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2010年3月27日
この春、﹃リコールを起こさないソフトウェアのつくり方﹄が技術評論社より出版されました。
出版元の技術評論者様より献本いただきました。
リコールを起こさないソフトウェアのつくり方 (組込みプレスSelection) (単行本︵ソフトカバー︶)
酒井 由夫 (著)
出版社: 技術評論社 (2010/3/19)
ISBN-13: 978-4774142166
内容紹介
さまざまな電子機器がソフトウェアで制御されるようになった昨今、トヨタのハイブリッド車プリウスのブレーキ問題をはじめソフトウェアが絡んだリコールが年々増加しています。ソフトウェアは見えないだけに、何がどのようにして問題を起こしているのか簡単には解明できません。
本書では大規模、複雑化したソフトウェアにどのようにして問題が入り込むのかを実例をもとに解き明かし、日本のソフトウェアプロジェクトにフィットしたマネージメント技術および、ソフトウェアの品質と開発効率向上の両立を実現するためのソフトウェアの資産化の技術を解説します。また、付録で﹁MISRA SA;MISRAソフトウェア安全解析ガイドライン﹂の概要を紹介しています。
﹃リコールを起こさないソフトウェアのつくり方﹄
目次
Part1 ソフトウェアの危うさの本質を体感してみよう
Chapter 1 ソフトウェアの危うさを知ろう
Chapter 2 危ないソフトウェアのプログラム例とケーススタディ
Chapter 3 ソフトウェアはなぜ危ないのか
Chapter 4 ソフトウェアの品質を高く保持するために
coffee break アメリカ人と日本人
Part2 日本的ソフトウェアプロジェクトの管理はここから
Chapter 5 ソフトウェア開発の理想と現実
Chapter 6 日本のソフトウェアプロジェクトに求められる取り組み
Chapter 7 ソフトウェア構成管理
Chapter 8 ソフトウェア変更管理
Chapter 9 レビュー
coffee break 問題解決能力‥自ら考え行動する力
Part3 ソフトウェア資産化の技術がリコール防止につながる
Chapter 10 ソフトウェア開発のプラットフォーム
Chapter 11 ソフトウェアシステムとソフトウェア搭載機器の価値
coffee break 3 ものづくり戦略とソフトウェア品質‥品質=Qualityの話
Chapter 12 再利用資産を抽出するためのアプローチ
Chapter 13 再利用資産を抽出する手順
coffee break 4 UML導入のススメ
Chapter 14 再利用資産の抽出のケーススタディ
Chapter 15 再利用資産の抽出後のアプローチ
coffee break 5 テストカバレッジ
Chapter 16 安全性が求められるシステムに対するアプローチ
Chapter 17 安全アーキテクチャの検討
Chapter 18 ソフトウェアを資産化して品質と開発効率を高める
この本の中のChapter 17 ﹁安全アーキテクチャの検討﹂で、当ブログの一部が引用されています。
どこで繋がりがあるかわかりませんね。
ところで、この本はトヨタ・プリウスのリコール問題をはじめ、最近話題となっているテーマについて技術的に掘り下げ纏め上げられている本です。
ソフトウエア開発にかかわる技術者のみならず、さまざまな分野で応用できる本だと感じます。
本屋さんにも並んでおりますので、是非お手にとって読んでみてください。
コーヒーブレイクとして﹁アメリカ人と日本人﹂
・・・日本の製品が欧米の製品より高品質なワケ・・・・・・
このような本の合間合間にあるコラムもとても面白いですよ。