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近年急速に進化するAIの世界。
時々、AIの学習状況についてチェックしておりますが、今年も行ってみました。
これまでの比較記事としてこちらを併せてご参照ください。
AIに様々な画風でお寺を描いてもらった(2022年)
AIが描く禅の世界(2023年)
AIは急速に普及し、日常であたりまえのように触れる機会が増えました。
AIが生み出したものか、人が創り出したものか、区別することも困難になりつつあります。
では、さっそくAIに禅の逸話をもとにイラストを描いてもらいましょう。
(昨年2023年に作ったものと同じ題材で描いてもらいました)
Image Creator from ImageFX)
コーヒーブレーク的なコラムとしてご覧ください。
釈尊成道之図(菩提樹の下)
この黄色い花はインドボダイジュではく、シナノキ科のTilia miquelianaですね。
インドボダイジュの情報を覚え込ませないと・・・・
従容録第二則 達磨廓然 面壁九年
昨年は、プロンプトを変えたりして試行しましたがシックリきませんでした。
対して、今回はなかなかの出来ではないでしょうか。
他は是れ吾にあらず
(注釈:「苔」は青海苔のような海藻とされる)
もう少しカンカン照りに指定するべきだったか?
AIが考える「曹洞宗の僧侶」
単純に"A monk belonging to the Soto sect"で描いてもらいました。
昨年の試行にくらべて、だいぶ表現力が向上し、学習の効果が見受けられます。
それほど細かい指定をせずにある程度思った通りの結果を出してくれる感じがします。これは大きな進化です。
これからもAIとのやり取りで、細かい部分の指示や作風を追加していくと、より精度の高いイラストが生成されていくことでしょう。
さらに、背景となる原典や関連論文を読み込ませて学習させていくと、来年にはどのような作品を生み出してくれるのでしょうか。
今後の展開に着目していきたいところです。