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2014年12月16日
伝統仏教宗派僧侶100名余がボランティアで主にテレフォン相談などの活動を行っている一般社団法人﹁仏教情報センター﹂では、毎週月曜日が曹洞宗の担当となっています。
絶え間なく掛かってくる相談電話へ対応するために、曹洞宗相談員が定期的に集まって研修・意見交換が行なわれています。
公的資格を持った講師をお招きし、相談員としての資質を高めることも大事ですし、相談員相互の意見交換と意志疎通はとても大切なことです。
仏教情報センターのテレフォン相談が始まったのは昭和58年6月であり、既に30年以上の歴史があります。
その間の統計を見ると、時代背景に伴う相談内容の変化が見て取れます。
テレフォン相談が必要とされる社会背景には
・家の崩壊と家族観の喪失
・人間関係不信の風潮
・霊障︵祟り︶と俗信、占いの横行
・新々宗教、擬似宗教等による強引な勧誘と被害
・寺檀関係の希薄化
・葬儀の多様化とトラブル
などがあり、現在でも依然として残されている社会背景であります。
この世に悩みがあるかぎり、仏教テレフォン相談の存在意義は続いていくのでしょう。