今日のブログ記事は、横浜市発注による工事によって、無断で貞昌院駐車場の塀基礎下部を掘削された顛末を記録として残します。
この記事で書かれていること
・横浜市発注の工事により貞昌院に隣接する市道が深さ1mほど掘削された
・工事について貞昌院には事前・当日どちらとも連絡が無かった
・工事が行われたのは土曜日午前であり担当部所は2連休中
・工事の目的は公道の地盤高を1mほど下げることだという。(初耳)
・掘削・搬出された土は仮復旧で原状に戻ったが、今後どうするのだろうか |
貞昌院の参拝者用駐車場は、このように北側と西側が公道に接道しています。
どちらの公道面も境界確定済みです。
Google mapより作成。南北を逆にしています。︵←東 西→︶
北側公道から見るとこのような感じです。
↓写真中央に西側の公道︵赤道︶が写っています。
この西側公道は、かつての薪道で、天神山の山頂に通じる山道でした。
現在は公道として残っていますが、赤道︵あかみち︶となっています。
西側公道の手前側は、貞昌院駐車場と道との高低差が1.7m程あるので、貞昌院でコンクリートの擁壁を設置しています。
この西側公道は、登り坂になっていて、奥に行くほど貞昌院駐車場との高低差が無くなります。
高低差が50㎝ほどになったところからは駐車場と公道の境はコンクリート擁壁ではなく、ブロック塀になっています。
断面図で表すと、下図のようになります。
ところが、事件は2021年7月31日︵土曜日︶、突然に起こりました。
午前中に駐車場方面からユンボの音が響いているので、何事かと見に行くと、工事業者が西側公道を掘削し始めているのです。
すでにだいぶ掘削が進み、4トンダンプで土砂の搬出が行われていました。
写真のように、貞昌院駐車場のブロック塀基礎が剥き出しになっており、基礎よりもさらに50㎝以上深く掘り進めています。
なお、この工事に関しては、貞昌院には一切事前連絡はもとより、当日の連絡もありませんでした。
業者によると、横浜市・地元区の土木事務所からの発注工事ということで、担当事務所に連絡するも、土日は休み。
下図のように掘削されてしまっているため、このままではブロック塀が転倒しかねません。
このままでは危険なのでは、搬出した土砂を戻させ、原状に復させました。
とりあえずは原状に戻ったわけですが、十分な転圧がされていないため、大雨が降った際に土砂流出が心配です。
また、元の地盤高まで完全に戻されたわけではないので、ブロック塀基礎がまだ見えたままになっている箇所もあります。
8月2日、月曜日になり、貞昌院から土木事務所への通知により、ようやく土木事務所職員が現場を見に来ました。
・貞昌院に事前連絡、協議なしで行ったこと
・現場の状況を確認せずに工事発注したため、ブロック塀の状況を把握していなかった
以上2点についてお詫びいただいたので、一応、今回の件は不問にしました。
しかし、税金が投入され、無意味で無駄な工事が行われたことには間違いありません。
さらに、影響がでることが容易に分かる隣接地︵貞昌院︶に一切連絡なして施工されたことは本当に残念でなりません。
もし、工事が強行され、公道地盤高を勝手に下げられた場合、基礎下を掘り抜かれたブロック塀は1mを超える高低差の土圧に耐えられる訳がありません。
貞昌院からは、再度、公道の地盤高を下げることの無いよう要望を出しました。
当該の土木事務所については、先月のブログ記事
→横浜市有地からの草木の越境問題
の担当部所でもあります。
今後の経過についてはこのブログで追記していく予定です。