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関東地方で今年はじめて真夏日となった日、気象庁は梅雨入りを発表しました。
気温が上がり、湿度が高くなるとホタルにとってはこの上ない条件となります。
定点観測で訪れている千葉県勝浦市では、例年よりやや遅れてゲンジボタルが飛びはじめました。
日没後、周囲が闇に包まれ始めると、一つ、また一つと光が増えていきます。
そして、川に沿って光跡が幾筋も流れていきます。
まだまだ数は少ないですが、ピーク時には これくらい出現(かつて私が見た中で最高出現数)します。
地元の方が土手の草を刈ったり、川をきれいに清掃したり、夜間の照明をできるだけ少なくするという努力により、ホタルは増え続けました。
このように自然の状態で乱舞が見られるということはとても貴重なことだと思います。
なぜ、定点観測に出向いているかというと、地元、平戸永谷川にゲンジボタルを呼び戻そうという運動に協力を依頼されているからです。
上永谷もかつてはこのようにホタルがたくさん見られました。
永野十景 にもうたわれていたホタルの復活に向けて、生態の学びをすすめています。
一番のネックは、夜の明るさです。
ホタルにとって、暗い夜は必要不可欠な条件なのです。
この場所以外でも、ホタルの飛翔が見られる場所はたくさんあります。
↓関連ブログ記事にその一部をまとめました。
蛍・乱舞・ランデブー
日本一早いゲンジボタルの飛翔
瀬上の森・ゲンジボタルの危機
ゲンジボタルの乱舞・川成リホタル
朝日新聞に掲載されました
ゲンジボタル飛び始めました
ホタル発光のしくみ解明
ゲンジボタルが最盛期
今年もホタルの季節になりました
読売報道写真大賞の賞品が届きました