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貞昌院で使用する電力、そして太陽光発電設備から余剰として売っている電力の伝票が毎月月末に届きます。
今月の伝票は下記のとおりです。
使用電力量は、庫裏・本堂合わせた(つまり貞昌院全体の)電力量です。
(会計上は按分して寺院会計と一般会計で区分しています)
ここで表示される使用電力量は、下図のオレンジ色の部分です。
また、購入電力量は、東京電力が買い取った電力量、すなわち発電余剰電力量ですから、下図の水色の部分です。
平成19年5月の使用電力量(電力会社⇒貞昌院)は 468Kwh
平成19年5月の購入電力量(貞昌院⇒電力会社)は 447Kwh
となっています。
両者ほぼ同じ電力量となっています。
両者拮抗となっているということは、売電・買電単価はほぼ同一ですから、光熱費のうちの電気代は基本料金以外はかかっていないことになります。
【備考】
オレンジ色の部分=電力会社から購入した電力量
水色の部分 =電力会社に売却した電量量
オレンジ色+黄色=貞昌院で使用した電力量
水色+黄色の部分=発電した電力量
さて、太陽光発電設置から現在まで、この使用電力量、購入電力量の推移をグラフ(下図)にしてみました。
上の図は、一日の推移ですが、その水色の部分、オレンジ色の部分を一ヶ月間積算してグラフに表したものです。(上図のオレンジと下図のオレンジは同じ意味です。水色も同様)
これを見ると、やはり5月に、使用電力量、購入電力量が拮抗することがよくわかります。
晴天率も多く、日照時間が長い5月に発電量が伸びること、そして昼が長い分照明など電力消費も抑えられるため、この時期が一番電気代が抑えられるというわけです。
ということで、今月、貞昌院で使用する電力は、ほぼ太陽光エネルギーで賄うことができました。
※6月に夏至を迎えますが、梅雨の影響で日照時間が短くなるため、発電のピークは6月にならないことが多いのです。
各地方自治体では太陽光発電の設置に当っては補助金を出しているんですが、電力会社、メーカーのPR不足は否めません。
太陽光発電が一般家庭に普及すると、新たな発電施設は作らなくても電気は賄えるように思います。火力、水力、原子力 どれをとっても問題があります。
産学官が連携して環境問題、エネルギー問題に取り組んで欲しいと思います。
まだまだ問題点はあるんですが、自動車業界は電気自動車やバイオ燃料を開発しています。またトラック輸送業界は、長距離を中心に貨物列車を利用して排気ガスを減らす取り組みをしています。
投稿者 天真 | 2007年6月 1日 18:28
補助金は徐々に減額され、逆に太陽光発電パネルの原料であるシリコンが高騰の傾向にあります。
振り返ると、貞昌院で導入した時期が一番良いタイミングだったように思えます。
エネルギー問題は、あと数年もすると大きな問題になってくるでしょう。日本も自給率を高める施策にもっと本気で取り組んで欲しいものです。
投稿者 kameno | 2007年6月 2日 00:46