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~サムシンググレートとの対話~というサブタイトルが付いている通り、遺伝子の研究で有名な筑波大学教授 村上和雄教授が関わっています。
例えば、難しい講義とお笑いを見せた後の血糖値の変化と同様にして護摩行・加持祈祷の際の変化をみるということも検証しています。
﹁祈り﹂について科学的に検証する映画という位置づけです。
﹁祈る﹂という行為は、祈る本人にも、祈られる人にも影響がある。
そして﹁心﹂と﹁遺伝子﹂は、非常に密接につながっており、精神状態や意識の作用によって、遺伝子のスイッチをON/OFFにすることが可能となります。
そのことが癌治療の予後の違いにも現れてくるのでしょう。
病苦研究会では、﹁祈力﹂を充実させることを目標に掲げています。
人と共に祈る、一緒に祈ること。
いかに﹁苦﹂を﹁楽﹂に近づけていくことが出来るか。
そして、僧侶が医療と連携することで、如何に治癒率を高め、予後の改善を図ることができるかということが提起されました。
病院の﹁院﹂は寺院に由来するといいます。
本当の﹁院﹂の復活に寺院の存在は大きな可能性を持つということを感じさせる講演でした。