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2008年12月17日
先日、12/22 廃油を持って いざ鎌倉へ!の記事で油回収のご案内をさせていただきましたが、その際に幾つかの飲食店などを回らせていただきました。
なかなか好感触で、今まで﹁処理費用を出して﹂処分していたところも多く、逆に廃油を買い取りできるということをお話しすると、﹁協力します﹂と喜んでくださいます。
︵写真はいつもお世話になっている料理屋さんが貞昌院にお持ちくださった廃油。ありがとうございます︶
経済的な負担無く環境に貢献できる仕組みは素晴らしいですね。
このようなシステムが普及していくことを切に願います。
日本国内では、特に大都市周辺での大気汚染への関心が高く、ディーゼル車は好感されない。他方、ヨーロッパでは乗用車の過半数をディーゼル車が占めている国もある。同地では、硫黄分の少ない軽油が使用され、酸化触媒とパティキュレートフィルターが普及している。もともとは経済性での有利からシェアを伸ばした西ヨーロッパでのディーゼル車であるが、近年は日本の自動車メーカーが得意とするハイブリッド車に対峙する選択肢としての低公害車として宣伝されるようになっている。また、アメリカでは車の燃料と言えばガソリンで、ディーゼル車はほとんど普及していない。このように、ディーゼル車に対するイメージは、日本、ヨーロッパ、アメリカで全く異なったものとなっている。特に日本とヨーロッパでのディーゼル車の環境に対するイメージは現在のところ正反対である。
︵Wikipedia ディーゼル自動車項より。下線はkameno付記︶
にあるように、日本においてはディーゼルエンジンは環境の悪玉とされています。
石原都知事がペットボトルに詰まった煤を振って、これが公害の元凶だといってアピールしておりましたが、使用燃料と触媒の工夫により、環境に負担を掛けないディーゼルエンジンというものも現実のものとなっています。
日本においても、この9月に日産自動車が、エクストレイルのクリーンディーゼル車を発売開始し、ディーゼル乗用車市場も新たな段階を迎えたかに見えました。
ところが、最近の経済状況の悪化により、ディーゼルエンジンの未来に暗雲がにわかに立ち込めてきました。
残念なニュースです。
<トヨタ>いすゞと共同の新エンジン開発中断 新工場も白紙
トヨタ自動車が、資本提携先のいすゞ自動車と共同で進めていた乗用車向けの新型ディーゼルエンジンの開発計画を中断したことが分かった。12年をめどに北海道苫小牧市に完成させる方向だった新型エンジン用の工場建設計画も白紙に戻す。世界景気の悪化で、世界の新車市場の低迷が長期化すると判断したためで、次世代を担う低公害型エンジンの開発にも影響が及んだ形。自動車メーカーが国内工場の建設計画を白紙化するのは、9月に金融危機が深刻化して以来初めて。
いすゞの細井行︵すすむ︶社長が毎日新聞のインタビューで明らかにした。両社は07年8月、世界トップ水準に燃費性能を高めた小型ディーゼルエンジン︵排気量1600CC︶を共同開発すると発表。欧州市場向けのトヨタ車に搭載する考えだった。
工場は当時、円安・ユーロ高を踏まえ、いすゞ子会社のいすゞエンジン製造北海道︵苫小牧市︶の敷地内に共同出資で建設し、欧州へ輸出する方向で協議していた。
しかし、トヨタも08年の世界販売台数︵子会社のダイハツ工業と日野自動車を含む︶が10年ぶりに前年︵936万台︶を下回り、08年度下期は連結営業赤字に転落する見通しだ。
共同開発を発表した時点で1ユーロ=156円前後だった外国為替相場は同120円程度まで円高が進み、輸出の採算が悪化。トヨタの既存工場が稼働率低下に悩んでいることもあり、トヨタ側から計画中断の申し入れがあったという。トヨタはほかにも米ミシシッピ州の新工場の稼働時期を延期する方向で調整するなど、国内外で新規投資の大幅見直しに入っている。
︵12月16日 毎日新聞︶
現在、ディーゼル乗用車を新車で購入しようとすると、ほとんど選択肢がありません。
小型乗用車部門では皆無といってよい状況です。
以前あったシャレードディーゼルのような車が今でも発売されていたら真っ先に購入するのに・・・・・
︵試乗したことがありますが、ゴーカートのような感じで楽しい車でした︶
せっかくクリーンディーゼルエンジンを開発するめどが立ったところで断念というのは本当にもったいないと思います。
こういう分野に国は税金を投入して積極的に研究開発を進めるべきです。
それにより、バイオディーゼル導入の間口も広がりますし、きっと自動車産業全体の活況の糸口にもなることでしょう。
とにかく、ディーゼルエンジンにはがんばって欲しいものです。
廃油リサイクルの仕組みがさらに確固たるものになるよう応援していきたいと思います。