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2010年4月22日
宇宙飛行士の山崎直子さんを乗せたスペースシャトル﹁ディスカバリー﹂は、アメリカ東部時間4月20日午前︵日本時間同日夜︶無事帰還しました。
再来月、もう一つの帰還があります。
それは2003年に打上げられた日本の第20号科学衛星MUSES-C﹁はやぶさ﹂です。
世界初となる小惑星着陸・離陸成し遂げた2005年11月には、はやぶさ世界初の小惑星着陸 というブログ記事を書きました。
その後、通信が途絶えて制御不能になるなど数々の危機がありましたが、それらを乗り越えての帰還です。
﹁はやぶさ﹂カプセル再突入予定時刻を公表
6月13日23時頃︵日本時間︶、豪州ウーメラへ宇宙航空研究開発機構︵以下JAXA︶は、2010年6月に予定している﹁はやぶさ﹂搭載カプセルの地球帰還に関し、4月16日︵金︶に着陸想定地を管轄する豪州政府から着陸許可を得ましたのでご報告いたします。
なお、カプセルの再突入の日時は、現在の計算によると、2010年6月13日、日本時間23時頃︵協定世界時14時頃︶、着陸場所は豪州ウーメラ立入制限区域の予定です。
引き続き、﹁はやぶさ﹂の地球帰還、カプセルの再突入へ向けて慎重な運用を続けるとともに、適時運用状況についてお知らせいたします。
※協定世界時︵UTC︶‥全世界で時刻を記録する際に使われる公式な時刻
︵JAXAよりの発表︶
﹁はやぶさ﹂の奇跡の軌跡は次のとおりです。
■2003年
5月9日 鹿児島宇宙空間観測所より打上げ
5月27日 イオンエンジン点火
■2004年
5月19日 イオンエンジン加速と地球スウィングバイを併用した軌道変換︵世界初︶
■2005年
7月29日 小惑星イトカワの撮影に成功
9月12日 イトカワに到着︵20km地点︶
9月30日 ホームポジション︵約7km地点︶到着
11月12日 ミネルバ分離
11月20日1回目のタッチダウン・ターゲットマーカー放出
11月26日2回目のタッチダウン
12月8日 燃料漏れによって姿勢が安定せず、地球との通信ができなくなる
■2006年
1月26日 地上との通信が復活
■2007年
1月18日 資料容器のカプセル収納・蓋閉め運用完了
2月 イオンエンジンの再点火
4月25日 地球帰還に向けた本格巡航運転開始
10月18日 第1期軌道変換完了・イオンエンジン停止
■2008年
5月 末 地球から最遠に到達
■2009年
2月4日 第2期軌道変換開始・イオンエンジン再点火
11月4日 イオンエンジンに異常発生
11月19日2台のイオンエンジンを組み合わせて推進力確保
■2010年
3月27日 第2期軌道変換完了・イオンエンジンの連続運転終了
4?6月 再突入に向けた軌道修正
6月13日 地球帰還・カプセル回収︵予定︶
JAXAにより、このミッションのビデオが作成されていますのでご紹介いたします。
ジャズミュージシャン甲斐恵美子さんによる音楽をバックに﹁はやぶさ﹂のミッションが判りやすくまとめられている、とても感動的なビデオ映像です。
必見!
⇒ ﹁祈り﹂ 小惑星探査機はやぶさの物語
はやぶさ帰還まであと2ヶ月を切りました。
現在は地球から見て、ふたご座の方向におり、地球へ向かって順調に進んでいます。
無事帰還し、カプセルから資料が回収できることを祈ります。
追記
はやぶさは吃驚するほど低予算で実行されたミッションです。
現在、民主党政権による事業仕分け第二段が行なわれていますが、必要な予算をバッサリ削減することはしないで欲しいと思います。