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昨日のブログ記事の続きです。
日本のエネルギーのほとんど全て化石燃料に頼らざるを得ない状況にある今こそ、エネルギーの消費者一人ひとりが「エネルギー資源が何処からやってくるのか」を知り、エネルギーを大切に使うことを心がけることが求められています。
貞昌院では、「可能な限りエネルギーを生産し」「不要なゴミを排出しない」ことを目標に掲げ、その一つとして平成15年より太陽光発電設備を運用しています。
その実績値を定期的に当ブログ記事にて纏めて精査しています。
発電開始から11年経過した今も発電量は順調に推移しています。
それに併せて省エネルギーへの取り組みを進めた結果、太陽光発電設備の発電量と、消費電力量がほぼ拮抗するようになりました。
貞昌院の電力収支グラフの推移を見ると、特に春から夏に掛けて買入電力量と発電電力量が逆転している事がわかります。
太陽光発電は太陽が出ていない夜間は発電しませんから、その間は電力会社から電力を買い入れることとなります。
逆に、昼間は太陽光発電力が消費電力を上回り、余剰電力を売電することが出来るのです。
買入電力量(オレンジ色の部分)と売電電力量(水色の部分)が同じ面積になった場合、仮に余剰電力を蓄電して夜間に使用することができれば完全に電力の自給自足ができることになります。
しかし、現実には電力を蓄えることは難しいので、電力会社との連携系統として必要なときに買入れ、余剰を売るという契約が主流となっています。
(余剰電力の発生時刻は電力需要が高い時刻と一致するので、ピーク電力の低減に寄与することができます)
11年目に入った太陽光発電設備の月ごとの発電電力量をグラフ化しました。
(わかりやすくするために、今年を青で着色しています)
3月から6月にかけて例年に比べて発電量が多いですね。
昨年の夏は、四国の四万十市で最高気温が更新されるなど、日本全体が猛暑に見舞われました。
太陽光発電の実績を見ると、今年の春から初夏にかけての発電量の多さが目立ちます。
発電量は日射量に概ね比例しますから、日射の多い初夏であったことがグラフから読み取れます。
昨年は夏の暑さも厳しかったですし、台風による水害も多かった年でした。
日射量の変動を見ると、どうやら今年の夏も暑そうです。
恒例となりました太陽光発電電力量の集約を行ないました。
グラフ中「黄色●」は、「買入ー売電」料金であり、実質貞昌院の電気代として負担している金額です。
最後に、東京電力でんき家計簿のグラフです。
今年も省電力につとめた成果が現れ、昨年に比べて電力使用量が低めに推移しています。
今年の後半以も定期的に推移を精査していきます。