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平常どおり何事も無く走っている電車・・・・・というキャプションを付けても違和感が全く無い光景。
しかし・・・・
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8月に書いた 時間のながれ のフォロー記事です。
2011年5月25日(震災発生後2ヶ月半)と8月26日(同5ヶ月半)、そして10月26日(同7ヶ月半)の同じ場所の記録の一部です。
↑5月25日 野蒜駅の北、鳴瀬川/吉田川沿いの水田は まだ海水が引いていなかった。
↑8月26日 少し上流の水田では稲穂がたわわに実っていました。
↑10月26日 雑草は綺麗に刈り取られて土が掻き回されています。来年には作付けができそうです。
写真中央部、震災以降仙石線の車両が同じ場所(野蒜駅-陸前小野駅間)で止まったままになっています。
冒頭の写真は、今週撮影した「止まったままの」仙石線の車両です。
仙石線は単線のため、野蒜駅で上下線がすれ違うダイヤになっています。
ちょうど地震発生時刻の直前、14時46分に野蒜駅を出発した石巻行き快速が、野蒜駅から数百メートル走ったところで地震により停車。
7ヶ月半も 同じ場所に放置されたままになっているのですが、不思議なほどに汚れが全く無くピカピカ輝いています。
どなたかが磨いているのでしょうか?
それとも風雨によって自然に汚れが落ちるのでしょうか。
しかし、車両の足元を見ると、錆だらけの線路が時間の経過を物語っています。
線路の向こうのほうはススキに埋もれてしまっています。
なお、野蒜駅を同じく14時46分に仙台あおば通方面に出発した電車は、やはり野蒜駅から少し仙台方向に進んだところで停車。
その後津波により流されてしまいました。
ヘリコプターから中継された、くの字形に曲がって住宅地にぶつかっている衝撃的な映像は、このあおば通行きの電車だったのでした。
⇒宮城・東松島市、仙石線列車が「く」の字(TBSニュース 2011/3/13配信)
仙石線はルートを高台に変更して敷設しなおすことを検討しているそうです。
そうなると、この部分の線路は廃線になるのでしょうか。
いずれにしても、一日も早い鉄道の運行再開を願います。