駒沢大学駅伝情報 No.2

駒沢大学駅伝情報 No.2

平成8年の情報です 1996/12/25


10月27日の予選会には史上最高の53大学が出場し、20キロのコースを各校上位10人(出場14人迄)の合計タイムを競い本戦出場の6校が決まりました。

駒大はNo.1で予想のとおり見事3位に入賞し、31年連続31回目の出場権を獲得しました。

予選会では1位は神奈川大学で、従来の最高記録(亜細亜大)を11分48秒も縮める史上最高記録で、6位拓大までが従来の記録を更新しました。

また、個人でも、12人が1時間をきるハイレベルの争いとなり、その結果過去68回出場(連続47回)、12回優勝の日大は8位に終わり、48回連続出場は成りませんでした。

よって、1月2・3日の本戦は

シード校の 1中大 2早大 3順大 4東海大 5大東大 6法大 7亜大 8東農大 9日体大と、

予選突破の 10神大 11山梨学院 12駒大 13東洋大 14専大 15拓大 で行われます。

 

 



駒大選手の公認記録は次の通りです

No. 氏名 学年 出身地 出身校 公認5000m 公認10000m
山下秀人 佐賀 鹿児島実 14'37.8 4 29'08.0
足立康光 京都 福知山 14'08.6 5 29'13.0
伊原正幸 埼玉 浦和実 14'56.0   30'25.0
藤田幸則 岐阜 郡上 14'11.2 6 29'19.0
松本直人 埼玉 越谷西 14'41.5 10 29'43.0
吉田慎一 神奈川 藤沢商 14'33.1 9 29'37.0
浅見純一 埼玉 飯能 14'43.3   30'13.0
河合芳隆 滋賀 水口東 14'34.6 7 29'19.0
北田初男 埼玉 春日部東 14'46.9 3 29'08.0
10 佐藤裕之 埼玉 浦和実 14'33.5   29'45.0
11 藤田敦史 福島 清陵情報 14'06.8 1 28'53.0
12 大西雄三 福井 美方 14'23.0 2 29'04.0
13 西田隆維 栃木 佐野日大 14'27.4 8 29'26.0
14 前田康弘 千葉 市立船橋 14'30.1   29'54.0

12月10日にチームエントリーが行われ、参加15校のメンバー14人(含補欠)が発表されました。各校の1万メートル平均タイムは
1神大 2駒大 3中大 4亜大 5東洋大 6拓大 7山学大 8専大 9東海大 10大東大 11日体大 12法大 13東農大 14順大 15早大
となっています。


12月8日日体大において駒大、日体大、中大、東海大、亜大、東農大が参加して長距離の記録会が行われ、駒大の選手のほとんどが自己記録を更新してきわめて順調な仕上がりを感じさせました。

過去に一度だけ駒大が首位に立ったことがあります。テレビ中継の始まる前年の昭和61年のことです。大八木弘明選手は箱根駅伝にあこがれて24歳で駒大入学、昼間は小学校に勤めながら夜間部に通っていた勤労青年でした。

1区走者から6位でタスキをうけると、各校のエースが集まる2区を走って区間賞の力走で首位日体大に1秒差の2位で3区東郷裕昭選手へ。その東郷も大八木の力走に奮起して先行する日体大を追い越して堂々トップに躍進、「計算より3分以上良かった」とかつての名中距離走者・森本葵監督を喜ばせ、日体大に1分33秒の差をつけて4区につなぎました。

結局往路は2位、復路8位でしたが、総合で過去最高の4位に入賞しました。

その大八木選手は卒業後ヤクルトで活躍、昨年4月より駒大コーチに就任、学生から鬼と恐れられるほどの強烈な指導で選手たちはめきめき力をつけてきました。

この夏の長野県での長期合宿(22日間)では、その大八木コーチが「みんな良く頑張った」というくらいの練習をしました。予選会成績発表後、森本監督が選手関係者、報道陣を前にしての挨拶の中で「だんだん大八木効果がでてきた」とその指導力を絶賛しました。

後援会会報紙では、駒大の成績を6位と予想します。テレビで、沿道で絶大なる応援をお願いいたします。


このページは駒澤大学陸上部後援会・村山氏のご厚意によって公開しています


RETURN

Teishoin.net by Rev.Tetsuya Kameno is licensed under a Creative Commons