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2006年9月21日
﹁ばんそうこう﹂何と呼ぶ? ﹁ねえ、リバテープ持ってる?﹂。そう口にして、友人や同僚に妙な顔をされた経験がある。私は福岡県出身。﹁リバテープ﹂は九州を中心に流通するガーゼつき救急ばんそうこうの商標名だ。地元では通じるが、よその皆さんには通じなかった。実は、それを何と呼ぶか、で出身地が分かる物は少なくない。あなたは﹁ばんそうこう﹂何と呼ぶ?
◇広く浸透バンドエイド??リバテープ熊本/カットバン佐賀/サビオ北海道
★これも方言
ばんそうこうは、各地で﹁バンドエイド﹂﹁カットバン﹂﹁サビオ﹂など商標名で呼ばれていることが多く、どう呼ぶかで出身地が推測できる。
東京女子大の篠崎晃一教授︵社会言語学︶は、呼び方の地域的なバリエーションを﹁方言﹂ととらえ、約10年前に全国調査した。どの地域でも一般名称である﹁ばんそうこう﹂のほかに、複数の呼び方が存在している。篠崎教授の調査を参考に、その都道府県で一番ポピュラーと思われる呼び名の分布をまとめたのが別図だ。
広く浸透しているのは、現在43%の市場シェアを誇るジョンソン・エンド・ジョンソンの﹁バンドエイド﹂だ。篠崎教授の調査時点で、全国でテレビCMをしていたのは﹁バンドエイド﹂だけだった。日本上陸は59︵昭和34︶年。メディアの影響力も後押しして、最も有名なブランドになったといえる。
★地方発
﹁リバテープ﹂は60︵同35︶年に星子旭光堂︵現リバテープ製薬︶が発売。創業のルーツが西南戦争という、熊本県のしにせメーカーだ。﹁熊本での認知度はほぼ100%。九州の人なら一度は聞いたことがあるはず﹂と同社総務部。九州では、ほかに﹁カットバン﹂の知名度も高い。命名の由来は﹁ばんそうこうをカットしたもの﹂だから。佐賀県に本社のある祐徳薬品工業の商品だ。
北海道での呼び名﹁サビオ﹂は、もともとスウェーデンの有名メーカーの商品。日本では63︵同38︶年からニチバン、75︵同50︶年以降はライオンがライセンス契約を結び、販売していた。﹁20年ほど前は、北海道でシェア1位だった﹂︵ライオン広報部︶が、02︵平成14︶年に製造が中止されている。商品は消えたのに、商標名が一般名詞として使われ続ける珍しい例だ。
篠崎教授は﹁現代になって新しくできたものの場合、ホチキス、サランラップ、宅急便などのように、特定のブランド名が一般名称のように定着する例はある。ばんそうこうは、複数の商標名が定着しているうえ、地域的な特徴も大きい﹂。かなりユニークな存在といえそうだ。
篠崎晃一教授による﹁ばんそうこうの呼び名マップ﹂
関東/関西で異なる事例としては
宇津救命丸 / 樋屋奇応丸︵ひやきおうがん︶
画びょう / 押しピン
お漬物 / お新香
お汁粉 / ぜんざい
今川焼 / 回転焼
マック / マクド
でる単 / しけ単
などが挙げられていますが、こういう調査ものは好きですね?。
マスメディアの普及により、地方色が失われつつあるとはいえ、まだまだ地方独自の文化や物の呼び名、料理、風習は残されています。
横浜独自のサンマー麺。
最近はかなり認知されてきましたが、魚のサンマが乗ったラーメンですか?と良く聞き返されます。
また、今いる職場も、全国から人が集まったりしますので、地方色がとても豊かです。
満月ポンとか兵六餅とかも、ここに来て初めて知りました。
http://mangetupon.co.jp/what/index.html
http://www.seikafoods.jp/bontaname.htm
やはりご存知なかったですか>サンマー麺
今度ご馳走しますね。
投稿者 kameno | 2006年9月22日 22:12