
ここ最近のAIの進化は目を見張るものがあります。
当ブログにおいて、時々、AIの学習状況についてチェックしておりますが、このたび、Gemini新画像生成AI「Nano Banana Pro」がリリースされましたので、さっそく使ってみました。
これまでの比較記事は文末にありますので、併せてご参照ください。
まずは、最低限のプロンプトで試してみましょう。
たった一言、つぎの1文で指示。

AIは、この一言のプロンプトから、4コマ漫画を描くにあたって、次のようなラフを提示しています。
(特に指示したものではなく、AIがインターネット上の情報を読みこなして生成してきたものです)
4コマ漫画「ハイテク古刹!?貞昌院」 横浜市港南区にある曹洞宗のお寺、貞昌院(ていしょういん)の魅力を4コマ漫画でご紹介します!登場人物:
さくら:お寺巡りが大好きな元気女子。
みどり:冷静なツッコミ役の友人。
1コマ目:駅近の静寂
(絵:上永谷駅からすぐ、緑豊かな貞昌院の山門前に到着した二人)さくら「横浜市営地下鉄『上永谷駅』から徒歩5分! 歴史ある曹洞宗のお寺、貞昌院に到着~!」 みどり「駅近なのに、すごく静かで緑が多いね。落ち着く雰囲気だわ。」
2コマ目:まさかの発見
(絵:境内の斜面を見上げ、目を丸くして指をさすさくら)さくら「ん!? ねえみどり、あれ見て! お寺の中に......モノレール!?」 みどり「えっ、本当だ。......遊園地のアトラクションみたい。」
3コマ目:その名は「まいれ~る」
(絵:小さなモノレールに乗り込み、急勾配を登っていく二人。さくらはワクワク、みどりは感心)さくら「これ、墓地参拝用のモノレールで**『まいれ~る』**っていうんだって! 高台まで楽々移動できるのすごい!」 みどり「へぇ~、画期的! お年寄りや足が不自由な方にも優しい設備ね。」
4コマ目:絶景と歴史と
(絵:モノレールで登った高台からの素晴らしい眺望。眼下には街並みと、四季の花々(桜やアジサイのイメージ)が広がる)さくら「うわ~、いい眺め! 春は桜、梅雨はアジサイの名所でもあるんだって!」 みどり「歴史ある古刹なのにハイテクで、景色も最高。......あ、隣は菅原道真公ゆかりの永谷天満宮なんだね。」 さくら「見どころ満載すぎ! また来なきゃ!」
★貞昌院のまとめ★
アクセス抜群:上永谷駅から徒歩5分。
ユニークな設備:墓地参拝用モノレール「まいれ~る」が有名。他にも京急のレールが使われている場所も!
自然と景観:高台からの眺望が良く、春の桜、梅雨のアジサイなど四季折々の花が楽しめる。
深い歴史:菅原道真公の子息が住んでいた縁があり、隣接する永谷天満宮とも関係が深い由緒あるお寺。
そして、生成された4コマ漫画がこちら。生成時間は30秒ほどでした。

一発で、ここまでの仕上がりになるのは驚きです。
貞昌院ーモノレールというイメージが大きいのですね。AIが解釈する貞昌院は、とても参考になります。
それにしても「まいれ~る」というヘッドマークを入れていることは驚きです。
車両の色が青ではないので、まだ精度が荒い点はありますが、プロンプトで細かい指示をすると、より精度が上がりそうです。
次に、こちらのプロンプト。

それに対して、AIは次のように回答します。
承知いたしました。鎌倉の玄関口、大船駅のシンボル「大船観音寺」を紹介する4コマ漫画を作成します。前回のキャラクター、さくらとみどりが今度は大船を訪れます。
4コマ漫画「街を見守る白き巨像!大船観音寺」
登場人物:さくら:好奇心旺盛な元気女子。
みどり:博識なクール系友人。
1コマ目:駅からの視線
(絵:JR大船駅のホームに降り立った二人。電車の窓の向こう、山の緑の中に、巨大な白い観音様の顔がこちらを向いているのがドーンと見える)さくら「大船駅着いた~! って、えええ!? ホームからめちゃくちゃ目が合うんですけど!?」 みどり「あれが大船観音様よ。駅から見えるってすごいインパクトよね。」
2コマ目:まさかの上半身!?
(絵:駅から少し坂を登り、観音様の真下に到着した二人。至近距離で見上げて圧倒されている。全身像ではなく、胸から上だけの像であることが分かる)さくら「近くで見るとさらにデカい! ......あれ? でも足がない? 地面に埋まってる?」 みどり「いえ、これは上半身だけの『胸像』なの。それでも高さ約25メートルもあるのよ。」 さくら「上半身だけでそのデカさ!?」
3コマ目:胎内へ潜入!
(絵:観音様の背中側にある入口から、像の中(胎内)に入っている二人。中はコンクリート造りの少し薄暗い空間で、祭壇や資料展示があり、厳かな雰囲気)さくら「えっ、中に入れるの!? なんか秘密基地みたいでドキドキする......」 みどり「『胎内拝観』ね。中には小さな観音様や、戦後の平和への祈りが込められた展示があるのよ。」
4コマ目:街を見下ろす特等席
(絵:胎内から出て、観音様の前のテラスから大船の街並みを見下ろす二人。穏やかな風が吹いている)さくら「ふぅ、外はいい眺め! ここから街全体を見守ってくれてるんだね。」 みどり「そうね。ここは平和を祈願する場所でもあるの。心が洗われるパワースポットね。」
★大船観音寺のまとめ★
駅からのインパクト大:大船駅のホームや車窓から見える巨大な白衣観音。
実は「胸像」:全身ではなく上半身のみだが、間近で見ると迫力満点。
胎内めぐり:観音像の中に入って参拝することができる貴重な体験。
平和のシンボル:高台から街を見守る、穏やかで眺望の良いお寺。
おなじ登場人物の さくら と みどり で紹介漫画を作ってくれるようです。
生成された4コマ漫画がこちら。

2コマ目で胸像と言っているのに4コマ目で観音像の足が描かれていたり、観音像が鎌倉大仏よりのイメージになったりツメの甘さはありますが、それは指示ですぐに修正できます。
登場人物の女性2人は、特に指定していないので、AIが生成した人物なのですが、貞昌院、大船観音寺、どちらも共通した人物で紹介してくれる漫画を生成してくれるのもありがたいです。
今度は作風を変えて描いてもらいましょう。

AIが生成した画像がこちら

どれも、わずか1文での指定で、これだけのものを即座に作ってしまいます。
今までは、明らかに事実と異なる間違いがあったりしましたが、かなり精度が上がっている感じがします。
今後の進化、いったいどうなるのでしょうか。本当に末恐ろしいです。
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