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2011年4月18日
地震など、突発的に大きな災害が発生すると、安否確認のための通話・通信が集中するために、発信規制がかけられ、極めて繋がりにくい状態が続きます。
︵例︶新潟県中越地震
︵例︶岩手・宮城内陸地震
東日本大震災の際にも職場から自宅、自宅から震源地に連絡を取ろうとしても中々連絡がつかない方も多かったのではないでしょうか。
ところが,PHSでは、地震発生直後でも意外なほどすんなりと通話が可能でした。PHS同士の通話も同様でした。
改めて災害に強いPHSを実感しました。
東日本大震災の際の全体的なデータはまだ出ていないようですが、岩手・宮城内陸地震の際の携帯キャリアごとの通話規制︵2008年6月14日午前10時までの最大値︶は、
NTTドコモ 87.5%
au 80%
ソフトバンク 70%
NTT東日本 87%
ウィルコム 0%
ということで、PHS(ウィルコム︶の強さはダントツです。
PHSが災害に強い理由は、一つのアンテナのカバーするエリアが狭いこと︵マイクロセル︶により、アンテナごとのPHS端末数が少なくいこと、そして、もう一つの理由は契約者が少ないことです。
二番目の理由は、あまり歓迎できる理由ではない寂しい理由なのですが、結果としてそのことにより災害に強かったということは間違いありません。
PHSは通話のために使用する電波が微弱電波であるため、バッテリーの持ちが良いということ、医療機器への影響が少ないという長所もあります。
もう少し見直されても良いと思うのですが、良いものが必ずしも主流になる訳ではないことは残念です。
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狸さま
こちらでは、数時間の計画停電時間内では大丈夫でしたが、バッテリー寿命が短い基地局もあるのですね。
投稿者 kameno | 2011年4月18日 19:53