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2013年7月29日
先日、深夜夜何気なくテレビをつけたところ、僧侶が主役のドラマが放映されていました。
すっかり見入ってしまいました。
1999年から﹃モーニング﹄で連載されていた﹃ぶっせん﹄が原作のドラマであることがわかり、よく実写化することができたものだ、と感心することしきり。
それと、モチーフとなっているのが、臨済宗の修行道場だと思われるのですが、臨済宗の懐の深さにも感心しました。
﹁50単位で悟りが開ける!? つか、悟りって何?﹂
貧乏寺が資金繰りのために開いた仏教専門学園、通称﹁ぶっせん﹂。そこに集まった愛すべきお馬鹿な生徒たちが繰り広げる、奇想天外&抱腹絶倒の学園生活が始まった。女人禁制、男だらけの寺生活。座禅や荒行、托鉢、精進料理などなど、仏教の道を求めるための苦行に満ちた学園生活。しかし、坊主の卵とはいえクリスマスは楽しみたい、女子と話をしたい! といった若者ならではの欲求は止められない!? 仏教的青春学園ライフが今、始まる!!
︵ぶっせんの公式サイトより︶
どういうドラマかは、こちらの公式サイトか、毎週火曜日深夜だいたい3時ごろからの放映をご覧いただければ一目瞭然です。
︵クリックするとbussen.jp へリンクします︶
このドラマに関連して、新聞のコラム記事がありました。
美坊主ブームのワケ テレビドラマ・新雑誌計画
16日に始まったドラマ﹁ぶっせん﹂︵TBS系、火曜深夜2時29分︶。原作は三宅乱丈の漫画。仏教専門学校に集まった若者たちの青春を描くコメディーで、吉沢亮や桐山漣︵れん︶、鍵本輝ら若手イケメン俳優の坊主姿がまぶしい。
ドラマには毎回、﹁七転八起﹂﹁好事不如無︵こうじなきにしかず︶﹂といった説法が盛り込まれている。企画したTBSの岩原貞雄事業局長は﹁若い人が仏教に安らぎを求め、仏教ブームや坊主バー、寺ガールが話題になっている。閉塞︵へいそく︶感の強い現代、若い人に体当たりで新しい仏教を発見してもらえれば﹂。11月には東京・赤坂ACTシアターで、同キャストでの舞台化も決まっている。
︵朝日新聞 2013年7月29日︶
そういえば、このようなムーブメントがじわじわと進行してきていて、ここ数年で一気に増えたという感じですね。
寺ガール、イケ坊・・・・・・美坊主図鑑・・・・・
特に若い女性がこのようなムーブメントを牽引する理由は、東日本大震災などにより、自分の将来などに不安を持つ女性が増えているためだといいます。
﹁お坊さんは、身近なあなたのカウンセラー﹂﹁会いに行ける僧侶﹂という意味も大きいということです。︵本当なのかどうかは不明ですが︶
いずれにしても、お寺、僧侶というものは、葬式や墓参りだけでなく、もっと身近な存在なのだという意識が根付いていくことには賛成です。
そして、それにきちんと応えることができるよう、僧侶側の意識改革も必要になってくるでしょう。
今後の動向に注目していきたいと思います。