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2020年5月23日
嬉しいお知らせです。
仏教テレフォン相談を中心に活動している 仏教情報センター が、このたび第44回 正力松太郎賞 本賞を受賞いたしました。
私も前期の理事と、相談員は現在も継続してさせていただいています。
平野仁司氏と仏教情報センターに 全青協正力賞
全国青少年教化協議会主催の第44回正力松太郎賞に、平野仁司・浄土宗宗仲寺︵神奈川県座間市︶前住職と、仏教情報センター︵理事長=長谷川岱潤・浄土宗戒法寺住職︶、奨励賞に古仲宗雲・曹洞宗雲昌寺︵秋田県男鹿市︶副住職が決まった。表彰式は秋頃に行う予定。
(中外日報 2020/4/9配信︶
﹁仏教情報センター﹂は、﹁精神のよりどころとしての仏教を現代社会に生かす﹂ことを目的に、1983年、首都圏在住の伝統仏教9宗派の有志僧侶によって設立されました。現在では20~60代の僧侶150余名がボランティアで参加し、電話による人生相談、仏事相談などを受ける﹁仏教テレフォン相談﹂を中心に活動しています。
仏教テレフォン相談は、年末年始やお盆などを除く、平日の午前10時から午後4時に開設され、これまで述べ18万6千件もの相談を受けてきました。家庭問題やひきこもりの当事者からの相談、独居している高齢者の話し相手など、さまざまなこころの声に応じています。
かつては、仏事に関する相談が多かったそうですが、最近では人生相談、さらには精神的な苦しみを訴える相談が多くなってきたといいます。﹁死にたい﹂という相談電話が急増していることに、理事長の長谷川さんは﹁﹃死にたい﹄は﹃行きたい﹄の悲鳴であると理解し、相談者の気持ちに少しでも寄り添える対応を心がけている﹂と、相談者への向き合い方を伝えています。
電話相談のほかにも、同センターでは、お寺の本堂を会場に、さまざまな分野の講師を招いて講演を開く﹁いのちを見つめる集い﹂を年に8回開催しています。参加者が、講師や僧侶とともに語り合う時間が設けられているこの集いにはリピーターも少なくないようです。
また、東京・巣鴨のとげぬき地蔵など、寺院境内において年一回行われる﹁仏教街頭相談﹂も、相談者と直接交流することができる機会として継続されています。
親身になって寄り添う﹁衆生済度﹂の教えに基づき、宗派の垣根を超えて人々の苦しみに寄り添う活動が高く評価され、受賞となりました。
︵ぴっぱら 5-6月号より引用︶
■正力松太郎賞とは
﹁正力松太郎賞﹂は、全青協の事業目的である青少幼年の育成活動に常日ごろ尽力し、社会の情操教育振興に努力している個人・団体を顕彰するために贈られます。この表彰は、青少年教化活動を飛躍的に発展前進させるうえにも、また故正力松太郎氏や仏教界の念願を広く社会に生かすためにも、極めて意義深いものであります。
正力松太郎賞は、11年前の第33回において、ゆめ観音アジアフェスティバルで受賞させていただきました。
今回も関連の団体が受賞したことは本当に名誉なことだと感じます。
仏教情報センターの皆様、本当におめでとうございました。
なお、授賞式は新型コロナウイルスの影響により、秋以降に延期されるとのことです。
■関連ブログ
ゆめ観音実行委員会-正力松太郎賞受賞
正力松太郎賞授賞式報告