太陽光発電2005年の総括

貞昌院では平成15年11月4日より5.5kWの太陽光発電設備を運用しています
※太陽光発電設備の概要はこちらをご参照ください http://teishoin.sakura.ne.jp/solor/index.html

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平成15年度NEDO・新エネルギー非営利活動促進事業として、設置費用の半額の補助金を得て運用していますが、昨年末までの発電に関する結果をまとめてみました。

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太陽光発電を運用しはじめた平成15年11月から平成17年12月末までの累計発電量は 12,805kwhとなりました。
また、平成17年1年間の発電量は 5,997kwhとなりました。
因みに平成16年1年間の発電量は 6.221kwhでしたから、若干発電量は減っています。まあ、原因は日射量の差でしょう。

【平成17年(2005年)一年間の総括】
■年間発電量 5,997 kwh
■炭酸ガス削減量 (年間) 1,081 (kg-C) = 3,962 (kg-CO2)
■石油に換算すると (年間) 1,453 (リットル) = ポリタンク 81 杯分
■森林面積に換算すると 792 (坪) = 2,614 (平米)
■電気料金に換算すると 134,333 (円)


上のグラフで、●は、東電からの電気料金請求額から東電への電気料金売却額を引いた金額です。
すなわち、実際にかかる電気料金ということになりますが、昨年5月は、実に5,000円程度で済んでいます。
平均して月額の電気料金は 12,000円位です。
これは、本堂・客殿・庫裏を含めた電気料金であり、しかも従量電灯C25KVAの基本料金、6,500円を含んだ金額ということを考え合わせると、貞昌院で消費する電気のうち、かなりの部分を太陽光発電で賄うことができていることがわかります。

昨年一年間の発電量を日毎に記録したのが次の表です。


表:貞昌院太陽光発電発電量 ( 5.544kw設備)   kwh

2005
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
月計
Jan
13
20
15
16
22
6
18
6
16
19
21
16
20
14
1
1
19
18
16
18
22
21
2
14
17
4
14
15
5
20
21
450
Feb
20
14
18
20
13
20
7
0
7
12
15
20
11
24
18
1
12
5
1
4
20
21
25
14
1
9
20
26
378
Mar
13
21
14
1
21
7
27
27
21
14
3
14
13
27
15
26
3
21
30
11
30
5
2
23
32
29
29
1
5
24
28
537
Apr
27
13
29
15
30
26
20
26
29
25
1
1
4
30
29
21
29
11
27
1
28
26
30
30
13
19
32
30
28
27
657
May
17
21
26
32
27
10
18
14
30
25
20
16
8
23
13
33
32
19
25
20
17
27
30
28
28
32
30
17
24
2
16
680
Jun
20
6
14
16
23
32
22
21
14
3
8
21
28
21
1
4
17
21
14
22
24
3
11
19
28
22
20
24
4
10
493
Jul
7
12
5
0
18
3
24
18
6
22
18
12
10
6
27
26
13
27
14
21
22
20
5
6
16
2
26
29
27
12
23
477
Aug
24
15
26
19
25
26
24
22
18
13
17
8
14
24
21
6
28
24
28
28
22
13
16
8
2
21
18
16
25
20
10
581
Sep
24
24
26
15
1
5
13
26
6
22
17
24
24
27
15
16
25
27
22
6
10
3
19
1
6
11
5
8
21
23
472
Oct
25
25
10
6
1
7
18
8
0
2
5
19
24
21
12
1
1
0
10
23
15
2
25
19
20
3
8
18
9
10
11
358
Nov
22
20
13
19
18
1
12
20
21
19
3
14
16
4
5
18
15
19
17
15
14
17
15
16
14
13
15
13
9
16
433
Dec
18
11
10
1
20
13
17
17
19
18
1
14
13
18
16
19
18
20
19
17
15
14
19
17
15
17
17
19
15
16
18
481

寺院の建物に太陽光発電設備を設置する事例は着実に増えています。
近隣の曹洞宗寺院だけでも、昨年、NEDOの補助事業としてスタートした寺院が2か寺あります。

鶴見区のJ寺太陽光発電設備導入事業(11.154KW)と、藤沢市のC寺太陽光発電設備導入事業(15.7KW)です。

このような輪がどんどん広がっていくと良いですね。

投稿者: kameno 日時: 2006年1月 9日 01:28

コメント: 太陽光発電2005年の総括

TBありがとうございました。何と、私の家も曹洞宗です(^^ゞ
あまりよい信徒ではありませんが、父を中心にお寺には良く出かけております。こんな立派お寺の方が見てくださったというだけで恐縮しております。今後共よろしくお願いします。

投稿者 akihito | 2006年1月 9日 18:48

akihitoさん、コメント有難うございます。
一般向けの補助金はほとんど無くなっていますが、逆に太陽光発電システムの需要は増えているようですね。
それだけ意識が高まってきたのでしょう。
これからもよろしくお願いいたします。お気軽にどうぞ!

投稿者 kameno | 2006年1月 9日 21:30

太陽光発電への補助金が殆どなくなっているのは残念ですが、企業が廉価で販売できるように企業にも補助金を設けるなどすると企業も本腰で営業するでしょうし、安くなれば消費者も屋根の葺き替え等のタイミングで導入する人もでてくると思います。昨今のエネルギー問題は既に破綻をきたしています。長野県に見られるようにダム建設が見直されていますし、原子力発電は安全性の問題がクリアされないし・・国策としてエネルギー問題を見直さないとダメだと思います。この冬は豪雪で雪下ろしで犠牲者が多く出ています。豪雪地帯では融雪もできるソーラー発電システムが発明されるといいのにと思いました・・・

投稿者 ikuo | 2006年1月 9日 21:40

研究から実証レベルまで、さまざまな提案がされています。
今後、地球温暖化の進行によって、日本海側に湿雪が多く降るかもしれません。
何らかの対策をしないといけないでしょうね。
【参考】
融雪機能付き200kW太陽光発電システム
http://www.nef.or.jp/award/kako/h10/99syo02.htm
http://www1.infoc.nedo.go.jp/nedo-info/caddet/infostore/jp-2002-028.html
新潟におけるソーラー発電による蓄熱式床暖房に関する研究開発
http://www.ccr.niigata-u.ac.jp/kyodokenkyu/annual/vol4/v446j.html
雪に強い住宅の提案
http://www.pref.yamagata.jp/ss/murayama/ken/murayamakenchiku/510500/type2.htm

投稿者 kameno | 2006年1月 9日 21:58

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