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2006年11月23日
客殿の二重ガラス窓とコルク床です。
室内の快適性と環境性能を考えて、改築の際の必須項目としました。
最近はめっきり寒くなりましたが、室内を暖房しても全く結露しないということが素晴らしいです。
ガラス面を触っても全然冷たくありません。
コルク床も優しい暖かさで、とてもよい感じです。
貞昌院にお越しの際は是非ご覧ください。
︻二重ガラス︼
複数枚のガラスを組み合わせたサッシのこと。
ガラスの間に空気層を作り出すことにより、部屋の内外の温度差が原因となる結露の防止が図られるほか、防音対策、高断熱化による冷暖房効率の向上︵燃料費の削減︶の効果も期待できる。
︻二重ガラスの特徴︼
︵1︶断熱効果
複層ガラスとは2枚のガラスを重ね、その間に空気等の中空層をつくっています。このことにより、普通のガラスにくらべて熱を外に逃しません。室温が外気温に左右されにくくなります。
︵2︶省エネ・地球温暖化防止に
室内の熱が逃げなければクーラーもヒーターも効率的に運転できます。
光熱費を節約することができます。
また、エネルギーを消費量が少なくなるので、CO2の排出量が減り、地球温暖化の防止にもなります。
︵3︶結露防止
外気温と室温に差があっても、結露することはほとんどありません。
︵4︶防音性
二重のガラスと空気の中間層により、外の音を効率的に遮断します。
︻コルク︼
コルク(英:Cork)はコルクガシの樹皮のコルク組織を剥離、加工したもの。弾力性があり水をほとんど通さないためワインの瓶の栓や、野球の硬式球などに使われている。端材を加工することで床材としても利用されている。
︻コルク床の特徴︼
︵1︶弾力性・防滑性
コルクには1cm3あたり4,200万個もの細な気泡が含まれており、しなやかな弾力性をもち、歩行感の良さをもたらします。
また、摩擦抵抗係数が高く、滑りにくく、もし転倒しても衝撃を吸収する性質があります。
︵2︶低放熱性
他の一般木質床材に比べて保温性が高く、床表面温度が下りにくいため、裸足でも温かく感じます。
︵3︶断熱性
コルクの熱伝導率は毛布とほぼ同じです。放熱はもちろん、外部からの湿気の侵入を効果的に防ぎ、適温を維持しますので、冷暖房費の省エネ化にも貢献できます。
︵4︶耐久性
表面加工がなされているので、耐摩耗性に優れます。
︵5︶吸音性
微細な気泡により、足音や物を落とした音などの生活音や衝撃を吸収します。
︵6︶耐水性
吸水率が低いので、水まわりの床材にも適しています。
︵7︶耐薬品性
シンナーを除いた、ほとんどの薬品に対して化学作用がなく、有害ガスを発生することもありません。
︵8︶防虫・低アレルギー性
コルクは組織構造が緻密であることに加え、他の木材より腐食しにくい細胞質を持っているため、虫が付きにくいため、シロアリやダニなどの発生を抑えられます。
また、自然素材ですから、各種のアレルギーにも強い建材になります。