| 平成9年の情報です |
1997/12/30 |
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新春の箱根路を彩る第74回箱根駅伝の本番が近づいて参りました。昭和62年より全区間テレビの実況中継が始まり、視聴率も年々上昇して30％を越え、一躍正月の国民的行事になりました。 今回の出場選手15校２１０人のうち、1万Ｍ28分台は過去最多の22人︵うち駒大3人︶を数え実力も接近してレベルの高いレースが予想されます。 昨年のこの大会の復路で駒大は5人全員が区間2位という快挙を演じ、9年振りに復路記録を6秒更新する新記録で見事復路優勝を遂げました。この時のメンバーから抜けたのは9区を走った主将の山下秀人だけで、あとはそっくり残っていますから、今年も大いに期待がもてます。 また10月10日の出雲駅伝︵6区間42．6キロ︶では2区藤田幸則、5区佐藤が区間賞の快走を見せ2時間5分21秒で念願の全国レベルの駅伝初優勝をしました。 しかし11月2日の全日本大学駅伝︵8区間１０６．8キロ︶では優勝の神大に3分30秒の大差をつけられて、②山学大3早大に次いで4位に甘んじ、惜しくも三大駅伝連覇はなりませんでした。 12月7日︵日︶日体大グランドにおいて、駒大、日体大、神大、拓大、専大が参加して恒例の長距離記録会が行われ、駒大の選手諸君のうち、藤田幸則、藤田敦史、西田、前田、河野の5人が自己ベストを出して極めて順調な仕上がりを感じさせました。 昨年、本紙は駒大の成績を6位と予想してズバリ的中させました。今年は大胆に3位と予想します。 現在の各校の美力を細かく分析しますと、優勝の確率は神大50％、山学大20％、駒大15％というところでしょう。しかし駒大森本監督は﹁初優勝を狙う﹂︵12月11日読売新聞︺と強気です。高岡ヘッドコーチも﹁うまく流れに乗れば優勝もある。悪くても5位﹂と秘かな闘志を燃やします。何とか初日から優勝争いに絡んで、テレビに長い時間映っていてもらいたいものです。 また前回同様テレビ観覧席で絶大なる応援をお願い致します。予想されるオーダー 前回の経験者は9人、1万Ｍ28台の記録を持つ両藤田と佐藤の3本柱を中心に、大西、西田、河合も順調に成長している。そのあとに足立、古賀、北田、前田、吉田と続く。 1区は関東インカレ2部ハーフマラソン4位の西田︵2年︶、各校のエースが走る2区は出雲で強豪神大に競り勝って1位でゴールのテープを切った今年絶好調のエース藤田敦史︵3年︶、3区は関東インカレ2部千ＭＩ位、5千Ｍ5位の大西︵2年︶、4区はキャプテンの藤田幸則、5区は山登りに強い足立︵4年︶だろう。 復路の6区は山下り得意の河合︵3年︶、7区は前田︵2年︶、8区は古賀︵3年︶、9区は出雲5区1位、全日本1区2位の佐藤︵2年︶、10区は北田︵3年︶と予想する。 29日に各校のオーダーが発表になるが、最終的には当日の朝7時に決定する。駒大選手の公認記録は次の通りです
No. 氏名 学年 出身地 出身校 公認10000m 順 今期の戦績・特徴 １ 藤田幸則 ４ 岐阜 郡上 28.46 2 関東IC２部千M4位、全日本4区1位 ２ 足立康光 ４ 京都 福知山商 29.13 6 全日本2区11位、山登り得意 ３ 石花昌和 ４ 兵庫 西脇工 30.09 ４ 松本直人 ４ 埼玉 越谷西 29.43 ５ 吉田慎一 ４ 神奈川 藤沢商 29.37 10 ６ 河合芳隆 ３ 滋賀 水口東 29.19 7 日本ICハーフ5位、全日本6区6位、山下り ７ 北田初男 ３ 埼玉 春日部東 29.08 5 ８ 古賀聖治 ３ 福岡 九国大付 29.36 9 全日本7区6位 ９ 佐藤裕之 ３ 埼玉 浦和実 28.55 3 出雲5区1位、全日本1区2位 １０ 藤田敦史 ３ 福島 清陵情報 28.43 1 日本ICハーフ1位、全日本8区4位、エース １１ 大西雄三 ２ 福井 美方 29.04 4 関東IC2部千M1位、5千M5位 １２ 西田隆維 ２ 栃木 佐野日大 29.19 8 関東IC2部ハーフ4位、全日本3区6位 １３ 前田康弘 ２ 千葉 市立船橋 29.38 12月7日 自己新 １４ 河野仁志 １ 青森 青森山田 29.51 12月7日 自己新
