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2011年9月 1日
まけないタオルという中途半端な大きさのタオルがあります。
ふつうのタオルは長さ80センチほど。
しかし、まけないタオルは50センチほどしかありません。
これでは頭にも腰にも巻くことが出来ない。
まさに まけないタオルです。
まけないというのは﹁負けない﹂という意味が込められています。
公益法人シャンティーボランティア会︵SVA︶副会長の三部義道老師により発案され、被災地各地に届けられています。
日本各地には被災地を思い、決して負けないで!絶対乗り越えて!と祈っている人がたくさんいます。
その思いをタオルにして被災地に届けたいと呼びかけると、本当にたくさんの方々が賛同してくださり、支援の輪が広がりました。
このタオルは支援者にも一枚届けられ、同じタオルを握り締めて一緒に乗り越えていこうという、心をつなぐタオルでもあります。
︵禅の友9月号より一部引用︶
阪神淡路大震災の際には﹁まけないぞうタオル﹂プロジェクトに協力させていただきました。
まけないタオルによる心をつなぐ輪は、既に2万枚を超え、大きく広がっています。
被災地を思い、被災地とともに歩み乗り越えていこうという心は同じです。
今日9月1日は関東大震災発生の日、防災の日です。
防災の日がこの日に決まったきっかけになったのは戦後最大の被害をもたらした伊勢湾台風です。
︵伊勢湾台風は昭和34年、第一回目の防災の日は昭和35年︶
9月1日は暦の上では雑節﹁二百十日﹂︵立春から210日目︶であり、9月1日以降はは台風が日本に上陸することが多くなります。
今年も台風12号が日本列島に上陸する進路をとっています。
政府、地方公共団体等関係諸機関をはじめ、広く国民が台風高潮、津波、地震等の災害についての認識を深め、これに対処する心構えを準備するため、﹁防災の日﹂を創設する。
﹁防災の日﹂は、毎年9月1日とし、この日を中心として、防災思想の普及、功労者の表彰、防災訓練等これにふさわしい行事を実情に即して実施する。
上記の行事は、地方公共団体その他関係団体の緊密な協力を得て行なうものとする。
︵昭和35年6月17日 閣議了解︶
地震はいつやってくるかわかりません。
常に防災意識をもち、災害時に備えることが災害の未然防止と被害の軽減に大きな意味を持ちます。
防災の日の創設意図を改めて考えてみたいと思います。