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2007年4月16日
第七日目(十六日) 第七号
四時半振鈴
一、暁天放参
一、上殿直ちに総諷経
一、朝課 荒神眞讀のみ
荒神讀込み
課罷
一、説教
一、御両尊献粥諷経
一、戒源師供養諷経
一、御両尊(朝午時)献供諷経
一、三師朝参の拜
一、小食飯臺
九時二十分打出し
一、満散大施食会
一、三師謝拜
一、戒壇送聖諷経
一、完戒上堂
四衆雲散
いよいよ7日間の授戒会行事も最終日を迎えました。
この報恩大授戒会には、それぞれがさまざまな思いを胸に参加されていたことと存じます。
親しい家族を亡くされて来られている方、海外から参加されている方、寺族の方。
さまざまな背景の下に修行道場に集まる。
これを僧伽︵そうぎゃ︶といいます。
仏・法・僧の三宝の一つ、僧は僧伽を略したものです。
授戒会は仏陀の教えを実行し、その教えの真実であることを世間に示し、仏法を次代に伝える重要な戒会です。
この戒会に集う、四衆︵ししゅ︶とは、出家者は、比丘・比丘尼。在家者は、優婆塞(うばそく、upaasaka)・優婆夷(うばい、upaasikaa)というように、出家者の集団と在家者の集団をそれぞれ男女で区分したものです。
四衆が、たとえお互いに言葉を交わさなくても、同じ差定に従って同じ行持をこなし、一緒に食事を取り、七日間を過ごしていきます。
最終日を迎え、四衆雲散の文字通り、それぞれが散って行きます。
また来年の戒会にて、僧伽にたくさんの方々が集まることを楽しみにしています。
参加された皆様、完戒おめでとうございました。