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これは何だと思いますか?
ナチュラルインセンス(樹脂香)の一つ、乳香です。
乳香は、「乳香樹」から分泌される樹脂を乾燥し固めたものです。
知人より、テレビで乳香の特集を行っていたので、是非入手したいとの相談があり、インターネットで注文したものです。
かなり量が多かったので、一部をいただきました。
この乳香は、たとえば香炭の上で大粒の乳香をそのまま焚くと、濛々とした煙ばかりが出てきてしまい、ちっともよい香りを楽しめません。
焚き方にはちょっとした手順が必要となります。
(1)耐熱性容器に薫香砂を入れます。
(2)香炭の端に火をつけ砂の上に置きます。
(3)香炭全体に火が回るまで待ちます。
(4)炭全体に火が回ったら、ほんの一片だけを炭の上に乗せます。
(5)一筋たちのぼる煙の香りを楽しみます。
さらに本格的に楽しむためには銀葉を用います。
詳細はこちら↓
http://asiaroten.com/?mode=f5
(ちょっとアヤシイ薬を焚くようですね、樹脂だから仕方がないですけど)
さて、乳香は東方の三賢人がベツレヘムを訪問し、キリスト誕生の際の三つの贈りもの(金=権力、没薬=薬、乳香=神)の一とされるものです。
旧約聖書や、コーランにも、シバの女王が、ソロモン王に乳香を贈呈する場面が出てきます。
宗教的に多神教の神に捧げる香りとして珍重されてきています。
日本へは、754年、鑑真により伝えられたとされています。
早速焚いてみました・・・・・・やはり一寸煙が多いですね。
坐禅会に使うのはちょっと憚れますが、さりげなく部屋の片隅で焚いて気分転換に用いてみようと思います。
乳香の実物初めて見ました!
数年前に、キリスト誕生のお話を子ども達にするときに
賢者の贈り物のひとつと知って、どんなものだか
気になっていました。香も気になります?
投稿者 asami | 2008年6月24日 15:31
私は、20年前からエッセンシャルオイルを集めています。
目的は香りを楽しみ、健康に役立てるためです。
どちらかといえば女性の趣味のようで、各種講習会に行きましても男性は私一人です。そのため奇異な目で見られことが多く、私のそばには誰も近づかないと思いきや、おばさんたちが結構寄って来ました。
さて、件の「乳香」のエッセンシャルオイル。聖書にたびたび出てくるので非常に興味がありました。
さぞかし良い香りであろうと思っていたのですが、どちらかといえば好みの香りではありませんでした。
近頃は、ギリシャのヒオス島のみに生育するマスティックを少量手にいれましたが、これもあまり好みの香りではありませんでした。
値段が高い割りに期待ほどではなかった場合、お金をドブに捨てたような思いがいたします。
投稿者 うさじい | 2008年6月25日 08:24
asamiさん
聖典にでてくるものが具体的にどのようなものであったのか、それは気になることですよね。
もしかすると、乳香の香りは想像されているものとはかなり違うものかもしれません、機会があればお分けいたします。
うさじい様
エッセンシャルオイルの講習会に出向かれていらっしゃるのでか!本格的ですね。
聖なる香りが好みかどうかは人によって分かれるところだと思いますが、世界最高級とされるオマーンの香水「アムアージュ」は乳香を主原料としています。
一度比較してみたいものです。
投稿者 kameno | 2008年6月25日 11:04
初めまして!へ?感心しきりです。よく歌っていたのです。クリスマスに「♪わ?がも?ちきたれる。にゅ?うこ?を…♪」と。(賛美歌です)
どんな香りですか?むせませんか?固形物のままだと匂わないんですか?
投稿者 みきのすけ | 2008年6月26日 23:05
みきのすけさん
やはり、名前はなじみが深いのですね。
むせるほど量を多く焚かなければ(一筋の煙が出る程度)、なかなか良いかもしれません。好みはあるでしょうけれど。
固形物のままでも香りはします。
何とも喩えようのない香りです。
投稿者 kameno | 2008年6月27日 00:08