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2009年5月21日
﹁溶けないソフトクリーム﹂話題に?金沢の食品研究会社が販売開始
日本海藻食品研究所︵金沢市本江町、TEL 076-292-1782︶が、金沢大学教授と共同開発した﹁おからペースト﹂を使用したパンやスイーツなどを販売するアンテナショップ﹁ヘルシーラボ﹂︵同、TEL 076-292-3201︶を本社隣にオープンしで3カ月が過ぎた。
開発したペースト﹁おからda元気﹂は、豆腐を製造する際に大量に廃棄処分されるおからを特殊製法でペースト化したもので、おから本来の栄養分は残しながらカロリーを3分の1に抑え、保存も可能にした。さらに同店では、﹁佛子園﹂︵白山市︶の協力を得ておからパンを製造するなど、﹁健康﹂﹁美﹂﹁エコ﹂﹁福祉﹂をキーワードに、おからの幅広い使い方を発信している。
﹁溶けないソフトクリーム﹂︵350円︶は、おからペーストと米粉を配合することで、常温で1時間放置しても溶けず、できたての姿をキープするもの。﹁甘さ控えめのさっぱり味﹂︵同店︶で、時間を追うごとに食感が変化する。オープン後、﹁不思議﹂﹁子どもに食べさせやすい﹂と話題を集め、ソフトクリーム目当てに幅広い客層も来店するという。
そのほか、おからペーストを配合したドーナツ、ハンバーグ、コロッケ、フランクフルトなどの商品も多数販売。低カロリーの﹁おから麺﹂を用いた﹁ラボサラ﹂も近日中に店頭に並ぶ予定。
同社営業部の内田涼人さんは﹁当社がこれまで培ってきた研究開発のノウハウを生かし、世の中にない新しいものを作り出していきたい﹂と意欲をみせる。
金沢経済新聞(2009/5/21)
こういうニュースはいいですね。
おからといえば、豆腐を作る際に発生する副産物ですが、その多くは﹁産業廃棄物﹂として捨てられてしまっています。
﹁おから﹂は絞りかすの意で茶殻の﹁がら﹂などと同源の﹁から﹂に丁寧語の﹁御﹂をつけたもので、女房言葉のひとつ。﹁から﹂が空に通じるとして、縁起を担いで、白いことから卯の花︵うのはな、主に関東︶、包丁を使わず切らずに食べられるところから雪花菜︵きらず、主に関西︶などと言いかえることもある。﹁おから﹂自体も﹁雪花菜﹂の字をあてる。
中国語では﹁豆渣﹂︵トウジャ - dòuzhā︶または﹁豆腐渣﹂︵トウフジャ - dòufuzhā︶、韓国語では﹁??﹂︵ピジ︶と呼び、精進料理や家庭料理の材料にする。
本来が廃物であるところから、値段はごく安価で庶民的な食品である。場合によっては豆腐屋が無料で分け与えたり、捨てたりすることが、古く江戸時代からあった。現在では食品としての需要が供給を大きく下回り、また品質の劣化が早く日持ちがしないため、家畜の飼料として一部を活用したり脱水して保存性を高めて供給されるほかは、ほとんどが廃棄されている。
︵出典‥WIKIペディア︶
とても栄養があるのですけれど、食感や保存性の悪さが敬遠される要素となっているようです。
ただ、修行道場では食材として珍重されていました。なにより安いですからね。
このニュースのポイントは、おからの欠点を克服した無添加処理技術によりおからを利用したさまざまな加工食品の製造が可能となり、その一つとして﹁溶けないソフトクリーム﹂が開発されたというものです。
おからを中心とした循環システムも構築されています。
︵日本海藻食品研究所のサイトより引用︶
また、HealthyLab︵へるしいらぼ︶の﹁おからda元氣パン﹂は、﹁社会福祉法人 佛子園﹂︵昭和35年 日蓮宗・行善寺の寄進により開設︶ との協働による石釜焼の手作りパンです。
その他、ドーナツ、ハンバーグ、コロッケ、フランクフルト、さまざまな麺類なども開発、販売しています。
地方発送も可能なようですので、早速試してみたいと思います。
■関連リンク
HealthyLab︵へるしいらぼ︶
金沢市本江町9-10 SUNさい川1F
TEL 076-292-3201
営業時間 10:30-18:00
定休日 第2,4土/日/祝
ゼラニウムさん
早速試されましたか!
地元にこのような店があることの特権ですね。
不思議な感覚のソフトクリームをいつか味わってみたいものです。
投稿者 kameno | 2009年5月30日 00:53