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気象庁は、今日(3月17日)「東京でサクラが開花した」と発表しました。
去年より4日早く、平年より9日早い開花です。
サクラの便りが届くこの時期、やらなければならない大切な作業があります。
それは、蓮の植替え作業。
貞昌院で育てている大賀蓮(古代蓮)は、昨年も立派な大輪をいくつも咲かせてくれました。
(昨年の記録はこのページ下から見ることができます)
秋から春にかけては、水面の上の葉や茎は枯れて、水面には何も無い状態が続きます。
しかし、土の中では蓮根がどんどん成長して次の世代への準備を進めているのです。
蓮根は土の中でぐるぐると絡まるように成長していますので、3月中旬くらいに蓮根の植替え作業が必要になります。
植替えをしないと良い花を咲かせてくれません。
まずは、水と土とを掻い出しながら丁寧に蓮根を引き揚げていきます。
今年もこんなにたくさんの蓮根が採れました。
既に新芽が伸びていますね。
芽を折らないよう、静かに静かに引き揚げます。
一世代前の蓮根は、↓このようにぶよぶよになってしまっていますので、こちらは取り除きます。
田土を底に敷き、そこに3節程度に切り分けた蓮根を埋めていきます。
さらに土をかぶせます。
昨年からは蓮鉢が3鉢に増えました。
今年も美しい花を咲かせてくれることを期待します。
冒頭の写真、蓮鉢の水中にたくさんの蛙の卵と生まれたばかりのオタマジャクシが居たので、最初にこれらを取り分けて、植替え後のまた蓮鉢に戻しました。
たくさんの蛙たとも育つことでしょう。
■2017年の大賀蓮成長記
大賀蓮の植替え作業(2017/3/14)
大賀蓮生育日誌 (2017/5/2)
大賀蓮成長記2017(3)(2017/5/26)
大賀蓮成長記2017(4)ビオトープの小宇宙(2017/6/1)
大賀蓮成長記2017(5)(2017/6/27)
大賀蓮成長記2017(6)(2017/6/29)
大賀蓮成長記2017(7)(2017/7/3)
大賀蓮成長記2017(8)(2017/7/7)
大賀蓮成長記2017(9)-開花!(2017/7/8)
大賀蓮成長記2017(10)-見頃(2017/7/9)
大賀蓮成長記2017(11)(2017/7/11)
鐘楼堂前の大賀蓮が見ごろ(2017/7/19)
大賀蓮が一番の見ごろ(2017/7/20)
大賀蓮成長記2017(12)(2017/7/19)
大賀蓮成長記2017(13)-見頃の終わり(2017/7/31)
大賀蓮成長記2017(14)(2017/9/4)