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内陸で40度近く、猛暑日数は今世紀最多か
全国概況
きょうは、この夏の暑さのピークで、強烈な暑さでしょう。関東から西は35度以上の猛暑日地点がきのうよりさらに増えて、21世紀に入って最も多くなる予想です。甲府や埼玉県の熊谷など、内陸部では40度近くまで上がる所もある見込みです。熱中症に厳重な警戒をしてください。東北北部や北海道は昼ごろまで激しい雨の恐れがあり、引き続き土砂災害に注意が必要です。
(Yahoo!ニュース 天気概況 2013/8/10)
今日は特に日本全体が猛烈な暑さに包まれ、今世紀に入って最も多くの地点で猛暑日が記録されそうです。
熱中症には注意が必要です。
とにかく、こまめに水分や塩分をとったり、節電の夏とはいえ、無理をせず効率的にクーラーを使いましょう。
暑い夏、日本では気温に加えて湿度の高さが不快指数をさらに押し上げる要因となっています。
クーラーのない時代は、様々な工夫をして日本の暑い夏を乗り越える工夫がされました。
今日は、暑さを乗り越え涼を呼ぶ江戸の工夫を2つご紹介します。
その一つが水琴窟です。
貞昌院では、裏山から導かれる湧き水により、ほんのりと清風が届きますし、その湧き水が生み出す、まさに「琴」のような音色は、五感を刺激して涼しさを演出してくれます。
江戸時代に考案された水琴窟は、手水鉢の近くの地中に作りだした空洞の中に水滴を落下させ、その際に発せられる音を反響させる仕掛けです。
江戸時代には、全国的に普及していたようですが、明治に入ると、その存在が一時期忘れられほど減少してしまいます。
近年になり、水琴窟の効果が見直されつつあるようです。
今朝収録したての水琴窟の音をお楽しみください。
二つめは、怪談夜噺。
明日(8月11日 日曜日)午後5時より、貞昌院本堂を会場として、落語の怪談夜噺「牡丹灯籠(ぼたんどうろう)」を開催いたします。
好評だった昨年に続き、2回目の怪談夜噺となります。
お寺の建物は、涼しく過ごすための工夫がたくさんなされています。
怪談夜噺をするにはもってこいの環境です。
この貴重な機会に、是非多数のご来場ご参加をお待ち申し上げます。
さわやか寄席-怪談夜噺
金原亭馬治(キンゲンテイウマジ)独演会
日時 平成25年8月11日(日曜日) 午後5時より
場所 貞昌院 本堂にて
木戸銭 800円
牡丹灯籠(ぼたん どうろう)は、中国明代の小説集『剪灯新話』に収録された小説『牡丹燈記』に着想を得て、三遊亭圓朝によって落語の演目として創作された怪談噺である。『牡丹燈記』は、若い女の幽霊が男と逢瀬を重ねたものの、幽霊であることがばれ、幽霊封じをした男を恨んで殺すという話で、圓朝はこの幽霊話に、仇討や殺人、母子再会など、多くの事件と登場人物を加え、それらが複雑に絡み合う一大ドラマに仕立て上げた。圓朝没後は、四代目橘家圓喬・五代目三遊亭圓生・六代目三遊亭圓生・五代目古今亭志ん生・初代林家彦六など歴代の大真打が得意とした。
明治25年(1892年)7月には、三代目河竹新七により『怪異談牡丹灯籠』(かいだん ぼたん どうろう)として歌舞伎化され、五代目尾上菊五郎主演で歌舞伎座で上演されて大盛況だった。以後、演劇や映画にも広く脚色され、特に二葉亭四迷は圓朝の速記本から言文一致体を編み出すなど、その後の芸能・文学面に多大な影響を与えた。
(Wikiペディア「牡丹灯篭」項より)
この古典落語「牡丹灯籠」を、金原亭馬治師匠に演じていただきます。
お寺の本堂に講座を作り、堂内を薄暗くして、蝋燭の炎を灯し、その中での怪談夜噺です。
是非、多くの方にご来場いただきたく、ご案内申し上げます。
水琴窟の響き(2012年に録画)
1/fゆらぎ 水琴窟
水琴窟の音の出るしくみ
水琴窟設置しました
電子音が溢れているけれど
発車メロディーの原点は禅寺にあり
さわやか寄席-怪談夜噺(2012年の怪談夜噺)