« どんど焼き |
最新記事
| 硬貨の預け入れに手数料 »
2022年1月16日
﹁1000年に1度﹂の大噴火か トンガで通信寸断、被害把握難航
トンガは通信インフラが遮断され、被害の把握や安否確認が難航。噴火した火山は昨年12月ごろから活動が活発化しており、一部の専門家は﹁1000年に1度﹂の大規模噴火との見方を示している。
噴火したのは、トンガの首都ヌクアロファの北方約65キロにあるフンガトンガ・フンガハアパイ火山。報道などによれば、噴火の地響きが数分にわたり続き、火山灰や煙などが上空に噴き上がった。噴火による衝撃波は約1万キロ離れた米アラスカ州にも伝わったという。
トンガ全土に津波警報が発令され、SNS上では津波が建物を襲う様子や、避難する人々の車で渋滞が起きた様子が伝えられた。バヌアツでは最大2.5メートルの津波が報告されたとの情報がある。
ニュージーランドのアーダーン首相はフェイスブックで﹁︵トンガとの︶通信が難しくなっている﹂と懸念を表明。支援に向けて政府で協議していると明らかにした。
ラジオ・ニュージーランドによると、この火山について専門家は、900~1000年置きに大規模な噴火を起こしていると説明。前回の大規模噴火は西暦1100年ごろで、タイミングから判断して﹁今回の噴火は、こうした大規模事象の一つのようだ﹂と話している。
︵2022/1/16 時事通信配信︶
南太平洋のトンガ付近、首都ヌクアロファの北約65kmの海域で海底火山が1000年に1度規模の大噴火を起こし、広範囲で津波が観測されました。
この影響で、15日深夜から16日にかけ、日本列島の太平洋岸の一部に津波警報、ほとんどの沿岸に津波注意報が発令されました。
この津波は、海底火山の大規模噴火による衝撃波で発生した可能性があり、これまでの地震により引き起こされる津波とは異なる未経験のものであり、衝撃波によってできた波が複雑に影響し合って日本まで届いたものと考えられます。
また、警報や注意報発令から解除まで長い時間となり、16日午後2時になりようやくすべての注意報が解除されました。
海底火山に近い国々での被害状況がまだ不明だということで心配です。被害を受けた皆様には心よりお見舞い申し上げます。