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| 開業日の高輪ゲートウェイ駅 »
2020年3月13日
2020年3月14日、山手線に49年ぶりの新駅﹁高輪ゲートウェイ駅﹂が開業します。
︵写真はJR東日本プレスリリースより引用︶
これまでに何回か関連ブログ記事を書きましたので、こちらもご覧ください。
東北縦貫線の工事進む
山手線、京浜東北線の線路切替工事
高輪ゲートウェイ駅と再開発
高輪ゲートウェイ駅、14日開業 無人コンビニやAI案内 山手線49年ぶりの新駅、内部公開
JR東日本は9日、山手線の新駅として14日に開業する﹁高輪ゲートウェイ駅﹂︵東京・港︶を報道陣に公開した。品川―田町駅間に開く。首都圏の主要路線である山手線の新駅開業は西日暮里以来、49年ぶり。JR東は﹁未来の駅﹂と位置付け、無人コンビニエンスストアを設置するなど、最先端の技術を多用した。無人コンビニはこれまで赤羽駅︵東京・北︶などで実証実験をしたが、常設の店舗は初めてになる。カメラが商品を自動で認識し、利用者は﹁Suica︵スイカ︶﹂など交通系ICカードを使って簡単に決済できる。
高輪ゲートウェイ駅に設置される無人コンビニ﹁TOUCH TO GO﹂
さらに、QRコードで通過できる新型の自動改札機、周辺施設や路線の乗り換えを人工知能︵AI︶で案内するロボットなども試験導入し、実用性を検証する。
駅舎は有名建築家の隈研吾氏が設計した。東北のスギを多く使ったほか、折り紙をイメージした大屋根が特徴の和を意識したデザインにした。屋根には、光を通すが熱ははじく﹁膜屋根﹂を使い、採光性を高めた。吹き抜けで開放的なつくりに仕上げた。
JR東の三輪美恵執行役員は﹁交通アクセスの良いエリアで、東京と世界をつなぐ玄関口の役割を果たすことを目指したい。東京の魅力を発信し、長く愛される駅になってほしい﹂と強調した。
高輪ゲートウェイ駅に設置されるQRコードで通過する自動改札機
東京の新たな玄関口として駅周辺の再開発を進める。商業施設やホテル、オフィスなどの一体拠点として2024年に街全体の本格開業を目指す。1日の利用者数は開業当初は2万3千人を想定している。24年には12万3千人に増えると見込んでいる。
︵日本経済新聞2020/3/9︶
山手線・京浜東北線のの新駅﹁高輪ゲートウェイ駅﹂はに関する詳細は、JR東日本のプレスリリースをご覧ください。
高輪ゲートウェイ駅開業 プレスリリース(JR東日本︶
駅の新設もそうですが、駅周辺の広大な土地に新しい街が造られていくことも楽しみです。
今後の展開に注目したいともいます。
3月14日の鉄道関連のニュースでは、常磐線の全線運転再開もうれしいニュースです。
常磐線︵富岡駅~浪江駅間︶の運転再開について (JR東日本︶
﹁あす常磐線全線復旧9年ぶり 仙台までの鉄路再び﹂など
■あす常磐線全線復旧9年ぶり 仙台までの鉄路再び
東日本大震災・東電福島第一原発事故に伴い、不通となっているJR常磐線富岡︵富岡町︶―浪江︵浪江町︶駅間の20・8キロが14日、ダイヤ改正に合わせ、およそ9年ぶりに運転を再開し、常磐線は全線復旧を果たす。
いわき―仙台間の鉄路が再びつながるに当たって、品川駅・上野駅―仙台駅間で特急﹁ひたち﹂を3往復、富岡駅―浪江駅間で普通列車を11往復運転し、利便性向上を図っていく。浜通りのさらなる活性化が期待される。
常磐線の富岡―浪江駅間には、原発事故による帰還困難区域も含まれていたが、双葉駅︵双葉町︶周辺は4日、大野駅︵大熊町︶周辺は5日、夜ノ森駅︵富岡町︶周辺は10日をもって、避難指示が解除された。駅舎の改修も行われ、双葉駅は新たに橋上駅化されたほか、大野駅や夜ノ森駅も生まれ変わった。
常磐線の全線開通に合わせ、いわき―仙台駅間の特急﹁ひたち﹂も、着席サービスが適用され、全車指定席となる。車内で特急券を購入した場合、事前購入と比較して割高となる。
14日からは、JR東日本の交通系ICカード﹁SUICA︵スイカ︶﹂のエリアも拡大する。いわき―浪江駅間が首都圏エリア、小高駅︵南相馬市︶以北が仙台エリアとなり、これをまたいでは利用できない。また、Jヴィレッジ駅︵楢葉町︶が常設駅となる。
︵いわき民報2020/3/13︶
東日本大震災以降分断されていた常磐線がようやく1つにつながり、品川・上野と仙台が結ばれることになります。
本当に待ち望ましいニュースでした。
東京電力福島第一原子力発電所周辺の地域は、まだ帰宅がかなわない場所もありますが、きっと今後の復旧復興に大きな原動力となることでしょう。
いつか常磐線に乗車してみたいと思っています。