曹洞宗 貞昌院 Teishoin Temple, Yokohama, Japan
平成10年の情報です | 1998/5/12 |
新入部員も合流し、3月中旬には千葉県白子町で新入生主体合宿。下旬には新入部員の坐禅合宿︵於、飯能・浄心寺別院︶を行ない、順調に新戦力は環境に慣れていってくれているようです。 上記の坐禅合宿では、応援してくれている後援会の歴史と各選手の出身県の後援会の方々の人数及び今まで活躍した先輩の話などをじっくりしておきました。 新入生の中には、張り切り過ぎて足の怪我をしている選手がいたり、あまりのレベルの高さにびっくりして自信を失いそうな選手がいたり、それでも自分も駒大陸上部の一員として、﹁頑張るぞ﹂の意気込みが伝わってくる坐禅合宿の様子でした。 坐禅合宿中は、山影事務局長の指導のもと食事の作法︵五観の偈の解説︶など主に精神面の指導があり、禅宗の教えに少しだけ触れたようでした。 坐禅の一日、二日目は20分だけ座って、居眠りの者あり足が痛くてモジモジする者もいたようですが、最後の三日目は40分の坐禅と警策も入ったようでした。 このように毎年新人が飯能・浄心寺別院にて坐禅と禅宗の教えに少しだけではありますが、触れてから大学生になるのが陸上競技部の伝統になりつつあります。 そして、今年も駒大の誇る女子マネージャー︵今年もお世話してくれた女子マネージャー二人は高校時代は食事は食べるだけだったと話していました。︶のおいしい食事で疲れを癒しながらの坐禅合宿が選手たちの生涯の思い出になることは間違いないと思います。 今年の新人は別表のとおり、例年にないレベルの高い選手たちです。この選手たちがどのような過程で大学を代表する選手に成長していくのか楽しみな反面、不安もあります。駒大に入学して伸びなかった選手に、入部時は全国高校でもトップレベルの選手が過去に数名いたことがあるからです。 大八木コーチの目指す陸上を選手諸君が理解し、順調な成長をしてくれればてくれれば我々が夢にまで見た箱根駅伝総合優勝はもちろん、日本三大駅伝も制覇できるだろうと思います。そして、来年の箱根駅伝では1区から独走して、今年のように︵テレビ中継で︶1位を映し、3位、4位を映し、2位の駒大は飛ばされることの無いようにしたいものです。﹂ 今年の箱根駅伝以降のレースでは駒大の各主力選手が各大会学生1位、日本人1位を続けています。また、記録会でも自己新記録が続出しています。春先に順調だと夏以降が心配になり、また、春先に記録が伸びないと今年は駄目じゃないだろうかとまたまた心配になります。 しかし、よく考えてみるとほんの2年前は予選を通過してくれれば嬉しかったものですが、今年は優勝するかもしれないと思えるチームになっているのです。 そして、来年の夢はただ優勝するのではなく、断然の力で優勝し、他の大学が戦う前から戦意を失うほどのチームであって欲いと思います。 今年の春先に藤田敦史選手はSB食品の渡辺選手には及ばなかったものの学生新記録で、熊日30Kロードレース学生1位でした。また、京都ハーフマラソンで佐藤裕之選手は世界の強豪に数秒まで迫りました。仙台ハーフマラソンで大西雄三選手は世界のワイナイナにだけ負けました。もうすぐ世界と勝負できるかもしれません。本当の高いレベルには、実業団に入ってからかもしれませんが、その基礎だけはしっかりと駒大で学んで欲しいと思います。 今年は、各入会で駒大の選手が大活躍すると思います。 この夢を現実のものとするためにも更なるご声援をお願い申し上げます。 駒沢大学陸上部後援会 事務局 野津繁 後援会誌﹁栄光のゴールをめざして﹂より平成10年度 新入部員
氏 名 出 身 校 5000M 10000M 備 考 横山尚行 恵庭南 千歳800M 1分56秒00 神屋伸行 西脇工業 14'20 30'03 全国高校駅伝6区 14'30 高橋正仁 秋田工業 14'59 30'44 96年青東駅伝区間賞 芦田 満 福知山商 14'34 31'00 近畿大会 3000M 9'12 河村修一 愛知 14'44 30'47 98千葉国際Jクロカン 20位 仲田忠行 八千代松蔭 14'37 31'43 揖斐祐治 土岐商 13'57 29'08 なみはや国体5000M 14'04 平川良樹 世羅 14'11 31'55 3000MSC 9'10 片岡良浩 国学院久我山 14'47 31'59 小林良平 高田 14'52 31'30 北信越 3000MSC 9'33 森田和彦 大田原 15'26 酒井慎一郎 三条 走幅跳 6M92 有路義夫 東(横浜) 走幅跳 6M28 林 聡子 修徳 17'36 3000M 10'25 大橋雪子 八王子 3000M 10'50 加藤益美 銚子 マネージャー