽光発電設備を運用しているため、消費している電力のうち、東京電力からの購入電力は下図のオレンジ色の部分の電力量になります。
※今日のブログ記事の図1、図2は、このオレンジ色の部分についてのグラフです。
今年の夏は晴天の日が多く、日射量も例年に比べて多いようで、貞昌院に設置している太陽光発電設備の発電量が例年に増して多くなっています。
図:東京電力からの購入電力1日の推移(令和5年7月20日の例)
夏の間は、日射量が多いので、貞昌院では買電と売電では売電電力量の方が上回っています。
上図のように、日の出から日の入にかけての昼間は、太陽光による発電量が、貞昌院の自己消費量を上回っていますので、完全に太陽光発電からの電力で賄うことができ、余剰電力を東京電力側に逆潮流させ電気を戻しています。
それにしても、当面の間は燃料高騰の傾向は続くと思われますので、電力消費、電気料金の推移には引続き注視していくことが必要になりそうです。
なお、電気事情は各事業所、各家庭でそれぞれ異なるはずですが、大事なことは、暑い日が続く中、電気料金を気にするあまり、空調を使わずに体調を崩すことがあるようです。
エアコンなどの空調は適切に使用しながら暑さを乗り切っていきたいものです。