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3月に入り、水もだいぶ温んできました。
毎年3月には大賀蓮の植替えを行っています。
昨年・一昨年は桜の開花の時期にこの作業を行っていたのですが、今年は試行的に3週間ほど早めに植替えをしてみました。
大賀蓮の鉢は秋から春にかけては、このように水面の上の葉や茎は枯れて、水面には何も無い状態が続きます。
しかし、土の中では蓮根がどんどん成長して次の世代への準備を進めているのです。
蓮根は土の中でぐるぐると絡まるように成長していますので、毎年、3月に蓮根の植替え作業が必要になるのです。
少し手間はかかりますが、植替えをしないと良い花を咲かせてくれません。
まずは、水と土とを掻い出しながら丁寧に蓮根を引き揚げていきます。
一世代前の蓮根は、↓このようにぶよぶよになってしまっていますので、こちらは取り除きます。
今年もこんなにたくさんの蓮根が採れました。
既に新芽が伸びていますね。
芽を折らないよう、静かに静かに引き揚げます。
新しく土を加え、土を練りながらそこに3節程度に切り分けた蓮根を埋めていきます。
こちら↓は鐘楼堂前の蓮鉢。
同様に植替えを行っていきます。
今年も美しい花を咲かせてくれることを期待します。
随時報告していきます。