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今年の夏は暑かったですね。
日本列島全体が熱気に包まれ、特に八月盆直前の8月12日には、高知県四万十市で国内観測史上最高の41.0度を観測しました。
この記録に関して、「芝草を植えて風通しのよい柵で囲む。芝草は時折刈り込み、雑草を取り除き地面の状態を一定に保つように維持する」とする地上気象観測法に則っていないと指摘されています。
つまり、観測されたアメダスの周囲がアスファルト舗装になっていて、それが何らかの影響を与えているのではないか、という「ギワク」です。
コンクリートやアスファルト舗装は、太陽熱の40%を反射して周囲の温度を上げ、50%は舗装路面に蓄積されます。
コンクリートやアスファルトに囲まれた都市部がヒートアイランド現象により、猛烈に気温が高くなるのはそのためです。
蓄積された熱は夜に放出され、熱帯夜の原因になります。
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このたび整備した貞昌院駐車場には、芝生駐車場の区画を設けました。
新しく貼られた芝生を、現在養生しています。
コンクリート、アスファルトの場合には太陽熱の40%が反射、50%が舗装路面に蓄積されます。
地面が土の場合は、太陽熱の30%が反射し、30%は地中に蓄積されます。
さらに、その土の表面を芝生などの植物で覆うと、太陽熱の反射は20%、地面への熱の蓄積は5%と、大幅に下げる事ができます。
地上気象観測法で芝草の上で気温を観測することを規定しているのは、反射熱、蓄積熱の影響を最小限にするためです。
また、植物には、気孔からの蒸散作用により、地中の水分を空気中に水蒸気として放出し、気温を下げる効果もあります。
芝生駐車場のメリットとしては
●環境にやさしい
・吸音効果
・夏季の気温低減(ヒートアイランド低減)
・1㎥当たり保水性60リットル、雨水浸透能力1㎡たり50リットルが期待できる。
●心理的効果
・屋外で遊ぶ機会が増える(体育活動の活発化)
・心身への影響 登校拒否の減少、ストレス発散
・怪我の防止・減少
・光反射の減少
などなどが挙げられます。
その点については今後検証していきたいと考えています。