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今年の夏は「リュウゼツラン」というワードが広がりSNS上でも目立つようになりました。
その伝播を時系列を簡単に追ってみてみましょう。
まずは時系列をざっとまとめてみます。
時系列 | リュウゼツランに関するトピックス |
2012年頃 | 上永谷入口交差点でリュウゼツランが根付く |
2024年5月 | リュウゼツランの花茎が突然伸び始める(株年齢12才) |
2024年6月1日 | 貞昌院によるX投稿(tweet) |
2024年6月17日 | TBS系列「ゴゴスマ」で貞昌院住職撮影の写真が紹介。茎に支えが設置される。 この日以降リュウゼツランが毎日中継される。 |
2024年6月21日 | テレビ朝日系「スーパーJ チャンネル」で貞昌院住職のインタビューが紹介される |
2024年6月24日 | TBS系列「ゴゴスマ」に東京ディズニーリゾート公式からリュウゼツラン開花の情報が届く |
2024年6月~7月 | 日比谷公園、志摩エスパーニャ、八景島シーパラダイス、大阪花の文花園など全国各地で開花情報が相次ぐ 以降、テレビ・ラジオ・新聞などでリュウゼツラン開花の話題が目立つようになる |
2024年7月14日 | 上永谷のリュウゼツランの下半分が開花(勝手に開花宣言) |
2024年8月2日 | 上永谷のリュウゼツランが上部まで満開に NHK"数十年に1度のはずが全国で相次ぎ開花 なぜ?" |
全体を通してみると、やはりマスコミの影響は大きく、全国放送の昼の帯番組で連日経過を放送したり、夕方の情報番組で詳細に経緯を紹介したり、といったことがあり、上永谷のリュウゼツランは観光地化して常に人が絶えない状態になりました。
上永谷のリュウゼツランは、片側3車線の幹線道路の駅前交差点ど真ん中で、誰が植えたわけでもない育てられたものでもない、路上に自然に育った株がいきなり高さ10m弱の花茎を伸ばし咲かせたのですから、その珍しさもあって話題が広がったとも感じます。
図: X(Twitter) "リュウゼツラン" キーワードのXポスト数の推移(7月14日にリュウゼツランの開花が報道されたころがピーク)
図: Google検索 "リュウゼツラン" 検索ワードの推移(Googleトレンドより作成)
今年は特にリュウゼツランの花が当たり年になっていることや、リュウゼツラン開花の報道が目立った結果、1つが注目されることにより、普段注目されていない株が注目されるなど、波及効果もあるのでしょう。
これまでもリュウゼツランは咲いているでしょうが、今年ほど同時多発的に一斉に咲く年は無かったと思います。
ここ数年、温暖化の進行により、記録的な猛暑があたりまえになっています。
リュウゼツランのような熱帯性の植物にとってはこの上ない生育環境といえるでしょう。
気温が高い状況下では開花に至る年数(世代サイクル)が短くなりますので、来年以降は今年以上に当たり前のように各所で開花していくのではないかと思われます。
また、貞昌院もテレビの報道番組において何度か取り上げていただきました。
貞昌院では ブログに書いていない期間でも定期的に写真などを記録しています。
リュウゼツランにつきましては、当ブログでも度々取り上げています。
・上永谷駅入口のリュウゼツラン (2024/6/1)
・リュウゼツランとハッカチョウ (2024/6/21)
・リュウゼツランが開花!!! (2024/7/14)
・リュウゼツランが満開へ (2024/7/19)
・リュウゼツランは花から実へ (2024/7/22)
8月に入り、花期の最盛期は過ぎ、現在は株の上部が満開、中段より下は花托が飛ばされ無くなりつつあります。
この後は、花托・実の部分は風に飛ばされるなど、次々と花茎から離れていっています。
そのうちに、全体が枯れていくことでしょう。
最後まであたたかく見守っていきたいところです。