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時間があるときにはなるべく墓地を見て回るようにしています。
貞昌院には指定業者制度はありませんので、さまざまな石材店が入ります。
墓石工事が行われている時には、その工事を見ることにより、業者ごとの特長などもわかり、とても参考になります。
最近特に着目しているのが、墓石の耐震対策です。
大地震に襲われると、墓地は大きな被害を受けやすくなります。
そこで、地震の揺れに対抗するために、どのような工夫がされているかをみるわけです。
今日工事を行っていた石材点では、四隅に耐震ゲルを置き、ズレ防止のためのタボ穴の周囲には耐震ボンドを用いていました。
直径数ミリのスペーサを置くことにより、耐震ゲルと耐震ボンドの性能が生かされます。
このあたりの工夫は、ここ数年で格段に進歩しておりますので、一昔前に建立されたかたは、一度積み直してみるということも有効かもしれません。
なお、耐震ゲルは夏の暑さ、冬の寒さが繰返されることにより劣化していきます。
理想的には10-20年に一度、耐震ゲルを新しくするのが良いようです。
夏から秋に掛けて墓参の機会も増えることと存じます。
お参りの際には、墓石の状況を点検して、必要に応じてメンテナンスを施すのもご供養のうちの一つではないでしょうか。
> kameno先生
今回の岩手・宮城内陸地震では、耐震対策をしていたウチの歴住墓地まで被害を受けました。あの無縫塔というのは、バランスが悪いのかも知れませんね。
しかし、対策をしませんと、大被害が出ますし、倒壊によるけが人・死者が出る可能性もありますので、やはり必要だと思います。
投稿者 tenjin95 | 2008年6月26日 06:49
tenjin95さん
墓石の中でも、無縫塔は、どうしても重心が上にありますから揺れには弱いでしょうね。
今回の地震では地域の被害状況が気になるところですね。一日も早い復興を願っています。
投稿者 kameno | 2008年6月27日 00:12