« アイソン彗星がまもなく見ごろへ | 最新記事 | 西之島沖の噴火で、新しい島が誕生? »
アイソン彗星の観測好機がやってきました。
この彗星は、近日点通過時には、太陽をかすめるように通過していくサングレイザー(Sungrazer)彗星です。
このため、近日点通過11月29日の前後4日間は、太陽に極端に近い位置となり、その時期は観測が困難になります。
したがって、観測の好機は11月24日以前、12月3日以降となります。
今朝(11月21日)は、坐禅会の日になりましたので、本堂の準備をした後、午前5時過ぎ貞昌院庫裏の屋上に登って観察してみました。
東の空に うしかい座のα星アークトゥルス(0等星)が明るく輝いています。
その右側におとめ座のα星スピカ(1等星)が見えます。
11月24日ごろまでは、スピカの下にアイソン彗星が見えます。
↓写真の丸で囲んだ部分です。
その付近を90ミリマクロレンズで撮影してみました。
貞昌院の裏山、天神山があるため、その木々の間からようやく出てきたアイソン彗星を捉えることができました。
緑色に輝いています。
さらに彗星の部分を拡大してみましょう。
双眼鏡で見ると、ぼんやりとした尾も確認できます。
明るさは3等星くらいになっているでしょうか。
もう少し東の開けた場所であれば観察しやすいでしょう。
アイソン彗星を見つけようキャンペーン(期間:2013年11月1日~2014年1月20日)(国立天文台)
■これまでの彗星に関するブログ記事
ホームズ彗星大増光
ホームズ彗星の動き
ようこそルーリン彗星
ルーリン彗星が土星に接近
ハートレー彗星が見ごろ